2011/02/27

All Tomorrows Parties presents "I'LL BE YOUR MIRROR" @ 新木場STUDIO COAST

All Tomorrows Parties (ATP)主催「I'll be your mirror」を見に新木場STUDIO COASTまで行って来ました。




出演

mogwaiとか結構聴いてたのでATPの存在は知ってたのですが、日本でイベントやるなんざ考えたことはなく、うちのバンドメンバーから「God Speedが来るよ!」っていう情報を聞いて、灰野さんやBOREDOMSも出るのかー なら行く! ってなノリで行って来ました。

で、結構良い顔ぶれなんだろう、っていうのは感じてはいたんですけど、とにかく人が多かったので、なるべく疲れないように過ごしてたのでがっつりレポれるほど見れてません!

タイムテーブル見たらGod Speed You!が2時間やるって書いてあって、かなりびびって臨みました。




一緒に見に行った野郎ども

撮影した自分は映ってませんが、この男たちと行きました。

左から(個人的に)昨年のMVPバンド、tacobondsmyspaceの小川くん、そしてノイズ/アンビエント/サウンドスケープデュオで活動を共にするheartland/Emotional Ticon/Lolipop Guitar Lessonの森くん、先日やってたバンドChewzは解散、きがわ君と27うみのてでギターとか弾いたり鍵盤弾いたりする男、高野くんblog、そしてタカミの4人でした。

高野くんが「ドラクエで言うと戦士/戦士/武闘家/武闘家 全員男、魔法使い、僧侶0」みたいなたとえをしていてウケた(笑)。

純・ボーカル担当とか、アコースティック弾き語りをする人とか、ドラマー、ベーシストが居たら良かったのかもしれないけど、この4人が集まったところで仮にバンドをやろうとしても、まともなバンドには200%ならないっていう、そんな変な組み合わせ4人で見に行きました。チケット取ってくれたのは森くんです。サンキュー!

オジー・オズボーンっぽい高野写真載せておきます! いらっと来たら高野くんのブログへどうぞ。




最初はBOREDOMS

BOREDOMS凄かったー!

照明が落ちて「始まるぞ」って時に舞台が見え、ステージ上のカメラから映し出された様子が前方上部に投影されたのですが、ドラムが六角形に位置していて、真ん中に山塚EYヨが立っていて、コンダクターの如く舞いつつ演奏の抑揚をつけるっていう。見たこともないステージだった。

個人的に一番良かったのが、1方向のドラムに平手を差し出して、片手で肘あたりに手を添えると灯りが点るっていうのでした(笑)。それを1台ずつやっていって、全ドラムのBass Drumにそれぞれ違う色の灯りが点ると言う・・・・。なんなの、これ(笑)。

それぞれのドラムの音が左右スピーカーで散ってなるようにPAN振りがされていて、ドラムが回転するようにタムを回すとちゃんと臨場感ある音の流れが繰り広げられたりもして面白かった。

それにしてもドラムの配置が映っただけでどよめきが起こるバンドってBOREDOMSだけだよ(笑)。面白かった。写真は「BOREDOMS ATP」とかで検索すると多分見れます。(RO69のサイトとか)




BORIS

BORIS、昨年Clusterの代官山UNITにおけるライブの際に出演していて初めて見たんですけど、その時のライブが夜中だったていうのも含めて結構良かった。

最近のBORISしか知らないのだけども、重い音と美しいドローンと、霞んでノイズに埋もれそうなボーカルラインと、うっすらポップさが流れている感じで、心地よかった。

それをちょっと期待していたんだけど、案の定最初のBOREDOMSでテンションが上がってしまって、あまりBORIS気分じゃなくなってしまった。

BOREDOMS最初は失敗したんじゃねえのかな?(笑)

何はともあれ、BORISに何も非はなく、すごく良かったのだが、昔の音を知っていた同行者曰く「こんなになっちゃったんだね、BORIS」っていう感じだったみたい。

また改めて見たいと思うBORISでした。




灰野敬二

灰野さん、せっかくだから見るか・・・程度に思ってたら、なんと入場規制!ふざけー!

しかしながら音漏れが半端ない。と言うか、ノイズがやかましすぎる(笑)。58歳の超凶悪ノイズ、世界最強です!(笑)

しかし、どんなアプローチで臨むか見てみないとわからない灰野さん、中で見たい・・・と思いつつ、入場待ちの列が半端ないので途方にくれて音漏れを聞いていたところ、endonmyspaceでノイズを担当し、狂悪エフェクターブランドM.A.S.Fをやっている人に遭遇。狭いノイズシーンを実感・・・と思いつつ喋ってたら「今日BORISにエフェクターを届けに来た」と飄々と語っていた(笑)。恐るべし、M.A.S.F。

もっと聞いてみたら「今日灰野さんが使ってるエフェクターも2つくらい俺が作った」とのことだった。擬音で例えるなら「ギュオーーーーン!キュイイイイイン」みたいな、なんとも言いがたいパワーがうねりにうねって解き放たれたようなその音のキーを作った音が目の前に居ると言う不思議を感じました(笑)。

しかし、ノイズが止んだと思ったら、か細い和楽器風の音色がぺんぺんっ!として、強烈な叫び声が聴こえた(笑)。ほんとどこまでも行く灰野さん。

灰野さんの轟音ノイズをバックに彼と少々談話して過ごした。

M.A.S.Fの彼が言った言葉なのだが、とても共感したことなのだが、こんなにノイズ聴く為に列を成すくらいだったら、endonとかのライブもっと来いよ!って言う話。案外ノイズ好きな人多いんだったらもっともっとノイズのライブに人集まっても良いのにね、っていう話ですね。heartlandとして自分でも活動していて、あまり動員稼げないので深くうなずいた話でした。しかしながら、めげずに頑張りたいものです。

良い日曜日の昼下がりだった。




envy~MELT-BANANA

BOREDOMS→灰野さんあたりの流れでもう疲れてきていたので(しかも軽い二日酔いだった)、外人をざっくりパスしてしまった。何はともあれ、God Speed You!に備えねばっていうことを最優先させたのだ。多分、もったいないことしたんだろうなぁ・・・と思いつつ、数少ないフェス経験を元にOFFを満喫した。

そんなわけで、MELT-BANANAは最大限に楽しもうと、セカンドステージ(テント)側のenvyを遠めで聴きながらMELT-BANANAへの転換時にテント内に入った。

MELT-BANANA、何回か見てるけども、かつて見た際はマッハデシリットル/MONG HANGのドラマーでもあったウキさんがドラムを叩いていた時だったので、多分結構前。しかもあまり覚えてない。畳み掛けるような粋の良い女性ボーカルが印象的だった気がしていたが。

いや、でもその印象はそのままで、もっと音の厚み、スピード感が凄くて、モッシュもすごかった。あんまりもみくちゃになるとあとで風邪引くと思ったので控えめで見てたけど、もう良いや!と思ってモッシュの中でぐちゃぐちゃになりながら、物凄いスピード感の音に身をゆだねて楽しんでみた。

どっちかと言うとgsy!の気分だったから、モッシュ?とは思ってたんですけど、楽しかったです。




DIRTY THREE

初めて見たDIRTY THREE。

モッシュの後、へとへとになってたのでふらふらしながらメインステージ側の様子を見に行ったりしていたのだけども、あー、ヴァイオリンが居るバンドなのだなーと思いつつ、ヴァイオリンだったらgsy!が見たいと思ってたので、DJプール側に行って息抜きしていた。あー、もっと外人見るモードで臨めば良かった。




God Speed You! Black Emperor

待望のGSY!です!

まずセッティングがどうだか目を凝らしたのですが、積み上げられたアンプの台数は特にやたらめったら多いわけでもなしで、パーカッションの数がオーケストラみたな広がりで、そこでテンションがやや上がった。

しかしながら、どこに立っていてもステージが見づらいと言えるほどの客の数。凄かった。

演奏中盤、もう終電が危ういみたいな時間だったのでちらほら客が減ったあたりから視界は良好になったのだが、当初の予定よりかなり押していたっぽい。(BOREDOMS~BORISあたりでかなり時間押してたらしいですね)

GSY!はうちのheartlandの相方くんが結構好きで、タカミは聴かせてもらってた程度で、どっちかと言うともうちょっとロック寄りのmogwaiの方がこの手のバンドだったら好きで、熱心に聴いていたのは後者だったので細部まで楽曲を把握していたわけではなかったのだが、どこからどう切ってもGSY!の音で、2時間の演奏をダレずに聴き切ることが出来た。

相方くん曰く、かなり前の方で見ていたそうだが、足元のペダルたちが物凄い数だった、とのことだった。やっぱいっぱいエフェクター並べるべきだよ(違)。

それにしても、もうちょっと大所帯だと思い込んでいたのだが、ヴァイオリンは1人だった。しかしギターとのアンサンブルが良くて薄さを一切感じさせない美しさでうっとりした。

これ、都度都度見れたら見たいと思わせるものではないのだが、生きてる間に1回でも見れたこと、これがとても誇らしく思えたのでした。聴く方も構えが必要なGSY!、単独で遅い時間じゃない時にやってくれたらもっと楽しめそうだなぁ。いやいや、でも、なんだかんだでとてもよいライブだった。

2011/02/26

Y子のシャケナベイベー4 @ 高円寺 無力無善寺

Y子ちゃん企画「Y子のシャケナベイベー 4」が高円寺 無力無善寺であったので行って来ました。




出演

カオス!(笑) 顔ぶれがぐっちゃぐちゃ。Y子ちゃんの謎のパワーがみなぎる顔ぶれです!

ファンシンちゃん見れなかった。




Y子+コマツ+林

最初はY子ちゃんソロ弾き語り。

客席側でツージーさんが「もっとロックな音が良い」と指示するものの、Y子ちゃんアンプの使い方わからず(笑)。

手前に自分が座ってたのでアンプでちょっと音作ってあげたのですが、「さっきの方が良かった」などなど、スタジオみたいなやりとりが続いてて面白かった(笑)。

途中からバンド"我々"組が合わさってのコラボ。

コマツさん、ライブ前にお酒を呑まないようにしていたそうなのですが、この日は飲んでしまったそうで、「もうどうなるか知らないよ~」なんて言いながら激しいライブを繰り広げた。その昔、8年くらい前に始めて我々を見た時に、床を殴り手を骨折しただとか、何故か飴を客に強引に配って行って会場中を徘徊して歌っていたとか、その頃の"凶暴"な影が頭をよぎりました(笑)。この日の被害者はY子ちゃんのみでした。(とび膝蹴り食らってたw)

とは言え、思いっきり食らったわけでもなくかすった程度で、終始アットホームなライブだった。つか、Y子ちゃん譜面台邪魔で写真がほとんど写ってない!




乃田吊+ユサ

乃田さん、初めて見ました。ユサさんは壊れかけとか、古宮夏希&コークスが燃えている!で何回か見てるけども。

黒い服を身に纏った、ややアイメイクをした風貌の弾き語りシンガー。

Y子ちゃんライブのアットホーム感から変わって、ややひんやりとした内省的な唄でした。

ライブ終わってから打ち上げでちょっと喋ったけど、URGAとかでもライブやったりするそうで(大晦日に対バン?したAural Fitの森本さんとかと音出してるらしい)、あまり遠い距離感じゃないすよ!なんて言ってる自分でした。世の中狭いなぁ・・・。またどこかで会うことでしょう!





ageHa boys

東京マリーmyspaceさんとやまのいゆずるmyspaceのやまのい君のユニットがこれ。

ヤング・フラッテリィズでもおいしいバックアップを務めるやまのいくん。もちろん彼自身の"やまのいゆずる"でも、とても心地よいトラックを聞かせてくれるのだけども、東京マリーさんがどういうアーティストか名前しか知らなかった程度でわからなかったのですが、ラップ&唄を中心としたデュオでした。

高円寺っぽい、町っぽい感じよりはもっとシティ感溢れる質の高いトラックでよかった。

あまりその筋のポップミュージックに長けてないので、無理した言葉使うとボロでそうですが・・・。




竹内道宏

"たけうちんぐ"こと、竹内くんの"霊能力者"パフォーマンスが久しぶりに見れて楽しかった!

毎回、文字で書き起こすことが不可能な(内容がやばい)サウンドコラージュ&アフレコを駆使した、彼自身が一切喋ることのないパフォーマンス。最初見た時は腹よじれたなあ。

積極的にこれをやっているわけじゃないっぽいのだけども、聴いたこと有るが何回でも面白い鉄板ネタ「電化製品の質問をしまくる50代日本人男性の霊」から、最新時事を取り込んだ霊能力での対話(オフレコ音声流し&身振り手振り)→からの"バトル"と、「ちんぐワールド」で笑いました。

後半、上半身脱いでの体を張ったシーンもありました。




ツージーズ

ツージーQさん&Y子ちゃんのデュオ。

Y子ちゃんのやや高圧的なツージーさんに対する態度と、それをのほほんと受け止めるツージーさんのやりとり、好きです!

リズムマシンを鳴らしつつ、多重弦ベースがうねるサウンドも結構面白いんですが、たまに失敗するあたりも良い(笑)。でこぼこなツージーズ。

Y子ちゃん企画は終わりから最後までほっこりした雰囲気がどこかにあって良いですね。みんなも来たら良いのに。




以前のシャケナベイベーであった「鮭おにぎり」は今回なかったでした。かすかに期待してたんですけどね・・・(笑)。でもあれ、案外何回もご飯炊いて大変だった、とか言ってたので、それでやめたのかしら。

Emotional Ticon Studio

Emotional Ticonで練習した日でした。

2011/02/25

2011/02/25(FRI) 小豚 @ 新代田店

ももクロとかまってちゃんを渋谷で見た帰り、この日は自転車だったので、するっと新代田に向かった。

かなり疲れていたのだが、新代田二郎は相変わらずうまかった。しかしおなかいっぱいで帰りの自転車がしんどかった。

新代田二郎、いつもうまい二郎をありがとう。

HMV THE 2MAN ~みんな仲良くできるかな?編~『ももクロとかまってちゃん』 @ SHIBUYA-AX

ももいろクローバーwikipedia神聖かまってちゃんwikipediaが対バンするっていうので行って来ました。場所はSHIBUYA-AX




どうだったか

ももクロに関しては2010年3月頃の「行くぜ!怪盗少女」発売前のイベントに足を運んだのが最初で、そっからちらほら見てるって程度なので古参ファンではないですが、今日応援しているアイドルグループの中で一番アツい位置。

そして、かまってちゃんは今日の人気っぷりに至る前の頃(とは言ってもサマソニ後からだけど)から見てるので、まさかこの二組がこんな形で対バンするなんて!と言う驚きが発表された時にあったのですが、いざ現場に来ても違和感を感じっぱなしでした。

それぞれの会場にいつもいるお客さんが一緒になってるっていうこの違和感! そして客層の被らなさ(笑)。かまってちゃんファンは「あれがアイドルヲタか・・・・」って思ってみてるだろうし、ももクロファンは「今熱狂的な若いファンが多いバンドの現場とはこんなものか」と思ってみてただろうし。

かと思えば、この話題性の高い2組の対バンだから興味本位で見に来た、みたいなお客さんも大勢いたように感じられました。(人が喋ってるのを耳にした範囲ではそういう人も居たみたい)


1番手、ももいろクローバーで もみくちゃに

もう、ざっくり感想書きますが、ももクロ→かまってちゃんの順で進行したのですが(ももクロは未成年なので、深夜業に当たる公演ができない為に早めの出演となった模様)、ももクロんときのモッシュがとにかく酷かった!

「凄かった」って書いた方が良いのかもしれませんが、ももクロのパフォーマンスをじっくり見れないくらいに客が暴れる、もみくちゃになる、後ろから押される、横から押されるの連続で、いつも見れてるようには見れなかったのが残念でならない!

ここ最近は横浜BLITZ公演を見たりと、大きめ会場でののびのびとしたパフォーマンスに魅せられていた故に、この日もステージがでかいので、彼女たちのダイナミックな動きを堪能しようと思っていたのですが、そんなことしてる余地0でした!

この日のチケット、整理番号が70番以内と早かったので、前の方でももクロちゃん見るぞ!と思ってたんですけど、始まってみて先述の通り、後ろからの圧が凄かったことで、所定位置で立ち止まって見ることができなくなって、気がついたら相当横に流されてたりで、辛かったです。

しまいにはダイブしてる客とかも居て、ももクロが素晴らしいステージを全力で披露していると言うのに、自分が音や力の波に揺られることを選ぶっていう感覚がさっぱり理解できませんでした。

アイドルのステージを前にどう楽しむかは人それぞれなので、自分みたいに「じっくり彼女たちのパフォーマンスを見たい」と思ってるファンも居れば、名前を声が枯れるまで叫んで応援したいファン、振り付けを忠実にコピーして 汗だくになって一緒に踊るファンとか、形はいろいろです。

でもやはりロックのライブであるモッシュ/ダイブがそこに混ざってしまうのはちょっとなーと思いました。せめて椅子だして指定席にした方がその「場の違い」の壁が守られて良かったのかもしれません。

とはいえ、初見の客も多かったと思うのですが(少なくともかまってちゃんファンの知り合いたちの多くが、初めて見るももいろクローバーを楽しみにしていることを結構耳にしてました)、その場を熱狂の渦に変えさせるパワーを解き放った彼女たちの実力、魅力が確かなものなのだなと思ったのもありますね。

日本青年館で着ていたらしい、金と銀のかわいい衣装も良かった。MCほとんど入れずに畳み掛けるように"攻めのセットリスト"でパフォーマンスを繰り広げた彼女達には改めて感動を覚えたのでした。


2番手、神聖かまってちゃん

終わってみたら、ショルダー型ポーチにつけていた(先日買ったばかりの)and young...のバッヂが吹っ飛んでたことに気付いてショックでした。(ちなみに全ライブ終了後に会場を見て歩いてみたけどなかった。どこいったー!)

そして、ちょっとの転換を挟んで神聖かまってちゃんのステージ。

かまってちゃん、以前AXの公演の際に最前列で見てたのですが(知り合いから譲ってもらったチケットの整理番号が2番だったので)、モッシュが酷くてうんざりしたので、今回は真ん中あたりで見ました

いやー、これが、ももクロんときより明らかにモッシュ量が少ない!なんなの(笑)

でも前の方では指を立ててノッてるファンとかも居て、相変わらずの人気だなーと感じました。

しかしこの日のかまってちゃん、2011年初ライブとかだったそうで、新曲が多めで、彼らの代表曲「ロックンロールは鳴り止まないっ」とかはやらずでした。それを期待していたロックも聴くももクロファンも居たのではないかなーと思ったのですが・・・。

新曲「レッツゴー武道館っ!☆」で客へのコール・アンド・レスポンスなんかもやったりと、4月に予定されている両国国技館公演(3月の地震で延期になりましたが)に向けた"仕上げ"、"ムード作り"を感じる一幕もありました。

あと、この日、の子くんがギターを床に落としたらボディがぱっくり割れたらしいですね(笑)。見れなかったけども・・・。

その後、Squierより提供されたJagmaster の子モデルなんかも登場してて良かったです。(写真はリンク先のSquierのサイトから拝借です。)

かまってちゃんの の子制作のPVにもJagmasterが登場してますけど、どれくらい気に行ってるのかな。まあ、壊れちゃったから今後Jagmaster使わざるを得なさそうだけど・・・。




余談たち

そういえば、速報的にレポートをアップしたサイトがちらほらあって、イベント後にいくらか読んだのですが(RO69 ももいろクローバー / 神聖かまってちゃん @ SHIBUYA-AXなど)、アイドルに日ごろ触れてない人が書いたももクロ評がとにかく酷い。

「アキバ系地下アイドルさながらのカオティックなダンスで」と書かれたもあったのですが、まずアキバ系地下アイドルって何か、っていう話ですよ。いくらかアイドルを見には行ってますが、アキバ系地下アイドルがどんなものを指すのかいまいちわかりません。

しかしながら、かまってちゃんファンの知り合いといくらか話してみると、メディア露出がまだまだ少ない故に「名前程度しか知らない」と、どうもざっくり「アキバ系」っていう謎の単語でまとめられる傾向があることに気付きました。

この件、ツイッターでぶつくさ言っていたら、その昔モーニング娘。もアキバ系レッテルを貼られている頃があったとか言う話を自分みたいなド新参ヲタではない方(キャリア不明ですが、少なくとも5年超っぽい)が仰ってました。

一部のメディアが新しいアイドルを紹介する際に、昔からアイドルを手がけている大手事務所以外の新進勢力を非メジャー、すなわち「インディー/マイナー/地下/アキバ系」みたいなくくりをすることがあるのかな、と言う結論に至りました。(独自論なので一般論ではありません)

にしても、あまり研究されてない偏見で、異ジャンルのことを公に説くことの誤解の拡大は恐るべきです。

コアなヲタがコアな文章書いてても異文化過ぎてわからないっていう壁がある際に、なるべく壁を取り払うべくどれも対等に扱えたらベストっちゃベストですが、なかなか難しい問題なのかなーとも、この2 MAN SHOWを終えて思ったりしました。

一応ここで言っておきたいのですが、ももクロは秋葉原のUDXや石丸ソフト本館等を使ってイベントをやってきた経緯があるにせよ、大手芸能事務所スターダスト・プロモーション所属と言う点でも上記の「マイナー勢力」側でもないと思うし、チープなシンセが鳴り響くような楽曲があるようにも思えないんですよね。

あと、これは強調しておきたいのですが、「ももクロのライブ、本人たちも客も激しい!」って言う感想を言っている人、書いている人も多く見られたのですが、ももクロの現場がいつもああではない! っていうことです。

お客さんが増えてきた、アイドルヲタだけが見てたももクロでなくなってきた、大きくなってきたっていう過程なので色んな誤解も生まれてるのかもしれませんが、ももクロ以外もそうですが、アイドルヲタの熱狂っぷりが凄いことは確かにありますが、ロックのライブほどもみくちゃになることはあまりないです。

メロン記念日のライブではロックのライブさながらの激しい空間になる、なんていう記事を読んだことがあったのですが、その他、あれこれアイドルのイベント見に行ってレポートにも書いてますが、そういうことが起こったの今回だけです。(まだまだ経験が少ないので断言するのも危険ですが)

なにはともあれ、全力で素敵なパフォーマンスを繰り出すももいろクローバー6人の姿、残り日数少ないですが、温かく、熱く、じっと見守りたい次第です。

2011/02/24

SDN48 1期生公演(穐田和恵生誕祭) @ AKB48劇場

SDN48wikipediaの1期生公演に当選したので、おなじみ秋葉原ドン・キホーテ 8FのAKB48劇場へ見に行って来ました。




穐田和恵 生誕祭

先週も見に行ったばかりのSDN48ですが、日を経たずしてまた当たりました。奇跡的。嬉しいです。

逆に、やはりAKB48劇場での公演が研究生/SDN48に比重が高まって、古参ヲタの方々の感心が低下してるのかな、と思ったりもするのでした。

さて、この日は奇遇にも1stシングル「GAGAGA」の選抜メンバー入りも果たしている主力メンバーのうちの1人、穐田和恵(あきた かずえ・wikipediaの生誕祭の日でした。彼女は2月23日生まれ、誕生日の翌日の公演ってことで、最近AKB48 本体メンバーだと誕生日から数日して生誕祭なんていうことがよくあるので、これは日柄が実に良いですね。

以前、劇場にて小林香菜生誕祭(チームB公演)に出くわしたことがあるのですが、当時KKを知らなかったこともあったのですが、知ってるメンバーの生誕祭っていうのも気持ち的に盛り上がるし、小林香菜の時よりも実行委員が熱い、メンバー的にも扱いが良い方ってこともあって(Kkはユニット曲らしいものがなかったけど、穐田はあるしで)、2回目の劇場立ち入りの友人的にも貴重な日となったのではないかな、と思います。

待ってる間に生誕祭実行委員のファンからサイリウムが2色配られていたので受け取りました。実行委員はお揃いのロック感漂うドクロと、彼女の口癖でもある「ほんまー?(honmaa?)」が書かれた"かずちぃ生誕T"を身に纏ってました。

前回に引き続き、職場の同僚のMくんを同行者に書いておいたので一般枠で彼と見に行って来ました。




席が最前列で、やばかった件

AKB48劇場二回目の友人を連れて行ったわけですが、前回は2期、今回は1期中心のメンバーで、浦野一美や芹菜、近藤さや香など、ちらほらいなかったものの、SDN48の顔と言える大堀恵wikipedia、リーダーの野呂佳代wikipedia、AKBのオリジナルメンバーの佐藤由加理wikipedia、前回の公演で魅了された元AKB48の小原春香wikipediaらの主力メンバーが居るあたりの強さがあったので、2期では見れなかった「個性の強さ」を彼に楽しんでもらえると思い、自分もウキウキして臨みました。

さて、しかし当選したからと言っても席次第じゃ見え方が微妙なAKB48劇場。今回はどうだろと開場後の抽選に臨みましたところ、2順目で持っていた券の50番台が呼ばれ、見事最前列ど真ん中を確保しました!

当選直後、高揚しすぎて何がなんだかわかりませんでしたが、落ち着いて空いてる最前列へ歩んだのですが、ど真ん中があいてたのには驚きました。最初の10人が最前列を狙わなかったから、っていうこの幸運、どう例えたら伝わるかわかりません!

今まで何回かAKB48劇場に足を運んでますが、こんな経験初めてでした。

ステージで踊るメンバーたちが汗だくにならないようかわかりませんが、結構効いたエアコンで意外と冷え(最前列でなくても、劇場内はいつもひんやりしてますが)、始まるまでの間に緊張と高揚から来る汗と体調に気を使いながら開演を待ちました。




公演がどうだったか

AKB48の醍醐味は「会いに行けるアイドル」。元々AKB48劇場にて目の前でアイドルの公演が定期的に見れる、これがそれだったと思うのですが、今日の人気沸騰ぶりから、応募しても当たらない、なかなか会いにいけないアイドルとなった彼女達。

この現状を踏まえて2010年3月現在やっているチームB公演「シアターの女神」wikipedia中のタイトル曲「シアターの女神」歌詞では「メール抽選 なかなか当たらずに 君の夢ばかりみてた」なんていう歌詞が出てくるほど。

そんな中での「会いに行けた」と言える最前列の距離感、それは物凄いものでした。

もちろんAKB48主力メンバーが立つ公演よりは当選確率は高いかもしれませんが、同じステージに立つメンバー達のステージが目の前で見れる、これは本当に迫力があった。

こけら落としの頃はまた違った緊張感、そしてなかなか席がうまらないジレンマ、熱意なんかに溢れていたと思うのですが、今は黙っていても席は埋まるほどの"AKB人気"。その中でも決して手を抜かない"アイドルのプロ"のステージが目の前で見れる、これは本当に価値のあることでした。

メンバーごとにちょこっと解説します。(前回とちょっと書き方違いますが・・・)

まずは生誕祭 主役となった穐田和恵wikipedia

背も高く、プロポーションも良いのでグラビア映えもする彼女。

あらかじめ「生誕祭」と主催サイドから発表されていたこともある、この日のステージは彼女が映えるステージとなってました。

1曲目「Saturday night party」歌詞から見えた彼女の姿を熱烈な声援が後押しし、ユニット曲「誘惑のガーター」歌詞で魅せる色っぽいパフォーマンス、そして終盤アンコール前の最後の曲「愛される為に」歌詞前の3分VTRでの大黒摩季 楽曲の熱唱などなど、彼女の見せ場山盛りの1日でした。

MC担当のなちゅwikipediaが「本当に口癖が『ほんまー?』なのか、言わせたくて色々試してみた」っていう話が面白かったです。話によると、あれこれ「ほんま?」と言わせられそうな話題を振ってみたけど「そうなんだ!」と普通の返事が来たので、いぶかしがりながら、支給されたお弁当を見た際に「うわ、今日お弁当がたこ焼きだ!」と嘘をついたところで穐田が「ほんまーーーー?!?!?」と言ってきた、とのことでした。これは笑った!

多分これ、なちゅじゃなきゃあんまり面白い話でもないのですが、なちゅの話術ですね、この辺は。ほんと彼女はすごい。

改めて思いました。そして、穐田さんの言う関西弁の「ほんまー?」の魅力に改めて触れられた話でした。


そして、1期生公演にて比較的前方に立ってて、最前列で見ると否応なしに目が合いまくる加藤雅美wikipedia・かとう まみ)

あまり1期でも気にしてなかった方なのですが(穐田和恵に似てるなーって思ってた程度)、最前列で目合いまくると彼女のポテンシャルの高さに気付かされますね。

この日の公演終盤の2人トークコーナー(最近このコーナーを設けて2人だけで話させる、っていうのをSDN公演に入れているらしい)は穐田と加藤の2人トークでした。

内容は細かくは忘れてしまいましたが、ルックスの華やかさの傾向が近い二人ならではの息の合った喋りで良い感じでした。あと、リクエストアワー100公演での大堀恵の真似とかをこの二人でもやってたな。大堀が笑い崩れてた。

そして、加藤と同じくステージ前方に立つことが多かった畠山智妃wikipedia

セクシーなメンバーが多い中で、どちらかと言うと童顔な彼女。加藤、穐田に比べてセクシー度は下がりますが、愛くるしい笑顔と安定感のあるパフォーマンスでよかったですねー。しかしながら、加藤が結構"目が合ってリプライがあった"と言えるコンタクトがあったのですが、彼女はあくまでパフォーマンスに徹する印象でした。

アドリブでコンタクトを入れてくる演者、パフォーマンスに徹する演者、色んなプロがステージで作り上げる違いにも気付かされれる最前列でした。


そして今回もセクシーさ、かわいさが爆発の小原春香wikipedia

先週見たSDN48 2期生公演で勝手に魅了された自分ですが、今回は本当にやばかった。

上記で書いたように、メンバーごとにパフォーマンスの質が若干異なり、忠実に舞台をこなす人から、目の合った客に微笑みかけるなど「小技」をふんだんに挟んでくる人などいろいろ居るんですけど、彼女は後者で、AKB48時代から築いてきたであろうパフォーマンス精神が最前列の客には大爆発! 目合いまくりの、微笑みかけまくりーので、見ててこっちが「以前から知り合いだっただろうか?」と思わせるほどのコンタクトに赤面が止まりませんでした!

元巨乳系グラビアアイドルの手束真知子ほど乳がでかいとか、そういうキャラクターではない彼女ですが、アイドルとして優等生レベルのプロポーションが目の前で輝いていて、本当に鼻血が出そうでした。

他のメンバーが喋ってる最中でもちらっと見ると、視線に気付いて笑顔を返してきたりと、一秒も抜かりのないプロ精神!

あまり熱狂的に書くと気持ち悪いかもしれませんが、AKB48劇場最前列は本当にそれくらいインパクトがでかかった、そういうことです!

この日も公演後にメンバーによる「お見送りのハイタッチ」があったのですが、ハイタッチ以外しちゃいけないのに、ハイタッチとは言いがたいタッチがたまにあるのですが(エロいことではないのですが、ハイタッチ以上、握手未満みたいな)彼女は漏れなくそれで来ました。

エロさで勝ったとか、そういう単純な評価抜きで、プロとしてのパフォーマンス、セクシーさ、魅せ方、ファンとの接し方、どこにおいても"濃さ"を叩き出す彼女。SDNのプロですよ。本当に感動したし、嬉しかった。すっかりファンです。

あと、余談ですが、あまりステージでのトラブルって見たことがなかったんだけども、2人ユニット曲「I'm sure」歌詞にて、辞めた伊藤花菜の代役を彼女が勤めてましたが、マイクスタンドにマイクを戻すシーンがあるんですけど、うまくはまらなくて無理やりはめ込んだところ、自らの袖を巻き込んでしまって、スタンドから手を離す際にちょっと焦ってる様が見られて、ああこういうこともあるんだなーと驚きました。

それにしても、ある程度完璧にこなせるプロであるにせよ、ああいうトラブルもあるんだなーと、やはりライブならではだなと思ったのでした。


中国人メンバーのチェン・チューwikipediaも久しぶりに見れました。

いやー、2期ばかり見れてた、1期見れないだったのでもやもやしてましたよ。何が違うって、中国人はSDN48の中じゃ彼女だけですからね。中国語の語りが冒頭で入る「逃避行」歌詞、2期生公演では二宮悠嘉wikipediaがその役を務めたりするんですけど、こればっかりはアンダー(代役)じゃ済まないですからね。その語りが終わった後に客によるコール(合いの手)で「ウォー アイ ニー!」なんて入るのが最近じゃお決まりになってますが、これはチェンにしか届かないメッセージとなると、やはり1期生公演の顔ぶれの豊かさ、これの尊さを感じるばかりです。

ハスラーの勝負がかかった唄「オールイン」wikipediaでのヒロイン的立ち位置も、やっぱりすらっと背の高い(実は169cmあるらしい)、かつ色白で かわいらしい彼女が居てこそ、と見比べて思うものです。


そして今回も一切ぶれない大堀恵wikipedia

同行した友人に「彼女こそがSDN48だ」とか「SDN48は"チーム大堀"みたいなものだ」なんて言いまくっていたのですが、大堀プロのパフォーマンスが彼に見せられればと思っていた程度だったのに、最前列でそれを見られたなんて、本当に贅沢でよかった!

上述の小原のように、SDN発足前からのキャリアから感じられる「アドリブの入れ方」がやはりうまく、かつ常にクネクネした立ち振る舞いからあふれ出るセクシーさも絶好調。申し分ない、ブレのない高水準SDNパフォーマンスに大満足でした。

やはり視線に気付いて"リプ"飛ばしてくるって、距離感がその瞬間0になりますから、落とすならこれですよね!(何)

一部ではババア扱いされたりと、酷い扱いも受けてる彼女ですが、MCにて「男の子、大好き(はあと)」と無理してるのか演じてるのかよくわからないトーンで言い放った彼女のプロとしての本気(マジ)には常々感服するのでした。


AKB48オープニングメンバーでもある佐藤由加理wikipediaも久しぶりに見れました。

やはり最初にSDN48を見に行ってみようと思ったのが、AKB初期メンバーが見れる、っていう点だったので、そんなに推しメンではないですけど、見れるとほっとしますね。

しかし改めてパフォーマンスを見てみると、小原春香のようにサービス精神満点ってわけでもないし、かわいいはかわいいのだけども、ダンスにキレがあるわけでもないし・・・っていう、いまいちどこをどう推したら良いのかわからない微妙な立ち位置の子だなーと思ったのでした。

やっぱりみんなかわいいはかわいいわけだしで。しかしながら「そんなにキレがあるわけではないけど着実なダンス」から漂うAKB48らしい雰囲気が彼女のカラーなのだな、とも思いました。(SDNのダンスってAKBより高等な技術を要する、キレが求められるのが多い故に)




最前列で見れた公演が終わって・・・

映画館の最前列でスクリーンを見ると、画面がでかいから端から端を見回すことになって首が疲れた、っていうことがあると思うのですが、それとほとんど同じ、目の前の出来事を追うのに精一杯で、かつ見慣れていると言えどたくさんの女の子が右往左往してパフォーマンスを繰り広げることでの頭の処理のやっとやっと感、これらで見終わってからの疲労が半端なかった!

贅沢な疲れになんとも言えぬ感じでしたが、毎回あんなの見てたら変になるのではなかろうか、っていうほどに凄かったですね。でも、やっぱり距離感の近さこそがAKB48劇場の醍醐味! また機会があったら最前列で見れたらな、と思いつつ劇場を後にしたのでした。

2011/02/23

SAWADA + HARADA @ 阿佐ヶ谷Next Sunday

原田光平くんがライブやるっていうことで、阿佐ヶ谷Next Sundayに行って来ました。




出演

企画名は「アコースティックとエレクトロニクスの室内楽 その8(エクスペリメンタルな夜)」。

遅れて行ったので表現が見れませんでした。久しぶりだったから見たかったなぁ・・・




Che Chen + 向井千恵

入った時にセッティングしていて、演奏を最初に見たのがChe Chen。アメリカの中国系の人みたいですね。

最初はヴァイオリン1本のドローンに対して、垂れ流しの厳かな雰囲気漂うオシレーターとのハーモニーでした。

その後、向井さんが合流。最初はドラムに座って音を入れてました。

ドローンで30分は心構えができてないのできついなと思ってたので、向井さんが変化をつけていったのは良いなと思ったのですが、向井さんのドラムがまず全然好きじゃなくて萎えた。

向井さん、よくお名前を見かけるのでいつか見るんだろうと思ってたのですが、キックの音色がまずいまいち好きになれなかったのと、マレットで叩くタムの音1つ1つもあまり好みじゃなかったのでした。

その後、時折髪を振り乱しながらアンプに繋がった二胡を弾きながらステージを徘徊し、弓で弾く弦楽器2本で演奏をしつつ、声を出したり(この歌い方、入れ方もあまり好きでなかった)、床に置いたパーカッションらを足で鳴らしたり、カリンバを指で弾いたりしつつ、最後はピアノに座ってChe Chenさんとコラボ終了。

ピアノは結構良かったのですが、その他が全然好きな音じゃなかった。これは好みの問題だと思うので、向井さん自身がどうかっていうのはなんとも言えないのですが(ソロで見たわけじゃないし)、舞いの様とか含めて、あまり楽しめませんでした。向井さんソロとか、色んな形で活動されてる方だろうから、また改めて見たい次第です!




SAWADA + HARADA with 岩下達朗

光平くんのライブ、久しぶりだなぁ、と思って足を運びました。

しかも沢田さんとのデュオも久しぶりではないかしら。

彼的にユニットをどうしていこうっていう意識よりも、どう動いていくかっていうことにとても気を使っているので、実質SAWADA + HARADAユニットは多数場を踏んでるけど、そこの音に依存せずに色んなコラボレーション、企画を行ってるので魅力的です。

活動していく過程で音楽的に相思相愛になれて、対バンしたり、コラボしたりって言う関係が出来てくのも音楽活動の良さかもしれないけど、そこに居続けずに色んな場を踏もうと動いてる友人は彼が真っ先に浮かびます。

とは言え、なんらかの脈に生きてくるのは誰だって否めないことで、彼も彼なりの脈の中にいるのかもしれないけど、もっとフレキシブルなところに居るからこそ、交友が続いてるのかなとも思うと、貴重な友人です。

この日のSAWADA + HARADAデュオは岩下さんっていう映像担当の方とのコラボでした。

Super Deluxeの筒井さんとのコラボが印象的だったので、他の映像が絡むとどうなんだろう、と思ってはいたのですが、インタラクティブ、ライブ的なめまぐるしい変化をしつつも違和感を大きく感じない、良い感じの映像が絡んで楽しかった。

筒井さんの映像が繊細で宇宙的だとしたら、岩下さんの映像はもうちょっと目の前で起こってるような距離の近さを感じるものだった。

沢田さんのドラムもあまり破壊的ではなく(それまでは物凄い音がでかくて浮き出た印象を受けていた)、全体的に「ゆっくりうねった音」にまとまっている印象を受けた。Next Sundayの生ビール(レーベンブロイ)がおいしくて、音との兼ね合いも含めて楽しかった

2011/02/21

heartland @ 小岩bush bash

heartlandmyspaceでライブやってきました。

場所は小岩bush bashでした。お世話になります、bush bash!




出演

前回(2011年1月) 一緒に(同時に)演奏したHUHとdisk-3と対バンっていう!(笑) bush bashったらー、憎いね!

写真はこの日bush bashのカフェスペースで食べたタイカレー風ココナッツカレー。bush bashは肉、魚を使わないビーガンメニューなので体に優しい味で、かつ うまい!このカレーも無論うまかった。




HUH

仕事終わってから向かったので間に合わないかと思ったけど、少し見逃した程度で結構楽しめた。

HUH、前回一緒にやった時もそうだけども、ここんところ寺田くんがギターを用いないでライブをやってみているらしい。

楽器に当たるものが声のみではあるけど、サンプラーを駆使したプレイに徹していて、以前とは違ったアプローチにまた突入している。




disk-3

同じく前回一緒に演奏したdisk-3。

以前のギター2人ノイズから、二人ともギターを持たない編成になってから単独で見るのは初でしたが、グンジくんのノイズはスピード感があって相変わらずかっこよかった。

ハナカちゃんのノイズは本人も言っていたところだが、まだまだ試行錯誤中と言った印象ながら、あの風貌(ノイズノイズしてるっていうより、普通にワンピース着た女の子だし)で、あの凶悪なノイズだしてると思うと既に面白い(笑)。

しかし、HUHもそうだけど、disk-3も色んなアプローチ試みてて面白い。ノイズって、ただただ雑音だったりもするのだけども、もうちょっと違う切り口で音楽的に誰かが語らないと間口広がらないと思うので、このブログはそういうところに触れて、もうちょっとノイズ演奏家への偏見が消えればなと思うこの頃です。

でもまぁ、disk-3の音がうるさい音であることには変わりないのですが(笑)。




UHHA

初めて見るUHHA。

この日、最後に出演のwhy no character?こと 平野さんは以前何回か対バンしていて一応知り合いだし、disk-3、HUHも知り合いだしで知り合いばっか!と思ってたのですが、気がついたらUHHAのメンバー(とUHHAを見に来ていた彼女らのお友達)と、この日遊びに来ていたおどるが親しげに喋ってて驚いた(笑)。

papalionのメンバーの方がUHHAと知り合いだったみたいで、で、その方とおどるが旧い知り合いだったみたいで、久しぶりにばったり出くわしたとのことだった。

さらに親しげに話すUHHAのメンバー、かつらさんとおどる。ここの二人は特に旧い友達でもなかったそうだが、きっと同じ場に昔いたよねみたいなノリで普通に話してて、この二人の親和性の凄さに感動を覚えた(笑)。

繋がりは良いとして、UHHAはどうだったか。

3人組インストバンドで、淡々としたリズムにBass、エフェクト成分少なめのGuitarが淡々とした演奏をしていて、どこかNew Wave/No Wave的な音空間がかっこよかった。

エフェクト成分少なめと言えど、ポイントポイントでエフェクトをかます かつらさんのギターが個人的にとてもよかった。ローズウッドのテレキャスターも渋いし。

ポップな感じでないはずなのに、バンド演奏らしいものだったので、どことなくこの日一番ポップに近い存在だった気がする。けどポップカテゴリではないから、この日対バンとしてめぐり合ったのではないかなと言ったところ。

終わってからpapalionの方とも話したりしていたのだが、そのイベントも面白そうだったので行きたかったが、地震のせいで中止になってしまった模様。(この記事書いてるのは3月中旬です)

履いてる靴が同じジャックパーセルで、履いてる理由が外反母趾っていうところまでお揃いだったギターのかつらさんのこと、忘れません!(と言うかツイッターで再会した) また見に行きたいところです。




heartland

写真はdisk-3のはなかちゃんが撮影したのを流用させてもらいました。

この日はライブ2週間で3本の最終章。しかもHUH、disk-3と対バンってことで、なんかツアーファイナルみたいな気分で気合入れて演奏しました。

ここ最近こだわって使っていた鎌倉の大仏手前で購入した鐘を持ってこなかったので、どう終わるかなと思って臨んだのですが、お互い「終わるか?」みたいな雰囲気で臨みつつ、すぱっと終われないセッティングだったので尻切れトンボ式で終盤に向けて終わらせました。

最近、演奏がとてもコントロールできるので気合も入れ放題で絶好調です!

しかしながら相方・森くん側はそんなでもなかったりと、相変わらず息が合ってるのか合ってないのか、謎な間柄で続いております。

bush bashは出演者割引が効くので、生ビールがちょい安く飲めるのだけども、効かないと思ってたのか瓶ビールばかり飲んでいたので、帰りにそれを言ったら悔しがっていた。




why no character?

ドラムの方とのコラボでした。以前(2009年10月)見た際もLimited Express(has gone?)のドラマーの方とコラボしていたので、音とドラム、っていう編成が多いですね、平野さん。

しかし平野さん、終わってから話していて聞いたことでもあるのですが、都度都度やはり機材を入れ替えてマンネリにならないようにしているとのことだった。

総じてえげつない音を出しているのだけども、機材を見せてもらったら歪み系エフェクターが1つもなかったので笑った(笑)。

逆にBOSSのTop of 薄味エフェクターのEH-2 Enhancerとか、CS-5 Compression Sustainerとか、空間系の、しかも揺らす系じゃないエフェクターが混ざっててウケた(笑)。

しかも大半別に買ってない、もらったみたいなものばかりだそうで、ノイズジェネレーター/オシレーターとして使っていたものは高そうだったけど、後はとても安そうだった。

繋ぎ方も練ってきたと言うより、都度適当だそうで、自分でもどういう音が出るかわからないながら探りつつ演奏しているとのことだった。

実際聞かないとどうやって演奏してるのかわからないのがノイズでもあるけど、聞いてもわからないことがあるのがノイズの良いところですね(笑)。

ドラムの方はいろんなリズムを叩き出してて、たまにグルーヴ感がノイズとの間に生まれる様とかは聴いてて飽きなかった。