2012/10/14

marino with ティーポットオーケストラ「バスタブで朝食を」リリース記念公演(2013/10/14) @ 渋谷Star Lounge

marino with ティーポットオーケストラ「バスタブで朝食を」リリース記念公演を見に渋谷Star Loungeに行ってきました。


関連リンク
marino
marinoプロデュース ポット・マジョラム
エイプリルズ

見に行く経緯/開演まで

marino with ティーポットオーケストラ「バスタブで朝食を」のレコ発的なニュアンスもあったっぽい。それぐらい、どういうライブだか把握してなかった(笑)。
この日のライブ、特に把握はしてなかったのだが(行動の基本が全てアイドル見に行くことになってしまったので、なかなか普通にバンドなど見に行く機会がめっきり減ってしまった)、チケットを取っておいた方が都合で行けなくなった、しかし、入場特典でCDがもらえるとのことで、CDだけでももらってきてくれないかとのことで、特に用事があるわけでもない貧乏人は、ライブを見に行かせてもらうこととなったのでした。

結果から言うと、ショウとしてはなかなか良いもので楽しかったでした。チケットくださった某さん、ありがとうございました。


17:30 marinoソロからスタート

marino 1stシングル「lollipop」収録曲を冒頭は披露。ジャケットが変わり、ボーナストラックを収録して再発されてます。
冒頭はセルゲイおじさん(なる、この日のショウに登場したキャラ)のナレーションが入り、そこからmarinoソロでライブスタート。

曲は中田ヤスタカ提供曲の「フレイバー」、短いMCを挟んで「tik tok」、PLUS-TECH SQUEEZE BOXハヤシベトモノリ提供曲「lollipop」と3曲披露。音源で親しんでいた曲から始まったので嬉しかった。そもそもmarinoのCDを手に入れたのも、Perfume経由で中田ヤスタカ曲に興味が湧いたというのが大きかった。

曲を終えて「なんか違うんだよねぇ・・・」と、普段のライブでバックダンサーを務めるキャラクターの不在、そしてオートチューンで加工されたボーカルへのあてぶりについて「ぶっちゃけ口パクだしー」と自ら語りつつ(笑)、お誕生日ライブて感じじゃないんだよねぇ…、困った時は(エイプリルズの)イマイ君!」と言うことで、ゲスト出演のエイプリルズへバトンタッチする流れを作っていた。

幕が一旦閉まり、再びセルゲイおじさんによる影アナで「marinoは、Star Loungeへ向かった」と語られた。


16:15 エイプリルズ




エイプリルズ、実に久し振りの鑑賞だった。

以前見たのは埼玉スタジアム2002で行われた「ぐるぐる回る2011」でのこと。その日、具合が(二日酔いだが)最悪で、BiSのバンド編成ライブを見るつもりだったものの、到着したころにはすっかりBiSメンバーが対バンを見るのにふらふらしている頃だった。ロマンポルシェ。のステージを見、その前後でエイプリルズが近くでライブをやっており、そこで少し見た程度だった。

エイプリルズを目的にライブを見に行くほどに彼らのファンでもないのだが(CDは一応1枚だけ持ってる)、環境的に混んでない、ステージ前は椅子席多で鑑賞しやすかったので、リラックスした気分でエイプリルズのライブに臨んだ。



曲数は7曲、やんわりMCを挟み、自分が知っている古い曲から、iPadを使った視覚的に面白いツールでの演奏なども交え、バラエティに富んだステージを行っていて楽しかった。

“イマイ君”と言う人はギターを弾くイメージがあったのだが、この日はタッチディスプレイがボディに搭載されたギターの形したコントローラーを用いてライブを行っており、とても興味深かった。

ライブと同期した映像の投影も面白く、プロジェクター3台を用いてステージ全体を使った奥行のあるもので良かった。途中、メンバーがプロジェクターを手に客側に光を放ったりもしており、サウンドだけじゃない視覚的なテクノ感がライブを盛りたてていて、いろんなアプローチで楽しませてくれた。

最後の曲「パン・ダ」ではmarinoが登場。彼女も交えてのステージで、終わってから調子よく「エイプリルズでしたぁ~♪」と名乗りを奪っていたずらに微笑むmarino。かわいかった。

約35分の充実のゲストライブだった。

16:51 marino & イマイ君 楽屋寸劇→休憩へ

幕が閉じ、「イマイ君のいる楽屋に忍び込むmarino」と言うシーンがステージ前で演じられた。

「エイプリルズに入りたい!」と無茶を言うmarinoに対して、やんわり断るイマイ君の演技が面白かった(笑)。

「自分でバンドメンバーを探してきなよ」と背中を押し、marinoはメンバー探しの旅に出るという展開で前半は終了した。

marino客に子供連れが多かったこともあってか、間休憩に入った。(そのこともあり、舞台前にたくさんの椅子席、そして開演時間が早いというのがあったらしい)

30分の休憩とは、なかなかライブイベントで出くわさないもので、少々退屈に感じたのだが、会場でばったり遭遇したテクノポップ脈の知り合いと軽く話したりして時間を過ごした。

marinoプロデュースと言うポット・マジョラムのノンカフェイン紅茶もドリンクチケットで飲めたり、紅茶にぴったりと言う感じのお菓子も物販で売られていて、ライブハウスはカフェのようだった。禁煙にもしていたので、非喫煙者の自分としても居心地は良かった。


17:30 marino with ティーポット・オーケストラ ステージへ

長めの休憩が終わり、いよいよmarino with ティーポット・オーケストラのステージへ。

物語仕立てで進み、幕前ので寸隙から。冒頭は「そっちに行っちゃ 危険だよ~♪」とセルゲイおじさん扮する謎の鬚の男の導きを受け、“ティーポット村”行きのチケットをもらい、そこへ向かうという展開。ミュージカルっぽかったのと、非常にわかりやすいセリフまわし、ポップで柔らかな曲に乗せての進行で楽しかった。

そんなわけでティーポット村へと言うことで、幕が開き、ドラム、ウッドベース、アコースティックギター、鍵盤の楽団が登場。アーコスティックギターからの導きに演奏が加わり、続いて後方からはトランペット、トロンボーン、サックスのホーンセクションが演奏しながら登場。

そのまま自己紹介的な曲へと続いた。

細かく書いていくと長くなるので割愛するが(笑)、陽気なバンドメンバーを携えたmarinoによる、自身の誕生日をエンジョイするライブが繰り広げられた。

途中のMCでは、自身が手掛けたハーブティを「クオリティの高いハーブを使ってるので、女の子はもっとかわいくなれる♪」と、しっかり値段も添えつつ紹介(笑)し、商売人marinoがちらついてるのも面白かった。ふんわりとした女の子なのだが、1人の大人の女性なのだなと感じさせる、嘘偽りのない感じが個人的に最後まで楽しかった。

缶バッジなども「宣言ばっかりですが、今回物販の準備がんばりました!」と切り出して紹介、ぜひ買ってくれとしっかり言ってるのも面白かった(笑)。






前半はそんな感じでMCを交えて進行、終盤はヘリの音に乗せて、「インターポールの刑事」を名乗る“セルゲイおじさま”が登場。「インターホンの仕事でロンドンに行ってたんじゃなかったっけ?」と とぼけるmarino。

おとぼけmarinoを低く落ち着いた声で流しつつ、marinoの居場所を「お正月のかまぼこに仕込んだGPSで居場所を察知した」と、登場の経緯を説明。コミカルながら、少し物騒な雰囲気になってて笑った(笑)。

そこからおじさまとmarinoのデコボコな二人暮らしを歌ったデュエット曲を披露。おいしいスコーンをこしらえて意気投合するみたいな内容で、ほっこりとした曲だった。

曲を終えて、イマイ君も花束を持ってお祝いへ駆けつけ、冒頭のチケットを渡した髭の男の正体を明かすシーンへ繋がり、「最高の誕生日にするためのプレゼントを用意した」と告白されたmarino。

イマイ&セルゲイおじさまによるデュエットでmarinoを祝った。セルゲイおじさんは蕎麦打ち、イマイ君はお寿司でもてなすと言う歌で「ケーキがなきゃキャンドルの火消しができない!」と嫌がるmarino。イマイ「イマイ家では(お祝いは)寿司ななんだよ!」とちょっと生々しい家柄が見えておもしろかった(笑)。

お祝いの歌が終わり、一旦幕は閉じた。「普通の女の子の小さな勇気のお話。、フィクションなんかじゃない」とおじさまの影アナが流れ、再び開幕。marinoから感謝の弁が語られ、この日までのバンド結成(2012年1月)、リリース、そしてこのライブという怒涛の日々を簡単に振り返った。

バンドメンバーを一人ずつ紹介し、最後はmarinoが紹介されて本編は終了となった。

幕は閉じたがアンコールへ。すぐに幕が開いて良かった(笑)。勿体ぶり0。

「サプライズに必要なもの」と言うことで、ここでようやくケーキ登場。セルゲイおじさまが箱から出し、キャンドルを立て、火をつけようとするもうまくいかず、ライブハウスのスタッフさんに火をつけてもらうやりとりが実に手際悪くて面白かった(笑)。キャンドルは「ティーポットオーケストラでは、年齢非公表の為、ロウソクは1本です!」とギタリストさんが言っていた(笑)。marino「知ってる人、言っちゃダメだよ☆」と念を押していた。。

ちびっこからも祝福の言葉をもらい、「ちっちゃい子におめでとうって言われるの嬉しいね♪ みんなに言われても嬉しいけど。あとで写真撮ろうね♪ 500円です☆」と最後までが“悪い大人性”がちらついてて笑った(笑)。

最後に締めでリリースされたアルバムの表題曲「バスタブで朝食を」を披露してライブは終了。最後の最後になぜか恰幅の良いトランペットの男性について「こう見えても24歳です♪」と明かされ、不思議なムードでライブが終わった。

劇も交えての75分ほどのたっぷりなショウでしたとさ。

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