新宿nine spicesにて、サーティーン（myspace）企画「小企画 vol.3」（こきかく）があったので行ってきました。
出演
- 真美鳥（myspace）
- きがわ君と27（myspace）
- 壊れかけのテープレコーダーズ（myspace）
- erasers（blog）
- 古宮夏希＆コークスが燃えている！（myspace）
- 平賀さち枝(転換ライブ)
サーティーン（神宮）企画として半年に1回くらいやってるっぽい小企画シリーズ。第一回のレポはこちら、第二回目のレポはこちら。
きがわ君と27
男性4人組、ギターは高野くん（blog）、あとベース（VOXのPhantomがかっこいい！）、Drums、そして多彩な楽器（ギターやシャーナイ、パーカッション、声など）を扱う人による、なんとも形容しがたい音楽だった。
鳴ってる音の幅も広いし（下から上まで）、メロディがしっかりしてるっていう感じでもないし。こういう形容しがたい音楽は燃える。言葉で表しようがないから。blogで紹介したいのになんとも書けない。これが良い！
以前から存在は知っていたのだけども（メンバーとライブハウスで会ったりしていたので）、初めて見れて嬉しかった。そして、とてもかっこよかった。
高野くんが一番お互いのこと知ってる人になるが、うみのて（myspace）、Chewz（myspace）などでも楽器を弾く彼だが、このバンドでのプレイが個人的に一番好きだった。総じてどれも好きなのだが。他のバンドだと暴れすぎることがあるが、このバンドでは高野くんは黙々と演奏に徹していた印象。本人としては微妙だったみたいな演奏後の感想だったが。
バンド名がどことなくポップだけど、もうちょっととっつきづらくてカッコいいバンドって感じでした。myspaceで音源聴けるので、聴くべし。
現物撮り忘れたが、高野くんが角煮だかなんだかを作ろうとして、買ってくる材料を間違えただかなんだかで、ラーメン二郎っぽい豚になったとのことで、それを振る舞い肉として持ってきていたので、2口くらい頂いたのだが、大変おいしかった。
MC 神宮
毎回恒例のMC。今回はドラえもんサングラス着用。なんちゅうデザイン・・・！
拡大するとこんな感じでした。
ちなみにうまい棒5種類？にうまい棒チョコが食べ放題。これは良かった。うまい棒でおなか膨れて、ビールのつまみにもなるし、日ごろから買って食べるほど今日うまい棒ファンってわけじゃないので、満足度が高かった。
古宮夏希＆コークスが燃えている！
こみやなつき＆こーくすがもえている！ 誰かがそう読んでいた気がして「コミヤ」だと思ってたら、「フルミヤ」で良いそうです。
よく渋谷LUSHなんかでやっているのを名前だけ見ていたので、いつか見るだろうと思ってしばらく経ち、やっとお目にかかれたこのグループ。
鍵盤は壊れかけのテープレコーダーズでも鍵盤を弾くユサさんだそうで。彼女らのサイトから引用すると「歌：ドラム/古宮夏希 鍵盤/遊佐春菜 ギター：ハーモニカ/古宮大志 の３人組です！」だそうです。兄弟なんかな。よくわかりませんが。
コークスが燃えている！っていう単語がひっかかってたので気にしていたのですが、非常にシンプルなギターと鍵盤の伴奏にスタンディングドラム＆ボーカルがやんわり歌う感じの音楽性でした。ポップだけどベースがいないので全体的にどしどししてなくて軽い感触が心地よく聴けました。
メンバーそれぞれがこのグループ以外でも活動しているっていうあたりも気になるので、いつか見たい次第です。
erasers
とある友人と話していたところ、erasersのことを知っていたので、なぜに？と聞いたら「ぐしゃ人間のサポートドラムやってるんです」とのことだった。"ぐしゃ人間"の姉妹編成版ユニット？の"ぐしゃ姉妹"と先日対バンしたばかりなので、世界は狭いなーと思いつつ、前知識0で見たerasers。
「よくあるロックっぽい始まり方」で始まる旨をドラムの方言った後に「じゃーーーーーん」と始まったｗｗｗｗｗ 早速面白かったｗｗ
Bass、Sax、Drums＆Vocalの3人組で、とにかく力強く、そして男臭い！（3人ともスキンヘッドだし、良い感じにフレッシュさがなくて、落ち着いたベテラン臭が漂う・・・！）
前知識なしでも楽しめるライブがやれる彼らはとても凄い！また見たい！（音楽性がどうだったか忘れてしまったのも含めて！）
真美鳥
真美鳥（まみどり）も初めて見た。
以前nekiちゃん（blog）の企画に出たらしい真美鳥。同じ会場にうちのバンド（Emotional Ticon）のメンバーが居たので話していたら知っていて、そこで既に見ていたらしい。
特に何を演奏するかは決めてはいないっぽい話題が人の間で上がってた。どうなんだろう。結構曲っぽくなってたけど。
とても淡々としているながら、ミニマルになることなくバンドで演奏している様子で、かといってノイズ演奏でもなく、音量はでかかったけども、不思議なサウンドだった。
作ってきた曲をやっているような瞬間もあった。違う方向を向きすぎていない仲間で音を出し続けるとこうやって角が取れてくるのだろうか。ポップではないのだけども、でも、非ポップでもない。もう2～3回見てみないとよくわからない気がした。
転換弾き語り：平賀さち枝
この日ダブルヘッダーっぽかった平賀さん。最初からいなかったけど、途中から現れて、中盤で弾き語り。
平賀さんは何回かライブハウスで遭遇していて、話したこともあったのだけども、何気に唄を生で聞くのは初めてだった。
YouTubeにいくらか彼女の弾き語り映像があったので少しだけ聴いていたので、生で聴けるのが楽しみでもあったのだ。
とても小さな女の子だけども、しっかりとした丁寧な歌い口が良い。ポップス的と言うよりはフォーク的。でもボッサなウィスパーボイスでおっしゃれーな感じでもなくて、もっと日本的でもあり、でも古風でもない。でも「今！」っていうものよりも普遍的な感じもあって、そこも良い。
壊れかけのテープレコーダーズ
何気にこのblog初登場か？ フジロックのROOKIE A GO-GOにも出演した経験を持つ彼ら！
6～70年代の日本語ロックの系譜を今に蘇らせたかのような質感が良い感じのバンドです。
とは言ってもかすった程度で見た経験は何回もあるんだけど、しっかり見る機会がなくてまともに見れてなかったのでした。（2009年1月に見たっぽいんですが、ハモンドオルガンとかほざいてますね、自分・・・。）
YAMAHAのYC-20かしら？ 古いコンボオルガンを毎回使っていて、オルガンの音色が圧倒的に良いですね。
最近、GSっぽい、もしくはモッズっぽい若いバンドが増えてきてますが、壊れかけのテープレコーダーズみたいなバンドがもうちょっといても良いような気がするこの頃です。でもこういうバンドって組もうと思っても難しそう。
ビンテージ鍵盤好きとしてはたまらない音色が聴けるのでありがたい。
サーティーン
前日だったか、ツイッターにて、Vocal & Guitarであり、リーダーでもある神宮が「Bass白井くんが手首を骨折」という緊急事態をツイートしていた。
自主企画は果たしてどうなるのか？ 一応ヘルプを募集みたいなことを書いていて、見守っていたら65人もリツイートしていた。人の繋がりってすごいねー。
ドクターストップ的なものは出てたそうだけども、弾けないことはなかったみたいで、なんとかこの日のライブはこなしてました。
にしても、これだけぐちゃぐちゃで濃厚な好メンツ集めるサーティーンえらい！ とても楽しかった。サーティーンも、新ギターを迎えて、相性も良いみたいで充実したサウンドで良かった。
にしてもnine spiceが暗くて、最後ってこともあって結構人が居たので良い写真が撮れなかったので、写真はちょっとだけです。
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