Tokyo BOREDOM in Kyoto(twitter)の東京から出演組が貸しきったバスに乗っかって行くことになり、京都行って来ました。
ライブハウスは京都CLUB METROでした。
初日の出演者
- BAND
- FLUID(myspace)
- TACOBONDS(myspace)
- BOSSSTON CRUIZING MANIA(myspace)
- Alan Smithee's MAD Universe(myspace)
- TRIPMEN(myspace・twitter)
- SuiseiNoboAz(myspace・wikipedia)
- and Young…(myspace)
- VELOCITYUT(myspace)
- DODDODO(twitter)
- キツネの嫁入り(myspace・twitter)
- odd eyes(myspace)
- skillkills
- イデストロイド(myspace・wikipedia)
- のうしんとう(myspace)
- ワッツーシゾンビ(myspace)
- bonanzas(myspace)
- UltraFuckers(myspace・twitter)
- ドラびでお(myspace・wikipedia)
- JAILBIRD Y(myspace)
- DJ
- BIOMAN(from:neco眠る)
- 真保☆タイディスコ(myspace・twitter)
- KA4U(myspace・twitter)
- deejayおしゃれ(twitter)
初日は17時過ぎOPENで、翌朝AM 5時までやるというボリューム、2日目は15時頃からスタートして電車があるうちに終わると言った2daysにわたるものでして、1日目は以上。リンク集作るのも大変ですけど、こここそがこのblogの頑張りどころです。
感想はざっくりと
昨年の東京BOREDOM2日目の記事も細かく書き出すとキリない!と思ってざっくり書きましたが、やはりボリュームがすごいので、雑記的に挑みます。気になったバンドはWebに飛んで情報をチェックしてみてください。
序:AM9時 新宿集合
まず朝9時に新宿に集合しました(笑)。前日に浴びるほどビールを飲んだので、朝は体調最悪だったものの、軽く支度をして(所詮1泊なので荷物もそんなに多くならないと言いつつ、元気良く暴れたらTシャツの代えは必要だなと、なぜかTシャツは4枚持っていった)新宿を目指した。
パクチーハウスで飲んでたのでデトックス効果抜群ってことで、お腹が痛い予感していたので新宿に着くやいなやトイレ探しを決行しました。とりあえず集合がスバルビル前とのことだったので、ざっくり携帯電話で場所を検索し、バスターミナル、西口の電気屋があるあたりだなとイメージしていたのでマクドナルドに駆け込みました。個室が空いてて救われた。しばしば便に専念してマクドナルドを出た。
しかし、ざっくり調べておいたスバルビルの場所がわからず、若干新宿西口の電気屋周辺をうろうろした。バスはいっぱいあるものの、ボアダム組の顔が一切目に入ってこない。やや困っていたら、思い切り車のメーカーとしておなじみのスバルのロゴがあるビルを発見。思ったよりわかりやすかった。
スバルビル前に集合時間ぴったりに到着。既に缶を開けてお酒を飲む人が数名(笑)。道中の体調変化を懸念するtacobondsの小川くん。お疲れ様です。
「その時間に吐いてるとかツイートしてるって、こりゃアウトだな」なんて漏らしつつも、到着が危ぶまれた人もなんとか時間に間に合ってボアダム号に皆が乗った。
バス自体はでかくなかったので足が伸ばせない懸念はあったものの、隣の席がちっこい人だったので、そんなに窮屈ではなかったはありがたかった。しかしながら、車酔いしそうな具合の悪さが個人的に心配だったので、旅路も長いので、遠くの景色を眺めたりしつつバス旅を楽しんだ。眠った方が良かろうと思い、ヘッドフォンを用意していたのだが、これは正解だった。頭が固定できなかったので、ヘッドフォンで顔の横幅を増し、タオルをさらに挟んで「少々安定する」状態で眠れたのは良かった。
で、ざっくりと途中飛ばして京都到着。予定時間15時頃とのことだったが16時過ぎに到着した。
15時に着いてたら、大阪でぱすぽ☆がイベントやっていたので行こうかと考えていたのだが、当然間に合わないので諦めた。
以前「地下鉄の駅とくっついてる」なんていう話を関西の人から聞いたことがあったのだが、地下鉄改札を通り、ある方面の出口へと階段で登ってる途中にCLUB METROの入口があった。なんつうところにあるんだろ・・・(笑)。
セッティング/リハ最中ってことで、出演者じゃないから暇をもてあましてたので、しかしながら憧れの伏見稲荷神社に行くほど時間があるわけでもなかったので、賀茂川周辺にてコンビニで買ったそばをすすったりしながら景色を楽しんだ。
以前京都に遊びに来た時はそれが初回だったこともあり、目的をいくらか絞っていて寺社巡りばかりしていたので賀茂川をまともに見ていなかった。
賀茂川臭いとか言う意見をどこぞで目にしたのだが、東京の多摩川の方がよっぽど臭いし、水流も思ったより汚くなかった。京都の景観を皆で守ろうっていう意識があるんでしょうな。多摩川に景観もなにもないですからね。
とにかく天気が良くて、川沿いを散歩する人たちの表情もとても良かった。週末ってこともあってか穏やかな時間が流れている気がした。そばも普通においしかった。
少し川を南に行くと石の歩道があった。その周辺で水に足を入れて涼んでる人なんかちらほら居たのだが、犬が何回か飛び込んでる様を見て微笑ましかった。
写真に収まってない別の犬は石段にうまいこと戻れなくて、飼い主がリードで引っ張りあげてて、なんたる光景だろうとにやにやしながら見守っていた。
見ていたら外国人男性が物凄い場所に立ってるのが目に入った。何してるんだろう。涼むっていうレベルじゃなかった。
しかしながら、賀茂川が総じて浅いんだなーっていうことがそれからもうかがい知れた。良いな、足を入れられる川があるっていうこと。多摩川でそれやったら流されますからね。
そんなこんなで良い時間になったのでメトロに戻った。
2日通し券は4000円、受付にてtacobonds取り置きと言うことで4000円pay、2日目の通し券に当たる紙切れももらって中に入った。
名前は知っていたが初めて見たのだが、かっこよかった。メトロの音がどうだっていうのもわからなかったんだけど、音でかいなーと思ったけど、耳が悪くなるような痛い音ではなかったので助かった。しかしながら、長時間これから音楽を聴くわけで、適度に休み休み見ないと行けないなと腹を括った。
FLUIDを聴きつつ、長時間バスでやはり疲れていたので少し休み体勢に入り、以前新宿motionで見たことがあったJAILBIRD Yは見送った。なるべく見たことないものをたくさん見ていこう、って思ってたのもあったので。でも後々考えてみたら、メトロだとノリも違うだろうから、見ておけば良かったかなーとは思ったのだけども、JAILBIRD Yは結構テンション高く来るだろうっていうのと、彼らは2ndステージ、PA卓がある手前のフロアライブ側だったこともあり、元気じゃないと見てられなさそうだと思ったので、奥のソファーがある空間で少しだけ目を閉じながら音だけ聞いていた。
奥のソファーのところだけ空調がよく効いており、少し蒸し暑いフロアでかいた汗を冷やすには程よかった。(あとソファーも深く体を捕らえてくれるので休まった。)
そのまま体をうずめてても良いやくらいな気分になってきたので、気合を入れて臨んだのがskillkills。
FLUID、JAILBIRD Yとも違ったアプローチながら独特でかっこよかった。シャープな演奏だった。(とは言っても途中から見たので、あまりたくさん見れてなかったのだが)
次に出たのがSuiseiNoboAz。昨年の東京BOREDOMでも3人ながら圧迫感がある演奏でかっこよかった様がよく蘇るんですけど、京都ではフロアライブで、違う意味で圧迫感があった。
近距離で畳み掛けるような演奏はかっこよかったですね。
前から聴いた方がもちろんスピーカーの位置もあって良いんですけど、向かって左手の坂になってる場所から見下ろすっていう選択肢もあったので、ボアズはだいたいそうやって見ていた。ギターボーカルの彼は前だいたい向いてるわけですが、ベースがドラム側向いて弾いたりもするんで、その指使いとか見てたんですけど、リッケンバッカーベースを思いっきりぶりぶり言わせて弾きまくってる様は良かった。
ボアズが終わって東京組続き、メインステージ側にtacobonds登場。
このblogにて、昨年の東京BOREDOM以降登場率がやたら上がってるtacobondsですが、いやー、京都でも大変かっこよかった。写真の枚数を見てみたら144枚撮ってたみたいです。薄暗くて載せても仕方ないのばかりですが。
音出しの時に短いゲートリバーブみたいのがスネアにかかってるなと言った印象だったのだけども、歯切れが良くて、tacobondsの音の隙間具合が少し厚く感じられて、メトロとの相性みたいなものも、これまた良かった。
終盤、マイクスタンドごとステージ前にせり出してきて吠えてたのも良かった。京都メトロのメインステージ側、ころがしスピーカー(よくバンドマンが足かけてるやつ)の向こう、客側にお立ち台みたいのが置いてあるので、そこにがっ!と出てこれるのが良いですね。
柵よりもバランス崩さないし、客とステージの距離も程よく空くし。
楽しかった。これで一旦中休み、DeejayおしゃれによるDJタイムが入った。
DJタイムがおよそ45分ほど挟まりUltraFuckersからライブ再開。
ソファーに座って休んでいたり、外に出てコンビニでおにぎり買って食べたりしてたので少し出遅れたのだが、フロアに来て見ると段ボール箱がやたら散らかってた(笑)。
そういえばメトロから一回出た時に段ボールめっちゃ持って入ってくる人とすれ違ったなーと思ったら、このバンドの人だった(笑)。
散らかし具合と、カンペを出してる女性ばかり記憶に残ってて、音楽的な面はほとんど忘れてしまったが、とにかく楽しかった(笑)カンペ出してる女性は、残り時間を表示したり、グループ名を表示していたのだが、最初段ボール被ってなかったのに、途中から段ボールを被ってしまって顔が良く見えなかった。残念!
機材なんかよく見ると、メガホン型変声機みたいなものが改造されていたり、自ら作ったであろうパッチユニットをいじって鳴らしたりと、ぐじゃっとした電子音が印象に残ってる。(まあ、音楽的にどうだったか忘れてしまっているのだがw)
東京だと高円寺の無力無善寺あたりで遭遇しそうな雰囲気のバンドではあったけど、どっか関東の人とは違った「変さ」みたいのがあって、関西のバンド恐るべしと思って見ていた
関東で何回か見ているのだけども(1度だけ対バンもさせていただいた)何気にこっちの方が一楽さんが住んでるエリアに近いんですよね。漠然と「関東側」みたいな気がしちゃってましたが。(自分だけかもしれませんが)
ジャンクなフロアライブの次がドラびでお。しかもドラムにトリガーをつけた演奏でなくなったバージョン。ドラムを使わなくなったと言う噂を耳にはしていたのだが、光るボタンがたくさん付いたコントローラーをショルダーキーボードのようにして抱えた一楽さんがそこに居た。
やっぱり「写真に収めてblogに載せて紹介」できない感じのヤバい映像ネタ満載のライブで、物凄い刺激的だった。
有名アニメキャラや、有名な政治家などが目をぱちくりさせながら(目の色がまたやばい色になってる)不自然に口をパクパクさせて歌う曲であったり、めまぐるしい映像コラージュで色んなフレーズがかけめぐるものであったり・・・。言葉じゃとにかく説明できんですね。楽しかった。
リハーサル/集合の時に、見るからに若い人が居たので、誰かの知り合いだろう程度に思ってたら彼らだった。本人達には失礼かもしれないけども、高校生くらいに見えた。(逆を言えば、フレッシュなバンドが集まってるイベントではなく、ある程度やってて独特の持ち味を出してるバンドが多いイベント故に、若い顔だとそういう風に見えちゃうというか)
そんな彼ら、見た目から何も期待してなかったのだけども、ライブがとにかく酷かった(笑)。酷いと言うよりは「ズルい」と言う感じだろうか。
音楽的には打ち込み+生ギター演奏と言ったもので2人編成、二人ともマイクを取るのだが、髪を赤くしてツンツンに立ててる方がニーパッドなんかしていて、フロアライブだもんだから縦横無尽に動いて踊りまくっていた。あまりダンスの類は詳しくないんだけど、ロックサイドから来てるダンスではないことはなんとなくわかった。非常に軽い身のこなしで、客を巻き込みながら二人して暴れていた。
サウンド的に言えば、東京ボアダム出演バンドに言える「オルタナ系」の匂いはあまりしないダンスビートだったんだけども、どうしてこういう二人組がここに出演してるのか、っていうあたりが関西っぽい感じして、これまたズルい(笑)。
MCでも微妙に英語まじりで、すらすらっと煽ったりしていた。煽りまくるし、英語まじりなのも面白おかしくて否応なしにフロアが沸いてるのも面白かった(笑)。
続いて登場したのがAlan Smithee's MAD Universe。
昨年の東京BOREDOM、そして二万電圧で1回見た程度なのだけども、見る都度自分の中の「かっこいい度」が増して行くアラン・スミシーズ。
ポップさが弾けたTRIPMENで強引に笑わされたような(いや、そんなことはないんですけど)感触が残った後のアラン・スミシーズの高プログレ度が光る演奏、この温度差が実に最高でとても高まった。
このバンド、ベースが居ない分を鍵盤の方がベースも兼ねてるんだけど、ほんと両手を演奏でフルに使いきっていてかっこいい。The Doorsもベースレスで、鍵盤がベースをかねているバンドとしてすぐに頭に浮かぶのだけども(ドアーズも無論かっこいい)、トリオ編成でプログレ的な音楽でっていうのもほんと、彼らしか居ないのではないかと言う印象で素晴らしい。(あまりその筋の音楽に長けているわけではないので断言はできないが)
しかしながら、変拍子とユニゾン、時にそれぞれで競い合うかのような演奏に対して「プログレ」と言ってしまうと易いのだけども、東京BOREDOM出演バンドの1つとして彼らが居るっていうのが実に、多彩で良いなーと心底思った。
誰もが音の傾向に被りがないと言っても過言じゃないところで、意識レベルでは足並みが揃ってるかのような東京BOREDOM。アランスミシーズ見ながらつくづく良いイベントだと思った。
DODDODOレコ発を以前東京にて見たわけだけども、その日は冒頭のチッツからテンションが上がりすぎて呑みすぎ、挙句レコ発だった彼女のステージをほとんど覚えてなかった。翌日以降、デジカメ内のデータを見たら彼女がシャンパンを開ける姿が収められていたりと(それも撮った記憶があまりなかった)、なんだか勿体無いことしたなーと思ってたので、この日は構えてみていた。
サンプラー2台くらいしか彼女の前に楽器はないのだけども(他にあったとしても、多分気付いてないです)、何か特殊な演奏をしていて巧妙っていうわけでもないのだけども、童謡、祭り囃子的なノリがじわじわと来る。歌い上げると言うよりははやし立てる感じの歌もかざりっけがなくてとても良いし、何よりもDODDODOがかわいい(笑)。
多分、1回見た程度だったらそんなに好きにはならなかっただろうなーっていう音楽性なのだけども、この日のライブはとても良くて感動した。
何か、ご当地(京都と言うより大阪の方・・・なのかな?)で聴くことの説得力みたいなものが何かあったのかな。うまく言葉じゃ表せないけど、とにかく良かった。
ワッツーシは撃鉄と2マンライブをやった2010年の10月頃の下北沢SHELTERぶりだったかもしれない。ていうかあまり回数は見てないバンドです。
彼らも関西のバンドなのだけども、東京で先に見たっていうことであまり関西っぽく思ってない部分があったのだが、改めてこうやって見てみると関西のバンドだなーと思った。
自分も色々見ている風で、案外選り好みもしてるだろうし、全部が全部見れてるわけではないので単純に言い切ることはもちろんできないのだが、関西のバンドの方が総じてにぎやかでやかましくて、暴れまわる気がしますね。なんですかね、この気質の違いって。
ワッツーシはとにかく音がでかかった。この日見たバンドの中で一番やかましかった気がする。耳をやられないように気をつけていたのだが、フロアはもう結構埋まっていたので、ステージ向かって右側のスピーカーの前の坂みたいになってるところから片耳にティッシュを詰めて楽しんだ。
手前で背の高い、筋肉が程よく付いた印象のスポーティーな兄さんがノリノリで見ていたので「あー、ホームタウン、関西でワッツーシのライブとか楽しんでる人なんだろうな」とか思ってみていたのだが、ライブ終了後にテンション上がった兄さんが話しかけてきたので「ワッツーシとか普段から見てるんすか?」って聞いたら「いや、初めて見たで!」くらいな返事が返ってきて腰ぬけた(笑)。しかも「客の女の子を見にふらっと来た」とか言っていた気がする。なんか良くわからないし、あんまチャラい話をする気力もなかったので適当に話していたら、ビールをおごってくれた(笑)。ありがとう、兄さん!
ワッツーシ終了後は終電やばいよタイムに突入、帰る人は帰ると言ったムードが漂ったものの、週末だして、そんなに人は減らなかった。
出入りは自由ではあったものの、深夜帯の近隣住民の苦情対策ってことで、地下鉄階段エリアから外に出れなくなったのは確かこの頃だっただろうか。
外の空気を吸いつつ、耳を休ませようと風に当たっていたのだが、遅い時間の電車にて神宮丸太町駅を利用して地上に上がる人に対してメトロ店員が「お帰りですか?」と声かけていて、非ライブ客がきょとんとしている様を何回か見かけた。地下鉄出口とライブハウスが合体してるから、再入場禁止の旨を説明する為に人に声かけていかないといけないの大変ですね。
真保タイディスコさんはポップなタイのダンストラック(と思われるもの)を流していた。オルタナの範疇と言える音楽をたっぷり聴いた途中にタイディスコっていうのもなんだかキュートだったのだけども、もうバスのダメージとかで膝がガクガクだったので休息に当てた。ここからあと4~5時間ライブは続くので、DJタイムはどうしても休憩に当てたくなっちゃう。仕方ない・・・。
DJタイムが終わって一発目、日付が7/24に変わってキツネの嫁入りの登場。
これまた見たことないバンドだったのだけども、アコースティックギター&ボーカル、そしてアプライト・エレキベース、鍵盤にドラムと言ったアコースティック寄りの編成だった。
出演バンド中で一番あっさりした質感の(他のバンドが油ぎっとりした焼肉、ステーキの類だとしたら、出汁の味が利いた香り豊かなお蕎麦、みたいな)バンドだったかもしれないのだけども、どポップスなわけでもなし、和フォーク過ぎることもなく、これをバンドでやってるっていう辺りが、やはりこのバンドがここに出てることの所以か、と感じた。
DJタイム明けの一発目だったので、どかんと来る音を想像していたので多少は肩透かしを食らった感はあったけど、押し付けがましい感じもしなかったので肩の力を抜いて楽しんだ。
破壊的な歪んだ音がかっこよかったのだけども、この後の後に出るand young...への思いが高まっていて「今のうちに休んでおくべし」と判断してしまったので、音だけ聴いていた。
見れる時見たらそれはそれで良かったんだろうけどなーと思いつつ、何かThis Heat的なかっこよさを感じつつ、ソファーで目を閉じた。
その後ののうしんとうも見なかった。でもソファーから耳に飛び込んできたのは「こんばんわ!少女時代です!」と言うフレーズ(笑)。何回かそれ言ってた(笑)。なんで嘘をつくwwwwww
昨年の東京BOREDOMでもステージ見たのでパスしたっていうのもあったんだけど、アナログ・リズムボックスがずっとぽこちゃか鳴ってて、ローファイな音に演奏が重なってて、これもとてもユニークだなーと思ったんだけど、足はがたがただったのでソファーの餌食でした。
そんなわけで、気付いたらのうしんとうが終わってて、and young...のギターの音が聴こえ始めたのでフロアに移動した。
しかし、フロア側はもうびっちりと人が埋まっていて見る隙がなさそうだったので、例の坂になってる通路側から見下ろしていた。
坂(PA卓)側から見ているとアンプ直の音が大きくて、あまりボーカルは聴こえないっちゃ聴こえないんだけど、and young...のバンドのグルーヴ感が最高だった。
東京でも数回見ていて、見る都度「やっぱりand young...はかっこよかったんだな!」と認識しなおし、東京でのライブは何気に(多分)欠かしてない彼らのサウンド、ほんと好きです。
しかし、いつもフロントのギタリスト2名ばかり見ていて、ドラマーが女性だったことをふと忘れていたんですけど、and young...のドラマーの方、良いですねー!(笑) つか3人ともほんと素敵です。
Vocalのカノウさん、MCにて「ほんま具合悪くて日中ずっと寝てたんですけど」なんて言いつつ、体の健康の重要性を喋りつつ、新曲作ってきたとのことで、できたてほやほや曲セッションも繰り出していた。
今に始まったわけじゃないand young...の曲作りを目撃できたかのようなレアセッションに高まりました。いやー、良かった。調子悪かったとのことだけど、全然良かった。
オールナイトのイベントなんだし、酔っ払ってふらふらしてて、気付いたら朝っていうのが一番楽なんだけど、お金もないし、体力も底を尽きそうってことで、全然お酒飲まないで体を気遣っていた。
DJ終了後はフロア側にてodd eyes。
パンクサウンドと言えるバンドだった気がするのだが、ギターの方が辞められるとかなんとかっていう話が出てたみたいで、MC中に「辞めないでー!」みたいな野次が飛んで妙なムードになってた。
彼らと、次に出たVELOCITYUTは持ち時間が15分と他のバンドよりも短かったので、ほんとあっという間だった。
VELOCITYUTはドラムが最も手前で、鍵盤が居たり、弦楽器隊が居たりと立ち位置が変則的な感じで、スピード感が凄かったことをよく覚えてるのだけど、気付いたら終わってた。また近々見れるっぽいので、その日に期待を残した。
以前渋谷LUSHあたりでブッキングなどしてもらってお世話になった劔さん(現在神聖かまってちゃんのマネージャーをしつつ、あらかじめ決められていた恋人たちへにてベーシストやってる)の経歴にて見ることが出来た「イデストロイド」と言うバンド。劔さんが最初に組んだバンドがそれだっていう話があったのだけども、既に解散していると言うような印象があったのだが、メンバーだった方が名義を復活させたそうで、現在は一人で活動なさっているっぽいですね。(つか、まあ、一人だったんですけど)
劔さんの経歴がとにかく多彩なので、その原点たるイデストロイドが復活、一体どういうの?と気にしていたので、東京に来た際のライブとかも小耳に挟んではいたものの、単独で見に行くほど情報があるわけではなかったので、この日はぜひ見よう!と思って構えてました。
VELOCITYUTが終わってからフロアはかなり人がはけた(笑)。
みっちりといたはずのフロアはやや静かになったものの、イデストロイドが一人で不敵な笑みを浮かべつつ、ヘッドセットマイクで「必殺!」と叫びまくる。ラップトップPCに繋がれたターンテーブル風プレイヤーでスクラッチをしまくりながらの演奏はとにかくテンションが高くて面白かった。
個人的に一番面白かったのは、復活アルバムを作ったとのことで、それのCM(笑)。5~10秒程度のジングルがあり、適当な「NOW ON SALE!」みたいなフレーズを振り向きざまに言うっていうもの(笑)。これを2回くらい喋りながら間に挟んだりしていてとても面白かった(笑)。
余談だが、この日だったか、翌日だったか忘れたが、ソファーにて彼の音源を出していると言うレーベル主の方が近くに居て少し喋ったのだが、なんかレーベル主さんも面白い方だった(笑)。(飄々としていた)
そしてこの日のトリを務めたのがBOSSSTON CRUIZING MANIA。
さかのぼると、多分高円寺20000V or 秋葉原GOODMANのコスミックジャクソンっていう主催イベント頃に見て、それから数回見てはいるものの、このblogをやり始めた2008年から今に至るまで見れてなかったのではないか、と言うブランク。
埋もれた記憶を掘り返しつつ、久しぶりに見れるボストンをとても楽しみにしてました。
イデストロイドの後で、また温度差があって面白いなーと思いつつ、いかんとも言い難いボストンの音楽に耳を傾けた。
しかし、ほんとボストンの音って全然カテゴライズできない感じで興味深いですね。
バリトンギター(Fender Bass VI)の鹿島さん側はエコーシミュレーターでテープノイズ的なものを入れつつ、ぺけぺけした独特の中間サウンドを鳴らしつつ、ギター、ベースも違った音を奏でつつも、音に空白を感じるところに鹿島さん(ボーカルの方)が言葉を流すように入れる。
ダブ/ニューウェーブ的だけど、80'sのオリジナルを模倣した感じではない、地続きで鳴らしてる感じが面白い。キャッチーさみたいな面では測れない絶妙なサウンド。
ボストンあたりの世代のバンドだとPanic Smileは意外とよく見てたんだけど、どうしてボストン見てなかったんだろうと自問自答のクエスチョンがいっぱいだったのだけども、とりあえず何らかの気持ちが追いついた気がして良かった。
なんだか、無事トリのボストンまでたどり着けた(無事でもないんだけど)ことも嬉しくて、前の方でゆらゆら聴きながら楽しんだのでした。
ボストン終わってから、DJ BIOMANのプレイにて始発を待つ時間となった。もう足がガッチガチだったのでソファーでゆっくりしていた。表を見ると明るくなり始めていた。
宿へ
なんやかんやでライブハウスで一晩居たものだから、煙をたくさん浴びて臭かったのでシャワーを浴びたかった。
宿のあてがない状態で適当にボアダム号に乗って来たこともあり、夜中になる前に、以前情報をうっすらくれていた人にメールにて、仮眠が出来る場所を聞いておいた。まず、メトロからそこが近いのかどうかもよくわからなかったので、改札前まで行って路線図を眺めたり、周辺地図(と言うより、駅周辺の名刹ガイド)を1枚もらって位置関係を把握したりしつつ、賀茂川にかかる橋を西側に渡り、大通りを南下しようと思ったところで小川くんが電話をくれた。
京都のバンドの人んちに泊まれるとのことだった。あまり面識ない人んちに止めてもらうのとか、十分な広さがなくて窮屈な思いしたりすると体休まらない&気を使ってしまって申し訳ない&翌日まで持たないなと思ってはいたものの、話に寄るとスペースはそれなりにあるとのことでお世話になることにした。本当にありがたい。
案外近いとのことだったが、タクシーで10分くらい北上した場所だった。丸太町周辺に比べて若干住宅街/田舎っぽさがあるところで、辺りにコンビニは見当たらなかった。(自販機もそんなにない町並み)
夜が明けてお腹が空いたというボストン鹿島さん(Vocalの方)が「あの辺に確かコンビニがあったはずだから寄ろう」とのことで、曲がり角を曲がったけども、更地になってた(笑)。
シャワー等も借りれるとのことで、タオル1枚調達しようと考えていたのだが、それは叶わなくなった。まあ、明日(もう日は変わっていたけど)のことは起きてから考えるとしよう、と言うことで、宿となる一軒家まで少々歩いた。
某お宅、話に寄ると某バンドメンバー複数人でシェアしている家とのことで「家族で住んでいる」のとは違った、どっか自由さがある印象があった。(特にキッチンスペースに楽器が置いてあったりしたし)
シャワーも借りて良いとのことだったが、寝汗かいてまたシャワー浴びるのも面倒なので、とりあえず寝た。せまくて足は廊下にはみ出てたけど、全然快適だった。
エアコンなしでも結構涼しくて、それも快適だった。そんなわけで1日目終了。2日目に続く・・・。
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