2012/10/16

アイパラ☆LIVE vol.6(2012/10/16) @ 赤坂GENKI

アイパラ☆LIVE vol.6を見に、赤坂GENKI(元 赤坂元気劇場)へ行ってきました。

19:03 twinkle BEAT stars

前身ユニット ホシカゲファクトリー「桜舞う季節」に、現在のレパートリーにもなってる「プラチナチケットをつかめ!」も収録。元々は星のオトメ歌劇団の曲だが、ホシカゲ本体の活動が休止してしまったので、結果として妹分ユニットをやっていたメンバーで構成されたツインビーが引き継ぐこととなった。
まず最初に登場したのが“ツインビー”ことtwinkle BEAT stars。

心のホーム、色彩RECORDSからのユニットと言うことで、何度も見てる顔ぶれに謎の安心感を感じました。

それにしても、この日の客の大半が“ベルハー”の客だったのか(どうかは不明ですが)、ツインビー時のステージ前は人があまりおらずでさみしい感じだった。

それにしても、ホシカゲファクトリー時代の曲「プラチナチケットをつかめ!」もレパートリーとしてやっている彼女たちだが、ホシカゲの妹分ユニットと言う看板がなくなり、縛られるものがなくなって一皮剥けた感は相変わらず清々しかった。彼女たちを何回か見ている神田K-HALLなどと比べ、横に広い赤坂GENKIでのパフォーマンスもなかなか良かった。

意外と好きだが、撮影済みチェキが2枚1set 1000円で売られているだけの物販にお金を払うに払えずで、この日は入場特典のサイン入りチェキを1枚受け取るのみで回避してしまった。物販を仕切ってたスタッフも顔なじみの人だったので「ぜひ握って行って!」ぐらいに言ってきたのだが、財難を理由に断った。その割に、人の“おつかい”も兼ねて他物販に足を運ぶと言うのは、我ながら酷なことをしているなと思ったのだが、お金に余裕があっても、話したいこと、伝えたいことが出てくるレベルでないと、気軽には握手には行けないなと言うことで、もう少し見守るに徹しよう、そう思って自分の中で納得することにしたのでした。

セットリストは「BEATSTARでイイんじゃない?」→「ビリーバボー」→「プラチナチケットをつかめ!」の3曲、およそ12分の持ち時間で、あっさり終わった。

「BEATSTARでイイんじゃない?」はファンク/ディスコ寄りの(ワウギターがちゃかぽこ言ってるイメージ)曲なのだが、「ビリーバボー」は前者よりもロックテイストで、どんどんイメージを刷新していくイメージで良かったでした。


19:16 POP'N KISS

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続いて登場がPOP'N KISS。

以前「鳩、低空飛行」のCD-Rを買いに行った程度なので、にわかファン感が自分の中では高いこともあり、やんわりと見守った。(この日、物販にも行かなかった)

セットリストは「走れ!」(ももいろクローバー)→「まじっすか」→MC→「ココロBroken」→「鳩、低空飛行」→「コノウタ」(ももいろクローバーZ)の4曲。ももクロカバーが多かったのが結構萎えた(笑)。

この日の特筆すべき点は、新衣装、そして新曲を披露したことだった。衣装は以前見た際は赤早加けい(あかさか けい)ちゃんが作ってきたと言うメルヘンチック(?)な衣装だったのだが(へそ位置あたりにメンバーのイニシャルが書かれているのがインパクトがあった)、背中が見えるチェックのノースリーブに、網タイツ+くしゅっとした黒のミニスカートで大人っぽいものだった。

新曲「ココロBroken」については、けいちゃんが作詞をしてきたのこと。「盛り上がれる曲じゃないかもだから、とりあえず見ててください(笑)」と前置きをしての披露だったが、本当に盛り上がれるような曲じゃなかったので崩れ落ちた(笑)。彼女たちの代表曲(?)「鳩、低空飛行」も盛り上がれるかと言ったら何とも言い難いのだが、こちらはR&Bっぽい雰囲気のミドルテンポナンバーで、初見・初聴でもヨッシャいける曲を一向に持ってくる気配がないPOP'N KISSの進む道には個人的にエールを送りたい(笑)。

MCでは「CDジャーナルに私たちが載ってます」「コンビニにはないかもだけど、私たちのかわいい写真が載ってるので是非見てください(笑)」と告知していた。

物販では相変わらず、1枚500円のCD-Rなんかが売られていたようだが、意外と何しゃべってよいかわからなかったのと、先客ががっつり話し込んでいたので、一歩離れたところで少し考えたが、行くのは止した。


19:45 ANNA☆S

続いて登場はANNA☆S。

ANNA☆Sも何気にちぃ久しぶりだった。大きめのイベントに出演したりと活躍しているANNA☆Sがどんな感じになってるのか、ワクワクして臨んだ。

登場前から声出して煽り、SEで入場して元気良かった。セットリストは「春風LOVER SONG」→MC→「ふたハピ」→「(タイトル不明)」→「ケイタイの裏のプリクラのピース」→「恋予報」の全5曲。

以前に比べて人気が出てきてることもあり、少し離れたところで傍観してればいいやと思っていたのだが、「ふたハピ」の曲中で前の方の人とハイタッチする部分があるのだが、手まねきにホイホイと足を進めて、涼夏とハイタッチをして見事前に連れてこられた(笑)。

パフォーマンスのキレは相変わらず素晴らしく、迷いのない爽やかさが実に楽しかった。しかし、MCがマイペースで和んだ(笑)。

この日話題に上がったのは「優奈お嬢様」と言う話で、この日のイベントまでの合流前に、キャラメル・フラペチーノを飲みたかった優奈が、間違えてキャラメル・マキアートを頼んでしまったと言う杏奈。キャラマキは飲みたくなかったそうで、それを涼夏にあげようと思ってたところ、途中でBOSSこと西田さん(ANNA☆Sのプロデューサーで振付師)が飲んでしまって、優奈がへそ曲げたと言う話で、杏奈「お嬢様なんでー、またスタバ行きましょう!」となだめていた。あまりわがままな面を見せない“しっかり”妹って言う印象があったのだが、わがままな一面がうかがえる話でとてもほっこりした(笑)。

涼夏が対抗して給食の話題で「柿をね、柿 I Lovu Youだから、6個食べたよ!」と語っていた。(余談だが、一番最初にANNA☆Sを見た時も涼夏が給食の話をしていた気がする)

それに対して優奈「私は巨峰6個食べたよ!」、杏奈「私の学校の友達がトマトたくさん食べた!」と続くものの、「杏奈(自身)は?」と問われるもタイムオーバーで次の曲に進んでいた。ANNA☆Sは収拾のつかないMCが実に面白い(笑)。

最後の曲の前で、「恋予報」でのタオルを使ったパフォーマンスについてのレクチャーが涼夏からあったのだが、タオルを振り回しつつ「ホコリすごいね」と冷静に言ってたのも面白かった(笑)。

それにしても、タオルをみんなでまわして一体感!と言う振り付けがANNA☆Sに限らずどのアイドルでも(アイドル以外でもきっと)見られるのだが、アイドルライブにおいては特に、どこのおたくのタオルかわからない布からホコリが舞うと思うと嫌で仕方ないのと、元々埃っぽいライブハウスが余計に埃っぽくなるので、個人的に全然嬉しくない。早く「タオル回しておけば盛り上がるだろう」みたいな傾向がなくなることを願うばかり。

しかし、サビでのタオルをまわして一体感云々はさておき、あまり好ましく思ってないALLOVER派生の秋葉工房プロデュース楽曲「恋予報」でのANNA☆S。彼女たちのそれまでに持っていたレパートリーの豊富さが生きた印象で、違和感なくモノにしているのが実に良いなと思います。(個人的にStarmarieに関して、スタマリが秋葉工房プロデュース曲をやることの違和感を感じているので、それに対してのなじみ具合はさすがANNA☆Sだな、と思ってます。)

雑談MC、パフォーマンス、どれも充実したANNA☆Sでした。物販も楽しかった。


20:12 BELLRING少女ハート


この時は予定すら経ってなかった(かも)ですが、流通音源でBELLRING少女ハートの楽曲が収録されているVA「Our Shining Idol 今君に会いたい」が2013年現在発売されております。
続いての登場がBELLRING少女ハート。

BiSの初期PV(「パプリカ」など)を監督した田中さんがプロデュースするアイドルユニット。BiSファンの方から「物販で誰かだけから買うに買えず、メンバー分買ったからあまりが少々あるけど、買わないか?」と勧められて、ノリで買っておいたCD-Rを自宅で聴いてはいたので、いよいよ動く“ベルハー”が見れるんだなと言うことで、少し構えて見ることにした。

しかしながら、すでに結構ファンがついていると言う話を耳にしていたので、後ろの方から観覧していた。

メンバーは4人で、衣装は白のワンピ2人、黒のワンピ2人と別れていた。

客はANNA☆Sもなかなか多かったのだが、“ベルハー”だけでざっと25人ぐらいはいただろうか。平日のライブハウスで25人もお客さんが1組で居るというのは立派な話だ。

セットリストは「夏のアッチェレランド」→MC→「ボクらのWednesday」→「ダーリン」→「yOUらり」→「The Edge Of Goodbye」の5曲。

1曲終えて自己紹介。キャッチフレーズとイメージカラーを添えて名乗りをしていた。美月 友華、台湾人のTIRA、仲野珠梨、朝倉みずほ の4人がこの日の出演メンバーで、自己紹介それぞれ終わったところでファンの1人が愛の言葉を会場に響かせたりしていた。が、しず風のライブで聞いた“愛の言葉を叫ぶ”ものよりも整ってなくて、ユルさが程よくて面白かった(笑)。試行錯誤中と言ったところか。

自己紹介が終わったところで「今から握手会をします」と突然発し、ステージ上に客が招かれた。配置は曖昧だが、2人ぐらいが握手、2人ぐらいが“剥がし”を担当してのそれだったが、“高速握手会”と一部で言われるハロプロのそれよりも高速で、ベルハーファンが次々に舞台を上って握って握手してを繰り返した。後の話によると、そういう「剥がしのキツい握手会のオマージュ」とのことだが、それをMC時間にねじ込む柔和さは面白いなと思ったのだが、すでに居る常連客の間だけで展開されてるようにも見えて、ぽかーんと見ていた。

高速握手会を終えて、何も言わずに次の曲に入ったのも唐突で面白かった(笑)。

1曲終えて「10秒だけ握手会をします」と再び高速握手会が入った。10秒に漏れた客がばっさり切られ、悔しそうな顔するその人。なんだか平和な光景で面白かった(笑)。しかし、「ダーリン」を終えて改めて「さっきの人から、握手会をします」と、もう一回握手会が入った。彼の思いが届いた。

こんな調子で、最後の曲まで都度高速握手会がはさまった。持ち時間が何分だったかわからないが、おそらく持ち時間超過してたんじゃないかと思う(笑)。

最後「The Edge Of Goodbye」では前方お客さんとハイタッチしまくるメンバー。自由度が高いステージだなと思ったのと同時に、やはり「BiSのPV撮った人がやってるユニット」の先入観もあって、BiSの「nerve」サビでの客とのタッチのシーンが頭によぎった。

歌に関しては、だいたい生でやっているようだったが、元々彼女たちが歌いこなせないキー設定で作られていることもあり、苦しそうに歌ってるあたりは、音源で聴い感じていた「脆さ」「危うさ」が出ていて、再現度高くてとても良かった。

あと、全体的にまとめて思ったことは、「自由度の高さ」だった。悪く言えばとてもだらしない進行で、見ていて不安になるのはあったのだが、そのだらしなさをお客さんも楽しんでいるようで、場としては完成されている気がした。

ただ、そういうルーズさをにおわせつつも、パフォーマンスが手抜きと言うわけではないあたりは面白く、百分は一見にしかずと思った。

TIRAちゃんのアジア美みたいなのもなかなか目を惹くのだが、個人的にみずほちゃんの脱力感が好感触だったのだが、物販の様子を見るに、サイン欲しい人は買ったCDを持って本人にもらいにいくという形式だったり、2ショットが安価(確か500円とか、それぐらい)なこともあって常連ファンがそれを堪能している様だったり、新参の自分には少し行きづらい雰囲気があった為、CDを購入はしたのだが、サインはもらわなかった。

あと、余談だが、物販のテーブルで白いネクタイに落書きされてるものを常連ファンと思われる人たちが見ていたので、物販をさばいていたスタッフ(と言うか、プロデューサーの田中さんが捌いていた)に聞いたところ、「入場の予約特典です」とのことだった。仕事帰りでYシャツを着ていたファンが早速着用したりしていて、面白かった(笑)。

何はともあれ、ユニークなグループで、曲もかっこよくて楽しかった。


20:42 キラポジョ





キラポジョ、活動年数が長い割りに、流通している音源があまり枚数出ていないので、流通している音源を適当に貼っておきます。「次世代アイドル革命!! Pink Lips」にはこの日も披露された「Only For You!」が収録されているものの、グループカラーをまるで無視した“書下ろし曲”ばかり収録されているので、コンピとして価値があるかは微妙なところ。少なくとも「歌って踊ってエコしちゃう」キラポジョのイメージには即してない。かと言って、「DIAMONDS」「KIRAKIRA☆ウェディング」なども一貫性があるかと言ったら無いようなものなので、その辺は不問なのかもしれない。2013年、謎の攻めを開始したのか、手売り(or 一部店舗にて購入可)でシングルが2枚でました。「君だから!」は2013年4月現在音源化されました。
最後に登場したのがキラポジョ。

ライブハウスで現体制のキラポジョを見たのは何気に初めてだったかもしれない。かつて一大勢力だったと言っても過言じゃないキラポジョ、3000円のイベントではどれくらいの集客なのだろうと様子を見ていたのだが、キラポジョTシャツのファンも片手で数えられる程度で、やはりかつての賑わいは感じられなかった。ベルハーでたくさんお客さんがいたので、落差もあり、少しさみしかった。

出演メンバーは気になっていた緑担当の“れいにゃん”こと山田麗奈ちゃんは不在、紫担当の菅田音杏ちゃん、赤担当の長澤遥香、青担当の“ゆいやん”こと櫻井結衣、黄色担当の“ゆなりー”こと山本優奈の4人編成だった。

セットリストはSEで入場→「(タイトル不明)」→「only for you」(テイチクから発売された「次世代アイドル革命!!Pink Lips」収録)→MC「キラキラ☆ウェディング」→「baby灼熱の太陽」→MC→「君だから!!」の5曲。音源化されてない曲が多すぎてほとんどタイトルがわからなかった。

リニューアルする前の曲「キラキラ~」が聴けたのはちょっと嬉しかったのだが、やはりキラポジョを初めて見た時の勢いは全体的にはなかった。

MCにてキラポジョの説明をする際に、「地球を元気に」と言ったあたりで、長澤遥香ちゃんがむせたのがちょっと心配になった(笑)。

ラストMCではライブ告知などをしていたのだが、山梨県に遠征する話をしており、ちょいちょいグループとしては植林などの活動で行ってるのか、その話題が展開。メンバー全員口をそろえて「食べ物楽しみ」と語り、ゆいやん「トマト焼きそばあるよ」、ゆなりー「“青春のハート爆弾”踊りながら食べる!」と各々食にイメージを膨らませているようだった。

ライブの感想をまるで書いてないが、先述の「青春のハート爆弾」や「あー!もう好き!」()など、音源化されてないリニューアル前からのレパートリーが“盛り上がりそうな曲”と言う意味で、もう少し聴きたかったのが正直なところ。比較的最近できたであろう曲については、悪くはないのだが、いまいち良いとも思えないあたりが難しいなと思った。かつ、音源で聴けていれば脳内でメロディをなぞって楽しむこともできたかもしれないのだが、2011年4月リリースの「Diamonds」以降彼女たちとしてのCDが出ていない。その辺のスピード感のなさも、キラポジョがかつてに比べて衰退してしまった、そして盛り上がらないことの一因なのではないか、そんな気がするライブだった。(衰退の一番の原因は明らかにメンバーチェンジだとは思う)

ももいろクローバーがブレイクしてから、全力でパフォーマンスをすることが良しと言う傾向が強まった気がするのだが、そういう傾向から切り離されたような“鋭さ”はないながらも、植林活動などを続けたり、ヨサコイをやりに高知に行ったりと他のユニットにはないユニークな部分があるキラポジョ。メンバーはかわいいので、このユニットはこのユニットで、明るい未来が続いていくことを願うばかりです。

…「あー!もう好き!」はサエキけんぞう監修のコンピ「TOgether SONGS Neo girls 2010」にのみ収録。キラポジョとしての音源では出ていない。

そんなこんなで、なかなかない顔ぶれのブッキングで楽しかったでした。

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