2012/07/07

アテナ音楽出版主催 “歌織姫フェスティバル2012” @ 上野恩賜公園 野外ステージ(水上音楽堂)

アテナ音楽出版 主催の歌織姫フェスティバル2012なるイベントに縁あって行く事ができました。

会場は上野恩賜公園野外ステージでした。


“歌織姫フェスティバル2012”とは


歌織姫フェスティバル2012のフライヤー スキャン画。A5よりちょっと小さいサイズ。
色々なアイドルイベントが増えてきたわけですが、「これどうなの?」というイベントが現れました。それがこれ、「歌織姫フェスティバル2012」。

「全国のローカルアイドル(ご当地アイドル)達が上野恩賜公園結集!!」「1200人の彦星求む!」と書かれたWebサイトを見て「1200人も集められるのか?」と疑問が真っ先に沸きました(笑)。

1200人収容できるホールで行われるご当地アイドルをたくさん集めたフェス。単純に考えてご当地アイドルを見に来るアイドルファンが1200人居るように思えなかったのと、このイベントのチケットが前売り4000円、当日4500円と言う価格設定。どう考えても高い。

出演する顔ぶれ次第では4500円も安いかもしれないのだが、ぱっと見で東京枠がasfiblogCANDY-GO!GO!DokiDoki☆ドリームキャンパスなどで、所謂ライブアイドルと言われる面々で、地方アイドルも「今話題の!」みたいなユニットは特になく、鳥取のだいやぁ☆もんど、岡山のピー☆スカット、静岡・浜松にある養成所 ヒーローズアカデミーのユニットH&A. / ミラクル / ぷりんせす♪りぼんなどが出演と、「夢の共演!」「物凄いブッキング」と言うより「どうしてこういう顔ぶれが集まったのか?」と言う疑問が沸くラインナップでした。

非常に増えたご当地アイドルのリサーチが追いつかず、もはや調べるのも追いかけるのも諦めてる私なので、話題になってるユニット以外がわからなすぎて「これが来るなら是非行きたい!」と言うことにもならず、チケ代も高いし、まー行かないだろうと思ってたのですが、知り合いからチケットあるけどどうか?と言う話をいただきまして、お昼に渋谷Milkywayまで取りに行き、チケットを手に上野に向かいました。どれだけの人が集まるのかも気になってたので、チケなくても現地行ったろうかくらいに興味は逆に沸いていたので非常にありがたかった。ありがとうございました。


出演者

公式サイトにも記載ありますが、説明を付してまとめておきたいと思います。

…と言うか、本来はこういう大勢グループが出るイベント、グループごとにどういうグループで、ご当地アイドルであればどこのグループでどういう活動しているかの紹介をWebサイトに書いておくべきなのでは?と強く思ってたのですが、結局そのグループのサイトアドレスが載っている程度に終わってました。残念です。

と言うわけで、ざっくり私の主観で活動拠点別に記載してみました。Akiba On Stageはポセイドンエンタテインメント所属の子が活動している秋葉原 アキバ☆ソフマップ 2号店(AKB劇場が入っているドンキホーテすぐそばにあるビル)8Fにある専用劇場のことで、「東京近郊」とカテゴライズした部分に入れても良いとは思ったのですが、主催がアテナ音楽出版と言うことでAOSの子が多く出演と言うことで1カテゴリにしてみました。

歌織姫フェスティバル2012 サイトスキャン画。アテナ音楽出版関連サイトの作りとだいたい一緒で、フェス系サイトによくある出演者紹介ページなどがないのが非常に残念。
MC
朝倉みかんblog / 赤星芽衣blog
東京近郊
asfiblog
Oh☆Campeeblog
CANDY-GO!GO!
パステル☆ジョーカー
ALL OVER
ステーション♪blog
D-style
浜田由梨blog
Akiba On Stage(アテナ音楽出版枠)
DokiDoki☆ドリームキャンパス
危ない女の子シスターズ(AOS)
おにごっ娘
Timeblog
神奈川
川崎純情小町☆blogwikipedia
埼玉&栃木(?)
スパイスシスターズ &那須野が原音頭ガールズ事務所サイト
静岡
H&A.
ぷりんせす♪りぼん
ミラクル
鳥取
だいやぁ☆もんど (blog 浦富優莉奈/本庄 かなこ/山下華妃
愛知
Barbie Lipsblog
岡山
ピー☆スカット

これ、公式サイトの転載で上記の通りですが、東京近郊のライブアイドルの選抜メンバーによって組まれたALLOVER枠?と言うことで、私が愛して止まないStarmarieも出演してました。当日まで知らなかったので嬉しかったです!

しかしながら、フェスティバルなのに直前で出演者変更があったりと、かっちりしてない感があるなーと思ってました。

お客様へのお願い

Webサイト、フライヤーに記載のある「お客様へのお願い」が特に曲者でした。

野外ステージの為、出演者の声援は禁止になりますのでご了承ください。

アイドルのコンサートと言えば、応援している女の子の名前を叫んだりするのはよくあること。Bメロでは「○ー○○ちゃん!○ー○○ちゃん!」などとPPPH(パン パ・パン ヒュー!のリズム)に合わせてコールすることもよくありますが、それらも禁止と謳っているわけです。

と言うのも、この上野の“水上音楽堂”、近隣住民からの苦情で大音量のコンサートが出来なくなった会場だそうで、途中で苦情が入るとイベントを中止せざるを得なくなるらしく、音量規制が厳しくなったとのことでした。比較的最近までハードコアのイベントが行われたりしていた会場なので、なぜ?と思ったのですが、その界隈を見てる人曰く「あのハードコアのイベントのせいで規制が強くなったんじゃ?w」くらいに言ってて、笑いました(笑)。

しかしながら、コールの類が禁止されたアイドルのライブがどう成立するのか、そこも興味深い点でした。

物販

アイドルのイベントと言えば、アイドルと話したり握手したり2ショット撮ったりと、ふれあいタイムは重要な時間です。アイドル運営側の貴重な収入源でもある「物販」ですが、「会場の都合により物販は一切ありませんのでご了承ください。」とのことだった。

会場の都合と言われたら仕方ないですが、気になるユニットが居たとしてもCD欲しくても売ってないし、接する機会もないと言う、「静かに、ただコンサートを楽しんでくれ」とされたイベントだったわけです。

よくわからないご当地アイドルユニットを見て、良くても感想を告げる機会がないのも非常に惜しいなと思う点でした。


以下からがライブのレポートになります。

12:15頃 現地の様子を伺う

11:30 OPEN / 12:30 STARTと言うことで、早めに現地に着いて当たりの様子を伺おうと思ってたので、少し早めに着きました。

以前、Twitterで「秋葉原の路上で無料招待券を配布しているのに出くわした」と言う噂があり、チケットが高すぎて全然売れてない→当日1200人入るホールにお客さんすっかすかで不盛況→集客の為の苦肉の策で招待券配布 と言うことが考えられた為、もしかしたら現地で配布とかしてるんじゃないかと思い、周囲の様子を伺いました。

チラシを持ったスタッフが雨の上野公園を2人1組でうろうろしているのが見え、単純にぴんとしたフライヤーが欲しかったのもあり、もらえないかなーと様子を伺ってたのですが、すれ違ってももらえませんでした。しかし、見てると上野公園に散歩に来たようなおじさん、おばさん夫婦などには配ったりしていて、一体どういう基準で配ってるんだろうと思ったのだけども、自ら近づいていく勇気がなかったので、途中から諦めて水上音楽堂内へと進みました。

フェスティバルと言うのに、辺りにアイドルヲタらしきお客さんの群れが見られることも特になく、会場内に入ってみても1200人入るらしいホールに多く見積もって70人くらいしかお客さんが居ない状態だったのは笑った(笑)。

その割に、意外と多いスタッフとセキュリティと思われるがっちりした体格の男性スタッフたち。入り口に4人くらいスタッフいたけど、お客さんが列を成してないので明らかに暇そうだった。入場時に、危険物などがないかの荷物チェックがあり、意外としっかりはしていた。撮影は禁止の為、がっちりしたカメラ所有者は没収されていたのかもしれませんね。

12:30 イベントが始まるまで

12:30から開始とのことだったが、このまま始めても盛り上がりすらしないのでは、と言う客入り。結局始まったのは12:48頃で、20分ほど押していた。

始まるまでのホール内だが、BGMでスマイレージ「タチアガール」→ももいろクローバー「全力少女」→AKB48「ヘビーローテーション」→ももいろクローバー「ミライボウル」→渡り廊下走り隊「完璧ぐ~のね」と流れており、著名なアイドルユニットの曲が続いていて、これから行われるイベントに不相応だなーと思いながらにやにやしていた(笑)。そしたら、この日出演のライブアイドル、DokiDoki☆ドリームキャンパス「キャラメル☆ハート(Red-Ribbon Mix)」が流れて、BGMとイベントの距離感がぐっと近づいた(笑)。…と思ったらその次はももいろクローバー「Chai Maxxx」が流れて、また元に戻った(笑)。どういう基準でこれらの転換BGMがチョイスされたのかが物凄く気になった。

ステージ前方を見ると、この日出演ユニットのヲタと思われる方が数名固まっており、同じ色の黄色いTシャツ(フォントは赤っぽい)が目に飛び込んだ。見たことのないヲタTだなーと思ってたのだが、後からよく見てみたら静岡県 浜松のヒーローズアカデミーのユニット名が刻まれたTシャツだった。

Barbie Lipsなど、東京のユニットではないけど意外とこっちに来てるユニットに比べて自分の中での認知度に劣るヒーローズアカデミーのユニットが未知数だったのだが、ヲタがしっかり現地からか、東京のファンか不明だけど居るんだなーと言うのが始まる前に感じられた。

しばらくすると、他の現場でも見かけたことがある(2012/03/18 とちおとめ25 @ 有楽町の時など)特徴のあるファンの方(鼻にピアスしているので覚えてた)も現れたりして、このイベントを選んできたお客さんの傾向がさっぱりわからなかった(笑)。先日のLOFTにて行われたタワレコリニューアル記念イベントのチケットをくださったご当地アイドル好きの方もしばらくしたら現われて、心細かったのが少し和んだ(笑)。

とにかく、広い会場に人が少ないと言うのは、主催でもなんでもないけど不安になるものですね。なんなんでしょうか。なかなか味わうことのない感覚でした。

この日、DokiDoki☆ドリームキャンパスが久しぶりに見れると言うことで、せっかくなので持ってるのにさっぱり着用したことがないDD☆DCを袋に入ったまま持って行き、会場のトイレで開封して初めて着た(笑)。

Starmarieが出ることを把握していなかったのでDD☆DC Tシャツを持って行ってたのだが、DD☆DC Tシャツのファンが全然会場に居なかったので、ぽつりと座ってDDDCを待っていたのだが、結論から言えば、一番最後に見届けたCANDY-GO!GO!よりも出演順があとで、タイムテーブルが崩れまくっていたせいでドキキャンを見るに至らなかった(笑)。何の為にDoki Tを着てたのかよくわからなかったのだが、Starmarie出演時に思わぬ効果を発揮できた気がして面白かった(後述)。

足しげく通えては居ないドキキャンだが、好きなユニットには変わりないので、会場にドキT居ない→ドキキャンメンバーからいっぱい目線もらえる みたいな野暮な妄想をしていたのだが、妄想は妄想に終わった。

12:48 オープニングMC

スタートから20分押しでBGM音量がUP、司会担当の女の子が2人登場した。

朝倉みかん&赤星芽衣とのことで、なんとなーく記憶にある名前程度だったのだが、ポセイドン所属の女の子でした。スタイルもよく、かわいくて目の保養にはなるなと思ったものの、若い女の子2人だけで司会が務まるのだろうかと言う不安が少しよぎったのだが、その不安は後々的中した。

冒頭から名乗りなどをしていたのだが、屋外でワイヤレスマイクの電波に妨害があったのか、マイクの不調なのか、赤星さんの音声がスピーカーから出てなかった。あまりスピーカーから出てないことをわかってないのか、なんとなく進めてる様が酷かった。

冒頭のMCでは、イベント名「歌織姫」、開催日の7月7日にちなんで、七夕の短冊に書く願いごとについてトークが展開された。赤星さん「アメリカ人になりたい」と漠然とした願いを語っていたのだが、朝倉さんが特に広げず、適当に流してて早速ダメだなーと思った。しかしながら、喋り口は明るくて、不穏な空気がなんとなく流れてるのも恐ろしかった。

続いて注意事項について「掛け声禁止なので、ウィスパーで応援してくださいね♪」「椅子に立っての観覧はNG」「撮影は禁止です」と説明した。「ウィスパー」って言い方は良かったのだが、ウィスパーで応援って伝わらないだろ…と思った。


12:50 おにごっ娘

AOSで買える おにごっ娘「パワフルがぁる」ジャケット画像
参考映像:おにごっ娘「パワフルがぁる」
喋り口は緊張した様がなくて小慣れており、良かったのだが、どこかひっかかるMCが終わり、一番最初のユニットの紹介からのステージとなった。

最初は司会の二人と同じ所属となる、AOSで活動している小学生ユニット“おにごっ娘”からでした。ランドセルを背負った和服っぽい衣装で登場した6人のちびっ子たちについて、以前から存在は知っていたのだが、今回見るのが初めてだった。(見にいけた方からCD-Rを頂いていたので音源は予習済みで臨めました。CD-Rくださった方、ありがとうございました。)

マイクの本数はあったのだが、やっぱり1本不調で、1人の子の自己紹介が聴こえづらかったが、他の子のマイクをまわして対応していた。

自己紹介からスタートで、空手が特技と言う川村かなちゃん(2001年9月生まれ・10歳)、眼鏡が印象的な月島メルちゃん(2001年6月生まれ・11歳 月島姉妹 姉)、ダンスが大好きとのことでランドセルを一旦下ろしてパフォーマンスを披露した星名はるちゃん(2002年1月生まれ・10歳)、先述のメルちゃんの妹 月島アイちゃん(2003年4月生まれ・9歳)、算数が得意で掛け算に強いらしい希咲あゆきちゃん(2002年12月生まれ・9歳)、その妹っぽい(詳細不明) 希咲さくらちゃん(2004年4月生まれ・8歳)と順に名前と年齢、特技を言っていた。

月島姉妹だけはblogをお母さんがつけていることを把握していたので「あれがその姉妹か…てことは、お母さんがこの会場にも来てるんだろうな」と思って見てたのだが、ちびっ子にあまり興味がないので、他の子がその他大勢にしか見えなかった。

ただ、変な意味はなしに、ちっちゃい女の子がたくさん出てくるのを見てるのはかわいらしくて良かった。

自己紹介が終わったところで、曲へ…となったのだが、始まる前にステージ脇に駆け寄ってランドセルをどさっと置き始めたのは笑った(笑)。「最初から楽屋においてくれば良いじゃん!w」とも思ったのだが、やはりランドセルを背負ってくることに意味があるのだなと思い、下ろすアクションを楽しんだ。

およそ6~70人くらいのお客さんを前にして、イベント1曲目「パワフルがぁる」を披露。CDで予習済みの曲から始まったので、記憶にあるメロディを追って楽しんだ。小学生感溢れる元気さと荒削りなパフォーマンスがかわいかったのだが、ロリコン向きだなーとも思った。

2曲目はAkiba On Stage定番ナンバーらしい(参考)彼女たちの非オリジナル曲「DREAM ANGEL」を披露。舞っている最中に帯がほどけてぶら下がっていた子がいたのだが、2曲目中にステージ下手側脇にお母さんと思われる女性がスタンバイ、2曲目終わりで娘に指示を出してお母さんの下へ駆け寄り、帯を直してあげていた。アイドル現場っていうより、お遊戯会のような光景だった。

短いMCにて「新曲を発表しちゃいます!」とのことで披露された3曲目「キュート♡らんど」iTunes。曲は「パワフル~」よりは好印象で、ダンスソロパートみたいな部分では側転を両サイドから2人で披露したりもしていた。

13:04 司会 vs おにごっ娘

ライブは3曲で終了。自己紹介も冒頭であったし、これで終わりかな…と思ったところで司会の二人が登場。改めて自己紹介を促した。アドリブの効かない彼女たち、改めて同じ自己紹介を6人が行った。何でそんな二度手間をさせるのか解せなくてモヤッとしたのだが、1回目の自己紹介で聞ききれなかった部分が補完できたから良いかと前向きに思ったのだが、この様子だと台本にそう書いてあり、この調子で全ユニット自己紹介を繰り替えしさせるんだろうなと思い、後が思いやられた。

ライブ中は気にならなかったのだが、改めてマイクが不調なものがあり、この後もこのマイク不調が続くんだろうなと、そこも懸念点だった。

「平均年齢10歳だそうです!」と司会が触れ、「普段から仲良しなんですか?」と微妙な質問に「仲良しです♪」と応えるおにごっ娘の子。司会「普段はどんな活動をしてるんですか?」と、初見の人にも優しい質問を投げていたのだが、このイベントに4000円も払ってる人だったら筋金入りのロリコンか、日頃からAOSなどに足を運んでいてAOSで活動しているユニットだと知ってる人がほとんどなんじゃなかろうかと思うと、これまた二度手間感ある質問だなーと思って心が曇った。「グループの他に、ソロでもAOSの舞台に立ったりしている」旨を紹介していた。

「七夕なので、何か願い事ある人ー?」と司会、1人抜かして5人が挙手してて笑ったと同時に、願いごとがない1人がひっかかった。一番快活で中心人物感のある星名はるちゃんが当てられ、「(上野水上音楽堂並の)MYホールが欲しい!」と大きな夢を語っていた。他の子(誰だったか失念)も当てられ「一人前のアイドルになりたい!」と語ったのだが、マイクが不調で聞き取り難で、幸先が悪かった。

二度手間感たっぷりですっきりしないMCが終わり、おにごっ娘がステージから去ったのだが、去り際にパフォーマンスの為におろしたランドセルを忘れそうになってて司会のお姉さん方につっこまれててかわいかった(笑)。


13:10 ミラクル

浜松 ヒーローズアカデミーの小学生ユニット“ミラクル”。画像は公式サイトより拝借
続いて登場したのが浜松のヒーローズアカデミーのユニット、ミラクル

こちらも6人編成で一人(今澤りらちゃんと思われる)だけ背が高く、少し大人っぽいなと思ったら、彼女だけ中1とのことだった。あとは小学生(2001年生×4、2003年生×1)でした。ただ、衣装のせいもあるのだが、おにごっ娘よりも大人っぽく見えた。

1曲目は「純愛ライトニング」なるオリジナル曲。(参考映像)。ヒットチャートをユーロビートナンバーがにぎわせていた頃(95年前後)にJ-POPを楽しんでいる世代の自分からしたら、少し親近感を覚えるダンスナンバーで楽しめた。少女たちのユニゾンボーカルも、あまりうまくはなかったのだが味わいがあって良かった。ダンススキルもおにごっ娘のあどけなさとは違って、意外ときびきびしていて良かった。

1曲目終わりでMC。自己紹介と共に、会場が上野動物園が近いと言うことで「好きな動物」を言っていたのだが、話題の選択が小学生っぽくてほっこりした。

2曲目はカバー曲(らしい)を披露。こちらもダンスナンバーで、ダンスソロがある部分では曲のテンポが落ちるのが印象に残った。

3曲目前でMC。告知とblogの紹介をしていた。3曲目はオリジナル曲「ミラクルメイカー」を披露(参考映像)。アグレッシブなテンポの速いナンバーなのだが、どことなく80'sハイエナジー感あるサウンドが個人的に好きだなと思った。(東京のライブアイドルで言うなら虹色スイッチの曲とかが近い印象)

4曲目前のMCにて「最後の曲です!」とメンバーが言うものの、アイドルライブではお馴染みのリアクション「えーーー??」「今来たばっかりー」のような声が会場の規制のせいで上がらず、しーんとしてしまい気まずかった。声出し禁止になるとこんな空気が流れるのかと、改めてアイドルイベントで定番となっているリアクションがもたらす効果を実感した。

4曲目はそれまで続いたダンスナンバーとちょっと違った曲をやっていた。曲が終わり、「ミラクル一同、頑張りまーす♪」と元気よく締めていて好印象だった。

13:31 司会 vs ミラクル

再び司会の二人が登場してのMCタイムとなった。

司会「いつ稽古してるんですか?」と微妙な質問、ミラクル「日曜日とか…」 司会「すごいねぇ~」と、どこがすごいのか全然わからずで、改めて難のある司会だなと思った。そして、改めて自己紹介を促した。

司会「今日のステージはいかがでしたか?」の問いに対して、ミラクルの子が質問に答えず、定型文的に普段から言っているであろうお客さんへの感謝の弁などを言い始め、かみ合わずで司会が笑っていた。ミラクルの子たちがしっかり訓練受けてるんだなあと言うのも感じたのだが、ただでさえ気の利いた質問を投げられない司会が余計に空振ってて、この司会は本当に必要なのだろうかと強く感じた。

簡単に地元 浜松についての紹介を挟み、おにごっ娘と同様に「七夕なので…」と願い事について問い、センターに立っている子が「皆さんの健康を祈ってます!」「明日、地元ののど自慢があるので、優勝したいです!」と、ここだけ個性が出ててほっこりした。


13:35 ぷりんせす♪りぼん

浜松 ヒーローズアカデミーの小学生ユニット“ぷりんせす♪りぼん”。画像は公式サイトより拝借
続いて登場したのは同じくヒーローズアカデミーのユニット、“ぷ♪りぼん”でした。

冒頭でグループ名乗り、個々の自己紹介にて「“ぷ♪りぼん”って呼んでください!」と言っていた。こちらも小学生ユニットで、小6×2人 小5×1人の3人編成だった。

1曲目は大塚愛「さくらんぼ」。カウントから始まったのに冒頭の食った部分がうまく歌えてなかったのでずっこけた(笑)。

2曲目はアニメ プリキュアの「ハートキャッチパラダイス」を披露。アニメをあまり見ない私でも存じてる曲が来たので少し高まった。(知ったのはぱすぽ☆のワンマンライブで増井みおちゃんが“躍ってみた”ことがきっかけだったりはしますが…)

3曲目はきゃりーぱみゅぱみゅ「PON PON」のカバー。何気にこの曲をちゃんと聴いたことがなかったので、それだと気付くのに時間を要した。(途中までPerfumeっぽいなーとか思って聴いてたw) 曲の良さと、プリンセス風の衣装が軽やかに舞ってるのとあいまって良かった。

4曲目を前にMCにて「最後の曲です!」と言うものの、やっぱりお客さんリアクションが取れずで、ウィスパー「えーー??」を決めるものの、雨の上野公園はひんやりしていた。

最後の曲は℃-ute「世界一HAPPYな女の子」を披露。小学生+プリンセス風衣装のかわいらしさで、ミラクルよりもこっちの方が印象良かったのだが、オリジナル曲がないのは惜しいなあと思ったのだが、最後のMCにて「オリジナル曲も現在練習してます」と語っていたので、今後に期待!と思った。

13:53 司会 vs ぷ♪りぼん

曲が終わり、司会2人が登場。司会が出てきてまたMCっていうこの展開、3組目にしてい流れの悪さが非常に辛く、この時間を削って出演者だけのMCタイムに当てたほうが良いんじゃないかと思った。

司会「キャッチフレーズがあるらしいですね?」 ぷ♪りぼん「ぷりぷり 感激~♪」と言うやりとりがあった。どういうシチュエーションで言うのかさっぱりわからないフレーズだが、つかみのフレーズがあるのは個人的に印象に残るから良いなと思った。

司会「アニソンカバーが主とのことですが、好きなアニメは?」の問いについて、ぷ♪メンバー「リルぷりっ♪が好きです」とのことで、スマイレージ経由でリルぷりっ♪だけは見ていたこともあり、一気に親近感が沸いた(笑)。

話が終わったところで、去り際にスカートの裾を軽く持ってお辞儀する“プリンセス風”な姿が、少しお上品で良かった。司会の二人もそこがかわいい!とはしゃいでいた。


13:56 H&A.

浜松 ヒーローズアカデミーのユニット“H&A.”。画像は公式サイトより拝借
H&A. 「瞬間I Love You」参考映像
H&A. 「浜松においで!」参考映像
続いて登場したのが同じくヒーローズアカデミーのユニット、H&A.

後から調べ直して書いてるので把握している風になってしまっているが、ヒーローズアカデミーのことをあまり知らなかったので、知らない浜松シーンを漠然と続けて見ていた。

メンバーは8人、私立恵比寿中学の初期CDのジャケットでメンバーが着用している赤いセーラー風衣装に似た感じの学生ルックで登場。4組目の観覧にて、ようやく制服系のユニットが出てきて、小学生ゾーンから中高生ゾーンに突入した感じがして、少し大人なパフォーマンスに期待が膨らんだ。

1曲目「JEWELRY」は彼女たちの初オリジナル曲とのこと。整ったダンスパフォーマンスが好印象だったのだが、またマイクの不調で、落ちサビ部分の歌が抜けると言う残念な瞬間があった。

服の裾からちらりと見えるわき腹に少しどきっとしたのだが、肌が見えないように肌着を着てる子も居たりと、その辺の統一感はなかったので、いっそのことわき腹ちらりで統一して欲しかった(笑)。(TIF2011のDorothy Little Happyはそれが武器だった感もあるし!)

1曲目終わりでMC。自己紹介と学年を行っていたのだが、中学生が多い印象だった。個人的に特に印象に残ったのが成田みくちゃんで、168cmと背がすらっと高くて目に留まった。

2曲目はモーニング娘。「ここにいるぜぇ!」のカバー。勢いのある曲なので、彼女たちの持つスキルも弾けててなかなか良かった。

2曲目終わりでMC。七夕に関するトークで「“H&A.のことを皆さんが覚えて帰ってくれますように”と短冊に書きました!」と語った。お客さんに反応を聞くが、声出し禁止の会場は静かだったものの、ヒーローズアカデミーヲタと思われる最前列の人がスケッチブックを掲げてレスポンスをしていたのが見られて、しっかり用意してきてるなあと感心した。

続いて地元浜松でCM出演もしていると言う彼女らの「瞬間 I Love You」を披露。元気の良いシンセブラスサウンドがイントロで鳴り、ポップで明るく、メロディもキャッチーで好印象だったが、いわゆる落ちサビ部分でドラムが抜けないあたりでは、あんまり落ちないなーと思った。しかし、想像通りの典型的な作り出ない部分があって、なんだか少し嬉しかった。(ご当地アイドルに若干そういうのを求めてしまう部分があります)

3曲目終わりでMC。“織姫見つけた!”とかかれた団扇を持ってきているお客さんを見つけていじったりしつつ、パンダの赤ちゃんが生まれたことについて触れ、メンバーに「言っちゃう?」と煽られた子(村埜ふみなちゃんだったらしい)が「はっぴーす!」と叫んでいた。彼女の持ちネタみたいなものなのかなーと思ったのだが、あまりそういう持ちネタを持ってるアイドルに出くわさないので、どう受け止めて良いのかわからなかった。しかし、明るい子が居るんだなと言うのがわかって良かった。

「私たちの地元、浜松にもパンダが居ます!それはなんでしょう?」とお客さんにクイズを出題するものの、声出し禁止と言われていることもありもどかしい空気が漂った。正解は「レッサーパンダ」だったようで、ジャイアント以外だったらレッサーだろうと思ってたのだが、環境に屈して何も言えずだった。

MCに段落がついたところで「次の曲で最後です!」→「(ウィスパー)えー?」でH&A.ヲタの方が応え、曲前にもう1発はっぴーす!を決め、最後は「浜松においで!」を披露。地元紹介ソングのようで、そういうご当地アイドルが歌う地元ソングみたいなのが大好きなので、聴けて良かった。普通に良い曲だった。

曲が終わり、Webサイトの紹介を少々し、「サイト見てくれると はっぴーす!」と、はっぴーす!ごり押しで、ユニットと共にそのワードを強く印象付けていった。

14:21 司会 vs H&A.

改めて司会2人が登場。「このチームは、どういうチームですか?」と問い。MCで既に喋っている内容を改めて紹介させられていた。

地元浜松での話を聞かれ、「フットサルチーム アグレミーナ浜松の応援ガールズになった」旨を紹介、「どういうことするガールズですか?」と問われ「試合の合間にダンスなどを披露したりします!」と回答。アイドルなんだからパフォーマンス披露するに決まってるじゃんか、野暮な質問ばっかしやがって…と若干司会にいらっとした(笑)。

その他、Web TVや定期公演の告知をし、恒例の「七夕なので~」の問いに対して上述の身長の高い成田みくちゃん「H&A.で歌番組に出たいです!」と語った。もう1人(誰だか失念)は「皆さんが元気になりますように」と語った。アイドルが笑顔で歌って踊ればヲタはだいたい元気になるので、既に実現できてる!と思った。

きれいにMCが締まったのだが、舞台から去るのに、入っていく口をやっぱり間違えていた。(ちなみにH&A.以外のユニットもだいたい出てきた口に戻ろうとしていたが、その向い側にある口から退場するようになっていたらしい。)

14:25 司会MC お客さんの反応を確かめる

H&A.が去った後、ステージに残った司会二人。「みなさーん!盛り上がってますかー?」とよくある煽りをし始めたものの、会場のお客さんが声で応えられずで、さっぱりやりとりが成立してなかった。

彼女たちが悪いわけではないのだが、会場でそういう音量規制があるのだったら、それに適した煽りがあったろうに、普通のイベントのノリで彼女たちがそうするものだから、もう余計な煽りは良いからライブだけ見せてくれ、と思い始めてしまった。彼女たちも与えられた仕事をこなしているだけなのに、妙にこちらがもやもやさせられると言うのも不運だなとも思った。

しかし、不運なりに空気が読めて機転が利けば良かったのに、そんな感じは一切ない仕事ぶりに、彼女たちは今日の司会に適してないなとも思った。もっと言えば、この日のイベントは司会要らないのでは?と思った。これについては下記でまとめたいと思います。


14:25 スパイスシスターズ

スパイスシスターズ(with かれー王)の画像は事務所サイトから引用
参考映像:「那須野が原音頭」を歌う野澤有加莉さん(一番左)
続いて登場したのがスパイスシスターズ。

アーティスト写真が載ったフライヤーをチケットともに受け取っていたので、次はどのグループだ?とフライヤーを見ながら誰が出てきたか、名前を確認したのだが、写真がどう見ても若そうではなかった(笑)。

年齢がそこそこいってそうなお姉さんが1人、ぽっちゃりした女性が3人、若そう(とは言え、前に出ていたH&A.と比べたらお姉さん)な方が2人の計6人がステージに登場。明らかに「アイドル」ではないなと思った。何か、キャバクラの姉さんたちを連れてきたのかと言う印象を受けた。

1曲目は「那須野が原音頭」なる曲で、浴衣を着たぽっちゃりしたお姉さん1人がボーカルを担当。後の人たちは背後で手拍子してるだけで、アイドルを見に来たつもりだったので大変驚いた(笑)。話によると、那須野が原ガールズ 野澤有加莉さんと言う方だそうで、この曲だけ歌ってステージを去った(笑)。

1曲目から異様な空気を漂わしていたスパイスガールズ feat.那須野が原ガールズ。2曲目前でMC、自己紹介をしていたのだが、一番ぽっちゃりしていた女性が「最年長のエデンでーす」と言い、他の方も「男装コスプレ好きの~」「順調に太ってきてまーす りちゃんでーす」と好き放題言ってて面白かった(笑)。

2曲目は「気がつけば武蔵小山」なる曲だったみたいで、「小山~武蔵~♪」と言うフレーズがやたら耳につく歌謡曲だった。もう、さっぱりアイドルソングじゃなくて、一周して面白くなってきた(笑)。

短いMCをはさんで3曲目「恋するスパイスシスターズ」なる“恋愛ソング”を披露。色々と次元がねじれた時間だった。

14:40 司会 vs スパイスシスターズ

曲が終わり、お馴染みの司会とのトークタイム。

改めて自己紹介にて、先述のエデンさんが「ビール大好き、プログレ大好き、心はおじさん、エデンでーす」と強烈な自己紹介を改めて放ってて、エデンさんが気になって仕方なくなった(笑)。野澤さんも再度ステージに現れて自己紹介をしていた。

ぽっちゃりしている件について自らネタにはしていた彼女たちだったが、司会の朝倉みかん「体重どれくらいあるんですか?」と答えづらい質問を投げてて、いくらなんでもそれはないんじゃないかと思ってたのだが、スパイスシスターズのぽっちゃりお姉さんたちは数値を言わずに、適当に答えてうまく交わしていた。実際数字聞きたくないし、聞いても何にもならないしで、うまく交わしてくれて良かった。と言うか、そもそもそんな話を聞くなと思った。

続いて告知、ニコニコ動画にてカレーに関する番組(と言う風に聞こえたのだが、かれー王との番組か何かみたいです。参考)が水曜日19時から、翌々日の7/09に秋葉原DRESSでイベントに出る旨を語っていた。

14:44 司会2人のつなぎMC

スパイスシスターズが終わり、舞台に司会2人だけになったのだが、次の準備が整ってないとのことで、急遽2人で少々間を埋めることとなっていたのだが、「私 実は大阪人なんですよ!」と朝倉みかん。相変わらず話の脈が何もないところでどうでも良いこと言うし、その話題から何か展開させるわけでもなく、話術が酷いなーと思った。話が展開する前に準備が完了したと合図があったのか、「次の出演者の方、どうぞー!」と強引につなぎMCを締めたのだが、するっと次に繋がることなく、つっかえて次のユニットの出演となった。


14:46 D-style

D-style この日出演メンバーのお写真は春野こころblogより拝借。
続いての出演はD-style

中日ドラゴンズ応援ガールズとしても活動していたらしいD-styleを見るのは今回で2回目なのだが、1回目(2011/11/10 @ 渋谷DESEO)を物凄くテキトーに見ていたのではっきりした記憶はなし。今回が1.5回目と言う感じで臨んだ。

メンバーはD-styleを一人で支え続けた春野こころちゃんともう一人だった。以前見た時に調べ、メンバーチェンジが激しいことを把握していたので、こころちゃん以外はわからなかった。

銀のジャケット、ミニスカート+白いブーツの出で立ちで、この日それまで見てきた出演者の中でひときわキラキラしていた。

トランス系の入場SEに合わせてステージに現れ、1曲目もトランス/ユーロビート系のダンスナンバーを披露。こっち系のサウンドなのでかぶせかなと思ってたのだが、意外にも生歌だったのだが、サウンドに押されてて何歌ってるかほとんど聴こえなかった(笑)。

2曲目は1曲目とは若干雰囲気の違うダンスナンバーで、こういう曲もあるのかと興味が沸いた。(ユーロ/トランス系だと、そっちばっかりっていうユニットが多い印象があったので)

2曲目終わりでMC。「みなさん、こんにちわー!」と呼びかけるもお客さんからの反応は薄く、明らかに戸惑った様子が伝わってきた。やっぱりこの環境きついですね…。

「野外イベントは初めて出演します」と語っていた。中日ドラゴンズ関連で屋外イベントとかなかったのかなーと思いをめぐらせたのだが、チアチームと違った「応援ガールズ」の位置づけが一体なんなのかよくわからないので考えるのはすぐにやめた。

MCが終わり3曲目はギターのサウンドが効いたイントロのダンスナンバーを披露。合計3曲で終了した。

15:03 司会 vs D-style

司会2人登場で2 vs 2のMCへ。

D-Styleはほどよく大人&2人と言うことで話がかさばらなかった。ちなみに春野こころちゃんblogではない方は吉倉けいちゃん blogと言う方でした。フレンズプロダクションblog 7/11更新分春野こころblog 6/27更新分によると、6/27 ロケットゲートでのライブでお披露目と言うことで、加入から一週間ちょいだったみたいですね。と言うかD-styleメンバー入れ替え激しくて全然わからないです!

余談だが、2012/07/07 12:59更新の春野こころblog「1200人以上の人に会場で会えるのを楽しみにしてます」と書いてあって、なんだ悲しい気持ちになってきました…(笑)。

さらに余談ですが、吉倉けいblog 8/24更新分によると、7月末頃から突発性難聴で治療中とのことで、現在お休みされているそうです。早い回復を祈ってます!


15:07 危ない女の子シスターズ(AOS)

危ない女の子シスターズ(AOS) 画像はAOSサイトから拝借
高岡未來blog 7/08更新分より拝借の、この日の衣装の様子
続いて登場したのがAkiba On Stage(AOS)を中心に活動するAOSこと、危ない女の子シスターズ

choice?blog、DokiDoki☆ドリームキャンパスを渡り歩き、現在もソロでグラビアDVDリリースなどを行っている高岡未來ちゃんblogがやっているユニットと言う認識をしていたのだが、何気に彼女を見たことがなかったので気になっていた。

AOS(劇場の方)で活動するユニットは持ち箱があることも関係してか、あまり表のイベントに出ない印象で、たまーにROLL TOGETHER主催のイベントに出てることがあるのだが、無料イベントばかり見に行くようになってしまった今日、見に行く機会がなかったので、ご当地アイドルが多く出ると謳われたイベントながら、AOS界隈のユニットが多数見れることは私にとっては意外とありがたいことだった。

この日の人数は3人。ピンクのTシャツに黄色チュール(高岡未來)、青Tシャツにピンクチュール芹沢南blog)、オレンジTシャツに緑チュール(香坂まや・blogの3人編成で、1曲目終わりのMCにて南ちゃんが今日から加入と言う情報を聞いた。

1曲目はAOS自己紹介ソング的なもので、そんなフレーズが入ってるように聴こえた。冒頭がQueenの「We will rock you」をサンプリングしたようなリズムからスタートするダンスナンバーで面白かった。

MCにて名乗り。「こんにちわ!」と言ったところ、規制を突き破ってAOSファンの方がこんにちわを返して、少し和やかな空気が流れた。やっぱりコールにはレスポンスしないと無視したみたいな気まずさ流れちゃいますね。自己紹介、少々高岡未來ちゃんが言う内容すっ飛ばしてる感がかわいかった。

南ちゃんが今日から加入の旨を告げて2曲目は「DREAM ANGEL」。おにごっ娘もやっていたAOS界隈の定番ナンバーをこちらでも披露。こんな感じで、どのユニットでもこの曲やってるんだろうなと思った。いつかAOSのほかのユニット(RynRyn☆ミどろっぷなど)のライブも見に行って確かめて見たいものです。

このころ、ふと手前を見たら外国人女性客2名がふらりと会場に現れた。どう見ても上野に観光で着てた感じの人たちで、アイドルに興味ありそうな気配0で怪しいと思って注意していたら、すぐに会場を後にした。ふらっと入って、ふらっと出れるような価格のイベントではないので、やはり「無料入場券を配布しているらしい」と言う噂の真実味を増してきた。(ちなみに、私がもらったものはe+発券のチケットだったので、外国人客がどういうもので入ってきたのかはこの時点で不明でした)

3曲目はオリジナル曲らしいのだがタイトル不明、合計3曲披露してライブは終わった。

15:23 司会 vs AOS

Akiba On Stageの舞台にも上がっているであろう司会の二人(実際上がってるかは不明ですが)とAOSの子たちのMCとなった。特に特筆すべき話題なしと言うか、司会が絡むMCに飽きてたので話はほとんど覚えてないです。朝倉みかんマイクが不通になる瞬間があったりと、相変わらずばたばたしていた。

ちなみにこのころ、気がそれたついでに来場者状況を数えた(笑)。ざっと見たところ、前方ブロックに5~60人、後方ブロックに点々と人が居て、合計で120人前後だった。動員上限の1/10で、このうち自分含めてお金払わずに入ってる人がどれだけ居るんだろうとぼんやり思いをめぐらせた。


15:27 Oh☆Campee

劇団ひまわりのユニット、Oh☆campee(おきゃんぴー)。何気にTIFに2年連続出場。
劇団ひまわりから生まれたユニット、Oh☆Campeeが続いての登場。

自分も見に行ったTOKYO IDOL FESTIVAL 2011にも出演していたので名前は知っていたのだが、少女専門ヲタではないのでスルーしてしまっていたが、こういう機会に見れるのが実にありがたかった。

自分が知っていた情報と言えば、黒人の子 ボイエ新奈ちゃんが居たが既にやめたという程度で、後は有名な劇団がはぐくんだユニットと言うことで、いろいろ基礎力が高そうだなと言う期待で見てみることにした。

メンバーは9人で、1人長身で色白のハーフっぽい子がいるなーと思って見ていたのだが、後のMCにてメキシコ&日本のハーフっ子だと言うことがわかった(澤那朱鳥ちゃん blog 97年9月生うまれの14歳)

冒頭は入場SEからのダンスを披露。ただただ可愛さで魅せるアイドルとは違ったショウ的な匂いを勝手に感じた。そのまま1曲目に続いた。

MCにて自己紹介。スタイルも良く、澤さんがはやり印象的だった。しかし、他の子も元気いっぱい&ダンスの実力も高くて見ごたえがあって良いユニットだなと思った。

2曲目は1曲目と雰囲気の違ったロックナンバーで爽快なパフォーマンスを見せた。Aメロで前を向きながら横に動くところが、大好きでよく見に行っていたぱすぽ☆「Let it go!!」をふと思い起こさせるもので、結局私はそういうの好きなのだなと思った。

続いて3曲目はステージを走って動き回る曲で、こちらも元気いっぱいで良かったのだが、流れているオケの音量が小さくて迫力に欠けた。苦情でも入ったのでしょうか。何かと規制が多くて、大音量が正しいとは思ってないんですが、こんなんじゃ「水上音楽堂なのに、音楽楽しめない」とすら思った。

15:43 司会 vs Oh☆Campee

3曲でライブ終了。司会が出てきたのだが、こちらもテキトーに見ていたので話題は記録&記憶なし。


15:46 ピー☆スカット

ピー☆スカット
参考映像:ピー☆スカット「Magical Star」
続いて登場したのが岡山県のご当地アイドルとしてやってきたピー☆スカット

岡山県の名産品である桃(ピーチ)とマスカットをあわせたユニット名で、岡山のご当地アイドルであることを強調しているわけですが、私の中では岡山のご当地アイドルと言えば既に見たことがあったS-Qtywikipediaの印象が強かったので、一体どういうユニットなのだろうと臨みましたが、以前から名前を知っていたわけじゃないので未知数でした。

写真で見る限り、ちょいゴスい印象で、S-Qtyの(岡山県が誇る制服等の製造で有名な日本被服が提供する)学生系の衣装とは相容れない印象で、その格好で一体どんな音楽に乗せてステージをやるのか、見てみるまで想像が付きませんでした。

最初はSEから。Perfumeの3rdアルバム「⊿」収録の1曲目「Take off」を使っていて、オープニングにはふさわしいSEだなとは思ったのだが、今日Perfumeが有名すぎる為に、それ相応のステージをやらないと、より劣って見えてしまうのでは?と言う危険な香りを感じました。

SEで登場したのは5人で、やっぱりゴスい衣装で、一人髪がとても長くてピンクの毛が混ざっており(ウィッグかどうかは不明)、その方が非常に胸が大きい様子でインパクトがあったのだが、所謂アイドルの類には見えなかった。

1曲目は聴いたことない曲で、あとから察するにオリジナル曲「Magical☆Star」だったらしい。あまり厚みのないシンセのサウンド、プリセット音源感満載のタムの音が個人的に好きな安っぽさで嫌いじゃなかったのだが、Aメロのメロディが不安定で、なぜこんなメロディになったんだろうと思える気持ち悪さがあって妙なインパクトを受けた(笑)。

Bメロ、サビへと展開してもどことなくメロディが死んだ印象で、今流行っているアイドルソングであったり、過去の王道ポップスみたいなものをまるで参考にしないで作曲したのだろうかと思える、そんな曲から始まって、どこに行きたいのかさっぱりわからない感じがぐっと来た(笑)。

話によるとメンバー全員で作詞ししたとのことだが、どういう歌詞なのか見てみたい。(後の話ですが、音源が収録されたCD-Rを入手してきてもらったので、今日となっては聞き返せるんですが、そのうちやりますw)

2曲目はタイトル不明ですが、AKBっぽい感じの王道アイドルポップをやっていた。「Magical☆Star」が初オリジナルっぽいので(参考:公式Web 活動履歴によると2012/06/02に初披露だそうです)こちらはカバーだったようだが、なんの曲かわからないが、こっちの方が安心感があるなと思った。そして、1曲目との落差がすごいなと思った(笑)。

2曲目終わりでMC。岡山から来たご当地アイドルである旨などを紹介。続いて3曲目は「ハッピーシンセサイザ」を披露。色彩RECORDSのイベントで山下瑞稀ちゃんが歌っているのを見たことがあったかなーと言う程度ながら、ボカロ曲だと判別がつく曲が来たのだが、これまでに出てきたユニットのカバー選曲に比べるとアキバ系と括られる範疇かなーと言う印象が残った。岡山からわざわざ来てるのに、ボカロ曲を東京でやることの意義みたいのがよくわからなかった。(東京・秋葉原あたりの小さいライブスペースで、オリジナル曲を持ってないインディーアイドルの子が歌っているのならしっくり来るのだが。)

ただ、曲が悪いわけじゃないので耳を傾けていたのだが、先述の胸ばっかり目が行ってしまう女の子が意外と歌がうまいみたいだった。ダンスもそんなに悪くなかった。

3曲目終わりでMC。「“岡山 アイドル”で検索してください!」とサイトのPR。自分の中では断然S-Qtyしか浮かんでなかったので、それで検索しても出てこないんじゃないのかなとぼんやり思ったのだが、そもそも岡山のご当地アイドルがそんなに多くなさそうなあたり、案外出てくるのかなーと思い、メモを取った。MC明け、最後にもう1曲やってライブは終了。

16:06 司会 vs ピー☆スカット

お馴染みの司会登場でMC。

グループ名の由来「ピーチ+マスカット=ピー☆スカット」について説明が入った。


16:10 ステーション♪

ステーション♪
見たことないユニットが続いて、しかもスパイスシスターズ、ピー☆スカットとどこか不安に感じるユニットがいくらかあってもやっとしてたところで登場したのがステーション♪。

ここに来て何度か見ている&意外と好きなユニットが登場したことに猛烈な安心感があった(笑)。

言うなれば、本望で来たと言うより縁があって訪れた異国で、口に合わない or まずいわけではないがいまいち馴染まない or おいしいにはおいしいんだが食べ慣れてない食事が出まくったところに、好きでたまに立ち寄ってた牛丼屋の牛丼が食べられる喜びとでも言ったら伝わるだろうか。ステーション♪は所謂分かりやすい王道アイドルユニットではなく“鉄道系アイドル”なので、例えるなら「おいしい幕の内弁当+冷凍みかん」と言った方がしっくり来るかもしれないのだが、とにかく安心したのだった。

冒頭はお馴染みのSE。わくわくして仕方なかった。(単純にオリジナルSEがあるのってかっこいいですよね)SEで登場したのは“なる”こと金城成美blogtwitter、“あーやん”こと三江彩花blogtwitter、そして研修生の“ななちゃ”こと千葉奈々希blogtwitterの3人で、“いっちー”こと加藤一華blogtwitter、“ねねち”こと南寧々blogtwitterは不在だった。

ななちゃの存在は以前から知っていたが、いざステーション♪に混ざってやってる姿を見たことがなかったので少し新鮮だった。

1曲目は「レッツゴー鉄道アイドル」から。彼女たちが定期的にライブを行っている秋葉原 神TOWER 3Fのイベントスペースに比べて格段に広い水上音楽堂の舞台でのパフォーマンスは、少し場所をもてあましてる感があったのだが、センターを務めた“なる”の動きが非常に良くて楽しめた。何にせよ、この日 多発したマイクの不調を物ともしないあてぶり(言い方がアレだが、口パクです)でステージを行う彼女たち。ステージに一切支障が出ておらずで、逆にうまくまとまって見えてて、その点ではステーション♪のライブは強いなと感じた。

1曲目終わりでMC。「こんにちわー」と言った後に自ら「こんにちわー」と言ったことで、“客がステージのコールを無視している気まずさ”を意識的か無意識か不明だが回避できてて「うまい!」と思った。

お馴染みの自己紹介にも安心感たっぷりで良かった。

続いて披露した2曲目「記念日に逢いましょう」。声出し禁止と言う過酷な環境に屈しない名バラードを持ってきたステーション♪の大勝利がこの瞬間に確定した(笑)。勝ちも負けもライブにはないのだが、この環境にとにかくぴったりで、物凄くぐっと来た。と言うか、単純に良い曲ですよね。聴けて良かった。

3曲目は彼女たちの1stシングル「ススメ。」で爽快に駆け抜けた。この途中、ふとステージから目線を横にそらしたら、スタンバイしていたBarbie Lips人がステージの様子を見に楽屋から出てきていた。「そういえばBarbie Lipsも見れるんだった」と思い出した。

3曲目のあとはMCにて、この日ステージに居なかった“いっちー”と“ねねち”を紹介。続く4曲目は未音源化曲「ぐるぐるビーム」を披露。このところステーション♪の話題で上がることが多かった、ぱすぽ☆に楽曲提供で知られる“ペンネとアラビアータ”氏提供による新曲で、ステーション♪らしくはないけど盛り上がる曲だと聴いていたので、いよいよ見れて良かった。感想としては「うん、ペンアラ曲!」と思える出来のナンバーで、リズムを刻む拳を振る振り付けをしている“なる”がとにかくかっこよくて痺れた。ライブは計4曲で終了。

16:29 司会 vs ステーション♪

司会が登場してのMCへ。

お馴染みの二度手間自己紹介からの告知を済ませてステーション♪が舞台を去った。

朝に飾り付けを行ったであろう舞台上の幕にくっついた折り紙製のチェインが雨の湿気で粘着が取れたらしく、だらしなくぶら下がって景色を濁していたのだが、それが気になったMC朝倉みかんが引っ張ってはがしていた。ナイスな判断だなとは思ったのだが、ほんとテキトーで自由な人だなーとも思った(笑)。


16:35 Tim'e'

フライヤーに掲載の画像と同じTim'e'のアーティスト写真(ネット上での拾い物)では4人載っているが、水沢えり子ちゃん(blog・右から2番目)は6月時点で事務所を辞めている為(詳細は先述のblogに記載)、3人+6人の新メンバーの合計9人がこの日の舞台に上がっていた。
補足

メンバーの全貌が見えなかったのですが、検索していたらわかったのでこちらに記載させていただきます。参考:内山薫 7/07 blog記事

佐々木みゆうblog
イメージカラー:赤
水野舞blog
イメージカラー:ピンク
清水ちかblog
イメージカラー:黄色
川崎裕菜blog
イメージカラー:水色
宮田飛鳥blog
イメージカラー:緑
山田りかこblog
イメージカラー:紫
千里 & 美里
イメージカラー:白
内山薫blog
イメージカラー:オレンジ

続いての登場は今回初めて見たTim'e'

Akiba On Stage枠に上記ではまとめたのだが、音源がアテナ音楽出版から出ているだけで、ポセイドンエンタテインメント所属の子たちではないユニットです。(AOSで活動する子たちはほとんどがポセイドンエンタテインメント所属)

しかしながら、ポセイドンエンタテインメント所属の子たちがよく出しているイメージDVDシーンで活躍している中学生アイドル、佐々木みゆうちゃんblogらが所属するユニットなので、ざっくりカテゴライズするとやはり同じくくりと言うところでしょうか。(U15グラビア界とでも言いましょうか)

Tim'e'は評判として「曲が意外と良い」「U15グラビアで活躍してる子のユニットらしい」「グループ名が検索しづらい」と言われているのを耳にしていたので、どう曲が良いのかが楽しみポイントだったのと、このblogに何回(参考123か登場したユニット、拳銃少女に在籍していた川崎裕菜ちゃんblogが拳銃からフェードアウトしてこちらに加入したらしいと言う情報が気になっており、そこも見所だなと思って臨みました(笑)。

1曲目は3人で登場。4人だか3人編成だったはずだなと思ってたのでイメージとだいたい合ってた。曲は評判通りの意外と良い感じの曲だった。

1曲目が終わったところで、ぞろぞろと舞台にメンバーが現れ、合計9人になった(笑)。MCにてユニット名乗り。先述の裕菜ちゃん、そして双子が居ることがわかり(途中から会場に来た知り合いが解説してくれた)、なんかわからないけど情報量の多いユニットだなと思った。

2曲目はドラマ「ラストプレゼント~娘と生きる最後の夏~」主題歌としてテレビで聴いたことがあった槇原敬之の名曲「僕が一番欲しかったもの」のカバーだった。後で知ったのだが、この曲、佐々木みゆうちゃんらが出演する“スク水・競泳水着映画”と言えそうな「青春ラプソディ。~ときめきウォーターガール」の挿入曲とのこと。「母が末期ガン」と言う背景で娘と母の絆の物語を盛り上げたこの曲をなぜカバーしているのかさっぱりわからなかったのだが、この曲が思いのほかツボを突いた(笑)。

キーは男性にしては高いマッキー曲なので原曲のまま。しかしAメロが男性で丁度良いキーなので女の子には低く、だらりとした印象のカラオケっぽい聴こえだった。Bメロはさらに少し低いキーになるのでより一層だらりとした感じだったものの、サビ前の「それを僕はあげることにした」のフレーズはなぜか裏声で川崎裕菜ちゃんが担当(笑)。思わず爆笑してしまった。

サビのキーは女の子にも歌いやすい(男性にしては高めで歌いづらい)キーで、そこはユニゾンだったので、余計にBメロサビ前のフレーズだけ突き抜けてるのが際立ち、なぜそこだけそうなったのかが不可思議で、笑う曲じゃないのにおかしくて仕方なかった。この日一番愉快だった。

愉快な2曲目が終わったところでMC、メンバー紹介となった。メンバーが多く、衣装がある程度統一されていたこともあり、チュールが色分けされていた。双子が居ると言うことで、白チュールが2人居た(笑)。そして、衣装の背中にはイニシャルが書かれていたのだが、Mが何人も居て面白かった(笑)。

3曲目は「バニーガール」なる曲で、こちらも曲がよくできてて(セクシーお姉さんユニットprediaの「HYE BOY」を思い出すクールなダンスナンバー)かっこよかったのだが、U15アイドルから二十歳前後()まで居るユニットでがちゃがちゃしていて、グループの雰囲気にあまり合ってない感じが面白かった(笑)。

…ちなみに、彼女は2012/09/09を以って20歳になったとblogに書いてありますが、拳銃少女時代のプロフィールによると1994/09/09生まれなので、17歳だったようです。しかし、アウトラン4871(所属事務所)のサイトによると1992/09/09とあるので、20歳説が有力。彼女のグラビアが載った中学生多めのグラビア誌「Cream」2010年12月号(佐々木みゆう表紙)について触れたページには94年生まれと記載。もうどれ信じて良いかわかりません!
16:52 司会 vs Tim'e'

ライブは3曲で終わり、司会とのMCへ。

やっぱり二度手間自己紹介を促し、9人も居るので非常に長引いた。

朝倉みかんが彼女たちに話を投げかけるも、いまいち面白くなく、会話内容は忘れた。


16:58 浜田由梨

浜田由梨
続いて登場したのがグラビア/イメージDVDなどでの活動も行っているライブアイドル、浜田由梨ちゃん。

彼女は代々木公園のソンクランフェスティバルにて見たことがあったので、顔と名前が一致していたので、ここでも安心感が少々あった。

デニムのショートパンツから伸びた生足と、赤いTシャツを着用していたのだが、胸元がセクシーで良かった。

どの曲もあまり見たことない子なのでわかってはいないのだが、アニソンでありそうなハードなギターが効いたポップナンバーをレパートリーにしているので、それなりに知らなくても楽しめるのも良かった。

1曲目終わりでMC名乗りと自己紹介を簡単に挟み、2曲目をやろうとしたところ、流してもらう曲が違うのに戸惑いながらやり直しを音響担当に指示していた。曲が整うまで簡単にMCで繋ぎ、改めて2曲目はアコースティックサウンドが効いたミドルテンポの明るい曲を披露。サビでは軽やかに手を振り(通称ワイパー)、浜田ファン(浜田Tシャツ着用で2~3人だけしか居なかったので目立った&以前の代々木でも見たことがあった方だった)をはじめ、会場のみんなが一緒になって手を振って静かに盛り上がった。

打って変わって3曲目はアップテンポで、声が出せる会場だったらみんなで「ヨッシャイクゾー!」と掛け声を入れられそうな曲だったのだが、そうも行かずで曲は進んだ。

浜田さんのファン、数は多くないものの、彼女との関係も良いみたいで、ファンがしっかり盛り上げていたのが印象に残ってたのだが、この日はステージ前に池がある&声援が禁止と言う環境で、普段通り応援できないと言った雰囲気があるなかで、池前にまで出てきて落ちサビで池の柵部分にもたれてケチャを打ったりしていたのだが、それを見つけたステージ両サイドに居たセキュリティの男性がじわりじわりとステージ前に寄ってきてるのが目に飛び込んだ。彼らもステージ進行を邪魔されないように過剰な応援を制御するのが仕事だと思うのだが、ステージに差し支え出るような応援をするファンでない人たちまで制する対象になってしまうのかと思うと、このイベントは本当に“ライブアイドルの現場”がどういうものなのかわかってないでライブアイドル呼んでいるのだろうか、と言う疑問しか沸かなかった。

日ごろDokiDoki☆ドリームキャンパスや上述の危ない女の子シスターズなどが出演しているライブスペースを運営しているポセイドン/アテナ音楽出版が主催と言うのに、どうしてそうなるのだろうと不思議だったのだが、浜田ファンがそのぴりぴりした圧に負けじと前に出て行く姿は勇ましかった。

余談だが、この日、ライブ後の物販がないことから、ステージ脇で別の出演者のパフォーマンスを観覧していた浜田さんに近づいていって声をかけていた浜田ファンが居た。浜田さんも高いチケット代のイベントへ応援に駆けつけてくれたファンに対して笑顔で振舞っていたのだが、会場に居たスタッフが止めに入っていた。

物販がなく、お疲れ様 or 楽しかったの感想すら伝えにいけないのかと思うと、やっぱりどういうつもりでこういうイベントを行おうと思ったのかさっぱりわからなかった。

17:15 司会 vs 浜田由梨

ライブ終了後、お馴染みの司会登場。

浜田「お仕事くださーい♪」と率直にPRしていて笑った(笑)。


17:16 Barbie Lips

Barbie Lips 写真右の彩乃ちゃんがこの日は不在でした。
続いて登場が東京にもよく来る名古屋のBarbie Lips。

始まる前に赤いBarbie Lips Tシャツを着用した集団がステージ前方に集まった。座席に余裕があったこともあり、応援したいグループの番が来たら前の席を譲り合うことをしていた。1200人入ると言うホールでも、「所謂地下イベだなー」と思った。

ステージにBarbrie Lips登場。姉妹&従妹の3人編成の彼女たちだが、この日は“妹”の都々美ちゃんと、“従妹”の紗希ちゃんデュオだった。blogによると“姉”彩乃ちゃんは大学の授業があって来れなかったみたいですね。

2人で出てきたので、4月末にあった都々美の事故(ひき逃げにあったらしい)の件で、彩乃&紗希編成で来てるのかと一瞬思ったのだが、既に都々美は回復していたみたいです。それにしても、遠めで見ると姉妹のシルエットが似てるなーと思った。(いざ二人を見比べると彩乃ちゃんは目がほっそりしてて、都々美ちゃんは目がぱっちりしてるのですぐわかるのですが…)

1曲目はBarbie Lipsおなじみのナンバー「Smilin' Face」だったのだが、この曲のサビフレーズで入るファンによる「Hoooo!」と言う掛け声が“声だしNG”のせいで入らずで、寂しい「Smilin' Face」になってた。普段から入ってるコールってもはや楽曲の一部なんだなと痛感した。

MCにて名乗りなどをはさんで2曲目はタイトル不明、3曲目は「JETガール」を披露。「JETガール」は恐らくこの日個人的に初めて聴いたのだが、サビで繰り返される「ぶんぶんぶんぶん♪」(ぶん ではないかもしれません)のフレーズが印象的で気に入った。

告知MCをはさんで4曲目をやって終了。

17:36 司会 vs Barbie Lips

再び司会登場からの、二度手間自己紹介と雑談が挟まったのだが、特筆すべきこと特になし。


17:38 だいやぁ☆もんど

だいやぁ☆もんど
参考映像:だいやぁ☆もんど @ 歌織姫フェスティバル2012
続いて登場したのが鳥取県のご当地アイドル、だいやぁ☆もんどでした。

色んなご当地アイドルが今日居る中で、あそこのアイドルが面白いと言う噂がTwitterなどで広がったりしてますが、「鳥取の だいやぁ☆もんど」ばっかりは(自分の勉強不足かもしれませんが)全然聞いたことがなく、とても気になっておりました。

話によると、「だいやぁ」と言うのは鳥取の方言で、語尾に使われるワードらしい。フランス語の「モンド(世界)」とあわせたものがグループ名になっており、「鳥取から世界へ」と言う願いが込められてこういう名前になったそうです。地元PRユニットらしい良い名前ですね!

どういう曲をやるユニットかもわかってなかったのですが、先述のヒーローズアカデミーのユニットのように、オリジナル曲が少なくて、有名なアイドルソングのカバーでもやるのかなと言うご当地アイドルに対する先入観を持って多少臨んでたのですが、1曲目はなんとなく聴いたことあるけど、まさか…と言う選曲でした。プリンセスプリンセスのヒット曲「DIAMONDS」のカバーで、聴いたことないアレンジになっているもので踊ってました。

「だいやぁ☆もんど」がダイヤモンドのカバーっていう洒落も面白かったのですが、どうやってもはずせない/崩せない「DIAMONDS」のあのリズムを除いた絶妙なアレンジで驚いた。

あと、遠めで見るととてもかわいい気がしたあたりもぐっと来た。実際フライヤーに掲載されていた写真では顔がよくわからずだったので目を凝らしていたところ、近くに座っていた双眼鏡を持ってきていた方が双眼鏡を貸してくれたので、それでじろじろ見てみました。1人、とてもはっきりした顔立ちで、華奢ながらハキハキ、そして大きくダンスを踊る子が印象的でした。(本庄かなこちゃん・blog

3人組ユニットで、ダンススクールあがりなのかわかりませんが、確かな基礎を感じるパフォーマンスと、生歌でライブをやっているのがとてもよかったので、司会二人の至らない仕事っぷりで得られたもやもやを、だいやぁ☆もんどのステージ中は忘れることができた。

1曲目終わりでMCへ。「だいやぁ☆もんどです♪ きらーん♪」とポーズを決め、自らのグループ名について説明、そして自己紹介。

“はるる”こと山下華妃ちゃん(やました はるひ・blogが高校1年生 15歳、“ゆりりん”こと浦富優莉奈ちゃん(うらとみ ゆりな・blogが中学2年生 14歳、上述の本庄かなこちゃんが中学3年生 15歳とのことだった。

ご当地アイドル応援サイトGachi内に だいやぁ☆もんど のページがある旨や、今後出演するイベントの告知(鳥取県内のイベント)をし、しっかり「鳥取に遊びにきてくださいね~♪」とPRしていた。2曲目はロック調の曲「Gori Gori Love」を披露。「DIAMONDS」カバーが四つ打ちの打ち込み曲だったのに対して、こちらは元気の良いギターサウンドが響くポップ・ロック曲で、この2曲でライブは終了。2曲だけだったが、軽やかに踊る姿と生歌、そして広々とした舞台だが決して縮こまることのない伸びやかなパフォーマンス、かなこちゃんの存在感がとても良くて、この日一番収穫があった時間だった。

17:52 司会 vs だいやぁ☆もんど

改めて司会登場。おなじみの二度手間自己紹介なのだが、3人編成かつ、2曲のみで引き込まれただいやぁ☆もんどの名前がなぞれたのは唯一良かったなと思った。

一番年上の“はるる”ちゃんはそんなにビジュアルでひきつけるタイプではないなと思ったのだが、そういうタイプの子が居るユニットの方がなんだか信頼できると言うか、親近感を感じる自分なので、はるるが居て良かった気がした。


17:54 Starmarie

Starmarie
この日、歌織姫フェスティバル2012でまともに見た最後のユニットがStarmarieでした。と言うか、スタマリが出るんだったらスタマリ見てから出ないといかん!と思い、そこまでなんとか残りました。

スタマリについては既にこのblogで何回も書いているので特筆すべき紹介点はないのだが、出ると思ってなかったので、出ると知った時は嬉しかった。

そして、出演時間が近づくにつれ現れる、スタマリ現場で見るお馴染みのマリスト(スタマリファン)さんたち。日頃からファン同士の会話に混ざったりは積極的にしない私ながら、面識がある人たちがぞろぞろ入ってくるのは心強かった。

スタマリが始まる時だけ前から2列目くらいが空いていたので、そこに着席させてもらって観覧した。注意書きにあるように「椅子の上に立つ」ことは禁止されているものの、必ずしも着座して見ねばならないとまでは書いてなかったので、立ってライブ鑑賞しても良かったとは思うのだが、お客さんの数が少ない中で誰も立って応援はしておらずで、スタマリのライブを贅沢に着座でまったりと見させていただいた。

日頃から応援しているものの、ライブで名前を叫びまくったりすると言うよりは、彼女たちの振り付けを一緒に踊って楽しんだりしている方なので、着座での鑑賞は若干気持ちが落ち着かなかったのだが、座りながら「モグラミステリーツアー」の横に移動するところをやったりして面白かった(笑)。

セットリストは入場SEからの「アンドロメダ・プロポーズ」→「モグラミステリーツアー」→「涙のパン工場 コンセルカマタ」→「三ツ星レストラン ポールからの招待状」の4曲を詰め込んだ感じで、去り際に名乗りと告知をねじ込むようなスマートな舞台だった。

声出しNGと言う環境を逆に使って、濃いパフォーマンスに徹したセットリストはとても良かった。しかしながら、マリストによる「コンセルカマター!」の掛け声が入る“パン”のイントロが鳴った際に、マリスト+キャンディスト(次の出番だったCANDY-GO!GO!のファン)あたりの方が「お?“コンセルカマター!”はどうするんだ?」と言う雰囲気になってたのが面白かった(笑)。

スタマリが終わってから、埼玉の辻まつりへFinolia Factoryを見に行く予定にしていたので、ここでつまみだされても全然痛くも痒くもないと思ってたので、「コンセルカマター!」だけ言う覚悟で所定箇所に臨んだ(笑)。…のだが、全体でわっ!と騒々しくなったわけではなかったからか、舞台袖に控えるセキュリティの男性や会場内のスタッフが動き出すことは特になく、意外と大丈夫だった。もっと束になって、会場に居る「コンセルカマター!」と普段からコールできる人が束になったらさすがに制止が入ったのだろうか。その境界がわからなかったのだが、所定箇所だけ声出すのはルールを侵しては居たので後ろめたくもあったのだが、楽しかった(笑)。

「三ツ星レストラン~」では2番Bメロの「ドキッ ドキッ ドキッ」のフレーズにあわせて「ドキドキドリーム キャンパース!」と声を入れるように最近のライブでなっていたみたいで、この日着用してたけど無意味に終わりそうだったドキTが一瞬だけ輝いて見えた(笑)。ありがとう、Starmarie!

狭い神田K-HALLから、広い渋谷O-EASTの舞台まで数多の会場でライブを行っているStarmarie。上野水上音楽堂も広い舞台ながら、彼女たちの持ち前の経験が生きた見事なステージで、初めてStarmarieを見た“渋谷ぶっ飛び!ガールズ祭り”での感動が少し蘇った。この日スタマリが見れて改めて良かった。

18:12 司会 vs Starmarie

この日、個人的に最後となった司会 vs 出演者。

七夕なので願い事は…と言う話題に対して、しのはむ「韓国人になりたい!」と普段通りのトークを展開していて微笑ましたかった。

よく知ってるStarmarieの3人がおなじみの話題を展開させることのホーム感が、声援禁止の寒い会場の中ではとても温かかった。


18:18 CANDY-GO!GO!入場時に退却

CANDY-GO!GO!はStarmarie、asfi、ANNA☆S、パステル☆ジョーカーらとの合同ユニットALLOVERにも参加しているユニットなので、以前に比べて目撃率が上がっているものの、毎回気乗りしてなくてちゃんと見たことがなかったので、こういう時くらい見ても良かったのかもしれないのだが、あいにくこの後の予定に支障が出そうだったので、彼女たちの姿を見届けて上野を後にした。


招待券問題

ライブレポートだけ書くので良いと思うのだが、一応噂が出ていた件について自分なりにまとめておきたいのだが、「無料招待券が配布されていた」件については、事実、「招待」の印が押されたフライヤーの配布があったらしく、一部関係者が内輪に配布したりがあったらしい。

4000円払ってチケット買った人に対して不公平なので公に配布してます!とは言えないのは当然だとは思うのだが、途中でふらりと散歩している外国人や日本人観光客を「ちょっと見て行きませんか?」と誘いいれるよりも、4k払いたくはないけど見れるならみたいっていうヲタを入れたほうが、結果として大勢に見てもらえたと言う地方アイドルの思い出持ち帰りに貢献できたのではないか、と思うのでした。

余談だが、そのような感じで、会場付近に居たら水上音楽堂に入ってこれるっぽい!と察しがついたので、知り合いで興味ある人に「きっと会場付近に来れば入れます!」と促したところ、途中で本当に知り合いが入ってきて笑った(笑)。話によると、おにごっ娘メンバーのお母さんの顔を現場で見たことがあったらしく、会場付近で招待印入りのフライヤーを配布していたとのことだった。さすがにイベントスタッフに「ここでは配らないでくれ」と制止されていたそうだが、制止された直後にお母さんをキャッチし、1枚フライヤーをもらって入ってきた、とのことだった(笑)。

その方以外にももう1人後から入ってきて、どうしたのか?と聞いたところ、会場付近のゴミ箱に捨てられていた黄色いフライヤーを見たところ、招待印があったとのことで、それを持って行ったところ、この日は再入場可能にしていたそうで、それにて入場ができた、とのことだった。

結局、歌織姫2012フェスティバルとはなんだったのか

上野の水上音楽堂の借り賃や人件費がどれくらいかかってるのか、各ユニットの交通費やギャラなどがどうなっているのかさっぱりわからないのだが、4000円と言う値段設定のチケットが多く見積もっても120枚(無料招待・親族・関係者なども居るので、恐らくそんなに売れてない)しか売れてないと言うあたり、どこで黒字を出そうとしていたのかも謎で、「好評につき、2年目も!」と言うことにはならなさそうな雰囲気がぷんぷん漂うイベントでした。

人からいただいたチケットで、私も無料で見た人なのですが、貴重な体験がたくさん出来た気がしております。

とりあえず言えることですが、司会2人の至らなさでどんどんタイムテーブルが崩れ、しかもそのタイムテーブル崩れてる原因が面白くないMCと二度手間の自己紹介と言う、進行の酷さはとにかく辛いものがあった。

いまいちアイドルブームに乗っかり切れてない感がありながら、意外と実力・存在感も光っていた だいやぁ☆もんど が見れただけでも収穫の大きなイベントだった、と言うところにまとめておきたいと思います。

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