2009/08/09

SUMMER SONIC '09

人生初の夏フェスに行ってきました。

FUJI ROCKにはDinosaur Jr.が来てるってこともあって行きたかったんですが、とりあえず夏フェス入門ってことでサマソニを選びました。

いつもみたいに出演者並べて書くと長いので見た奴だけざくざく書いていきます。


と思ったのですが、せっかくなので思い出程度に書いておきます、日記的な記事を。

まず、イベント連日の3日目ってことで、体的には相当きつかったです。
いくらどれもこれも楽しそうだとしても、どれか諦める勇気も必要ですね。
でもそういうの諦めてしまうとほんと何もなくなってしまうので、ここはすべて乗り切りました!

早めに起きて備え、電車で新木場方面に向かい、新木場で乗り換えました。
この日はWORLD HAPPINESS 2009ともろ被りで、YMOなど目当てと思われる方が新木場にちらほら居りました。

本当だったらYMOとか、ムーンライダース相対性理論なんかも見たかったんですけど、日本人よりも、いつ来日するかわからない外人を取ることに決めたわけで・・・。
しかしながら当日会場付近を通るとなると、やっぱり心が揺れますね。

新木場にて、ここ数日ずっと食べたかった吉野家があったような気がしたので一旦改札付近を離れて新木場駅周辺をキョロキョロ、やっぱりあった吉野家(笑)。

新木場なんて片手で数える程度しか下車したことないはずなんですけど、記憶があるとは面白いものですね。
牛丼大盛りにポテトサラダを食べました(笑)。がっつり!
とてもおいしかったです。

で、この日、誰かと一緒に行く約束とかしていなかったんですけど、事前に行きます!みたいな記事をSNSに書き込みしておいたことに呼応してくれた心優しき蔵ロッカーが居たので、連絡しあって合流しました。
これはとても心強かったですね。歩き方もほんとわからない夏フェス・ヴァージンだったので・・・。

人の流れに乗ってチケットの代わりとなるブレスレットを交換し、見たいライブが始まるまでぶらぶらしました。
うーん、ビキニのお姉さんがドリンクんとこに居たりと夏フェス感満載!天気も良くて浮かれました!
とりあえずビールで2人でカンパイしつつ、その後別の蔵ロッカー&フジロッカー(笑)も合流、しばし4人でふらふらしました。

が・・・、2人の時点でとりあえず見たものからざっくりレポっておきますかね。


この日タイムテーブル見ていて気になっていた、オープニングアクトではない出演者の最初を飾っていたPoPoyans

PoPoyansは1st音源がメジャーから出た!っていう時にたまたまPVを見ていて、女の子がはしゃいでるだけみたいなかわいいPVを見て気になっていて、歌も軽い感じだったのでCDを買って聴いていたアーティストなので「夏フェスの最初を飾るのはまさかのポポヤンズ!」って思って行きました(笑)。

いやー、初PoPoyansでもあったんですけど、日照りに当たったら肌が真っ赤になりそうな、真っ白な女の子が2人ひらひら~とステージに現れて、アコースティックな弦楽トリオ男子が正装?でバッキング、本人たちはひらひらふわふわとステージで無邪気に歌ってはしゃいでました。

「こんな(フェスとしては)早い時間に、私たちを見に来てくれてありがと~~」なんてMCを言いながら、盛り上げるっていうよりは「まったり」とした雰囲気で音楽は進んでいきました。

その後のPuffy Amiyumiくらいは見たい、なんて話をしていたのでその場を離れたんですけど、PoPoyans、あの日照りの下じゃきついです!(笑)

なんか、テントサイトみたいのがあって、見る側も日照りは避けられるくらいな環境で、椅子にでも座って涼みながら聴きたいですね。
でも見れて良かったですよ。なんかほっこりしました。


その後歩いて4人になるべく、蔵&フジロッカーと連絡取りながら歩いたんですけど、Puffyのとこのステージが入場規制になってました。

だめだこりゃとか言いながらあんまり移動するのもなんなので、確かその辺でぶらぶらしながらエレファントカシマシを少しだけ見ました。

エレカシは俺プッシュ。カウントダウンジャパンで見て思いの外良かった旨を熱弁して見ることに。
みんな特に知ってる曲、好きな曲があるっていうほどの熱心なファンではないにしろ、だいたい満足の様子で再開しました。

しかしスタジアムはでかいですね。
それでも動き回って、息を切らさずに歌い続ける、叫び続ける宮本さんっていうボーカリストはほんと化け物だなと思いました。


その後はもうSonic Stageに行っちゃえ、ってことでスタジアム側を離れようとしたんですが。

その前に!と思って、e+企画の「出れんの?!サマソニ?!」の選抜バンドが出演するテント周囲にて、Electric Eel Shock一行を探すことにしました(笑)。

Electric Eel Shockは知り合いってわけでもないのですが、Emotional Ticonのメンバー、絢坊はEESが大好きでよく見に行っていることでメンバーと顔見知りだそうで、知り合いの知り合いくらいの距離感なので挨拶くらいしておこうと思っての行動でした。

あと、mixiを通じて知り合ったマネージャーを務めるニッシーさんも、なんやかんやで親しくなり気味な感じなので、お会いしたことなかったので「Teenage Fanclubと被ってて見れません!」ってちゃんと伝えておこうと思い(笑)、きょろきょろとしたわけです。

結局お会いできまして、握手を交わしつつ、EES前川さん(ベース担当)に見れない旨伝えてdisられ(笑)、前川さんの知り合いが自分の高校時代の同級生の部下であることが判明したりとあれこれ話してその場を離れました。

その後のEESのステージ、大盛り上がりだったみたいですね。
でも大雨に阻まれて結構大変だったみたいですね。
嵐を呼ぶバンド、Electric Eel Shock。



さて、早いもので、色々出てるにも関わらずSonic Stageから動かない状態に至りました(笑)。

これはもう、なんとも言えないですね。ありがとうと言うべきか、クリエイティブマンの馬鹿というべきか。

そんなわけだけども、ちらっと見たのがマキシマムザホルモン
んー、客多い。

そしてまたSonic Stage。
の前にご飯食べたっけな。
汁なしタイヌードル、すごくおいしかった。


で、The Vaselinesに備えました。

始まる前、前の方に進んでいくPanic Smileの吉田さんを目撃しました。
さすが、日本のオルタナ伝道師。

で、ヴァセリンズですが。
あんま期待してなかったんですけど、これが猛烈に良かった!

何がよかったか。
曲が短い、ポップさしかない、余計な部分がない、変わらない、色褪せない。
これに尽きますね。

素晴らしきポップミュージックが何年も時を経ても色褪せないことを強く実感しました。
素晴らしかった。

途中でTeenage Fanclubのノーマンがサポートで入って、グラスゴーのフレンドシップが見事幕張で咲きました。良いですね。感動。

新宿タワーレコードでサイン会があったヴァセリンズですが、その際の弾き語りライブでうまく行かなかったらしい「パフパフ」っていうラッパの音、今回はうまくいったみたいで安心した表情してた、みたいな記事をどこかで見ました。



お次がお待ちかねのTeenage Fanclub

今回夏フェス、と言うかSummer Sonicに行こうと思った最大の理由が彼らです。

今日ノイズなりなんなりやってる自分ですが、バンドをやりたい、ギターを弾きたいっていう今日の自分の状態があるのはTeenage Fanclubが最大の理由と言っても過言じゃないくらい、一時期彼らの音楽に没頭してました。

以前来日した際はまだTeenage Fanclubを強く認識していなかったので見逃したのですが、次回来日したら100%見に行く!と心に決めてました。
そして今年の夏フェスに来日決定、サマソニに行くことも確定!っていう流れだったわけです。

1曲目は確か今のところの最新アルバム「Man-made」に収録されてる曲からスタートだったかな。
詳しいセットリストとかは載せないし、調べもしないですけど、「往年の名曲」ではない曲からスタート。

例えば今年来日した40年越しの単独初来日、みたいなThe Whoとかだったらファンサービスが必要なのかもしれないけど、案外日本に来てるバンドだったらファンサービスもそうだけど、新曲を披露したりと「現役です!」っていう選曲になるんでしょうね。

そんなわけで「馴染み深くない」スタートだったんですけど、あんまり新しいアルバム好きでもなかった自分ですが、なんだかんだで聴いてた、知ってた曲が出てきたので、ここで一筋涙が溢れました。
もう、素直に感動した!

そこからもうずっと涙が止まりませんでした。
確か「Grandprix」収録の「About you」や「Sparky's Dream」、大好きな「Everything Flows」なんかもやったし、細かくは忘れちゃいましたが往年の名曲のオンパレードも聴けました。

こんなに素晴らしいメロディ、ギターサウンド、コーラスワーク、普遍的なポップさを有した音楽があるだろうか?と改めてじわじわ感じ、1秒1秒が染み渡るように心に響きましたよ。

こんなに泣いたライブは久しいです。
カウントダウンジャパン07/08で見た忌野清志郎もすごく感動して泣いたんですが、それとはなんか違う感動でしたね。
清志郎はたくさん聴いてたアーティストではなかったので思い入れもまたちょっと違う感じと言うか・・・。

なにはともあれ、本当に最高だった。



お次がSonic Youth


Sonic Youthの頃、疲れがもう限界で、個人的にSonic Youthはそんなに長期間付き合ってた感じがなく思い入れも低めだったので5曲くらい聴いてから疲れを取りに、休めるスペースで横になってました。


Sonic Youth、このライブの数日前だったかな。
FenderからSonic Youthのギタリスト(と言ってもこのバンド、担当楽器とか結構変わるっぽいですけど)2人のJazzmasterシグネイチャーモデルが出るなんつうニュースが流れてたので、それを気にして見てました。

それっぽいギター使ってました。
音はもう、どこからどう聴いてもSonic Youth。
かっこいいんだけど、やはり聴き込みと思い入れが足りなくて休憩に使っちゃいましたね。

そんな自分が悔しかったので、サマソニ後はずっとSonic Youth聴いてました(笑)。


で、ラストがThe Flaming Lips

The Flaming Lipsなんて、もう、ほんと聴き込み薄い中の薄いくらいだったんですけど、ステージング、パフォーマンス、見せ方、色々とすごいっていううわさは知っていたのと、昨年の自主企画で彼らのカバーをやっていたmothermyspace北島くんが非常に影響を受けているらしい、っていう興味から、絶対見よう!って思ってまして。

結構好きで今年に入ってからですが、聴いてたんですけど、いやいや、もう、ほんと、これまた泣いた。
こんな素敵なライブがこの世にあっただろうか、っていう衝撃。
普通のライブショーとは違いますね。異世界だった。

メンバーの登場シーンがまず女性の点滅するアソコからっていう(笑)。
なにやっとんねん!と思いつつ、それから1曲目「Race For The Prize」のロマンティックなイントロが流れて紙ふぶきが舞って、風船があふれ出して、よくわからないダンサーだか異世界の住人だか大勢のエキストラがステージの横でがやがやしていて、歌声もほろほろと降り注ぐように優しくて。

どんな形容をしたらこの感動が伝わるだろうか、っていうくらいに見たことないもの、聴いたことのない最高のポップソングが耳に届きましたよ。

耳、目、そして溢れる笑顔から出てるであろう幸せのオーラが生み出すぬくもりと言うか。
何もかもが夢みたいで、本当に素敵でした。

これ以上の言葉が見つからないくらいに。

中盤でもぽんぽん浮いてる風船がちょっと邪魔でしたが(笑)、でも終始楽しかった。



終わってから上述のmother北島くん&あさこちゃんに、冒頭で合流していたグーミ飛田さん&藤井さんにデロッピー耕太郎くんと、彼とフジロックで知り合ったらしいフジロッカーくんらとニコニコして帰りました。(サンキュー蔵ロッカーたち!)

疲れもぶっ飛ぶくらいの最高のポップソング。
これが本当に、聴けて良かったです。

素敵な1日でした。体力的にきつかったけどね。

0 件のコメント: