2011/04/15

HUH presents "強く押す #2"@ 下北沢THREE

HUHmyspace presents "強く押す #2"を見に下北沢THREEへ行って来ました。




出演

頭の方は見逃しまして、FDF+@と∞lab∞が見れずでした。

2フロア制にしていて、片方は舞台がある側、もう片方は丁度対照の位置の壁の隅を使っていた。サブステージ側にもスピーカーは設置されていて、でも舞台がない、間仕切りなしのフロアライブと言った感じだったが、結果としてサブステージ側ではラップトップな音楽が主だったので、どんちゃかした感じにはなってなかった。

2フロア感出すために仕切られてるのかと思っていたのだが、後にyudayajazzが映像を扱ったアーティストであることを知って成る程と思った。





ネクタイにジャケット、眼鏡をかけたしゅっとした雰囲気のラップの男性(+トラック操作を担当するジャジーなギタリスト)。

この日はゲストで混ざってもらってるようなことを言っていた気がする。いつもはいないのかしら。

メッセージ性の強い言葉で煽りまくっていた。

韻を踏みまくると言うよりは、言葉を並べていく感覚だったのかしら。あまりその筋のものに長けてないので、いい表現が浮かびませんが。しかし声のトーンは落ち着いていて、見た目も相まって良かった。

結構Hip hopにも長けていそう(と勝手に思ってる)なエポケーの雄平くんも見ていたので、彼に話を伺っておくべきだった。

トラックの音的にも、音数が多いというよりはトリップホップ?ぽい、どよんとした、じゃりっとした音が多くて心地よかった。THREEのクラブっぽい雰囲気、そしてセカンドステージとして使っていたコンクリ壁の隅を前にしてやるに良い感じだった。




HALBACH

CDJ & ターンテーブルのDJが一人、Bass、Guitar、Drumsに女性Vocalの5人のパンク。

音が強烈で楽曲のことをあまり覚えてないのだが、DJが入ってるパンクバンドって言うものをあまり経験したことがないので、なかなか楽しかった。

スクラッチノイズがあるけど、バックの音が打ち込みとかのトラック流しじゃなくて、生ドラムだし。ハルバッハ、覚えた。かっこよかった。この日のTHREEは2フロアだった故に、フロアが狭いって感じだったので(いつも区切られているので、どうしてもそういう問題は出てくるのだが)、広い箱で離れたところから~近いところから縦横無尽に動きつつ音も聴いてみたいな、と思いました。




赤犬姉妹

disk-3で何回か接触しているはなかちゃんが別でやってるユニット、赤犬姉妹。

以前から別ユニットをやっているのは知っていたので、HUH企画に出るなら、これは見ねばと思って臨みました。

はなかちゃん、小柄なので着物着てる様がちょこんとしてて良いですね! しかし、アー写で包帯巻いてたりと、ちょいグロテスクな要素がある気がしていたので、どういう音なんだろう・・・と思ってたら、体操着の女性(顔に包帯巻いてる)の叫び(と言うより何かずっと学校のクラスの問題を延々と吐露するような感じだった、『学級委員長が~』とか)、そして白衣に白手袋をつけた男性のトリオのノイズグループだった。

disk-3でも凶悪なギターノイズ→マイクを仕込んだマスク&エフェクトノイズを放っていたはなかちゃん、こちらではYAMAHAのアナログシンセサイザーとエフェクトで凶悪なノイズ出していて、持ち味変わらず。さすがです!

男性側はミキサーに色々な機材を繋いで、実験するかのような表情で淡々と機材をいじっていて、目の前で悩みの塊のようなうなだれた様子の体操着女がもがいていた。さっぱりしたグループではなくて、変に安心した(笑)。




HUH

企画者HUH。しかし一周まわってポップに感じられるような人が出演人で集まってて、企画としてとても良かったんじゃないでしょうか。HUHの雑多かつ振り幅の広さが見事に企画に反映されていて面白かった。

そのHUHのステージ、寺田くんが久しぶりにギターを使っていた。

この日の出演者のバラエティ豊かさに対して、ギターを改めて持ち出したHUHはどう出るのか・・・と思ってみてたら、最後にギターぶっ壊した(笑)。

以前からあまり気に入ってはいない様子だったギターを振りかざして壊しまして、見てみたらネックが折れずに本体の根本がひしゃげていた(笑)。

Anboy製のやっすいギターだったそうだけども、安らかに・・・。

赤犬がノイズ、HALBACHがスクラッチノイズが混ざったアッパーな音楽だったこともあってか、HUHも駆け抜けるような やかましいライブでした。

HUHっていう、色んな音楽に広がる通過点って面白いなと思いましたよ。





yudayajazz

お名前はよく目にしたことあったのだけども、実際体験するのが初めてでした。

映像と音を専用ミキサーと様々なエフェクトを駆使しながらジョッキーしていく方みたいで(DJ&VJ&プレイヤーってところか)、とても面白かった。

と言うかあんな巨大な映像&音ミキサーがあるなんて初めて見た。エフェクトもKORG KAOSS PADみたいなものが複数個あり、その間には金属製のアイテム(金属音を鳴らしていた)にマイクが設置されていて、メタリックなループを作ったりもしていた。

自身の手元をビデオカメラで中継しながら、それもリアルタイムで映像素材として使っていく様とか、こういうの見慣れてないのでとても刺激的で面白かった。三味線演奏の映像から幼児向けと思われる映像、見たこともないような生物的なものが駆け抜ける映像だったり、とにかくめまぐるしかった。




プンクボイZ

最後がプンクボイZ。

バンド版プンクボイをやるとの事前情報を得ていたので、比較的最近でもバンド版でやったらしいのですが見逃した為に、今回はこれが最大の目当てで来たようなものでした。(HUH企画だからもちろんHUHも見に来たのだけども)

それにしても現地について初めて目にした「Z」の文字。ももいろクローバーが早見あかり脱退を期に「ももいろクローバーZ」へと改名したのを経て、プンクボイもバンド版をZとしたようですね。高まります!(ももクロ関連記事 その1その2

冒頭からマイクスタンドを振り回しつつ、フロアに降りてきて動き回って歌うロマンさん!THREEのフロアの外側部分にもマイクを持ったまま突っ込んだり、戻ってきたり、動く範囲が大きい! この日は2フロアに見立ててライブをやるようになっていたのですが、最後ってことで どちらにもまたがってやってました。熱くなった。

転がってきた時は足を巻き込まれました。3年くらい前に初めてプンクボイを見た時に浴びせ蹴りを足に食らったことがあるのですが、それを思い出して一人懐かしい気分になりましたが、この日履いていたのがクロックスだったので、ベルト部分が取れるかと思いました。(無事でした)

フロア側から外に手をついて歌ったり、のけぞってシャウトしたり、元気なかったので 見ていて物凄く元気が出た!

終わった後、声をガラガラにしたロマンさんがぽんと叩いてきてくれて、Zっぽかった聞いてきてくれたので、初見バンド編成版に元気が出たZ!と返答。楽しいライブだった。

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