2011/08/15

"東京BOREDOM×FUKUSHIMA!" @ 秋葉原GOODMAN,スタジオリボレ

東京BOREDOM×FUKUSHIMA! なる企画が秋葉原GOODMAN、その地下にあるスタジオリボレの一室にて行われたので撮影で参加させてもらいました。




出演

音の傾向はないけど、かっこいいライブバンドがたくさん出ることで毎回楽しい東京BOREDOMと、プロジェクトFUKUSHIMA!のコラボ企画になります。

プロジェクトFUKUSHIMA!については「プロジェクトFUKUSHIMA!について」をご覧ください。

FUKUSHIMAかどうかは別としても、非常にこの強烈な顔ぶれが揃ったライブ、楽しくないわけがない!と言うことで、今回撮影で関わらさせて頂きましたが、1客としても楽しませていただきました。

隣接(と言うか下のフロアだけど)したスタジオリボレの広めのレコーディングが可能な部屋をサブステージとして2フロアで進行した為に全部が全部きっちり見るのは不可能、ってことで、自分なりに動いて見たもののレポートになります。




ざっくりレポート

まず最初がBOSSSTON CRUZING MANIAでした。

かなり前に見てから久しぶりに見るまで結構ブランクがあったのだけども、この間の京都での東京BOREDOMにて改めて見てからそんなに間が空かずしてボストンに再会できたわけです。

京都での演奏も良かったのだけども、京都メトロの卓による味付けがされた感じのものとは違った、アンプ直、ドラム直の音でのライブも良かった。

スタジオライブで空間が狭いこともあって少々ボーカルの音量が難しそうな点はあったのだけども、ギター、バリトン、ベースの絡みが相変わらず面白かった。あと、エフェクト好きとしては、バリトン鹿島さんのテープエコー(シミュレーター)のエフェクト操作とその音のバンドサウンドへの溶け具合が心地よくて好きだった。それにしても改めて強靭なメンバーで独特な音楽やってるなーとも思った。

ボストンが終わってから、入口らへんに展開されていた物販コーナーを少しだけ見た。

出演メンバーからのフリーマーケットコーナーが色々面白かった。自分が買ったのはカナダ産のGodinの皮製ギターストラップ。200円くらいだった。超安い。多分未使用品。まあ、いつ使うのかわからないけども、ストラップなんて消耗品なので買っておいた。

その他、電池駆動不可と書かれたYAMAHAのおもちゃショルダーキーボード(FM音源搭載のものなので一時期自分も所有してました)が箱付きで特価だったりした。が、持ち帰るのが面倒なのでスルーした。

ちなみに写真に写ってる自転車のサドル、ボストンが始まる前のオープニングの絶叫でworst tasteのカイタ氏がマイクのように持っていて、叫んだ後 宙に投げたのだが自分の頭に直撃して物凄く痛かったが、無事買い手が見つかったらしい。出品者だったtacobonds小川くん「買い手が見つかると思わなかった」っていう話が面白かった(笑)。買った人の様子も見ていたが「いやーこんなに安く手に入るなんて」と普通に喜んでて、世の中なんでも欲してる人居るもんだなーと改めて。ちなみにエフェクターなんかも出てたのだけど、やはり持ち帰るのが面倒&お金が極度になかったので我慢した。MIDIコントローラーとかわけもなく欲しくなっちゃいそうですね。


続いて見たのがGOODMAN側にて見汐麻衣さん。

見汐さんのライブ見るのも実に久しぶりだった。フリマエリア見てから行ったので既に始まっていたのだが、残響エフェクトを使ったギターのみでの演奏をしていた。前もそれっぽいことをやっていた気がするが、音色的に結構好きで心地よかった。

その後、エレキギターでの弾き語りをしつつ、会場にてたまたま遭遇したドラマーをステージに上げてセッションしていた。誰をあげていたかすっかり忘れてしまったが(レポートは忘れる前に書くべきだし、忘れそうならメモしておくべきなんですけどね・・・)、tacobondsが見たかったのでGOODMAN側を去って階段を下りた。

リボレ側、TACOBONDSは扉を開けたら既にやっていた。想像できていたことだけども、ちょっとずつ齧って、あっち見てこっち見てってやってると見逃し量も増えるなーと思いながら、なるべく見たことないものを見た方が良さそうだと思いつつ、やっぱり好きなtacobondsの演奏を後ろの方から覗き込むように見ていた。

終盤、ベースゆっきーの音が鳴らなくなり、機材の様子を見るのに徹するゆっきーを傍らにヒートアップする小川くんのギターソロとアリトくんのドラム。結局ヘッドが飛んだらしく、ベース弾くのを諦めたゆっきーがマイクをスタンドから取って叫んでたのが非常に珍しくて高まった。あんまりぎゃーぎゃー言う、暴れるタイプの人じゃない人が根っこにあるロック魂みたいのをあらわにすると高まりますねー!(笑)

次の出演者までにアンプを用意しないといけない、みたいなやりとりを見つつも日比谷カタンさんへ移動しました。お名前はよく聞くんですけど、実際音楽は聴いたことがなかった。

この日は極力楽しもうと思っていたので、ずいずいとビールを飲んでいたんですけど、どうも静かな音楽よりも音の渦に飲まれるようなものを気分的に欲していたみたいで、トイレ行ったりしながらどういう性質のものなのかっていうのを見守った。

アコースティックギターでの弾き語りで、民謡/非ロック/非ポップミュージック的な節回しが印象に残った。なんとも形容が見つからないのだけども、わかりやすい言葉でまとめると、とても独特だった。

自分の音楽の聴き方の話になるのだけども、昔ポップスばかり聴いていた頃は、それを歌いたかったので歌詞カードとにらめっこしつつ、歌詞を書き取って歌詞帳なんか作ってるくらいだったのだけども、最近は音楽を言葉よりも音で聴いていることが多いみたいで、カタンさんの歌は言葉とちゃんと向き合った方が魅力がわかるんだろうなーと聴いていて思った。

自分の処理能力が劣っているだけかもしれないけども、言葉を詰め込んで語るような速い部分と、音程がめまぐるしく変わる歌唱であったり、ぱっと聴いて自分がすぐに楽しめるものではないなと思った。コンディションもあるのだが、もうちょっと自分自身予習しておくべきだったなと思いつつ、名前からして気になる平井正也全身バンドへ移動した。

平井正也全身バンド、リボレ側に入ってみるとマイクスタンドにマイクがいくつか用意されて、ギターが立てかけてあり、ベースを持った平井さんらしき人がスタンバイしていた。

どっかでゲストとか入れてやるのかなとうっすら思ったのだが、ドラムのところに立って、バスドラムを足で踏みながらベース弾き語り始めた時点で、それはないなと覚った。

結果として自分ひとりでなんでもやる、しかも同時進行だけど便利なエフェクターとか使わずして、手足全身を使って一人でバンドやってやるぜ!と言ったものだった。これは潔い(笑)。そして、言い方を選ばないなら馬鹿っぽくて良い(笑)。

しかし、ジャンクな音楽なのかなとも思ったのだけども、とても歌に対してはまっすぐで熱い気持ちが込められていて、ジャンクっぽそうだなーと思ってた気持ちは見る見る変わって、すっかり見行ってしまった。にしてもカタンさんとの温度差がすごい(笑)。

話によると、旅しながら生きていくことを決意したとかで、ある意味でサヨナラコンサート的なものだったらしい。そんな思いを込めてのドラムソロなども熱かった(笑)。

彼が何者だかわからず見ていたのだが、改めて調べて見るとマーガレットズロースの方だそうですね。昔1回だけ見たことがありました。

手足全身を使っての1人バンドではあるけど、あまり器用すぎずの体当たり演奏がとにかく良かった。技術よりも心意気で感動できて、たっぷりと見させていただいた。

タイムテーブル的にはL?K?OがGOODMAN側でやっていたのだけども、L?K?Oを見た記憶がないし、画像も残ってない。しかし外でモコモコとした低音を聴いた記憶がうっすら。

その後にECDを少しだけ見たっぽい。

ECDさん、以前突然段ボールのレコ発ライブにゲストで参加しているのを見たの以来だったので、純粋なソロを見たのは初めてだった。よく一緒にやってらっしゃるイリシット・ツボイもいないソロ。

遠くから見ていたので手元は見えなかったのだが、トラックの操作をしながらのラップをやっていた。

平井正也全身バンドとか見てしまったこともあって、どうも気分的にはずれていたので、少しだけ確認してからLimited Express(has gone?)へ移動した。

Limited Express(has gone?)は先日の京都で行われた東京BOREDOMのトリを務めたので見て間もないので、大きな変化はなし。相変わらずライブ感が良いなーと思った。

ユカリさんのお子がこの日、耳保護器を着用してライブしているトライアングルのど真ん中にすっ立ってたのが非常にインパクトがでかかった(笑)。MC中に頭なでなでしたりとコミュニケーションも欠かさないユカリさんの図とか、とてもシュール、かつ愛情に溢れていて微笑ましかった。

タイムテーブルに多少ずれも生じていたのだけども、RUMI & SKYFISHがなんであるか知らな過ぎたのと、Alan Smithee's MAD Universeが楽しみだったので、適当に過ごしてまたリボレ側にて過ごした。

アランスミシーズ、みんながノリノリでダンスしたり、モッシュ/ダイブが起こったりするようなバンドではないのだけども、やっぱりかっこいい。ほんと今活動している、自分が見たことあるバンドの中で傾向が被ってる音がなくて良いです!

久恒さんのギター、トリオだからもっとグイグイ出ても個人的に良いかもなーって思える音量で、改めて聴いて見ると とても3人の音のバランスも良いかなと思えた。

毎回何気なく聴いていた音が、緻密な機材操作から成ってることも今回近距離でかじりついて見ていて面白かった。変拍子とか好きな人、もっと聴いたら良いと思います。

東京BOREDOM切り込み隊長、カイタ氏のworst tasteを次に見たらしい。GOODMAN側をどんだけ干したことか(笑)。

この日のライブ冒頭、リボレ側からスタートしたこともあってGOODMAN側は最初人が居なかった。僅かにGOODMAN側に居た人もいたのだが、それに対してカイタ氏マイクで絶叫しながらリボレに行けくらいに煽っていたのだけども、とにかくこの人のこの底なしの絶叫パワーはどこから来てるのかよくわからないけど、毎回楽しい(笑)。

自転車のサドルを投げるのはやめて欲しい次第ですが(笑)、ライブは頭から客側に突っ込んだりとテンションが高くて盛り上がった。

京都で会った人がこの日遊びに来ていたのだが、倒れそうなマイクを支えてる様とかが見られて、これも面白かった。みんなで作る東京BOREDOM!(笑)

ギターストラップが外れても体を折り曲げてギターをかき鳴らし続けて、叫び続けるworst taste。tacobondsとworst tasteの2マン見れなかったの残念だなーと思えるくらい楽しかった。

それにしても、どの写真見ても汗だくの様子だが、1スタジオに対して入るキャパがでかかったのか、異様に部屋が暑かった。

ビール飲んだり、休んだりしながら見て行ったこの日、気がついたらMELT-BANANAを見損ねていたのは残念だったが、yudayajazz + HIKOは一部ながら見れた。

yudayajazz、映像とサウンドコラージュがめまぐるしく、以前もかっこいいなと思ってたんですけど、そこに強烈なドラムがずがずがと食い込む!GOODMAN側入ってすぐのあたりにHIKOさんがドラムを構えて叩きまくってたのだが、ブラストビートが来る時の高揚感たら素晴らしかった。目をかたく瞑って繰り出されるブラストビート。

部屋入った時にドラム前でVOVIVAVUのKEIくんが踊ってたので、混ざってセッションしてるのかと思ったけど、yudayajazzとHIKOさんの間に入って楽しんでるだけだったみたいで、変に絵的に混ざっててこれもおかしかった(笑)。

この日、ラストに見たのがGROUNDCOVER.でした。

GROUNDCOVER.、京都で力尽きて全然楽しめなかったのでこの日はがっついて楽しもうくらいには思ってたのだが、リボレ側はやっぱり前が埋まってしまうので後ろから楽しんだ。

アランスミシーズの久恒さんがトランペットで参加しててかっこよかった。

しかしながら、やっぱりこの時も相当酔っ払っててあまり記憶がない(笑)。いつもそんなんばっかですね。ほんとすいません(笑)。

で、この日なんですけど、最後にKIRIHITOが残ってましたが、個人的に物凄い悔しいことが起こり始めていて気分が猛烈に辛くなった見れませんでした。

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