2010/04/24

℃-ute「℃-uteコンサートツアー2010春~ショッキングLIVE~」 @ 渋谷C.C.Lemonホール

℃-uteの「℃-uteコンサートツアー2010春~ショッキングLIVE~」なるツアーのライブがあったので行ってきました。

場所は渋谷C.C.Lemonホール(a.k.a 渋谷公会堂・wikipediaでした。




℃-uteとは・・・

モーニング娘。を筆頭に多数の女性アイドルを擁するハロー!プロジェクトwikipediaの1グループ、℃-ute(キュート)。

音韻は一般の"キュート"だと「  ̄\_ 」と発音されることが多いでしょうけど、このグループ「  ̄ ̄ ̄ 」と特に語尾が下がらない発音だそうです。面倒くさい(笑)。

つんくのクセのある響きをあえてつける手法が露骨に出てますね。「℃」っていう字に温度、体温的なニュアンスを持たせたり。

一般認知度がどれくらいあるのか不明ですが、名前くらいは知ってるけど・・・っていう人が大多数ではないかなと思います。誰ちゃんが所属してるグループっていう認識にまで至ってないんじゃないかな。自分もハロプロ好きになる前までそんなだったし。

そんなわけで一応解説から。

現在5人組(結成時は8人)、リーダー矢島舞美を中心に、ピザーラのCMに3人組"Buono!"のメンバーとして出演もしていたことでやや認知度が高いと思われる鈴木愛理中島早貴萩原舞岡井千聖がメンバー。

結成時から3人も欠けててメンバー補填がないっていうのが着実にグループとしてのダメージを負ってる印象が拭えないながらも、現メンバーでより一層のコンビネーションを見せながら活動を続ける現在のハロプロ第三のグループ、と言ったところでしょうか。

しかし、モーニング娘。はメンバーチェンジを繰り返して新陳代謝しているのは良いとして、新陳代謝も一巡してしまった為に「誰が在籍してるのかよくわからからない」と言われる始末。その後のグループもやはり一般知名度は怪しいところですが、新陳代謝がない故の固定ファンの熱さは強いみたいです。

そんな℃-uteをそろそろ見たいと思っていたので、NHKのMusic Japanに出演するっていう話があったので公開収録に応募していたのですが、なかなか安くこの日のチケットを手に入れられたので見に行って来ました。




℃-uteを見に行くに当たっての予習

この日のライブ、ツアー名が「ショッキングLIVE」とありますが、2010年1発目シングル「SHOCK!
」、そしてそれを先行シングルとしたアルバム「ショッキング5
」にちなんだツアーということでこの名前みたいです。

℃-uteも含めてそうなんですけど、アイドル研究みたいのを最近日課にはしてますが、実はそんなにお金があるわけじゃないので中古での購入率が高いです。あと、高い商品は安くなるまで待ってから買っていることもあって、この℃-uteの「SHOCK!
」はYouTubeで試聴(ライブ後に探して105円で買いましたが)、アルバムに至っては"とある環境"にて着うたフルでダウンロードしたものをざっと一通り聴いた程度で、「これは高くても買わねば!」と言うほどのショックがなかったので買ってませんでした。

なので、一応予習したものの、新しい曲への期待値はかなり低かったのでした。

曲は嫌いじゃないんですけど、特にどうかなと思っていたのは、2010年1発目の「SHOCK!」がほとんど鈴木愛理のソロ曲で、他メンバーはバックダンサーに終始している点。古くからのファンじゃないなりに過去作品を繰り返し聴いては、誰がどういう歌唱力を持ってるかとか聞き分けられるレベルで愛着があったもので、特に矢島舞美の歌声が好きだったり、中島早貴の甘ったるい声が好きだったりと、鈴木愛理も素晴らしいのですが、それも含めて他メンバーが居てこその℃-uteだと思ってたゆえに、愛理ソロに素直にうなづけなかったことが大きかったのでした。

しかも、アルバムにのみ収録でPVも製作されたという「四月宣言」のPVが安っぽすぎることもネット上で話題になったり、各メンバーがソロを取る曲がぱっとしなかったり(暗いとか、ミドルナンバーの曲ばっかり)、どう臨んだら良いのだろうとちょっとした戸惑いもありました。

が、ここはデビュー当時のキラーチューン「まっさらブルージーンズ」、そしていつも遊びに行くDJイベント「ありがとう!おともだち」でDJチェキッ娘(フジタ)くんが必ず流す「大きな愛でもてなして」あたりを期待して見に行けば良いか!とポジティブに臨みました。

愛着が持てない新曲もあるかもしれないけど、やり続けている"良い曲"に期待、これです。




セットリスト
  1. SHOCK!
  2. まっさらブルージーンズ
  3. 甘い罠
  4. ★憧れ My STAR★
    • MC
  5. 四月宣言
  6. Lonely girl's night(矢島ソロ)
  7. セブンティーンズVOW(岡井・中島)
    • MC(ショッキングフォト by 萩原舞)
  8. ダーリン I Love You(岡井ソロ)
  9. イメージカラー(矢島・鈴木)
  10. 生きようぜ!
  11. The Party!
    • MC
  12. ENDLESS LOVE~I Love You More~(萩原ソロ)
  13. 君の戦法
  14. 嗚呼 恋(鈴木ソロ)
  15. EVERYDAY 絶好調!!(Flagパフォーマンス)
    • MC(Flagについて)
  16. 愛してる 愛してる(中島ソロ)
  17. FOREVER LOVE
  18. JUMP
  19. SHINES
  20. 青春ソング
アンコール
  1. キャンパスライフ~生まれて来てよかった~
  2. 都会っ子 純情
  3. 夢があるら

新作「ショキング5」からが多いですね。CD買ってないので聞き込みは少ないんですけど、生で聴いてみたら、やっぱり本人たちの持ち味はCDよりも遥かに良くて(言い方がおかしいですが)聴けました。




ライブ本編の感想:ファン、会場の様子

今までハロプロは真野恵里菜を始め厚生年金会館単独公演など)スマイレージとのジョイントコンサートを見たりしてきましたが、「真野恵里菜は年齢層が高い&男性が圧倒的に多い」「スマイレージファンは幅広い年齢層&女性もぼちぼち居る」様子でしたが、℃-uteはどうだったか・・・。

後日見に行ったBerryz工房のコンサートとだいたい同様で、幅広い年齢層&女性ファンもちらほら見られる会場でした。

自分が座っていた場所が3Fの高さの、後方から5~6列目と物凄い後ろだったんですけど、ちょっと後ろにいた男性&女性グループ(多分20代)がとにかく「まいまーーーい!まいまーーーーーーーい!」と遠くの萩原舞に対して叫びまくっててかなりうるさかったのが印象的でした。

あと、ネット上で散見される「℃-uteファンはマナー、態度が良くない」と言った点ですが、会場の熱気具合が高い印象はありましたが、それ以外で何か、例えば真野恵里菜ファンと比べて酷いかとっていうことは特にありませんでした。まぁ、こっちはグループですから色んな子に色んなファンがいる、っていう意味ではより一層にぎやかになることは考えられるのですが、思ってたよりは嫌な印象は受けませんでした。

あと、真野、スマイレージと来て℃-ute。前者2つよりも活動歴があるせいか、ファンの「グッズのTシャツ」の種類が豊富で良いですね。特に、メンバーが抜けてからイメージカラー(っていうのが各メンバーごとにあるらしいんです)が変わってしまったことでの混乱もあって多様さが増してる印象もありました。

ハロプロエッグ発足前の研究生に当たる(っていう認識で良いんですかね?)「ハロプロキッズ」から分かれたグループのうちの1つですから、濃いファンは多いなという印象は感じられました。




ライブ本編の感想:唄、パフォーマンス、ショーについて

冒頭からこのイベントのタイトルにもなってるリード曲「SHOCK!」で始まったのですが、まぁ、改めて聴くと何も悪くないですが、やっぱり鈴木愛理以外の「ちゃー♪」がクスっと笑ってしまうフレーズですね。

そこから短いMCを挟んで℃-uteの1枚目のインディーズシングルでもある「まっさらブルージーンズ」が早速登場。さすがに℃-uteの1枚目を飾ったキラーチューン、会場の様子も爆発的にテンションが上がってて凄かったですね。ファンの振り付けコピー率も高く、一体感が半端ない!

そこからシングル「EVERYDAY 絶好調」のカップリングに当たる「甘い罠」が登場。シングルB面曲が速い段階で飛び出すマニアックな選曲にどうなんだろう?と思いつつも、この曲はまだ良い方(テンポも速めだし)なので楽しんで聴きました。

この辺からが個人的にダレたところで、まだ聴いてない(新参っぷり発揮!)4枚目のアルバムの表題曲、新作から2曲連続でのソロ、デュオ曲披露とちょっとテンション下がりました。予習不足もありますが、シングルA面曲に比べるとやはり少し下がりますね。

最初のMCではライブのオープニングを飾る言葉がメンバーそれぞれから放たれたのですが、ここで特に良かったのが矢島舞美の「私に負けないくらい、いっぱい汗をかいてください!」と言ったフレーズ。矢島舞美は汗っかきとして有名らしいですが(冒頭から結構汗かいてる様子だった)、その舞美自身からそのフレーズを言うことの破壊力!笑いました!

個人的に℃-uteのカップリングで最も好きな曲「セブンティーンズVOW」が"ダレたゾーン"の後に来てちょっとテンションは戻りました。いやー、これは良い曲ですよ。

舞美ソロ中に衣装替えをしてきた萩原舞、中島早貴、岡井千聖の3人で歌われたのですが、春の新社会人を意識したかのようなスーツ姿で登場、いまいち意味がわかりませんでしたが、かわいい女の子が着るスーツ姿っていうのに萌えるみたいな需要もどっかにあるのかもしれませんね。

「セブンティーンズVOW」後にはスーツで現れた3人によるMCコーナー。

以前(を知らないのですが)から言っていた「千聖とおでかけしたい!」という言葉に沿って萩原舞が収めてきた写真「ショッキングフォト」のコーナーでした。原宿行ってきたみたいな話だったかな・・・。中島早貴だけはぶられた感じのコーナーになってました(笑)。萩原舞の「テキトーにあしらう」「一番若いのに姉御肌」みたいのが前面に出たMCを感じることが出来ました。

そこからソロに挑戦、とのことで岡井千聖によるシングル曲「涙の色」のカップリングで、コンサートでも盛り上がるロックナンバー「ダーリンI LOVE YOU」が来ました。

岡井千聖の歌唱力、声色はなかなか悪くないんですけど(2nd miniアルバム「②mini~生きるという力~」収録の2曲目「僕らの輝き」も同様のロックナンバーで岡井ボーカルも冴えてるし!)、しかしこの曲、全員で盛り上がった方が良い曲だなーって感じました。まぁ、ソロに挑戦、っていう感じだったんですかね。

その次がスーツ姿で現れた鈴木愛理、矢島舞美による3rdアルバム「3rd~Loveエスカレーション」収録の「イメージカラー」が。

この曲は春にぴったりの温かでワクワク感溢れる曲なので聴けてよかったですね。℃-uteのボーカルの主力2人によるデュオ、これだけでお腹いっぱいですが、曲も良いですからね。

その後は「SHOCK!」カップリングの「生きようぜ!」、4枚目アルバム収録の「The Party!」と来て、MCを挟んで萩原舞のソロ「ENDLESS LOVE~I Love You More~」が来たんですけど、大人の恋の歌が多かった太陽とシスコムーンのカバーとして1stミニアルバムに収録されている曲なわけですけど、当時小学生だった萩原舞がこういう歌を歌うことの面白みってのがあるんだろうなーって思って聞いてた曲を、まさかの"まいまい"のソロで来るとは思わなかったので妙な違和感を感じながら聴きました。曲は好きなんですけどね・・・。

この辺からまた気分がだれてきまして、PVの天気が"全然絶好調じゃない"ことで変に語られているシングル曲「EVERYDAY絶好調!!」でのフラッグパフォーマンスが登場。

℃-uteもBerryz工房もなんらかの唄と踊り以外のパフォーマンスに挑戦するなんていうことを小耳に挟んだのですが、今回はフラッグ2本ずつ持ったものでした。

アイドルグループの醍醐味とも言える、集団のシンクロしたパフォーマンスに旗が翻り色を添えるっていうのもなかなか見ものでした。が、個人的にこの"絶好調そうに思えない"PVのぱっとしなさ含めて、この曲がどうにも好きなので、普通に見たかったですね・・・。次回に期待!

Flagについての解説MCを挟んで中島ソロをはさみ終盤に突入、そんなに盛り上がりそうにないシングル曲「FOREVER LOVE」はなんだかんだでアルバム曲に比べてシングルなんだなーと実感できる盛り上がりを会場に感じつつ、℃-uteの専売特許とも言える「キュート」のフレーズが入ったキャッチーなナンバー「JUMP」(デビューシングル「桜チラリ」のカップリング)でさらにヒートアップ、あとは個人的にあまり認識してないナンバーながら盛り上がって一旦終了しました。

衣装替えと思われる時間を挟みつつアンコールに突入、この時まだリリースされてなかった「キャンパスライフ~生まれて来てよかった~」を初披露。「SHOCK!
」の初めて長続きした彼氏に二股かけられてフラれちゃうっていう不幸感MAXの2010年℃-uteのオープニングを拭うかのような、爽快で明るい大学生活を歌った新曲でかなり気分は晴れやかになりました。

そこからやっと来ました!特に聴きたかったキラーチューン「都会っ子 純情
」!

かっこいい、スリリングなダンスチューンで会場大爆発!やっぱり℃-uteも捨てたもんじゃないと強く実感しました!

ラストはよくわからない曲だったのですが、スカッとした気分と一部の"まいまい"絶叫に疲れた体を引きずりながら渋谷を後にしました。




グッズを買った件

以前見に行った真野恵里菜&スマイレージのコンサートでもグッズを購入しましたが、今回も記念にTシャツを・・・と物販コーナーに行って見ました。

会場限定、おなじみ?のSサイズTシャツがよりどりあったので一番酷いデザインの矢島舞美のTシャツを買いました(笑)。

何が酷いって、イニシャル「MY」しか書いてないあたり! でもこれ、逆を言えば「MY(私の)」的な意味の謎のTシャツにも見えるっていう理由からあえて買って見ました。

ほかの子のはサインのような名前が書いてあったりと、着ていたらすぐに「ヲタばれ」しそうなデザインでしたからね。あえてこれを狙いました。舞美好きだし。




ライブが終わってみての感想

この記事書いてるのが6月で、その時残したメモを元に思い出しながら書いたのですが、「メンバーが抜けまくったり、曲に恵まれなかったりで℃-uteは解散した方が良い」なんてネット上で散々言われている彼女たちですが、コンサートの様子はとても楽しかったです。

が、当日券も一応発売されたりと売れ行きはやはりよろしくない様子でした。

人数が多い&舞台セット、演出の手の込みようも含めてチケット代定価が6800円と高く設定されていたと思うんですけど、やっぱりもうちょっと安く設定しないときついかもしれませんね。

何にしても、他と比較するしないは別として、素晴らしいメンバーたちで作り上げるショーをまた見に行ける機会を作って、見に行けたらなと思える内容でまぁまぁ満足でした。

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