Chelip & 鈴木花純コラボCD発売記念イベント【友情のうた〜あなたへ〜】を見に、渋谷Milkywayに行ってきました。
どうだったか
表題にある「友情のうた〜あなたへ〜」は鈴木花純(ex.テレジア)とChelipのコラボ盤として企画されたものだそうで、2016/08/08にリリースされるという話で、それに関連したテレジア&Chelip主催イベントという感じだった。
先にその話に少し触れると、「あなたへ」という楽曲を2つのアレンジで2組で楽しめるという内容になっているらしい。
出順で簡単にどうだったか感想書いておきます。
最初に出てたのがかちあげガールズ。成り立ちについてはよくわからないが、さゆなし(黒猫の憂鬱)、白川花凛(ex.少女閣下のインターナショナル)、とみにか共和国、斧乃井もこ(GlimGrimm / ex.甘飴ぺろ・みさぺろ)の4人で構成されるグループで、ニコニコ超会議が初舞台だったような気がするが、この日見たのが初だったので、個々はわかってるけど、活動内容とか、自分はよくわかってない。最後の曲に先日活動休止をした少女閣下のインターナショナルのレパートリー「mug」をやっていたのだけ見れた。ツイッターで少女閣下演出担当の長田左右吉(そーきち)くんが「少ナショの曲、誰かオケ貸すんで、やっていいよ」的なツイートしていたのに呼応して、メンバーが在籍するユニットがやってるという形に収まったみたいで、それはそれでいいんじゃないかと思った。言い方を変えると、黒猫の憂鬱がライブでやっているような、ポップスを流してさゆなしが適当に踊るのを自分はもう楽しむことができなくなってしまったので(飽きた)、そういう方がいいなと思った。
とみにかさんが曲作れる人なので、彼女がその4人でならこういうのが!みたいな頭で曲をやるのでもいいのではとは思ったのだが、実際すでにやってるかもしれないし、これからそうなるのかもわからないしで、ちゃんと見てないから、追えてないから想像は膨らむばかりですね。
続いて11:22(2分押し) ぽろぽろバロック。2&(ダブルアンド)、偶想dropなどを手掛けるDMproduceの新ユニットというぐらいの情報しかなかったのだけども、だいたい音楽性はそんな感じだった。かつてDMが手掛けてた「我等メロLIVE感」というユニットの頃(2012年頃?)に比べると、楽曲や音色がしっかりしてる・アグレッシブなサウンドが良い印象で、逆言うとガラメロの時はなんであんなに手が抜けていたのか気になった。
メンバーは4人組で、一人金髪ショート。偶想流れのDMファンっぽい人が数名すでについてる印象なのだが、対バンの客層と被っておらずで、あまりなじんだ感じがしなかった。最後らへん、メンバーがフロアに1人降りてきたりしたのだが、こういうのを見るとよく思うのだが、アイドルならばステージ上で演じ切って欲しいなと思った。
11:39 ハッピーくるくる(Twitter / Soundcloud)。見るのは2~3回目ぐらいなので、そんなに見てるわけじゃないのだが、二人とも小柄かつ かわいいのと、ゆったりした感じの衣装をまとっていて、アグレッシブ過ぎないサウンドで独特の位置にいるようで、いい印象を持ってたのだけども、この日もとても良かった。物販でCDが売っていると、よっぽど嫌いじゃない限りはとりあえず買って、繰り返し聴いて気に入ってきたら再びライブを見る、というふうにしていることが自分は多いのだが、彼女たちは音源がなかった。が、人と話していて「Soundcloudにいくらか上がっていて聴ける、とても良い」という話だった。それを踏まえて、今この文字を書きながら曲を再生しているけども、ややテクノ寄りの音楽性で良い。激しくなりそうなノイジーな音が使われていたりはするのだが、あまりそこからぶち上ったりしないのも抑えめで好感触。
「天地想像」、MC、「(タイトル不明)」「パーフェクトトリッパー」「Starry Night」の計4曲を披露、MCでは きの(髪が短い方)「ののがアイスずっと食べてる」、のの(ツインテールにしてた方)「クーリッシュにハマって、1日2つ食べてたけど、さすがに甘いので、最近はやめた」、きの「私はずっと飴舐めてた。ごはんはあまり食べない、ミントの味で食欲が抑えられてる」と体に悪い話をしていて面白かった。ライブの終わりでは夏の抱負として「ハピくるをもっと広めたい。私たちも頑張るから、おたくも頑張って!」と語っていた。初見のお客さんは2ショットチェキ無料とかやっているらしいのだが、終演後物販の列がほどほどに長かったので参加はしなかった。
11:59 黒猫の憂鬱。昨年の活動開始間もないころは面白がって見ていたのだが、さゆなしの発言にあまりよく思うことがなくなっていってからあまり見に行かなくなってたので、少し久しぶりだった。5曲目の、近々TRASH-UP!! RECORDSよりリリース予定だという曲以外は足しげく通ってない自分でも知ってる曲だったので、その辺は普通に楽しめたし、自己紹介では さゆなしによる「さ~ゆとな~しが重なって(\はーどっこい!/) さ~ゆとな~しの 絆!」という謎のコールを くり子「それ私気にいってるから、もう1回」とアンコールしていた様などはほほえましくて良かった。こうやって改めて見ると、一時に比べて落ち着いたなという感じもしたし、くり子が手掛ける新しい曲も相変わらず良かったので、不快に感じていた気持ちもだいぶ薄れた。
リリース記念イベントということで、Chelip&鈴木花純との出会いについて振り返るも、二人とも雑にしか覚えてなくて、その辺は黒猫らしくて良かった(笑)。
12:27 Chelip & 鈴木花純。テレジアから使用しているシンフォニックな入場SEが流れ、すぐには出てこずで、違ったSEがもう一つ流れた。そのSEが流れてから3人が登場。Chelipは結構前から見てはいるものの、別々に見て知った2組が1曲を一緒に歌う姿っていうのは、なんだか不思議な感じがした。同じ音楽のフィールドで活動していると、こういう機会もあるもんなんだなというのを思った。
1曲目「あなたへ」を花純ver.で披露。こちらはChelip用に作られたオケに比べるとスロウで歌をじっくり聴けるようなアレンジになっていた。低めの声でしっとり歌うのが映えるChelipのボーカルがテレジア・アプローチで聴けるというのもなかなか面白かった。
「風に乗ろうよ」(2ndシングルカップリング)、「私のこと」(2ndシングル)は鈴木花純ソロで、MCでChelipを招いて「あなたへ」について少々トークをし、「あなたへ (Chelip ver.)」、「アシンメトリー」はChelipの2人で演じ、「アシンメトリー」2番サビ終わった辺りから花純ちゃんも合流して3人で締めくくった。
「あなたへ」についてのMC中、井次のリアクションがわざとらしくて、相変わらずな不器用さとかわいらしさで良かった。花純ちゃんは、ここ最近だと新宿SAMURAI(新宿URGA跡地に居抜き+ちょろっと改装でできた新しいライブハウス)に出演した時、DESEO miniでやったアイドル対バンライブではないブッキングライブ出演時に見に行ったのだが、日々着々と歌の練習をしている印象で、安定もしていたし、派手に歌わない・声色と言葉を大事にした歌に磨きがかかった印象で相変わらず良かった。
13:04 amiinA。オリジナルメンバーでグループ名にも組み込まれた みいなちゃんがグループを離れ、あみ&みゆ体制になってから10回目のライブだと、MCでみゆちゃんが言っていた。自分が見たのはこの日が2回目。旧体制から引き続きでやっている「Drop」からスタート、「lilla」、MC、「soar」「Atlas」「Legacy」、MC、「マインドトラベル」「Singnal」、MC、「Canvas」のたっぷり持ち時間の8曲を披露していた。「soar」「Atlas」は、だいたい2分ちょいぐらいで尺が短いので、あっさりしていた。「monochrome」など、意外と長い曲も持ってるグループなので、こういう曲を逆に用意して、色んな世界感を1ライブで見せようというアプローチなのかはわからないけども、それがとても良かった。
前回、初めてみゆちゃんを見た時の感想はその記事を書いてないので、こちらに書いてしまうが、みゆちゃん、とても良い! 2人組の場合、その二人の魅力で成り立ってる部分が大きいと思うので、相方が変わることでグループの魅力が傾く場合もあるのではと思っていたのだが、6年ぐらいステージのキャリアがあるらしく、ステージでの見せ方、パフォーマンスのレベルの高さや声の出具合、どれを取ってみてもとてもレベルが高い子で、みいなちゃんとは違った魅力をamiinAに加えられたのではないかと思いました。あと、くりくりっとした目でかわいらしい(笑)。
あみちゃんの天然な部分と、みいなちゃんのふんわりしたMCもamiina/あみいな の魅力だったのではないかと思うのだが、amiinAになり、年齢の割に結構しっかりしてるみゆちゃんが、あみちゃんの扱いが程々にうまいのもとても良かった。あみ「今度MV撮るんです」 みゆ「MVとPVの違いは?」 あみ「MVはMusic Video、PVはPromotion Video!」とうまいこと言い当てたり、みゆ「この前、三者面談があったんです。仮成績っていうのがそこで見せられるんですけど、上がってました!」 あみ「何もしてなさそうなのに!」 みゆ「関心・意欲・態度が高評価でした!」 あみ「私たちは頭が良いということでー!」と妙なまとめ方をしていて愉快だった。
同世代の子から比べると全然擦れてないという部分がメンバーが変わっても相変わらずで、素敵なチームだなと思いましたとさ。
amiina、テレジア、Chelipは出演イベントがあまり被ることがなく、それぞれ別々に見にいってたのだが、それが一堂に会して1つのイベントで見れた。時が経つと、同じフィールドで活動が続いていると、出会ったり、離れたりっていうことがあるのだなと改めて思った。
Chelipは、再びセルフプロデュースに戻り、前体制に比べると新曲をどうしていくのか問題があるのかもわからないが、今回の新曲の振り付けについて彼女たちがMCで語った「舞台を広く使える振り付け/より大きな舞台でこの曲を演じていきたい」に叶うような、いい出会いに恵まれ、より充実していったらいいなと1ファンとして思います!