2009/12/31

WELCOME TO 2010~New Years Gate Special at URGA~ @ shinjuku URGA

新宿URGAの年越しイベント「WELCOME TO 2010~New Years Gate Special at URGA~」に出演してきました。


顔ぶれは以下。



まず最初が辻本裕之さん。

この方は初めてでした。
アコースティックギター1本で歌うフォークシンガーで、MCで言っていたのですが旅をしながら歌を歌っている人みたいです。

で、MCによる情報のみですが、若い頃から日本中をギター背負って旅をしつつ、沖縄が気に入って沖縄に2年くらい居て、沖縄でCD作って、ラジオDJをやって、そして都会のネオンが恋しくなってまた新宿に戻ってきて、ゴールデン街で毎日?歌って今に至るとのことだそうです。

うちのバンドメンバーが言った言葉が一番しっくり来るので借りますが、押し付けがましい言葉のない真っ直ぐで温かいポップミュージックで、とても良かったでした。

中には沖縄で吸収した音楽の質を取り入れた曲なんかもありましたね。
彼がいるお店、どこなんだろう。ゴールデン街はたまに行くので、どこかでまた会えたら良いなとふと思いました。
一言くらい言葉交わしておけばよかったかな。


Bartleby。


URGAでお世話になってる、ブッキングなどされてる厳さんがドラムで参加しているバンドだそうで。
Guitar & Vocal氏は矩形トレモロをかけたような歌唱方法で徹底していて、ポジパン系のマイナーコード多用の印象がある音のバンドでした。The Cure聴いたことあまりないんですけど、人が「初期のThe Cureみたいだ」と言ってました。


個人的にこのバンドで気になったのが右側にいたギターの方。
年代ものと思われる良い感じに塗装が経年変色をしたブルーメタリックのFender USA Jaguarを使っていて、それだけでも楽屋に置いてあるのを見て「かっこいいなぁ」と思ってたのですが、足元にはBig Muffの第二期型、通称「ラムズヘッド」を置いてました。(あとLittle Big Muff)
ライブハウスで生ラムズヘッド見るの初めてかもなぁ。・・・初めてじゃないか。

以前池袋ROSAで対バンしたビッグファイアのメンバーの方も置いてたわ。


で、何気においしかったのが、弦楽器隊3名の足元にそれぞれ違うBig Muffが置いてあった点。
Bassの人のところにはトライアングルノブタイプの初期型Big Muffと思われるペダルが、Vocalのところにはロシア産Big Muffがありました。音もそれなりに使い分けてる感じで別に被ってる印象もないあたり尚ポイント高いですね。


そんな気になる機材満載のBartlebyでした・・・。



次がBURST HEAD LOLLIPOP HONEY。

この方たち、どっかで見たことがあるような気がしてたのですが、一時期よく調べてた人たちが載ってるサイト、ARTiSMと関係あるみたいですね。ARTiSMがなんであるかいまいちわかってないのですが、よくフューチャー・エレポップ系の人であったり、サイバーパンク系の人だったり、ゴシック、ロリータ方面(コテ寄りのV系とは違う方面のやつ)の方が載っているので、そっち方面の情報を調べている際によく見てたサイトです。

前知識0で見たのですが、ラップトップに仕込まれたエレクトロ・パンク・ポップと言えるものに生歌&ベース(Rickenbuckerがかわいい!)っていうデュオでした。

案の定、大晦日ということもあってかお客さんがちょっと少なかったのですが、みんなで手拍子したら楽しそうな曲があったりしました。

あと、勝手にカウントダウンやってました(笑)。


Bassの方の笑顔がほんと良くて、その旨あとで言ってみたら「だって本当に楽しいんだもん」と仰ってました。あぁいう楽しさが伝わってくる笑顔が撒けるステージは良いですね。

Emotional Ticonのメンバー、絢坊もとても細い人なのですが、絢坊より細くてびっくりしました。そして絢坊が「私は細くない」とか言ってるのは、それは違うと思ったのでした。脂肪を分けてあげたいと思ったのでした・・・。

あと、西荻窪のMother Earthなる無国籍カフェレストランもやられてるとのことです。西荻窪寄った際には頭に入れておこうと思います!東京女子大のそばだそうです。



続いてDECO-SOUL。

3人組でVocal、Guitar、Drumsの編成。
Bassレスなのに7弦のJackson StarsのKellyタイプのギターから奏でられるサウンドは重厚で、Bassレスさを一切感じさせない音でした。
声も圧力のある声に低音デス声も出していて幅広かったです。ラウド系ってところでしょうか。


Vocalの方が空を蹴るようなアクションがあって、結構危なかったですね。食らったら失神しそう。
うちのメンバーが体当たりもされてました。
やや前で見てたんですけど、どさくさに紛れてドリンクカウンター側に逃げました。



堕空。

このバンドの打ち込み機材とベースを担当していた方、以前Dick-Son-Crazyで対バンしていた方で、今回は改めて挨拶しておきました。


以前見たDick~はノイズの洪水のような中で女性が叫ぶと言ったものでしたが、こっちではVocal(でもやっぱり女性、違う人だけど)の人が怪しく踊りつつ、打ち込み機材から奏でられるインダストリアル、ゴス系のサウンドに外国人によるギターが混ざるというものでした。

藤井さん(上記の方)の多様性を伺える時間でした。
そして、Dick~でもやってた「ベースを壁に叩きつける」をこっちでもやってました。
(後にEmotional Ticonのライブ中にちょっとカバーしてみました、壁に叩きつけ)



続いてうち、Emotional Ticonでした。

今回は大晦日だったので今年を振り返ってbest of Emotional Ticon・・・とか言って今年最初の方にやったBlack Sabbathのカバー(案の定「Iron Man」だけど)、「除夜の鐘」、そして「大掃除」、そしてその後に新年を迎える気ゼロのキーボード破壊をしました。

意識してなかったのですが、掃除してから散らかすっていう展開は振り返ると面白いですね。


あとで録画したDVD見たんですけど、自分の音が一切聴こえませんでした。
リハなしだからちょっと遠慮しちゃいましたね。遠慮してちゃだめだわな。
でかすぎもだめだと思ってたんだけど。

写真はmo氏が撮ってくれました。いつもありがとうございます!



煌浮(きろう)。

Vocalが以前対バンしたさくらんぼの人と一緒で、やっぱり彼、圧倒的に歌がうまいですね。
音程がすごく良いのと、歌い方も変に叫んだり耳についたりっていうことのない安定感のあるもので、初めて聴く歌でも着実に人の心を捕らえていくような素晴らしいものです。

このバンド、あとメンバーの演奏力も総じて高く、かつURGAはノイジーな人が多い印象の中での非常にクリーンかつ勢いのあるポップ/ロックサウンドで良かったですね。

さくらんぼもそうだけど、やっぱり彼のVocal力ですね。すごい。


向かって右のギターの方、ESPのギターを持っていたのでオーダーしたのか聞いたら、そうだとのことでした。3シングル、Floyd Roseトレモロユニット搭載のレスポールシェイプっていう、思いっきりSUGIZO仕様でした。いやでも、あのシェイプ&3シングルって無敵ですよ。良い音してました。(ナットの弦固定ネジははずしてあったみたいです)

maxonのModulation Delayまで置いてあった徹底振りは良いですね。



ラストがsqid。


sqidは池袋のどこかでライブしてきて、そのままハシゴで新宿に来たみたいでした。
以前対バンした際はアンプヘッドを持参し、ワウペダルとチューナーしか足元にないと言う男前なサウンドを奏でていたVocal & Guitar HIGOさんでしたが、今回はURGAにあるMarshall JCMで臨んでました。
話によると「最近ハコにあるJCMでも結構いけるなーと思ってやってみる」とのことでした。
JCMでも男前なメタルサウンドを奏でてましたね。


ただただメタルっていうよりは新旧メタルサウンドを取り入れた音で、低音の出も現代的な視点で良い気がするし、テクニックもあるしで、改めてsqidのメタルサウンドはちょっとでもメタルのことが好きだった人の心をぐっと引き出すもの、もしくはメタル好きの人の心も打つようなものだなと感じました。

あと、演奏している側と目が合うのが良いですね!(笑)
AKB48を見に行って感じた"どきっと感"に近いものを感じました(笑)。



そんなこんなの年越しライブ、カウントダウンではみんなでクラッカーを鳴らしました。
誰かよくわからないけど、狭いURGAに集った人たちと乾杯をして迎える新年。

終わってから安楽亭でみんなで打ち上げかねて焼肉食べました。おいしかったなぁ。

画像は振る舞い酒を飲んで潰れて、なぜか楽屋のラック最下段に収まって寝ていた煌浮のVocalと、俺も入れるよ!と言って自ら収納されたURGAの沫山さんの図。

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