2010/04/21

exPoP!!!!! 3周年記念祭 2日目 @ 渋谷O-EAST

viBirthCINRAの共催となった無料ライブイベント「exPoP!!!!!」の3周年記念の豪華なライブがあったので行って来ました。

会場はいつものO-NESTからでっかくなって、渋谷O-EASTでした。




出演

pe'zmokuとしての活動でも知られるシンガーソングライターのsuzumokuがトリ、後はオリジナリティ溢れる音楽を携え都内を中心に活発にライブをしている精鋭たち!っていう顔ぶれですね。相変わらずexPoP!!!!!は素晴らしいブッキングだ!




箱庭の室内楽

まず最初が箱庭の室内楽。

以前、下北沢BASEMENT BARかTHREEか忘れたけどライブ見に行った際に、見に行ってた箱じゃない側で箱庭が出てたらしいのですが、ドラムとして"いなかやろう"のドラムの方がいました。"いなかやろう"は使ってるスタジオがEmotional Ticonと同じなので、スタジオのマスターに聞いてみたら「箱庭も手伝ってるのかな?」なんていう話をしていたので、"いなかやろう"のドラムが今日もいるのかな?と思って見てたら違う人でした。

ま、それは良いとして。

箱庭、ちゃんと聴くの初めてだったのですが、中心となってる人が数名居て、あとはサポートでライブをやったりしてるそうです。この日は女性コーラスが大勢居て(5人)、ベース、ギター&ボーカル、ギター、ドラムと多彩な編成でした

あとでメンバー紹介があった際に「お!」と思ったのが、以前プリングミンを高円寺HIGHで見た際に対バンで出演していたStephaniemyspaceのVocalを務めていた方がコーラスにいた点です。

あとはタラチネの方、ソロで活動するSAYAさんっていう方、Slow Paradeやsphereで活動しているいしばしさちこさんなどなど(他詳細聞き取れず)多彩な顔ぶれだったみたいですね。Stephanieの人しか知らなかったけど、みんなかわいらしい方で、ずるいです!

音楽的な面では和製The Flaming Lipsとでもいえそうなふわふわとしたトリッキーな、メロディもドリーミーな音楽で心地よく聴けました。

(会場にも来てましたが)先日活動休止状態となったmother"mother"(myspaceの音楽を思い出しました。motherの北島君もThe Flaming Lips好きだもんねぇ。

もろっちゃもろでしたけど、クオリティの高さと、会場のでかさがしっくり来る大所帯が最初の幕開け、良いイベントですよ。

ただ、箱庭の室内楽自体結構支持されてもいるんだろうけど、案の定人の集まりが悪かったですね。平日の早い時間だったので仕方ないとは思うのですが、O-EASTはキャパが結構でかいのでスカスカしてました。(ゆらゆら踊れて居心地は最高に良かった!EASTホール側は禁煙だしね。)




Creepy pop

何回か対バン・・・してるっけな。1回か? 面倒臭いので数えませんが、このblogでも散々見に行って取り上げているCreepy popがO-EASTのステージを踏む! これがこの日の一番のMy事件でした。

Creepy popメンバー、別に不潔なこたぁないんですけど、小汚いライブハウスで爆音を放ってる方が似合ってるっちゃぁ似合ってるので違和感を感じつつも、彼らの爆音はでかい箱でどう響くのか、そして日ごろ対バンしなさそうなバンドたちが出る中でのCreepy、果たしてどう浮き上がるのか、ここも注目してました。

いざステージに照明がつけられると・・・向かって右側がら空きwwwwwww

本番始まる前にドラムのモコくんが居たので「どう?」って事前に聞いていたのですが「広すぎて、離れると音が散っちゃって聴こえないんでいつもくらいな感じですw」とのことだったけど、向かって右側にもう1人メンバー居ても良いような開き方しててすげえウケたwwwww

しかし、いつもジャンプの頭突きで天井を破壊しそうな、何気に跳躍力があるVocalのマッチョ橋本のジャンプも非常に高く、SUGIZOの影響を強く受けた激しく、かつエフェクティブなプレイを繰り出す浦野くんのアクションもステージが広いので映える映える。

そして、相変わらず後ろを向いているBass大迫、相変わらず脱いでるDrumsモコ。いつもは仕切られているような狭さなのが広がっただけで、彼らの音楽はそのまんまでした。大会場での大音量も良いですね! もっとみんな踊り狂えば良いのに!

で、実際「昇格した!」わけではないんですけど、あたかもメジャーデビューを果たした期待の新星のようにすら見える素晴らしい会場と照明で、いつもなれなれしく話している彼らがスターのように見えて面白かったので写真ばっしゃばしゃ撮りました!(一応exPoP!!!!!スタッフの方に確認したところ、インディーのアーティストに関してはアーティスト側確認してくれとのことでしたので。)

で、撮れた写真!



素晴らしい空中浮揚ですよ!いやー、良い写真撮ったー!

ひとしきり暴れて颯爽と去るCreepy pop。Vocal橋本が言い残した言葉「次は弾き語りの人です!」・・・名前覚えてない!超笑った(笑)




Predawn

"プリドーン"と名乗る弾き語りの人がサイドステージに登場。

あーあれが弾き語りの人かーなんて思いつつ、会場で会ったmotherのBassアサコちゃんが「私と同じ歳で、すんごい良いらしいです」と聴いていたのでうっすら期待してみていた。

麻子ちゃんも若いのだけども、Predawnも若い。見た感じもかわいらしい普通の女の子っぽい感じ。あまり弾き語りの女の子って良い印象がない。2010年1月にAddyを見に行った際に見たRihwaちゃんだったり、伊藤サチコを見た際だったり、それはそれで別に良いんだけど、いまいち自分の聴きたい感じとぴったりするケースが今まであまりなかったゆえに。

その点、Predawnは小さいアコースティックギターに滑らかなアルペジオ、唄のほとんど(と言うか全部かな?)が英語での弾き語りで、英語もとてもうまく、肩の力を抜いて聴けるようなもので、思ってた以上に良かった。

「ぶはー!弾き語りの人とか言われてるよー!」って思ってみてたんだけど引き込まれるものがあった。その時はCD-R音源を物販で売っていて、迷ってたけど買わなかったのですが、数日後に下北沢mona recordsに取り扱いがあったようなので買いに行ってしまいました。

英語の発音が良すぎるケースってあまり好きじゃないこともあるんですけど、Predawnは良かったです。(あと、個人的に好きなのはPlace called spaceと二階堂和美あたり)




ねごと

以前、神聖かまってちゃんと対バンがあった際、到着が遅れて"ねごと"を見逃したことを後悔していたのですが、いよいよ"ねごと"目撃の日が訪れました。

ねごとの期待値が半端ない様子が会場の集客具合から感じられました。この日一番の集客模様。さすが閃光ライオットwikipedia審査員特別賞受賞バンド。

いざステージ始まってみて・・・ですが、曲のまとまり、演奏の具合、女子4人編成っていう要素だけ見てみても非常にポイントの高いバンドだなーと思いました。

まだプロではないものの、一部レーベルから声がかかってるとの噂もある彼女たち。MCのゆるさがかわいいなと思う反面、プロ前と言えそうなしっかりした告知なども上々と言った感じでした。

ドラムの子なんか「始まる前に〇〇(失念)と塩辛を食べたんですが、ちょっと気持ち悪くなってきました」という発言は衝撃(笑)。塩辛をライブ前に食べる19歳大学2年生。

ライブ終了後も本人たち直々にアンケートだかフライヤーだか忘れたけど配って歩き、リスナー側と交流を図る様子なんかも良いですね。積極的で。

デビューに向けて準備段階と言える様子が伺えたわけですが、彼女たちは世に出て行ってこそ!だと思えるバンドだなと思ったので、頑張って欲しいですね!!

機材面で言っても、鍵盤&Vocalが舞台向かって右手、真ん中に背の高いJazzmaster弾きのギタリスト、左手にYAMAHA SBVを弾くベーシスト、奥にドラムっていう立ち位置も良いですね。唄もうまいし。(個性があるかと言ったらそうでもないんだけども)




24 -two four- と suzumoku

Creepy popと楽屋が同じだったらしい24。本人たち曰く、楽屋での様子が近寄りがたいオーラがあって怖かったとのことでした(つかお前らの方が怖いだろう!と言ってやった)が、ステージ始まってみるとピースフルなロックを演奏してました。Creepy pop曰く「ギャップがすごい」とかなんとか。人を見かけで判断しちゃいかんぜよ。

しかし、沢山仲間が居て楽しかったので大半は呑んでました!

suzumokuも正直、どうでも良くてざっと見てました。いやーでもでも、suzumoku、真っ直ぐな歌声で、ポップさもあって良かったですよ。何も悪くなかった。

しかし! ねごとで頂点を極めた会場、suzumokuの時にO-EASTの広いフロアが結構スカスカで、ちょっとかわいそうでしたね・・・。

suzumoku、一度pe'zmokuを逃げた経緯なんかもありましたから、あまり打たれ強いようには見えない印象を持ってしまったので、あまりへこまないで・・・って思いつつも、気丈に振舞う様子はちょっと目が離せませんでした。(と言いつつ、元々ファンでもなかったのでざっとしか見れてませんが・・・)

こういう日じゃない日に見たかったなー、suzumoku。

exPoP!!!!!の弱点でもあるのですが、タダ(同然)で入れるイベント故に、見たいものだけ見て、あとはテキトーに帰るとか、見ないとかできちゃうのはもったいないですね。安いのに魅力的なメンツだから全部見る、なんていう好奇心満載な人なんてそう居ないですけども。




そんなわけで、いつもに増して豪華な実質無料で入場できるイベント、exPoP!!!!!。

前日に出演していた太平洋不知火楽団の大内、津金両氏も来場してたりと、出演者にも愛される素敵なイベント、今後も続けて行って欲しいですね!とても楽しい日でした。

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