オリジナルメンバーで再始動した東京エスムジカ(myspace・wikipedia)のライブ「three!!!」を見に、下北沢440へ行って来ました。
東京エスムジカと私
自分が知ったのは2ndシングル「月夜のユカラ」で、卒業論文を書かなければならない状況で疲れ果てたところに、テレビ神奈川おなじみ?のPV垂れ流しによる出会いが最初でした。
「このグループは何?!」と思って検索したところ、沖縄のラジオ局RBCの開局50周年記念ライブを行うと言う記事を見つけ、TBS・HBC協賛とのことで東京、北海道からお客さんを招待しちゃおうと言う企画に応募しまして、見事当選を果たして沖縄で初めて東京エスムジカを見ました。
モノレールを那覇から乗りついで「マイルストーン」と言うライブハウス(ビルの7Fにあって、ステージ背後に窓があったので外が見えた気がする)にて、ji ma ma(wikipedia)と東京エスムジカの2組を見たのですが、ji ma maさんもよかったんだけども、何しろ初めて見る二人のボーカリストが見せるハーモニーが良くてすごく良い思い出になってます。
飛行機のチケット、宿泊費も全部込みで一泊二日だったので、東京で起きて、沖縄で寝て起きて、翌日の夜にはもう東京に帰って来てるっていう夢のような2日を過ごしたのですが、そんな感じで東京エスムジカとの素敵な出会いを果たしたわけです。
それから都内でやるライブにはだいたい足を運び、コンポーザーでありリーダーでもある早川大地(twitter・wikipedia)が出るDJイベントにも足を運び、だいぶストーキングまがいの張り付きっぷりでその節はご迷惑おかけしました(笑)。
ツインボーカルが最大の魅力ながら、当初のエスニックミュージック+ポップスの枠にとらわれずにダンサブルなトラック制作にも手を伸ばして、早川ソロ+ゲストボーカルなどで作られたエスムジカとしての作品を出しつつ、並行でタイ出身のMayを迎えたSweet Vacationでエレクトロサウンドを駆使した良質ポップをこしらえていたわけですが、先日"スイバケ"は活動休止となり、そして震災が起こり、チャリティソング「誇り高く」(「誇り高く」特設サイト)にてオリジナルの3人が再集結となり、今回のライブが行われたわけです。
休止から4年経ったものの、ツインボーカルの"エスムジカ"を評価する声は高かったこともあってか、今回のライブのチケットは即刻売り切れたみたいですね。自分はチケットを人にまとめて取ってもらったので争奪戦には参加してないので、どんなもんだったかわかってませんが(笑)。
そんなこんなのライブレポートです。
ライブレポート
- World Strut
- 紺碧の空を後にして
- 月影のワヤン
- 月だけが照らす町
- MC(※1)
- 誇り高く
- 風の行方
- MC(※2)
- 綺羅
- ケモノ
- レンガ通り
- ハッピー・エンド・レターズ
- Vida
- MC(※3)
- 月夜のユカラ
- Standing on the ground
- MC(※4)
- 月凪
- 始まりに向けて
- アンコール
- MC(※5)
- 陽炎
- MC(※6)
- ポレポレ
17時頃から下北沢の王将で呑みながら餃子食べてたので既に結構酔っ払ってたんですが、気分も高まって始まる前から440内でビールをぺろっと呑んでしまって愉快でした。振り返ると客の中にスイバケのMayちゃんの顔も見られたりしてより一層高まりました(笑)。
各プレイガイドで同じ整理番号が出ていたのか、9番くらいでも前に15人前後居たので、自分らが着座できたのは前から4列目あたり。440は「座って見る」と言う雰囲気のライブハウスっていうこともあってか、終始良い具合の視界で良かった。
出囃子にはおなじみだったメジャー1stアルバム「World Scratch」収録のインストナンバー「World Strut」、メンバー登場してからの1曲目はインディー盤「月凪~the world of eth-musica~」1曲目収録の「紺碧の空を後にして」でした。
エスムジカを知ってからレコード店に足を運んだ時、いっぱい曲を聴いて見たかったのでシングルよりも先述のインディー盤を先に買ったこともあり、やはりこの"本当の最初の1曲目"から再スタートと言うのもグッと来ました。
ちなみにライブメンバーはオリジナルエスムジカのライブでいつも弾いていた顔ぶれで、以下のメンバーだった。
ドラムに朝倉真司さん(twitter)、パーカッションに西さんっていう顔ぶれの時が個人的に一番「豪華だなー」と思ってた編成なので、朝倉さんが居なかったのは少々残念ではあったものの、西さんドラムも良いですね!
2曲目「月影のワヤン」、3曲目「月だけが照らす町」の間は「月だけが~」のイントロで印象的な声?のサンプル音がループしての滑らかな繋ぎになってた。鍵盤早川さんのサイドにPCが置いてあり、面前にはセットリストの紙と思われるものとiPad(と思われるタブレットPC)が置かれ、iPad側からオケの再生なんかもしてる様が見られた。時代は進んだものですね。(実際そうしてたかは不明ですが、そういう風に見えた)MCを挟み、3人による最新曲「誇り高く」を披露したのですが、セットリスト全体を見渡すと、やはり再集結と言うことで初期の2枚(「月凪~the world of eth-musica~」「World Scratch」)からの選曲が多い印象のライブで、後期の打ち込みを導入したエスニック感の薄い曲が少ないのも良かった。
あと、エスニックミュージックのサンプルをふんだんに使ったトラックが最大の魅力でもあるエスムジカではあるものの、「お馴染みのメンバー」でのバンド演奏っていう面も強調されたライブだったのかなーと言った感触も受けました。いやー、良かった、とにかく良かった。
MC(※3)ではこの4年間なにしていたか?&近況報告があり、美帆ちゃん→rica tomorlとしてソロ活動、結婚、出産、沖縄本島在住で音楽活動と育児、瑛愛ちゃん→Yonny名義でソロ活動、男性K-POPグループの歌唱面でのサポートなどをしていると言う話がありました。「Yonny名義」について首をかしげながら語ってるのが面白かった(笑)。
早川さんは上述のSweet Vacationであったり、タイの情報番組に関わったりと言った話を出していた。
MC(※4)では「なぜ再集結ライブを440でやることにしたか」が触れられ、結成してから初回ライブを行った場所が440だったらしく、下見に来て、帰りに下北沢王将で食べながら「頑張ろうね~」と語り合ったと言う思い出を話していた。ライブ前に下北沢王将に寄ったばかりだったので、個人的にそのエピソードにじーんと来ました(笑)。
アンコールではこの日売られていたグッズの新Tシャツを着用した早川さんが一足先に登場、「月夜のユカラ」イントロでおなじみの口琴を用いてエスムジカのこれからのあり方と感謝の弁などを述べつつ、口琴をびろびろしながら喋って若干滑って温かいムードになってた(笑)。早川さんが盛り上げようと言ったことにあまり反応がない→ボーカル二人が救わない っていうやり取りが相変わらず過ぎて微笑ましかった(笑)。
最後のMCでは2011/10/16に美帆ちゃんの出身地である石垣島での「わらばぁーと子ども未来創造事業」にて東京エスムジカとして参加、その前日に単独ライブを石垣で行い、2012年頭に東京でまたライブをやる旨の告知がされ「ぜひ石垣に来て下さい!」と笑顔で言っていた。遠いよ・・・(笑)
ライブの最後には瑛愛ちゃんからプチ韓国語講座として「会いたい」の意の「보고 싶어요(ポゴシポヨ)」が伝えられ、インディー盤に収録された締めの1曲として定番だった「ポレポレ」が演奏された。瑛愛ちゃんおなじみのライブでのアドリブ「例えばここで~」で会場名挟む姿も相変わらずで(「ここ!440で!」と言った具合)、懐かしくて最後まで涙流しながらライブ見てました。
東京エスムジカについては純粋に楽曲が良いって言うことも大きかったのですが、大学の卒業するかしないか辺りで本当にどっぷりはまっていたので、色々な思い出が蘇って、楽しかったこととか辛かったこともあれこれ巡って涙なしには聴けないんですけど、改めてこのメンバーが集ってのライブが見れることがとにかく嬉しいライブでした。
やはり現役だった頃に比べて、二人のボーカルが高めあう状態から離れてソロになっていることで、かつての状態よりは多少劣ったかなーと言う点は否めなかったのだけども、伴奏の音の全てを口でパクパクと歌っている美帆ちゃんのあふれ出す音楽的な勘の良さのようなものは相変わらずだったし、美帆ちゃんとは違ったスキルの瑛愛ちゃんの歌い上げるしっかりとした声の魅力も良かったし、とても楽しかった。
石垣はさすがに行けないんですけど、また見れる日を楽しみにしてます!
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