ボアダムスのメンバーとして知名度が高いだけでなく、数々のバンド活動、ソロで活躍する山本精一さんが率いるPARAのライブを見に行きました。
山本精一さんが関わっているライブは今までPhew(Phew Wikipedia)がボーカルのパンクバンド、MOSTのライブを数回、それとアルゼンチン音響派を迎えてステージを行ったROVOのライブを1回見た程度で、PARAは今回が初めてでした。
今度のROVOのライブに行く予定でいるため、予習ではないけども、PARAではどういう音を出しているんだろうと言う興味から今回見に行きました。どういう音楽性かは特に、言葉では読んだけども音では聞いたことはありませんでした。
ちょっと余談ですが、山本精一を知ったのは中学生~高校生頃にディスクユニオンによく行っていたんですが、そこにおいてあったビデオ「水道メガネ殺人事件」が気持ち悪いと言う話をクラスメートとしていた頃でした。
絆創膏やスーパーのちらしのかけらが入ったVHSの作品で、ごみ入りビデオにしか見えなかったので衝撃が強かったです。(もちろん当時興味本位で何かを買えるほどお金がなかったのでいまだにどういう内容の作品かは知りません)
めぐりめぐって今日彼のステージを見る機会に繋がっているというのも思い返すととても面白いなと思っております。
この日の出演はoak、9dw、そしてPARAでした。
チケットはoakさんとこで予約できたんで取り置きにしておきました。
最初がoakでした。
ドラムはブンブンサテライツの方だそうで(と言ってもブンブンも名前しか知らない)、ベース&ラップトップの人との2人組だそうです。
今回はサポートとして女性のギタリストが居ました。
個人的に、あんまり面白くなかったです。
ちょっと激しめのインストって感じで、ひげがもじゃもじゃしていて長い髪をざっくりと縛り上げた猛者みたいな雰囲気の男性が暴れながら叫んだり、ベースをブリブリと弾いたりと言った感じでした。
ラップトップとのシンクロを計りながらビートを刻むっていうスタイルだったんですけども好きな感じではなかったです。
女性ギターはテレキャスターカスタムを弾いていて、カスタムはかっこよかったんですけど、どうもこの手のギターの弾き方と言うか、その女性の弾き方と言うか、全然好きじゃなかったでした。
次が9dw。
ファンク、ブラックミュージック、ソウルミュージックが主体となったような雰囲気の楽曲で、ポップで都会的でありながら記号的な雰囲気の映像の投影をバックに踊れるロックを演奏していました。
インストの音楽も色々と好きなのはあるんですけど、どうもこのバンドの音楽性もあんまり好きな感じではなかったでした。
縦のノリがはっきりしており、ダンストラックとしてはなかなかクオリティも高くてよかったのですが、もう少し横ずれのあるバンド感がある方が自分にはしっくり来るみたいでした。
お次がPARA。
PARAはとても良かった。好みに合ってたと言うか。
現ボアダムスのメンバーでもある千住宗臣のドラムがリズムの真ん中(と言っても1ドラム編成だが)になり、ギター2名、キーボード2名でポップなフレーズをとにかく繰り返し、徐々にそれぞれのずれで持ってバンドの音が流れていく方法で演奏しているようでした。
ベースレスだけども鍵盤の片方がベースを担っているようで、ベースなんだけどもベースだけでない音で2人のキーボードが絡み合うサウンドも面白かったし、ギターの絡み合いも気が付いたらずれていくっていう具合で、淡々としているのだけどもとにかく踊れるようなビートが生まれてました。
目の前で俳優の浅野忠信もノリノリで踊ってました。(彼、千住さんのファンっぽいですね)
あまり説明がしようないのでこのくらいにしときますが、とてもPARAのライブは楽しかったでした!
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