2009/12/29

GOOD VIBRATION COUNTDOWN 2009→2010 @ 秋葉原GOODMAN

highered-girl、撃鉄、太平洋不知火楽団など、よく顔を知ってるバンドに、見てみたかったバンド(the mornings、ULTRA BIDEなど)が揃ったライブがあったので秋葉原GOODMANまで行ってきました。


顔ぶれは以下。

「GOOD VIBRATION COUNTDOWN 2009→2010」と題されたイベントで、低価格かつ濃厚な顔ぶれのライブを見ながら2010年を迎えよう!みたいな企画っぽかったです。


冒頭からは見れなかったのですが、着いた時にやってたのがhighered-girlでした。

彼らは振り返って見ると今年は個人的に2回対バンしたり、何回か見に行ったりもしたもので距離的には近いですね。(と言うよりEmotional Ticonの2メンバーがとても親しい様子)

フロアライブでリハなし、転がしスピーカーでのモニタリングもなしと言ったもので、ちょっとやりづらそうではありましたが、相変わらずギター&ボーカル、そしてドラムのデュオながらベースラインもしっかりと響くサウンドメイクで見事だなーと思いました。


以前、自身で改造した(と言うより再編した?)LINE6のアンプヘッドがあったのですが、それがなかったので機材からはずしたのか聞いてみたら「リハなしで持ち時間短いから持って来るのやめた」とのことでした。
都度栃木から機材を車に乗せて持ってきてるので、荷物量とかも考えてるみたいですね。

せっかくなので足元写しておきます。機材ファン必見。
すっきりしているのはパッチケーブルも自作していて適切な距離で作ってあるため。
一部スイッチャーとかも自作してるみたいです。良いなぁ、作れる子は。

久しぶりのhighered-girl良かったですよ。うん。



そして次がステージ側、Vineger Music

初めて名前も姿も知りました。

そんなに期待しないで見ていたのですが、ちょっとエキゾチックなサウンドで、ボーカルもインドっぽい(インドの音楽あまり知らないけど)民族音楽的な歌唱で(日本語詞なしのメロディのみ)、シタールを思わせるような響きを生かしたギターのプレイなども含めて、あまり見ないタイプのバンドで面白かったでした。

1回見ただけなのでこの文字にした印象が正しいか不安ですが、なかなか面白かったなーと思ったのははっきり覚えてます。
ジャズベースが良い雰囲気の使ってた。


ギターボーカル氏のペダル。
オクターバーだかギターシンセだか、よくわからないけど不思議な音の秘密が知りたくて撮ってみたんだけど、よくわからなかった。(LINE 6のコンパクトエフェクターはいまいち勉強不足でわからないですね。パネルで見分けつかないと見抜けないしで)



次がフロア側、太平洋不知火楽団

彼ら、今年のGOODMANのライブにて、どのライブでも暴れまわって弾いてるベースの大内くんが急に失神して演奏が中断する事故があったそうで、そのこととかをMCで触れてて面白かったです(笑)。
話によると救急車まで来たものの、特に異常はなかったそうで。


にしても元々暴れまわって弾くバンド故に、柵のないところで演奏させると危険ですね。
大内くんがもう、とにかくベースを振りかざしまくって、頭もぐんぐん振り回しながら動き回るものだから、大内くん側で見ていた客がこっち(聡吾くん側)に逃げてきてました。(写真は顔が残像になってる大内くん)

しかし、実にパワフルかつずっしりしてるけども、くどいエモさが出てこないのがこのバンドの不思議なサウンドですね。エモ過ぎるとちょっと抵抗があったりするのですが、聡吾くんの何気に透き通った高音が入ってきたりするとするっと力が抜けます。(彼、いつも声を張り上げて叫ぶように歌ってるけど声量があるタイプではないので、こう、耳を突き破られるような感じの威力がある類ではなくて、耳に痛くないシャウトで良いですね)

改めて、聡吾くんのギターがうまいなと思ったのもあるし、あれだけ頭振りまくってる大内くんも地味にベースラインキープしてるし、ドラム津金くんも着実にパワフルかつ丁寧なドラミングに成長しているような気がするしで(ドラムの専門的見地がないので感じたまま言ってますが・・・)、最初見た時よりも程よく凶暴で面白かったです。

そういや聡吾くんが相変わらずライブ中にビール頼んでた(笑)。
いつだかのライブでもそれやってたな。


演奏前、謎の構えをする大内くんの図。
彼の中でも「よっしゃこーい!」みたいな感じなのかもしれませんが、あのポーズ見てるとこっちも盛り上がってきますね。でもベース持ったまんま思いっきり飛び込んでくるので近くに居ると危険ですね(笑)。


はい、機材ファンの為の画像です。聡吾ペダル。
Danelectro Fab Tone、BOSS DS-2 TURBO Distortion、YAMAHAのDelayにTOKAIかどっかの赤いエフェクターが特徴ですね。(てか全部ビザール感がある)毎回思いっきり踏んづけてるYAMAHAのDelay、何気に頑丈なのか未だに壊れてないみたいですね。興味深い・・・。


そして動きがでかすぎて機材まで見てる人少なさそうな大内くんの機材。
BOSS TU-2 Chromatic Tuner、Ibanez Super Tube Screamerと思われるペダル、そしてSAN'S Bass Driver D.Iですね。Super Tube Screamerが特徴ありますな。



次がULTRA BIDE


生ける日本のパンクの伝説と言えるULTRA BIDE。
ノイズらへんの知識から入ってしまうと、どうしても「非常階段JOJO広重が居たバンド」っていう視点になってしまうんですけど(自分も多分に漏れずそうだったりしますが)、HIDEさんが現在も続けているバンドだったりするのです。

何回かアルケミーレコーズwikipediaから出ているJOJO在籍時のアルバムを買おうか迷って手にしては棚に戻し、としていたので、先に見る日が訪れて良かったです。

やはり再結成とか、復活とか、実際どうかよくわからないにせよ「かつて居たバンド」「伝説だったバンド」みたいのを「あの伝説の!」みたいな視点で見るのは良くないなと思う故ですね。

で、実際見ての感想ですが、リハは出演者全員なしっていうこの日のライブの中でセッティングにすごい時間かけてました(笑)。転換の間なしで、いきなりセッティングして音をちょっと出しながらライブスタート!っていう日だったんですけど、軽いウォームアップも兼ねてスタートまで時間かけてました。
「あと15分セッティング時間かかるから、みんな喋っといて~」みたいなMCでみんなから笑いが漏れてました。


にしてもHIDEさんの人柄が炸裂しまくってて面白かった。
ロックたるものがなんであるかをすらすらっと語ってたのですが、自由に楽しんだら良いっていう言葉に尽きそうな発言でした。
照明にも指示したりしてたけど、指示した割りに「途中から好きにやったら良かったのに」と言い出したり(笑)。

ただ、言ってることがちぐはぐなのではなく、究極的には一貫していて、その一言一言はとてもかっこよかった。

音楽的にはベース2人、ドラムの3ピース編成で、エフェクトを駆使したベースデュオの音が印象的なパンクサウンドで、ほかに例えようのない音でしたが、案外スマートな演奏でダンスナンバーとしても踊れるようなものでした。

面白かったなぁ。みんなのパンク兄貴って感じで、見てるthe morningsもノリノリの様子でした。


Rickenbucker Bassを弾いていたMakiさん側の機材。VOXの巨大なマルチエフェクター?と、良い感じのペダルが並んでますね。




次がSCSCS

・・・みたいだけどULTRA BIDEで疲れたのか、全然覚えてません。


何気にエフェクターばかり見ていたこの日(笑)。
ワーミー?が2台ありました。ワーミーを使ったプレイが印象的だったけど(効果的に、ノイズっぽい使い方ではない演奏としての使い方をしていた)、やっぱりぼんやりとしか覚えてないなぁ。
3人の合唱から始まったのは覚えてるけど。



その次に見たのが撃鉄
撃鉄経由で入ったので、一応撃鉄はがっつりレポ、ですね。


とは言ってももう特に改めて書くことが浮かばないので、写真をお楽しみください。

アクロバティックな動き、今回も構えたんですが、やはり難しいもので今回も失敗しました。
これは撮れるまで撃鉄を追い続けたいところですね。


白衣をぶん投げての激しいアクションと、誰かに殴られているような動きは先週と一緒です!
(先週見たばかりだとさすがに変化はないですね)
相変わらずフライヤーを配るジョージくんの図。


新兵器を出したジョージくん。(これ自体は何にもなってなかったけど、なんか面白かった)
これなんだろう。ホーナーのメロディカソプラノ風の謎の鍵盤ハーモニカ。


GOODMAN、天井がやや高いのでギターとベースの圧がある音が少し広がりを見せてスマートに聴こえました。
新宿JAMみたいな天井低いところでも見てみたいですね。

Bassのターシーの図で撃鉄レポ終了。



その次がthe mornings

the morningsがこの日一番見てみたかったバンドかもですね。
彼ら、ギターの彼とドラムの彼女によく人のライブで遭遇していて、一応お互い顔は知ってるんだけど、お互いどういうバンドをやってるか知らないっていうのがありまして。
会う都度挨拶はするくらい顔は見知ったものの・・・だったので今年中に見ておきたい、と自分の中で思っていたわけです。

この日、予定をどうしようか迷っていたところに、このライブのことを知ったのでthe morningsまで構えていました。

本当は人の家で忘年会やってるっぽかったから撃鉄見終わったら帰ろうとかと思ってたのですが、見始めたら面白かったので最後まで見てました。


いやーしかし、普段穏やかでにこにこした、愛想の良い2人だったのでどんななんだろうとか思ってたのですが、暴れる暴れる(笑)。この日、マサラワーラーっていうカレー屋?が炊き込みカレーを売ってたのですが、ボーカルはそれを食べたり、吹いたりと暴れまわってました。カレー食べながらやるライブは初めて見た(笑)。


彼らはフロアライブだったのですが、日ごろ対面するギター&ドラムの二人に、Vocal&鍵盤、ベースの2人も加わって散々やらかしてました。
Vocalは動きがでかいので人にばっしばしぶつかるくらい出てきてたし、ギターもティッシュを無駄に引っ張り出して投げーの、覆面被りーの、ドラムも女の子だけども暴れまわるメンバーの激しい音にがっつり食いつく変拍子などを叩き出してました。


ベースは地味に良い仕事してる感じで正直あまり印象に残ってないのですが(笑)、ノイジーかつ変拍子かつ暴れるっていうものでなかなか面白かったです。

うん、楽しかった!


・・・で、地味に機材を撮ってたこの日。ギターの足元。
Big Muff的3つまみひずみっぽいやつ(詳細不明)にBOSSのOver Drive(OD-2?)、そしてここでもワーミー!
あとLINE 6のDelay Modeler。これほんと良く見るなぁ。この前AxSxEさんも使ってたし。便利なんでしょうね。



ラストがふくろだったのですが、先述の忘年会に行く為にちょっと見て帰りました。

「1日のドリンクの売り上げの新記録を作ろう!」とか言って財布からその場で1万出して振る舞い酒していたのは笑いました(笑)。
あれ、結局どうなったんだろう・・・。


以上、見に行くライブとしては2009年を締めくくるにふさわしいような濃厚なライブイベントでした。

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