ももいろクローバーZ(wikipedia)のライブを見にZepp Tokyoまで行って来ました。
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1部のみ当選、2部は友人が当てたので1、2部のみ今回見てきました。
2010年末の日本青年館単独コンサートのチケットが売り切れたあたりからチケットがとりづらくなり、かろうじてミライボウルツアーあたりでは3部ともチケット取れたりしてたものの、オークションで高値がついたりの現状。
今回のチケットも「○部しか取れなかった」なんていう話を知り合いだったり、twitterのTLで見かけたりと、もはや「今会えるアイドル」ではない状態なのに、未だに自己紹介MCにおいて「私たち、"今会えるアイドル"、週末ヒロイン ももいろクローバーぁぁぁZ!」と言っている辺りに、猛烈に嘘つかれてるような気分になって、そこばっかりは早く変えてあげて欲しいと思ってます。
しかも以前ほどフットワーク軽くイベントが組めてないくらい人気が上がってきたのか、週末ヒロインでもなんでもなくなりつつあるあたりも、掲げてるものと現状がかみ合ってないと思うんですよね。
別に古参ファンではないので「あの頃はああだったのに」なんていうつもりはさらさらないですが、少なくとも自分が最初に見た「行くぜ!怪盗少女」のリリース前ツアーと言える秋葉原UDXタリーズコーヒー前の特設ステージの頃とは状況が違いすぎる。本当に「会えない」状態。
前回のZepp Tokyoの時は1部、2部、3部終わりで握手会が開催されていて、メンバーへっとへとなんだから休ませてあげてーと思ってたものの、今回は握手会すらない。ますます会えませんね。
しかしながら、別に接触厨のつもりはないので(全然真実味が薄いですがw)ももクロ、握手会なくても良いのですが、いざないと淋しいですね・・・。これが"ブレイク中"の過渡期と言うものでしょうか。
そもそも握手会を切ったのも、限界に挑戦みたいな話があったそうで、1日で長時間、多曲数をこなすっていう前提があったからなのかな、と想像しております。
しかしながら、アルバムからの先行シングルリリース前のライブだから、枚数裁く為には握手会開催しておくべきだった方が確かだったとは思うんですけどね・・・。
さて、ぼやきはほどほどに、ライブがどうだったか。
このところ、ももクロのスタッフがなぜかトークイベント開催したりとか、スタッフのミスで練習場取れなかったことをだしにしてUSTでスタッフ公開懺悔みたいのやったりと、どうも内輪ノリと言うか、何か盛り上がり方が違うのでは?と言う側面が目立ってたので、正直萎えてました。あと、上記の「言ってることと現状が違う」ことへの不信感とかも込みで。
それプラス、元々お祭り騒ぎみたいな場所に乗じるのが全然好きじゃないので、そういう気持ちが地下アイドル現場へと足を向かせたり、もう安定している現場へと足を向かせたりとしていたのかなっていう感じで、逆にももクロの無料イベント @ お台場MEGA WEBを回避したりっていうのに繋がっていたと思うんですけど、状況がどうあれ、熱くももクロを応援していた気持ちは確かでしたし、彼女達の化けの皮がはがれたようなことも全く無い。むしろ精進して技術を磨き、与えられた新曲に向けて頑張ってるはずなわけです。
この前々日だか前日に彼女らが主演の映画「シロメ」をDVDで借りてきて見たのですが、早見あかりちゃんが居たころのももいろクローバーの"かわいらしさ"、全力で仕事に向かう様などがそこには映ってまして、改めてももクロが好きだった気持ちが蘇りました。
そんな気持ちを引っさげて現場に向かいました。
USTREAM、及びYouTubeなんかに、先日披露された新曲「Z伝説」や「D'の純情」のライブ映像があって、今日ライブを体験しなくてもそれらの様を見ることが出来るわけですが、我が家のPCのしょぼさから映像がなめらかに見ることが難しいこと、あと、リリース前にそれらを耳にしすぎてリリースへのわくわく感が下がることが嫌なのであまり見てなかったので、今回ようやくそれらが初体験できたのですが、「Z伝説」はちょっと、やりすぎてて面白くなかった。ももクロの持ち味とも言える下世話感、ひっちゃかめっちゃか、昭和臭いノリ(スタッフの趣味でしょうか)、激しいダンスに個人競技の同時進行のような合同/同時スポーツ感みたいのは盛りだくさんなんだけども、それまで偶発的にあった(のかわざとなのかわからないけど)高城れにの「ももいろパンチ」の最初の片足ポーズでふらつくっていうシチュエーションを5人全体に拡大して振りつけに取り込まれてる辺りのわざとらしさが特に萎えた。かわいいはかわいいんですけど、わざとやっちゃうあたり、用意されてしまってるあたりのわくわく感のなさとでも言おうか・・・。
そういうネガティブな感想ばかりは立ってしまうんですけど、前山田さんの曲のクオリティは確かで、面白い曲ではあるんですけどね。
あと、個人的に高城れにちゃん推しとして、感電少女っていうキャッチフレーズから、やや電波感を押し出したと思われる「ぴぽーぴぽーぺぽー」みたいな歌詞の部分があるんだけど、あれもちょっとやりすぎでなんか好きになれないです。
Z伝説と同時発売になる1コインシングル「D'の純情」側はストリングスが優雅かつ荘厳な雰囲気を放つ、ややずっしりした曲だったのだけども、この曲は有安杏果がTV番組「しゃべくり007」で繰り出したダンスのような動きが取り入れられてるのかなーと言った印象で、有安の持ち味が拡大されたかのようなパフォーマンスに好印象。曲もそんなに悪乗りっていう感じもないし、上記「Z伝説」で「ちょっとなぁ・・・」って思った部分がなくて良かった。
やっぱり泣ける名曲たち
あと、横に全体で動く振り付けの「Believe」の動きはあかりが抜けようとなんだろうと、あの動きがやっぱり好きです!ラップパートはメンバーで手分けして(とは言っても有安、佐々木に振られてることが多いけど)引き継がれてるのだけども、これらはこれらで彼女達も物にしているあたりもぐっと来た。
元々ステージ見る上で、れにちゃんをどうしても見てしまうことが多いのだけども(人一倍激しいのでどうしても目を奪われるっていう)、この日、久しぶりに見た彼女たち、有安杏果が結構目に飛び込んできた。
メンバーで一番小さいながら高いダンス能力を元々持ってる彼女。あかりのパートを一部引き継いだり、歌唱面でも能力が高かったりと、Zにおいては彼女、かなりキーだなと思いました。
「きみゆき」が冬のナンバーなので、冬以外のバラードナンバーはあっても良かったとは思ってたので・・・。でも歌詞の内容がわからないな。アルバム発売が楽しみです。
あと、特筆すべきは「コノウタ」!
これ、三菱の3Dディスプレイ購入者に3D映像が楽しめるdiscが付くっていう話で、真っ先に公開された新曲だったんですけど、店頭で見た限りでは、案の定3Dっぷりを楽しむための映像演出盛りだくさん(夏菜子がバスケットボールをこっちに向かって投げてきて、球が飛び出るっぷりを楽しめる等)だったので彼女らのPVっていうよりは"3DディスプレイのPV"になってて、曲はあまりわからなかったんですけど、ライブで聴いたらものすごい良かった!
1部、2部、いずれもアンコールのラスト前で披露して、ラストは「ツヨクツヨク」っていう流れで固まってましたが、この2曲のコンボが実に素晴らしい。
「ここまでやっちゃいました!」っていう悪ノリ系よりも、こっち方面の方がももクロらしくて個人的に好きです!逆に、そういうギャップを持ってるからこそももクロのライブって面白いのかもしれませんね。
「コノウタ」が収録された「バトルアンドロマンス」は絶対に買います。そう決めました!
ちなみに2部は1F3列目で見たんですけど、いやー、最高でした(笑)。
クローバーポイント高取得者としてかつて壇上にあげられた伝説のファンが1人居るんですけど(れに推し)、その方が最前列左手にいたのですが、れにがその方を見つけるや否や笑顔でレスしまくりの様子とか、1Fのあの位置じゃないと見れなかったですからね。
ある程度歓声が聞こえる距離感なので、れにちゃんからレスがもらえたような気がして最高に幸せだったのですが、そのトップオタ(TO)とメンバーのやりとりみたいのも、なんだか安心しますね。なんかよくわからないけど。
あと、前方に所謂TOの人たちが固まるっていう状況がなくて、比較的最近ファンになったであろう軽アイドルヲタの人と思われる方がなかなか多くて、コールがうるさいとかそういうことがないのもなんだか新鮮でした。時代は変わりつつあるんですね。
とにかく、遠い距離感、近い距離感でももクロを久しぶりに見れてとても楽しかったのは紛れも無い話で、今人気がぐいぐい伸びてる彼女たち。色んな形で活躍していく様を影ながら応援したいと思う、そんな素敵なライブでした。
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