2008/10/31

小山絵里奈@関内Lazy Bones

かんばん小山絵里奈のライブが関内LazyBonesであったので行って来ました。




この日は小山絵里奈廣瀬沙耶佳デュオ、栗山葉、keiji hayashiの出演でした。




栗山葉最初が栗山葉(くりやまよう)さんでした。

葉さんはLazy Bonesでたまに接客していたりと、Lazy Bonesに2回行ったことあれば恐らく「見たことある人」になるのではないでしょうか。
自分はLazy Bonesの人の日記やmixiのコミュニティなどで彼女がシンガーであることは知っていたので「いよいよ見れる」と言った感触でした。

見た目がほんわかした感じの人なのですが、歌も丁寧に歌う感じでとても良かったです。
ジャンル的に言うとポップな感じですが、だいたい目を閉じて搾り出すように丁寧に歌っていたので、元気な感じではないですね。(かといって暗い感じではなくて、温かな感じ)

サ行の発音がなんだか良かった気がしました。
自分の好みと言うか・・・(もう何言ってるかよくわかりませんねー)。

ギターの方とのデュオでしたが、ギターの方はGodinのエレガットギターを使ってました。
腕も良かったですが音色もとても良かったです。





小山絵里奈&廣瀬沙耶佳お次が小山絵里奈でした。

セットリストです。

  1. 驟雨
  2. ノンモの森
  3. 幻ゲーム
  4. MARIMBON
  5. Greensleeves
  6. ユウリタユフエリウライ
  7. my favorite things


2曲目はぽやぽやしてたら何やってたか忘れました(笑)。


ハープ廣瀬沙耶佳ハープ&バウロンは小山さんのライブではおなじみの廣瀬沙耶佳さんでした。


さやつんバウロンバウロンの紹介?は以前したんですけど、次回改めていたします。(写真撮らせてもらったので)



指でカウントアルバム「VIVIDROP」の1曲目を飾る「驟雨」をやってました。

アルバムでは琴をバックに歌を乗せているのですが、アイリッシュ・ハープに置き換えても非常に相性の良い曲です。

あと、「驟雨」ではないですが、しばしば指パッチン&足でリズムを鳴らすのを取り入れてました。
全身で表現する小山さん。


カリンバ9月のライブから披露している「ノンモの森」にて、おなじみ感が出てきたカリンバが今回も登場しました。

カリンバのアタックの効いた、鉄が弾ける音が小山さんの曲にはとても合いますね。


小山絵里奈&廣瀬沙耶佳last今回はあとカバー?として、スタンダードナンバーですが「Greensleeves」をやってました。小山さんはとにかく口が大きく開いて声がはっきりしている人なのでスタンダードな曲なんかもすごく耳なじみが良いですね。物にして歌っている感じです。

そんなこんなでハープとのデュオ編成は初だったみたいですが、相性もばっちりな気がしました。また見る機会があるみたいなので楽しみです。


そういえば今回も関西方面から小山さんのライブを見に来てる人がいました。すごいなぁ・・・。






お次がkeiji hayashi。

彼は初めて見ました。

ピアノ弾き語りが主だそうなんですが、どこか独特な、小山絵里奈とは違った童話的と言うか・・・うーん、形容がとても難しい。

一緒に見に行った仲間が「ほのかちゃんみたいだ」とか言ってました。それはちょっと言いすぎですが(笑)、1曲目の「扉」なる曲で「お日様ぴかぴか」的なことを言っていたので、それから連想したのかもしれません。

非常に低い歌声で、素朴っちゃ素朴なんだけど、あんまり個人的には面白くなかったです。
(と言うか栗山さんに小山さんとちょっとカラーが違うかな、と)

2曲目はなんらかのリズムを鳴らしながら歪みかかったエレクリックピアノで弾き語りしてました。
アプローチとかは面白かったんですが、前述2組のあとに見るには気分が乗らなかったのでこの辺で帰りました。





以上、10月最後を飾る小山絵里奈のライブでした。

2008/10/30

グーミ presents「アングラポップたち vol.4」@新宿motion

蔵ロックの最後を飾ったグーミによる企画「アングラポップたち」があったので行ってきました。

場所は新宿motionでした。
ここは2~3年前にmiimiってバンドを見て初めて来て、その後、友人のこうへいくんのライブを見に来た以来と言ったところで、多分今回が3回目かしら。
馴染みの薄いライブハウスでありました。

蔵ロックについては「蔵ロックフェスティバル」をご覧ください。(フェスって言っても小さなロックパーティーだけど・・・)




この日、Openが押していたのでちょっと新宿ゴールデン街のなじみのお店に一杯飲みに行ってから行ったのですが、案の定ゴールデン街でのむビールがおいしかったので最初のバンドは見逃しました(笑)。

この日の顔ぶれはKYATATS JOEmyspacenumber 0myspacemiyauchi yurimyspaceグーミmyspaceでした。




上述の通り、KYATATS JOEは見逃しまして、最初に見たのがnumber 0でした。

投影にて色々な景色やらなんやらを流しつつ、両サイドに演奏者たちがいる編成でした。
音楽性を言葉で言うとシガーロス小編成版と言ったところ。

若干マイナスイオンがふわーっと出るような、裏声Vocalがこそばゆく柔らかに歌われてました。

ラップトップ操ってる人がカホン、ピアニカなどマルチに機材を操っておりました。
ステージ向かって右の方はNord Electro?を弾いたりサンプラーを操ったり、アコースティックギターを弾いたりでVocalを務めてました。

リズム隊らしいリズム隊がいない編成ながら、なかなか壮大な雰囲気でまぁまぁ良かったです。





お次がmiyauchi yuriでした。

彼は数年前に1度見たことがあったので久しぶりに2回目見たといったところ。

その頃から音楽性は大きくは変わっておらず、ナイロン弦のギターを自作音源に合わせてプレイすると言ったスタイルでした。

彼の作り出す音はエレクトロニカとしてのツボをつきつつ、そこに終始しない幅広い音楽性が垣間見れる素敵なものでした。

今回使っていたのはボディの空洞がない軽そうなエレガットギターに、ラップトップ機材いくつか(見えなかったけどミキサーとか置いてあった気がする)、そしてエレクトリックパーカッション用パッドでした。

ここ数年の彼は高橋幸宏氏から好評を得て、氏のツアーの前座を務めたなんていう大仕事もやってきたみたいで、かつて見た時よりも「より充実」してました。

「なかなかギターがうまい人」なので演奏も安定しているし、とにかく心地よい、そんなエレクトロ・アンビエント・ミュージックってとことですね。


ぱしゃぱしゃ写真撮ってたらMCの時にこっちに気付いたみたいで、さらっとVサイン送ってきたので載せておきます(笑)。

一人で場数をこなしてきただけあるような流暢なMCで程よく客側もほぐれてました。
見事。


数曲やったあと、グーミ3人にアコースティックギターの方を交えたバンド編成版を披露してました。


グーミとはよく一緒にやっているみたいです。
グーミはトリオながらヴァイオリン(及びギター)、ベース、ドラムなのでエレガットとの相性も抜群、彼の音楽性をバンド型でやれる唯一のバンドなのかもしれませんね。
とても良いコラボレーションでした。


おまけに、ヴァイオリンの小畑くん(くん付けして良いのかよくわかんないけど)のヴァイオリンです。


彼がモニター用に使っていたGrecoのヘッドフォンアンプです。モニター用に使うとはなかなか良いアイデアかも!

モニター用に使いつつ、D.Iに繋がってました。ラインでヴァイオリン。





グーミその1ラストがグーミでした。

グーミは3人とも演奏してる時の表情がとっても良い!ので写真を多めに載せておきます。


小畑ギター楽器もてきとーに紹介しておきます。

小畑君(君付けで良いのかやっぱりよくわかんないけど、もう良いか)は赤いFender Mustangです。
ピックガードがちょっときらきらしたタイプですね。

蔵の時思ったんですが、この界隈はMustangの人が多いですね。
でもなんだか、みんな似合ってる気がします。

さりげなく後方でドラム飛田さんが小さなマリンバを叩いてます。
マリンバの音色もそうですが、ボーカルの跳ねるような掛け合いとハーモニーがとにかく心地よいですね。


藤井さんベースの藤井さんは蔵の時と同じく、メタリックブルーのジャズベースでした。


ヴァイオリンの途中で楽器を持ち替えてヴァイオリンVocal編成にも変わります。


下からシャボン玉写ってる絵途中でシャボン玉が吹かれてとても幻想的なステージになってました。

機材的に見たらNGですが(笑)、やっぱりシャボン玉は良いですね。
すぐに消えてしまうけど思い出としてはよく残ります。


小畑君エフェクターこのblogでお約束の、気になる人の足元チェックです(笑)。

ARIAのプラスチック筐体のコーラス、BOSSのベース・グラフィックイコライザーにMaxon?のOver Driveのようなエフェクター(つまみいっぱいある)、そしてヴァイオリンの多重演奏用と思われるBOSSの小型Loop Stationが置いてありました。
案外シンプルですね。Maxonと思われるエフェクターはフットスイッチが二つついていて、ブースト機能っぽい感じで使えるんですかね。

案の定酔っ払ってたのであんまりサウンドがどこでどう変化したのか思いだせません(笑)。

ラストになんだか良い雰囲気の写真を2枚、でかでかと載せておきます。








以上、充実したグーミのイベント「アングラポップたち」でした。

2008/10/28

Heartland @ 渋谷LUSH

temochibusataEmotional Ticonとして4人編成で現在自分はノイズを鳴らしてますが、元々は2人編成でノイズだけやる予定でありました。

で、このたびようやくノイズ2人編成で初ライブを踏むこととなりました。
場所は渋谷LUSH。このblogで何回も取り上げてるプリングミン案外出てるライブハウスです。

Private Armyとしても1回、そんな個人的憧れからブッキングしてもらって出させてもらったことがあったのですが、案の定よくない失敗をしてしまったので落ち込んでいたんですけど、その時にLUSHの方と話していて違う形で出演の機会を頂いたのでした。感謝感激。

そんなこんなの渋谷LUSH再演(リベンジって言いたいけどリベンジではないですね)の1日です。




対バンはpsychedelic desert , Hirotaka Maki , disk-3 , FULL-CHINでした。




最初がHirotaka Makiさんでした。

彼はラップトップに仕込んできたネタを流しながらギター(Gibson Les Paul Custom)を弾きながら歌うと言うスタイルの1人でした。

よく出来ている印象はあったのですが、案の定歌のメロディが淡々としていると言うか、ポストパンク的な歌唱で、それ一辺倒な印象だったのであんまり面白くなかったです。

あの類の打ち込みだったら、個人的にメロディがしっかりしてる方が印象が良い気がしたのですが・・・。




お次がPsychedelic Desertでした。

先日のお寺で見たばかりでしたが、メンバーが違いました。

ベース(Rickenbacker Bassの人)、サックスの人と2人増えて4人編成でした。

どうやら地域で知り合いを混ぜつつ不定形で「Psychedelic Desert」になっているみたいです。

前回の2人編成に比べてバンド度が上がった印象でした。
ラップトップ機材を操っていた方はドラム&ラップトップ機材になり、それを軸にしてバンドでフリースタイルと言った感じでした。

やはり曲があると言うよりはそれぞれの即興がぶつかり合うスタイルといったところ。
ぐしゃーとした感じがなかなかかっこよかったです。

最近使用されてる率が高い印象のタンブーラマシンでドローンを鳴らしていたみたいです。




お次がdisk-3さん。

2人編成の男女デュオで、両方ともギターでした(笑)。

どんなかなーって思ってたのですが、鳴り出してみてびっくり、とにかくうるさい(笑)。
半端なくうるさかったです。今まで聴いてきたノイズの中で1番うるさいのではないか、ってくらい音量がすごくて、耳を劈くくらいでした。

ノイズってそもそもうるさいもので、考え方次第じゃ耳障りなのは事実ですが、これはもう、どうにこうにもならないくらいの威力で、ほんとうるさかった。

何か歌ってるけど、何を歌ってるか全然わからないし(笑)、とにかく音量も大きいし、演奏もよくわからない。

ノイズにマンネリを感じてる人がいたら見て欲しい。このうるささ。
とにかくうるさかった。これは、ある意味ですごく、すごいです。

でも、うるさいです(笑)。


あと、彼女らの良いところ。
うるさいだけじゃなくて、終わるのが早い(笑)。

Emotional Ticonの際に「やかましいノイズなんて30分聴き続けたら飽きるから、飽きる前に終わる」みたいな目標があるのですが、それを全然超えてました(笑)。
ものの14分弱しかやってなかったです。

この切り上げの早さも異常。
圧倒されました。見事。

でも、うるさいです(笑)。




お次がFULL-CHINさん。

彼は7月のPrivate ArmyのLUSHでのライブでさりげなく対バンした人でした。

前回は自分らの後に出演だったのであまり覚えてませんでしたが、今回はじっくり見てみました。

なんかよくよく聴いてみると、この人の歌はフォーク歌謡パンクと言った雰囲気で、三上寛平成版っていう感じがしました。
ある意味でかっこいいですが、モテなさそう(笑)。





HEARTLAND FIRST SIGHTラストが自分たちでした。

ライブハウスのブッキングの都合、と言うか「別のグループ名を持っている」旨伝えてなかったので、渋谷LUSHのページには「Emotional Ticon」と書いてあったのですが、そのうちの男子組だけです。

今回は純粋にノイズを、っていうことでフィードバックノイズを中心に構成しましたが、返しの具合を失敗してしまったのでどっちが何鳴らしてるか全然わかりませんでした(笑)。

ノイズながら的確、明確な方向性があるのでその辺は今回の教訓になった気がします。

またノイズだけでライブやっていきたいので機会見つけて告知できれば、と思います。
(このblogで告知を行ったことありませんが・・・)

2008/10/28(TUE) 新代田店


食した二郎:小豚ラーメン(750円)+鰹節(50円)+プレミアムモルツ(350円)

感想:
ノイズユニット「Heartland」として初ライブを控えた日、リハーサル終了後時間があったので二人で足しげく通っていた新代田二郎に久しぶりに二人で行きました。

5~6年くらい前、オープンして1~2年目までは新代田にはそんなに足しげく通っていたわけではなかったのですが、2年目くらいの時にふと新代田店のおいしさに気付いて毎週のように行ってました。

2002年頃にザ・ブルーハーツのトリビュート盤が発売されたのですが、タワーレコードで配布していたブルーハーツの団扇で扇いでいたところにブルーハーツ好きの店主さんが反応してきたこともありました。

当時学生だったのですが、現在働くことが主ともなると時間の融通が利かなくなってきたりで二人で行く機会はここんところ減っていたわけですが、二人で出すノイズの前に原点じゃないけど、うまさをかみ締めようってことで行ってきました。

新代田店は過去の経緯やよく行っている点も含め、「にんにく入れますか?」はほぼ聞かれないのですが、助手の方が聞きに行く席に座っていると聞かれます。
確かこの時は聞かれたので「野菜からめあぶらニンニク」と唱えました。

で、出てきたのがこれです。
申し分ないうまさでした。

先日食べた本店とはちょっと味の傾向が違うので、このお店の味が苦手と言う人も稀に二郎ファンの中でも見られる気がしますが、独特の香りの強さが病み付きになります。





ビール(かつては発泡酒のマグナムドライがあったのですが、現在はのどごし生など)にプラス100円で飲めるプレミアムモルツを頼みました。

店主さんは基本的にロック好きなので矢沢栄吉の切り抜きが貼ってあったりするのですが、恐らくそれの関連でプレミアムモルツを置いているっぽいです(笑)。


物凄くアップで撮影しておいたので(笑)、壁紙サイズ(1024×768)で公開しておきます。
職場でこういうの壁紙にしてると確実にOLに嫌がられると思うので気をつけましょう。


レアな真上からのショットです。

普通のラーメン屋だと湯気が出てるかもしれませんが、二郎はだいたいが脂の層で表面が覆われてるので湯気があんまり出ません(笑)。


夜中見るとお腹の空く画像をたくさん載せておきました。

2008/10/26

JUNZI IKEHATA 50th ANNIVERSARY「BIGBEAT CARNIVAL」@LIQUID ROOM YEBIS


ルースターズのドラマーで、その後80年代以降の日本のロックに歴史を刻んできた池畑潤二50歳記念ライブっていうのがあったので行ってきました。

ルースターズから彼のドラムを知ったクチで、かつ完全に後追いなので「伝説を見に」みたいなノリがあったのは事実ですが、現役で叩き続けている点、あと歳を帯びてもなお変わらない強靭なドラムは健在。彼にかかわりのあるアーティストが勢ぞろいみたいなものすごいライブでした。

彼の出身地でもある福岡の公演ではルースターズ時代の盟友、大江慎也も参加したとのことで、それをちょっと期待していたのもあるんですが、東京公演では元ARBのボーカルで、現在映画を中心とした俳優活動でおなじみの石橋陵なんかも登場してました。

待ち合わせしていた仲間が遅かったので冒頭から見れなかったのですが、入った時にちょうど元ミッシェルガンエレファントのチバユウスケがVocal&ギターを取りながらバトルロッカーズの「セルナンバー8(第八病棟)」なんかを演奏してました。

細かい点は挙げるとキリがないのですが、あの人があの曲を?!みたいなのばかりで、とにかく豪華な一夜でした。





この日、帰りに軽く呑んで帰ったのですが、Private Armyを一緒にやってるギターの謙太について、お店の方に酔っ払ったノリで「こいつめでたいんです」っていう話をしたら、勢いあまって炭酸ミネラルウォーターを1箱もらってました(笑)。

この日は写真がこれくらいしかなかったので勘弁してください(笑)。

2008/10/25

誰そ彼 Vol.13 @神谷町梅上山光明寺

神谷町梅上山光明寺にてラウンジカフェなるものをやって、お寺ながらお茶できるなんつうことをしてるらしいんですけど、そこの延長?にある音楽イベント「誰そ彼」(たそがれ、と読む)に友人のこうへいくんが出るとのことで行ってきました。





原田光平くん(myspace)とはかれこれ付き合いも長くなってきたのですが、元々は一緒にバンドをやっておりました。
彼がシンセサイザーに興味があった為、使っていなかったRoland SH-09とシンセサイザーに関するガイドブックを貸したところ、めきめきシンセ方面への知識と所有量を増やして、気がついたら貸していた自分よりPCでの音楽製作に長け、彼の持ってる素質がめくるめく開花を遂げた、っていう経緯があります。

そんな彼が今作るエレクトロニカ寄りの音楽はなかなか毎回面白いのでぼちぼちと見に行っているわけです。




この日の出演者は関西のグループ、Psychedelic Desertmyspace)、cokiyumyspace)、hosomi(HEATWAVEの細海魚氏ソロ)、そしてsawada + harada with tsutsuiでした。




まずロケーションが寺だったこともあり、東京都のオフィス街、神谷町にありながらも非常に静かで厳かな場所でした。

隣は墓、見上げると東京タワーが輝いてました。


Hondou Iriguchi
本堂入り口前がやや広くなっており、そこで喫茶できるようなっている様子でして、この日はお寺料理(精進料理じゃちょっと味気ないってことで、ホタテを乗っけた丼)などがありました。


この日、ラーメン二郎三田本店でお昼食べたのでお腹いっぱい過ぎたのでいただきませんでしたが、とても美味しそうでした。


drink menuお寺だったけども、ドリンクメニューにはビールとホットワインがありました(笑)。

でも、ほうじ茶飲み放題だったのでそれをたくさんいただきました。
二郎でおなかいっぱいなのにビールは無理ですね・・・・。

ほうじ茶がほんと美味しかったです。






Psychedelic Desert最初がPsychedelic Desertでした。

彼らは光平くんら(今回のトリオ)が関西ツアーした際にあれこれコーディネイトしてくれた人たちだそうで、その縁で今回出演となったとのこと。

偶然にもこの数日後のライブで対バン予定があったので挨拶しておきました。

この日の編成はラップトップ機材(PC使用せず)担当と、ギター担当の2名編成でした。
時と場合によって編成は替えているみたいで、臨機応変に音楽を表現している方々みたいです。

タンプーラマシンのような機材と雑音を放つ機材などで持続音系の音を出しつつ、そこにギターノイズが乗っていくっていう、グループ名からも察せられる?ようなサイケデリック寄りの音楽のグループでした。

背後には菩薩像?がライティングされていたので、どことなく雰囲気が合っていたのでとても良かったです。







hosomi次がhosomiさんでした。

彼の名前は以前から光平君から聞かされていたり、その筋の記事を読む都度名前が出てきていたので知ってはいたんですが、案の定エレクトロニカ系の筋に弱いのでいまいち名前と顔と音が一致しておりませんでした。

なので「あの『hosomi』さんが出るのか」と構えていたのですが、勝手に女性だと思いこんでいたのですが、男性でした。(下の名前かなと思ってたんですが、姓みたいですね)

あと、これまた後で知ったのですが、HEATWAVEの鍵盤奏者とのことで、片方ではロックにてキーボードを操り、片方ではラップトップ一台でなんとも言いがたい音を構築する音職人と言う側面を持つ方みたいです。

音について説明は難しいのでmyspaceで音源でも試聴してみていただきたいのですが、非常にセンスが良いとしか言いようのない音色の選択、音の構成の絶妙さが感じられました。

ただ、ラップトップ1台にひじをつきながら退屈そうに黙々とPCを操っている様はライブとしては全然面白くなかったのはあります。が、どこをどう操作しているのか、それとも操作せずに作ってきた音を眺めているだけなのか、これは本人にしかわからないですが、回を重ねてみていくとその時その時の音がなんであったかが浮かび上がる気がしたので、もっと見てみたいなと思いました。

とにかく、じっと聴いていても退屈には思わない不思議な音でした。
今度彼のCDも買ってみようと思います。





cokiyu次がcokiyuさんでした。

トクマルシューゴバンドにてトイピアノで参加したりの人だそうですが、ソロではエレクトロニカ寄りの音楽をやっているみたいです。

この日は鈴木惣一郎氏率いるWorld Standardでヴィブラフォンなどを担当する田中佑司氏がパーカッション全般として参加、ラップトップ&トイピアノ&ボーカルを操るcokiyuさんとのデュオでライブでした。

彼女も初めて見たのですが、小柄な、ワンピースの似合うかわいらしい女性でした。
音楽性も歌が真ん中にありつつ、ウィスパー気味な唱法でサウンドと馴染んだ柔らかな音で耳障りがとても良かったです。

途中、ヴィブラフォンだけでなくカホンでリズムを叩きつつ、っていうポップな曲もあったのですが、お寺っていうシチュエーションと、対バンの無リズム的音楽との兼ね合いも見たら、あんまりビートが効いた音楽はやらなくても良かったかなーっていう印象もありました。が、ある程度のゆれ幅は音楽イベントとしてないと面白くないかなって点で見たら特にぶれてはいない範囲でした。





harada und tsutsui次が説法タイムで(笑)、説法ってほど押し付けがましいものと言うよりは、なかなかお寺に来る機会がない人が集まっているだろうっていう前提で身近な話題から展開する話をお坊さんがしてました。

音楽のイベントともなると普通はにぎやかなものですが、この日はとにかく穏やかな秋の音楽祭って言う雰囲気だったので「法話」的な話も良い気がしました。
(とか言っておきながらトイレの為に表に出てしまったのであまり聞いてませんでした(笑)。すいません・・・)

話が終わってから映像担当のツツイさんとこうへいくんで自作したと言うカッティングシートを貼り付けた特性スクリーンが本尊を隠し、現れました。

本尊がライティングされているのでそれを覆ってこそのVJってところでしょうか。

Sawada & Harada with Tsutsuiのトリオの番です。

音楽性で言うと、こうへいくんによるMax/MSPなどを使ったグリッジ・エレクトロニカ的なものに、沢田さんのエフェクトボイス(ドローン系の音)に、その音声データのピークを拾ってデータ化し、それをリアルタイムで映像化していくと言う手法のツツイVJの組み合わせです。

なんとも説明がし辛いので機会があったらぜひとも見て欲しい世界です。

このblogで度々言っていることでもあるのですが、「ラップトップでのライブ」「画面を見て行われるライブ」は何をやってるのかわからないのと、どこまでリアルタイムでそれが成されているのかがわかりません。なので音に集中できるのは事実ですが、創作されたものがスピーカーから再生されるのと変わらないとも言えるわけです。

その点、この映像変化の「次が読めない感」と、ただの投影とはちょっと質の違う3D感たっぷりな映像はとても楽しかったです。(いまいち語彙がないのでなんて表現したら伝わるかよくわからないんですが)

そんなこんなで映像の一部を写真に収めました。










これらがリアルタイムで目くるめく変わっていき、音もそれに合わせてどこかで少しずつ変化していくと言う、所謂ポピュラーミュージックではない世界ですが、飽きずに見られる&聴ける素敵な世界でした。




そんな1日でした。