場所は新宿nine spices(新宿ナインスパイス)。
前回小企画の記事にもリンクです。
出演
- サーティーン(myspace)
- 我々
- OTOTOI GROUP(myspace)
- ヨシュアカムバック(myspace)
- デロッピードロッピー(myspace)
- 夜の夢(myspace)
- 笹口騒音ハーモニカ(転換LIVE&司会・myspace)
最初が笹口騒音ハーモニカだったみたいですが、そこは見逃しました。
そんなわけでオープニングの次、我々からみました。
あの頃の我々、Vocalの小松さんがとにかく声からがらに叫んで、客席に突っ込んできてわめく!っていうイメージがあったのであまり良い印象がなかったのですが(笑)、巡り巡って昨年本人と再会、結構親しくなったこともあり改めて数年ぶりに見てみよう!と思っておりました。
ちなみに後から聞いた話ですが、その時のステージだか、別の時(そのちょっと後の荻窪BINSPARKかな?)に床を拳で殴ったら指が数本折れたそうです(笑)。当時のステージングが激しかったことを思わせる話ですね。
で、改めて見てみて。
いやー、昔みた印象と全然違う。小松さんの歌謡センスが出てて、かつ程よいアグレッシブさも備えていてかなり良かったです。昔抱いた「粗い」印象も少し残しつつも、もう少し角が取れたような印象です。
今は床を殴って客席に叫びながら突っ込んでくることはありませんでした!
(とは言ってもその時歌ってたのはスピッツの「ロビンソン」のカバーだったので、ポップ感は昔から変わってないっぽいんですけどね!)
小松さんのMCにかけあうBassの粟生さんのトークも良かったなぁ。
1日10円ずつのインディーズバンド界初の賄賂を渡して企画に呼んでもらった、っていうような話(笑)。
どんな話ですか!
しかし、ほんとバンド活動をしているどこかで繋がったりして、再会しますね。東京は狭いです。
続いてOTOTOI GROUP。
初めて見るバンドでした。名前も初めて。
以前渋谷LUSHにて「部室」っていうイベントがあって、nakayoshi groupっていうのが出てたのでそれか?とか漠然と思ってたのですが(日本語+groupっていう響きで混同していたみたい)、いやいや全然違いました。
冒頭は鍵盤&女性Vocal、そしてギター、ベース、タンバリン&コーラスにドラムの編成でスタート。
ボーカルの位置おかしいなと思ってたのですが、1曲目だけそれでした。
その後は女性ギター&ボーカル、ベース、鍵盤、ギター、ドラム編成になって、あとはずっとそれでした。
いやー、良かった。力の抜けた女性Vocalにポップさが弾けるバンドサウンド。
にぎやかで元気な感じと言ったら伝わるか。爽快でした。
写真はギター&ボーカルの方の足元。
RAT2 2台にHOLY GRAIL。いいなぁ。マニア度の高いエフェクトだ(笑)。
個人的にTelecaster Customのギターの男性のプレイが気になりました。
エフェクターを多用したタイプで、人数の多いバンドアンサンブルの中でも変わった音で味付けするような感じながらも良いプレイしてました。(変な音ばかり出してるタイプでもなかったし)
あと鍵盤に鈴木から出ているHAMMONDとのコラボ鍵盤ハーモニカ、HAMMOND 44があったのも良かった!
憧れの楽器を使ってる人見るとぐっと来ちゃう。
エレアコタイプの鍵盤ハーモニカです。買うと4~5万する上位機種かつプラグ挿す場所があるっていうナイスな鍵盤ハーモニカですよ。試しに吹いたことあるけど、音も素晴らしいです。
Bassの方の足元。HARDWIREシリーズのDigiTechのReverbと思われるペダルがありますね。
そうだ、Reverb特集する用のネタがあるんだけどblog記事かけてないですね。
そのうち書きます。Reverbファンお楽しみに!(笑)
マエストロっぽいデザインのエフェクトはなんだろう。知ってる人、教えてください!
サーティーンもそうだけど、バンドの音としてはオルタナ感、インディー感があるんだけども、歌メロディがしっかりしていて歌謡的な側面を持ち合わせてる、そんなバンドがこの企画には集まってる印象ですね。
良い企画だなとこの時点で思いました。
間に、誕生日だったらしい笹口騒音ハーモニカを挟みつつ次へ・・・。
相変わらず妙にうまいです、ギター。
オープンチューニングを使ったプレイ。
うまいんだけど、どっかくすりと笑わせてくるような聡吾のキャラクターもあいまって良いですね。
続いてヨシュアカムバック。
2008年に一度対バンしてるんですけど、下手したらその時以来かも。
突き抜ける歌唱力を持つヨシコが相変わらずの良い呑みっぷりでした(笑)。
いやいや、呑みっぷりだけ書くのは申し訳ないくらいに、力強いポップソングを放ってました。
よっちゃんの環境に応じた対応みたいのも見ていて面白いですね。
ちょっと休みながらみていたのでフルには見れませんでしたが、ここにヨシュアカムバックが来るっていうサーティーン企画、濃いです。
次がデロッピードロッピー。
何気にちょっと久しぶりのデロッピードロッピー。
前はよく足しげく通ってましたが、ちょっと間が空いてしまった。
久しぶりに見るデロッピーはエフェクターの数が増えてた!
物凄い増えっぷり!
Vocal&Guitarのまゆちゃんは以前1~2個だったのに、倍くらいになってました。(とは言っても4つくらいなんだけど)
Bassのひかりちゃんもエフェクターが増えた!
踏んでる間だけ発振すると言う「にゃんにゃんスイッチ」搭載の(杉戸の録音巨人制作の)エフェクターが仲間入りです。10代の女の子にこんなエフェクター使わせるなんて・・・なんて罪な奴!
知らない曲があったので新曲かな?
まゆちゃんらしいしっとりした落ち着いた唄が聴ける曲でした。
その他はだいたい知ってる曲でした。
力任せな印象があった耕太郎のドラムも少しだけ繊細さがアップした印象で、Bassひかりちゃんの演奏はよりスマートにうまくなりつつも、たまにタイミングが早くてにやりとしてる時もあったりで相変わらずほっこりさせる瞬間があってよかったですね。
夜の夢。
今回は1曲目だけゲストで鍵盤ハーモニカプレイヤーがいました。
二人で完成されてる感があるので、新たなる音に違和感を覚えつつも、やった曲は確か「二人でうたう」だったかな。
蒸し暑い夏の夕暮れを眺めながらぼーっとほうけるような印象を受けるこの曲に鍵盤ハーモニカ、どこか涼しげな音で印象は悪くなかったでした。
2人編成だとコラボしやすいのはあるんでしょうね。実験的なライブが今後もあるのかどうか。
しかし見る都度ポップさと非ポップ感の行き来にこっちが慣れてくる印象です。
「白痴」が1曲でそういう側面の行き来が出来るのですが、Aメロ?のがらがらっとした恐ろしい印象のリフに対してサビでポップさが上昇する感じに慣れたら、もう夜の夢ファンですよ。
やっぱり夜の夢は楽曲が良いので、ライブも良いんだけど、ぜひちょっとでも気になったらCDをてにしてみて欲しいですね。聴けば聴くほど親しみが沸いて来ます。
ラストがサーティーン。
前回は本間さん卒業っていうのもあって盛り上がってたのもありますが、今回は何回かサポートで入ったかえるちゃん(ex.ぴぺぷぱ、ゆうひさん)がサポート終了っていうものでした。
以前見たファンタスタス秋田氏サポートの時は彼の空間系のギター活きた新たなる側面が出てたのですが、かえるちゃんギターはサーティーンとの相性の良さがすごかった。高円寺の匂い。(なんとなく、そんなイメージ)
サーティーンて日本的な歌心とオルタナ/グランジ的なインディーロックのカラーを持ち合わせてるバンドだと思うのですが、その日本的な部分での相性がかえるちゃんとは良い印象でしたね。
高いテンションでライブを繰り広げてましたが、最後はギターをほっぽったりして一旦ステージから消えました。
その後どうやらピックアップが逝かれたらしく、出力が半端なく弱くなってしまってアンコールができない状況となりつつ、対バンのヨシコからギターを借りてアンコールしてました。友情ですね!
そんなこんなの濃厚なイベントでした。
余談ですが、サーティーンのライブの途中で聡吾くんと耕太郎くんのバースデイサプライズケーキが出てきました。
良い笑顔です!
いやー、しかし、アイドルと握手→ライブのはしごは疲れますね!
でも楽しかった1日でした。