CINRA主催の無料ライブイベント「exPoP!!!!! vol.33」があったので行って来ました。
顔ぶれは以下。
やはり活動休止が発表されたPanic Smileに、日本のオルタナ/シューゲイザーサウンドの伝道師と言えるLuminous Orangeの対バンってだけでもお金払って見に行きたいくらいですが、これからを担う若き有力なバンド3組が対バンってことで、おなかいっぱい必至の内容でした。
最初がimamon。
ぱっと見の雰囲気などから、最近の若いバンドだなーっていう雰囲気を感じ取りつつ、どういう音が出るのかと見守ってました。
音がとにかくでかかったですね。そして激しいステージでのアクションもあいまって非常にパワフルでアクティブなバンドでした。
個人的にメロディラインがはっきりせず、上がって伸ばしたり、叫んだりと言ったスタイルだったので(個人的にそういうスタイルはNumber Girl以降なのかなと思ってます)、好きなタイプではなかったかもしれないですが、バンドとしてはなかなか良かったでした。
やはりメロディで聴いているのだなと自分自身改めて思ったimamonのライブでした。
お次が乍東十四雄。
この書きづらい名前、絶対誰にも正しいつづり覚えてもらってないだろうからどうにかした方が良いような気がするのですが、ライブハウスに足を運ぶタイプの人には結構浸透してきてるみたいですね。(たまたま知り合った人が知ってただけか不明ですが)
かつてプリングミンの対バンで渋谷LUSHにて見たことがあったので、1年以上経った今日、どう変化しているかなと思って臨みました。
人の話によると、ベースが抜けて新メンバーになったとか。
会場にて遭遇したKulu Kulu Gardenのリョウタロウくんが「ベースが知り合いなんですよ」とのことで、静岡在住らしいVocalとは別で東京の人が加わったみたいですね。(五月雨ショートケイクスてバンドのギターボーカル氏がベースとして参加してるらしいです)
で、以前見た時の記憶がボーダーシャツのことしか覚えてないのと、ギターがSquier '51を使っていたようなところしか覚えてなかったので自身のblogを見直しました。
うん、いかにその日プリングミン以外気合入れて見てなかったかが文章から察せられますね!(笑)
でも「静かな曲あり、動的な曲あり」と言った言葉を書いていたあたりでうっすら思い出しました。
以前見た時は、そのグループ名のへんてこさから変な音楽をやるのか、ギャグっぽい何かをやるのかとか勝手に詮索していたのですが、実際のところは勢いのあるポップなバンドで、曲も色んなタイプがある、と言ったとこだったようです。
今回見ての感想は、1年前よりも曲の粒立ちが揃った印象で、リードギターが結構引っ張っていくような音だった気がします。
個人的に良かったのはベースがTelecaster BassだかOriginal Precision Bass(OPB)だかを使っていて、Vocalの使っているギターとルックスが同じ点でした(笑)。
自分の話ですが、一時期Bassを弾いているPrivate Armyでのベースの音について悩んでいた時期、楽器を替えようか迷っていた頃にOPBをお店で試したことがあり、それはそれで好きだったのですが、買うにはどうかな・・・と悩んで止まっていたことがあったので、ちょい憧れ機種を弾いてる人見るとウキウキ感が蘇りますね。
彼らの話に戻りますが、以前確かアルペジオがきれいな曲があったと思うのですが、その曲らしき曲も一応ありましたが、どことなく記憶の中のキラキラ感とは違った印象でした。
磨きぬかれていったのかもしれませんね。
徐々に浸透してきている読みづらい名前、乍東十四雄。
今後の動向が気になるところです。
続いてSuiseiNoboAz。
彼らは以前太平洋不知火楽団の企画@渋谷LUSHにて見たのですが、その時は人がとにかく多く、PA前くらいしか空いてなかったけども音がとにかくでかくて、うっすら良いバンドだなとか思ったものの、やはり爆音過ぎて曲がわかりませんでした。
そんなわけで構えてみようかな、と思ってたのですが、知り合いやらバンドメンバーやらと遭遇して表で喋ってたので全然見れませんでした。
また日を改めて見たいと思います。
次がPanic Smile。
長い活動歴(確か17年くらい?)の中で、現在のメンバーでの活動年数が一番長いらしく、黄金メンバーとも言われていたPanic Smile。個々の活動も盛んながら、継続してライブ活動、新譜リリースを続けていたインディーズ界の重鎮にして、決して古びることなくみんなのお手本になるようなオルタネイティブさを常に見せてくれていたPanic Smileが活動休止を発表!てことで、年内見納めをしておこうと思い今回のexPoP!!!!!に来たのでした。
2010年01月13日にPanic Smile企画があり、それでラストだと思い込んでいたので、自身のバンドEmotional Ticonのライブが同じ日に被ってしまったゆえに行けないから行かねば!と勝手に焦ったのですが、1月から連続3ヶ月企画をやって終了だそうなので、別に見納めにはならなさそうですね・・・。
なにはともあれ何回かライブを見てきて、最初よくわからなかったけど見る都度Panic Smileの楽しみ方を覚えたこともあって、事実上の解散状態になるのは実に惜しい。
活動が長いからと言っていつまでも居続けるかと思ってたら大間違いってことですね。
やはりどんなバンド、人でもいつまでもそこに居ると思ったらダメで、やはり一期一会だなと痛感です。
今回のライブ、新譜が多かったのかいまいち知らない曲が多かったですね。
耳休めと思って最後の方はライブスペースからちょっと出てたんですけど、最後に古い曲をやっていたそうで、見逃したのが悔やまれます。
新しい曲は、それまでの(最初聴いた時に感じた)聴き辛さ、独特のアクの強さみたいのが薄い印象で、彼らなりのポップさが前面に押し出されたような雰囲気でした。
何気にCDをライブ盤「eats tokyo alive」しか持ってないので、改めてCDを手に入れたいなと思いました。
ジェイソンのフライングVの音がぺらぺらしててやっぱり良いですね。
(薄っぺらいと言う意味ではないです)
ゆらゆら帝国とかもハムのギターでぺらぺらした感じの音で好きなのですが、あのサウンドが聴けなくなるのももの寂しいですね。
ラストがLuminous Orange。
今のところの最新作「Sakura Swirl」、残響レコードから2009年11月にリリースされたベスト盤「Best of Luminous Orange」には触れてないので最近の曲は知らないのですが、「Drop You Vivid Colours」あたりはよく聴いていたのでかなり楽しめました。
3年~4年ぶりにLuminous Orangeを見たんですけど、メンバーは代われど安定した演奏に、女性コーラス2名によるハーモニーがメロディラインの良さを強調して、聴いていて心地よかったです。(自分が曲知っていたのも手伝ってさらに、と言ったところ)
所謂オルタナ/シューゲイザーの範疇で説明されてることが多いバンドだし、やはりそういうカラーを維持している面もあるのですが、思ったより空間系エフェクターによる残響ノイズ成分は少ないなと改めて思いました。
もしかしたら歌成分を強調する為にすっきりさせたのかもわからないですね。
会場ではSuiseiNoboAzを企画に呼んだ太平洋不知火楽団の面々にも合ったり、URGAのブッキングでしばしば呼んでくれる早瀬くんらも居たり、対バンしたことあるsoul grumのリンタロウくんも居たりとにぎやかで楽しかったです。
そんなexPoP!!!!!でした。
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