2010年3月に強風で倒れた大銀杏がどうしても見たかったので、鎌倉エリアに立ち寄ったついでに、紅葉を楽しむ目的も兼ねて鶴岡八幡宮を訪れた。
樹齢1000年とも言われている樹が倒れた、これは1000年に一回の出来事と思うと「倒れている瞬間を見に行かねば!」と思って3月頃、一人でテンションを上げていたものの、鎌倉まで気軽に行ける距離ではないので(と言ってもうまく乗り継ぐとおよそ1時間程度で着くっぽい距離に住んでいるのですが)結局、倒れた直後に見に来ることは実現できなかった。
鎌倉、以前からたまに気分転換に訪れたり、何かに吸い寄せられるように訪れることがしばしばあったのだけども、2回に1回くらいしか鶴岡八幡宮には来ない。鎌倉エリアに行く最大の目的はいつも決まって「長谷観音(長谷寺の観音)を見ること」だからだ。
長谷観音、実物は撮影が禁じられているので自らのカメラに収めることはできないのだけども、あれは写真なんかで見ても伝わらない存在感があるので、大仏見に行く予定がある人は大仏から徒歩10分もかからないのでぜひ寄って見て欲しい。大仏は雨ざらしで、かつ想像通りの姿なので、もちろん巨大だし、物凄い存在感もあるのだけども、長谷観音の奥行き、でかさ、美しさは圧倒的。
話はそれたが、階段を登ったところからも銀杏の様子を撮って見た。それが写真2枚目。
最初来たのは恐らく小学生の遠足。覆い茂る銀杏の葉っぱがない、景観を埋め尽くす巨木がないことの淋しさは何にも代え難い。しかし、折れた部分を植えなおしてから芽が育っているという話。所謂「大銀杏」にまたなるには50年じゃ足りないだろうから、きっと「大銀杏」になるまで生きてられないかもしれない。
それは残念に思うけども、そこにあった巨木の存在に感謝をしたい。一度でも見れた、っていう記憶ははっきりしている。(実際は一回どころじゃなく、何回も見ているけども。小学生の頃に大銀杏の小枝が落ちていて「天然記念物を触った!」と一人で興奮していたこともよく覚えている。)
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