新生アイドル研究会(Brand-new idol Society)、略してBiSのワンマンライブがあったので行って来ました。
場所は中野heavy sick ZEROでした。
スルーしていたプー・ルイを越えて、BiSにたどり着くまでソロでデビューしたプー・ルイがソロ活動休止、アイドルグループ化すると言った情報がtwitterのアイドルの話している人の間で流れてたのが今年初めだったか、昨年末だったか。
アイドルらしきものを取り合えずチェックしてみる生活をしていると、プー・ルイ、一度は「何者?」と引っかかったりしたのですが(秋葉原石丸ソフトでイベントとかやってたし)、レコードショップで試聴した時に「これはアイドル・・・なのか?オートチューンでボーカル加工した『Perfume以降』の"それ"か?」と思ってスルーしてました。
彼女のProfile見ても「自らをニューエイジロックアイコンと名乗り、ロックサウンドに乗せて等身大の愛を歌っている」と書いてあったり、やはり思ってるアイドル像と違うようなので結局それ以上気にしないことにしました。(確か昨年の話)
巡り巡って、twitterでここ最近「BiS」の文字をよく見るようになったのでした。どうやらプー・ルイが組んだアイドルグループらしい、ってことがすぐにわかりまして。で、たまたま会った人とそんな話になった際に「曲は良い、曲は」と、曲だけプッシュするコメントが多数(笑)。なんだそれ?と思いつつ「soundcloudで全曲試聴できるようになってるから聴いてみては?」とアドバイスをもらったものの、促販時期を越えたようで、該当の試聴サイトからは楽曲が消えたっぽく、タイミングを逃したので「もう良い、買ってみちゃおう」と先日SDN48の2ndシングルを買った際に買っちゃいました。デビュー盤なのに13曲入りのアルバム(笑)。多い・・・。
チケットはキスマーク入りさて、で、買ったっていう話は前回も書いたのでおさらいみたいなもので、まずチケットをメールしてオーダーしました。指定口座に入金して完了。数日後に住所確認などのメールが来て、無事届きました。
今回のこの企画、少し話題になっていたのが(プー・ルイ ソロでもやったそうですが)"生キスマーク入り"と言うものでした。
まず封筒の宛名のところに会社名と、(BiSメンバーである)"ナカヤマユキコ"と書かれており、内容には「チケット在中!!!」。友達から郵便物来たみたいだ(笑)。
封筒裏には「ありがと!」とざっくり書かれており、これも友達感が(笑)。開封前から相当ウキウキしました。チケット表面にはBiSのロゴが書かれており、ミシン目などは書いてはあるけど特に切れ目が入ったものではありませんで、厚手の紙に印刷したものを切った感じのものでした。ブッキングも自分達でやって、振りつけも自分たちでやっていると言う彼女たちらしい"インディー"感がありますね。DIY!
で、問題(?)のキスマークは裏面にありました。
こすれたりしたらにじむだろうから、何かラミネート加工でもされてるのかなと想像していたのですが、封筒に直に入ってました(笑)。にじんでは居なかったんですが、ここにブチュっとキスしたのか・・・と生々しさに戸惑いました(笑)。
隣には指名したukちゃんこと、ナカヤマユキコによるサインも書かれていてプレミアム感満載です。大事に封筒に戻しました。
しかし青封筒、確かハロプロのファンクラブから送られてくるのも青封筒でしたよね?(自分はファンクラブ入ってないのですが、よく現場で見かけるもので)彼女たちの所属事務所になるつばさグループの封筒だそうですが、青封筒で送られてくるアイドルのコンサートチケット、なんかムードが出ますね。(?)
ちなみにukちゃんを指定してみた理由としては、舌にピアスが開いてる、バンギャ感がある、個人的に見た目が結構好きっていう理由でした。舌にピアスてwww
恐るべき、新生アイドル研究会!
強風でチケットが飛ばされた件事故現場(2011/04/27 昼間撮影) さて、
日中にSDN48をよみうりランドで見てきて一旦帰宅、キスマークをにじませないように大事に袋に入れて自転車のカゴに入れて環七を北上しました。
この日、強風で自転車こぐのも辛かったのですが電車賃浮かせたいと思い、中野まで自転車を大田区北側から走らせたわけですが、事件が起きました!
横からの突風でカゴの中の袋と封筒が吹っ飛び、車がばしばし走行中の環七を横切って行きました(笑)。
頭の中が真っ白になりつつ、3000円のチケットはおじゃんか・・・?と思ったのですが、視界に袋があったので、車が途絶えた瞬間に環七を横切りました。(近くに横断歩道がなかった場所でして)危険なので車が途絶えるのを中央分離帯のところで待ったのですが、異変に気付いて停車してくれる車が現れたりと、申し訳なさ過ぎてへこへこしながら袋を救出しました。・・・が!中に入れていた青い封筒が見当たらない!(笑)
これには本気で焦りました。当たりを見て周ったものの、下手したらどっかの車に引かれたまんま、車の下にへばりついて持ってかれたか・・・とか考えてましたが、飛んで行ってなさそうな場所を見てみたら落ちてました。
道路上を動いたためか封筒に若干ダメージがあったものの、中のチケットは無傷で無事回収。本当にこれは焦った。
現在使っているポーチ、一般的な封筒が入らないやや小ぶりなものなので、ちょっとポーチの買い替えを考えてしまう出来事でした。
カゴに軽いもの入れておくのおっかないですね!
中野heavy sick ZEROさて、そんな事件にめげずに会場付近につきました。
初めて来る箱なので下調べして臨みました。中野駅からでは、中野ブロードウェイを越えてから少々歩くみたいで、たどり着くのに10分くらいかかりそうでしたが、自転車だと実質環七北上→早稲田通りで右折と、1回しか曲がらない程度でアクセスは良かったですね。
看板は既に出ており、「SOLD OUT」の文字。狭い箱だと聴いていたけど完売とは幸先良いですね。どんな客が集まるかもわからないのでちょっと緊張したので、目の前にあったローソンでビールを買って一人で酒盛りして開場を待ちました。
スタッフと思われる方と それっぽい客たちが集まりだして並んでいるようだったので、整理番号20番台と微妙だったけども早めに並んでおこうと待機していたところ、番号関係なく入場が始まりました。テキトー・・・(笑)。
開場は2フロアになっていて、狭いのだけどもどちらにもスクリーンが設置されており、上側はおよそ80人が限界のライブスペースと言った感じで、軽くステージもあった。ここでBiSはやるのだなと思いつつ、物販があったので、何が売られてるか全然情報収集してなかったのだども、あるもん何か買おうと思い並びました。
物販はTシャツ、写真、CDオープン時はTシャツ(3000円)のみの販売でしたが、イベント終了後見たらBiSのCD(2500円)、プー・ルイ ソロ「みんなのプー・ルイ」(1800円)、そしてメンバーの集合写真&それぞれソロショットの写真セット5枚組(1000円)がありました。
どうやら握手会券が付くっぽいことを前の客たちが話していたので様子を見つつ、とりあえずTシャツを購入。2500円分で1握手券とのことでした。後々、プーソロのCDもせっかくだから買っておくかと思ったものの、写真つけると2800円=もう1握手券 ってことで、写真も買っておきました(笑)。
特典については後(※)で書きます。
ライブはどうだったか本番始まる直前に控えているであろうカーテン側から、頭をかがめた女の子が3人ぞろぞろ小走りで出て行きました(笑)。なんか用を足しに行ったみたいで、しばらくして帰ってきた彼女たち。プー・ルイに至っては頭をかがめずに戻ってきたりと堂々としてた(笑)。
しばらくして客側の電気が落ち、本番スタート。線の挿さってないマイクを持った4人が後ろ向きに並び、音楽が流れスタートしました。
さて、そんなわけでセットリストを最初に書いておきます。
- nerve
- nerve
- nerve
- Give me your love全部
- ティーネイヂフレイバ
- Spoon
- サウザンボルト
- 太陽のじゅもん
- エレガントの怪物
- YELL!!
- パプリカ
- let me sleep
- one day
- BiS
- レリビ
(アンコール)
- I'm coming
- れーぞんでーとる
- nerve
はい、冒頭からnerve3連発(笑)。かつて
54-71(wikipedia)がコンサートにおいて、アンコールが起こった際にセットリストを最初から全曲やり直して倍やった、と言う話を聞いたことがあったのですが、それに近い「異様さ」に包まれました。
この「nerve」って曲、イントロがトリッキーで「コーンココ カー コッ」って感じの音で始まるんですが、パキッと終わってからまたこのイントロが流れるを繰り返してると、ずっとこの曲やり続けるのではないか?っていう感覚に襲われます。結果として3回やったので、下手したら4回目来るのか?と思ったのですが、それはなかったでした(笑)。変にほっとした。
結果としてこの日のライブの締めも「nerve」だったんですけども・・・(笑)。
ライブは冒頭で述べたように、基本的に生歌はなし、マイクを持っての口パク。Perfume以降、露骨な口パクが結構許容されるようになり、パフォーマンスを魅せることで「口パクでもいっか!」みたいなムードが出来上がりつつある印象ですが、そこら辺を逆手に取ったようなアプローチかな、と思ってます。
で、BiS、「パプリカ」のPVにて冒頭ラジオ体操の動きを導入しているんですけど(笑)、ライブでもラジオ体操やりました。これは振りつけじゃなくて体操だろ!と言うツッコミを入れたくなるものでしたが、PVに忠実でヘドバンもしまくった挙句、プールイとナカヤマユキコによるディープキスシーンまでステージで再現。最前列の客男性2人も勢いでディープキスし始めたのは驚いた(笑)。ノリって怖いですね!(何)
しかしながら、「体操してる」「ヘドバンしてるだけ」「口パク」だったり、アルバムタイトル曲「BiS」では改札前で歌ってる、電車内を掃除してるシーンがあったりしたわけで、基本的に「高等な鍛え抜かれたダンスの下地があるわけじゃないから、なんか変なことやっとこう」みたいなアプローチで臨むんだろうと思ってたんですけど、自分達でやったという振りつけ、思ったより悪くなかったでした。もちろん体操は酷いとは思いますが(笑)、冒頭に3回やった「nerve」なんか、1回見ても振り真似が出来そうな簡素なものながら、楽曲の軽快さ、ポップさにはあっていて良かった。あと、本人達も楽しそうにやっている点、ステージに置いて真剣な表情なんかも見られて、片手間ではなく、技術はないなりにしっかりしてやってるなと感じました。
MCはどうしてたかそれなりにがむしゃらに踊りながら歌って(るフリして)、息が上がってる中で舞台袖にある線の繋がれたマイクを持って「ありがとうございます!」と言う彼女たち。
1回目MCでは自己紹介をしました。キャッチフレーズとか用意してるみたいで、アイドル感があってよかったけど、なんて言ってたっけな。やっぱああいう自己紹介あると盛り上がりますね。でも知らない人は取り残されると言う・・・。
2回目MCでは「"新生アイドル研究会"研究会」と題して、メンバーそれぞれが誰かを研究したことを発表していくとし、左からヒラノノゾミ(のんちゃん/blog)、ナカヤマユキコ(ukちゃん/blog)、ヨコヤマリナ(りなはむ/blog)、そしてプー・ルイ(blog)が右隣の人の第一印象、そして今の印象を語っていくというものでした。
細かく何言ってたか忘れましたが、何度となくukちゃんがのんちゃんに「おいで!」と抱擁のポーズを取るものの、苦笑いして胸に飛び込まないシーンがあって面白かった(笑)。
一番最後、プールイがのんちゃんについて語るところでは「(第一印象)オーディションで会ったが、帰りたそうだった」も面白かった(笑)。なんで私ここに来ちゃったんだろう、みたいな顔していたとのことで、のんちゃん曰く「緊張しすぎて早く帰りたかった」と吐露。現在の印象は「今はリハ中でもとても楽しそうにしててほっとした」とのことだった。
のんちゃん、見た感じからもマイペースそうな雰囲気がにじみでまくってますが、ダンスにおいても他のメンバーに比べて俊敏な感じではなく、それでいてたまに冷静に鋭い発言をしつつも、木の実を食べて生活してそうな小動物感が不思議な魅力となってる子で、なんだか気になります。
マイクを使った部分では全部線ありなので絡まりそうになったりしてましたが、その辺はぐだっとやっていた。
その他「パプリカ」MVでは編集されて使われているプー&ukのキスシーンですが、カットなし版を転換で上映していた。
唇を噛んで引っ張るところではuk「(プールイの)唇が薄くて噛めない!」と言っていたり、楽しそうに撮影している模様が見られた。映像監督の声も終始指示の為に入っていて、現場で楽しみながら作られたMVなのだなーと改めて感じた。見てても面白いですけどね。
「ティーネイヂフレイバ」では「10代の香りがしないので、プーちゃんは出て行って」とのんちゃん(笑)、眼鏡をかけ、詩の書かれた手帳を片手に、マイクスタンドを使ったりしていた。(のんちゃん、ukちゃん、りなはむの3人) まあ、実質この4人、年齢近いそうですが。(のんちゃんが現在18歳、uk&りなはむが現在19歳、プーが20歳かな?)
最後、アンコールにてプー・ルイとしてリリースされた「みんなのプー・ルイ」に収録されている1曲目「I'm coming」「れーぞんでーとる」をやった際は、感極まって涙を見せるプー・ルイの姿も見られました。(プールイblog記事)
初めて行くアイドル?のイベントなのでアウェー感満載だったらどうしよう、と思ってたのはあったのですが、ヲタ芸的なノリは多少は慣れてたので(最後のサビ当たりでリズムが抜けて、そこでケチャる、とか)楽しんで乗り切ることが出来ました。
前の方の客は激しかったけど、狭い故に大暴れする感じにもならなかったし。良い意味で「ステージと客のグルーヴ感」が出た感じでしょうか。最後の「レリビ」では最前の客達をステージに上げて、ukちゃん以外が長身の男達に囲まれて見えなくなってたし(笑)。
そんなこんなで大盛り上がりのイベントが終わりました。
ライブ後の握手会など上記で少し触れましたが、特典イベントがどうだったか、です。
BiSのアルバム「BiS」が2500円と言うこともあってか、2500円単位で1握手券となってました。
ここ最近ぱすぽ☆のイベントに行きまくっているせいもあって、これが高く感じてしまってます。その点ぱすぽ☆は相当な価格破壊をしてるなーと強く実感しました。(1000円でメンバー誰かと2ショットが撮れるとか)
欲しくて買ったもののおまけに握手会券つくのだ、っていう考え方が妥当なので、Tシャツ、写真、プールイのCDそれぞれ初入手物合計5300円payして握手会券2枚を入手しました。
で、特典って自分が経験している限りではあらかじめWebにイベントの詳細と一緒にどういうシステムか書いてあったりするのですが、BiSについてはあまり調べてきませんで、現場でスタッフに聞いたりしました。
結果として以下でした。
- 握手会券1枚(2500円相当お買い上げ)
- メンバー全員と握手
- 握手会券2枚(5000円相当お買い上げ)
- メンバー全員と握手+メンバー指名2ショットチェキ or サイン(※2)
- 握手会券3枚以上(7500円相当お買い上げ)
- メンバー全員と握手+メンバー指名2ショットチェキを2回~
※2のサインについては、メンバー全員なのか指名なのか、人のを見ていただけなので不明ですが、あらかじめ用意された所定の紙にサインをする、と言うものだったみたいです。
ももクロの時はランダムでメンバー誰かと2ショットに6150円(入場料に相当する分を引くと5100円)払ったので、値段的には妥当かなとは思ったのですが、そう考えるとやっぱりぱすぽ☆は安いですね!(ぱすぽ☆2ショット参考記事)
1000円のアイテムだから追加がしやすかったと言うのも財布の紐を緩ませる一因になってますが、やはり2500円のアルバムを複数枚買うにはちょっと仕事頑張らないといかんなーと思うのでした。(そういう問題ではないですが)
もう少し買い求めやすいアイテムがあったら良いなと正直な話、思いました。
と言いつつ、2枚握手会券あったので全員握手とキスマーク主のukちゃんを指名しての2ショットチェキを撮りました(笑)。
握手会の速度ですが、はっきりいって激烈ゆるかった。長時間女の子と握手したい人には大おすすめです。が、まだまだ新規ファンに相当する自分なので、話したいことが山ほどあると言うよりはライブの感想を告げるくらいしかできなかったので、楽しかった旨を告げて去りました。
ukちゃんに至っては眼鏡をいじってくれたり、twitterで投げかけたピアスの話題に返答くれたりと話す種があったので、もうちょいじっくり話したいなとは思ったのですが、握手しながら何の話してるやらと思ったので適度にしておきました(笑)。
のんちゃんはヘドバン直後で髪の毛がちりっちりに膨らんでいたのが印象的でした(笑)。改めて物凄い子たちだなと思った。
総指揮官と言えるプーちゃんはしっかりしてた。のだけども、なんやかんやで緊張していたのでうまく喋れなかったですね。(りなはむも然り)いずれにしても4人ともとても気さくに接してくれました。
この日、たまたまukちゃんと似た色のストライプのシャツを着ていたので、2ショットが良い感じになりました(笑)。キス主のチケットも一緒に写って、この日の目的を達成したような感覚を得ました。
厚くおもてなししてくれてありがとう!ukちゃん!
総合的に見て、色々「研究中」の感は拭えないですけども、下北FMに出まくったり、イベントやりまくったりと活発に活動している新生アイドル研究会。電車掃除、スタジオ掃除、ディープキス、顔面ストッキング、変顔、ヘドバン、色んなことをやり散らかしていく彼女達、果たして次はどんなアプローチに出るのか。
まだまだ、自分が見たものはこの日のイベント程度。他にも色々あるらしいですが(プーが酒で酔っ払ったとかw)、ひそかにチェックし続けてみようと思います。
あ、余談ですけど、BiS「BiS」をその後すごくよく聴いてますが、楽曲がほんとどれも良いのでCD、ほんとおすすめです。買うつもりある方はぜひ現場にて1枚買いに来てはいかがでしょうか。握手も出来るし。