2009/04/30

Emotional Ticon @新宿URGA

Emotional Ticonとして、新宿URGAにてライブやってきました。

オファーをくれたのは毎回お世話になってる早瀬くん

さんきゅー!早瀬っち!


対バンは2009/05/22に自主企画@BASEMENT BARが控えているhighered-girl、個人的に2回目の対バンだったKulu Kulu Garden(ドラマー募集中らしい)、これまたEmotional Ticonとして2回目の対バンとなるCreepy PopGROUNDCOVERから派生したらしいVWVWでした。

若手オルタナ/グランジ寄りな顔ぶれですね。



トップバッターが我々、Emotional Ticonでした。

やった側なので写真はないですが、この日の日中に最終調整でスタジオに入った際の写真を載せて置きました。

ようは、またキーボード破壊しました(笑)。
写真はこの日の最後に撮影したキーボードの様子。白鍵が相変わらず歯抜けちゃんになってます。
それに対して黒鍵はなかなかもげないみたいですね。

今回犠牲になったのはCASIOのMA-120。サーティーンの神宮さんが提供してくれました(笑)。

神宮さんは1回目のEmotional Ticon大キーボード解体ショー(違)をたまたま見に来ていた人でもあるので、そうやって繋がっていくんだなーっていう気がいたしました(違)。

なお、この日は物販に1st~3rd、5th DVD-R、そして新作となる6th、7thを焼いて持って来ました。
アートワークも頑張りました・・・うそ、手を抜きました。
でもだんだんアイデアが枯れてきたのか、時間がないのか、あまり手が込められてないですね。
だめですね、もっと気合入れないと。
立派なソフトがほしいです。あと、操作性の良いやつ。
変にMS office製品の使い勝手で慣れてしまっているので、いざフォトショップとかイラストレーターとか、Adobe製品入れても使えなさそうな気がしております。

この日使った機材です。

食パン&トースター!

ライブハウスでこんがり良い匂いがすることってなさそうだなと思って、自ら提案して導入されました。
ぽんぽこ焼けていく様を演出しよう、てな話をしていたのでトースターの設定を1~2分にしていたんですけど、案の定の生焼けっぷりに、あとで食した感触としてはビミョーでした。

でもこんがりやいてると15~20分のライブだと大した枚数が焼けないので、仕方ないですね。

しかし!
案の定タバコとか吸う人が居たこともあって、あまり良いにおいで満たすことはできませんでした。
これはリベンジしたいですね。

楽器以上の電力を食うトースターを持ち込むのはいかなるものか、ですが(笑)。

私の機材を紹介しておきます。

今回は念願?のエレキギターデビューです。

highered-girlとまるかぶりのFender Jazzmaster(ブリッジはTOM改造)、エフェクターにはギターのカッティング&ディストーションが聞こえるようにBig Muffの通称「ラムズヘッド」もどきを用意しました。
ノイズ用には使えないものですが、ギターだと結構ざくざくした感じになりつつも音がつぶれないので便利です。

あとは、音抜けが悪くなるFab Toneは1台減らしました(笑)。
あれ入れておくだけで相当な不要ノイズを発生させるっぽいことが今回よくわかりました。
ノイズをやっている身だけども、意図しないノイズを鳴らせるわけにはいかないので、そういうことなんです(どういうこと?)。

ノイズを奏でる側としては、奏でているのであって、鳴っている、鳴っちゃってるわけではないのです。
だから不要な音は可能な限りなくしたい。故に、本当はノイズゲート(不要な雑音をカットしてくれるエフェクター)を使いたいくらいです(笑)。

あと触れておくと、今回はhighered-girlが対バンだったこともあり、彼らの名曲「不確かな僕」を勝手に・・・いや、許可を得てコピーしました。

うちのVocal(おどる監督)のキーとhighered-girlの調が合わないので、原曲はBから始まるんですが、Eから始まるようにアレンジしました。

highered-girlのこの曲、myspaceで聴ける程度でまだ既発音源には収録されていないみたいなんですけど、どこぞかでダウンロードしてきたスタジオテイク音源を参考によく聴いて自習しました(笑)。
どこぞかからダウンロードした話をしたら気持ち悪がられました(笑)。軽いストーキング行為ですね。

にしてもほんと頑張って練習したので、ある程度うまく演奏できて良かったです。
highered-girlはベーシストがライブにて不在なのでオクターバーを使っているっぽかったので、対抗してこっちも(ベーシストいたんだけども)BOSS OC-3 SUPER Octaveを使いました。
使い忘れたりもしたけど、スタジオで使っていて、改めてこの2音ポリオクターブは便利だなーと思いました。
センシティブを選べるので根音だけオクターブ、上のコードワーク部分はギターのみと言った程よい一人二役に使えます。

あとコンセプト。学生風でした。
久しぶりに黒いズボン履いたんだけど、自分が太っていてチャックは上がったけど・・・っていう状態で悲しかったです。やせないとだめね!恐るべし、なまった体。



次がhighered-girlでした。

人の曲をやったその後に彼らの出番っていう、ナイスな出順!

しかし、そのコピーが彼らに火をつけたのか、1曲目にて相当に暴れてました。

ドラム側にギターの静谷くんが突っ込んでバスドラム用のマイクが転がりつつ、Vocalマイクもすっ飛んでました(笑)。

1曲目では早いです。熱いステージ!

改めて使用機材。

栃木在住のお二人。車で毎回来ている&静谷君が下戸である点もあって難はなさそうなわけですが、毎回このエフェクターたち&アンプ1台(LINE 6のマルチエフェクター搭載のコンボ型アンプ)を持ってきてるみたいです。

エフェクターの一部にパッチケーブルはだいたい自作してるみたいです。
作った方が安い、と軽々と言ってるけど、なかなかできることじゃないです。なのですごいですね。

アクティブのA/Bボックス(LED付)は個人的にとてもほしいです。
今パッシブのDOD製のA/B BOXを使ってるけど、どっちがONになってるか視覚的にわからないので毎回悩みます。

これが市販品ではまずありえない短さのパッチケーブル。
直列のコネクターだけのものを使っても良さそうなものですが、エフェクター本体側のコネクタ部分の保護を考えてか、ワイヤードにしたみたいですね。細かすぎる・・・。

きっちり構築しているみたいで、見るつど恐れ入ります。

この日は先述の名曲「不確かな僕」もやってました。

やっぱ本人たちの演奏は違いますね。

やっぱりCDで聴くより生が良いですね。
声が細くて、リハの際に「もう限界まで(Volumeを)あげてしまってるからこれ以上は無理、(本人が)頑張ってください」って言われていた静谷くんですが、本番ではぶっちぎりです。

ドラムのひぴこちゃんもぶっちぎりです。良かった。

冒頭でも取り上げましたが、2009/05/22(金)に下北沢BASEMENT BARにて3マンライブを企画したらしいので、お暇な方は遊びに行ってみてはいかがでしょうか。今東京で活動しているオルタナティブ/グランジ周辺のインディーロックを選りすぐりしたような好メンツ(作家&女優でもある千木良さん&ex.on button downのはじめさんらがやってるEmile、元Number Girlの田淵ひさこさんがやってるtoddle)です!



次がKulu Kulu Garden。

以前EARTHDOMでPrivate Armyとして出演した際に対バンで、URGAでないところで接したものの「いつかURGAでやってる人たちと混ざるだろうな」っていう音楽性、世代的な近さを感じていたのでやっと交差した印象でした。(以前から接点あったかもわからないけど)

EARTHDOMよりも狭いURGAにて、近い距離感で見たんですが、やっぱりノイジーでベースボーカルの女の子ががっしがしした感じでした。(かわいい、っていうよりは髪を振り乱して動いている印象)

しかしワンピース着てベース弾いてる姿ってどうにもこうにもずるいですね。
ビジュアル的においしいです。

よく見に行ったりしてるmotherもベースボーカルでワンピースな感じですが。

サウンド面での変化と言えば、以前対バンした際に居たドラマーが抜けたそうで、現在はFar Franceのドラマーがヘルプしてるみたいです。

Far Franceグーミmotherとも繋がりがあるみたいなので、結局は新宿のライブハウスで活動する20代半ばのロックバンドたち、っていう括りの中な印象ですね。

motherのドラムの玉置くんがフライヤー切りに訪れていたのですが、そこんとこが話していて「ふむふむ(そういうつながりね)」と思ってみてました。

現在ドラマー募集中だそうです。
気になる方はKulu Kulu Gardenにコンタクト取ってみて下さい。

highered-girlは少なくとも初めての対バンとのことでした。
グーミの小畑くん、motherの北島くんらと、Kulu Kulu Gardenの青木くんてのは、自分の中で勝手に華奢ギタリストたちっていう括りになってるので(笑)、いつかそこら辺集まったライブが見てみたいですね。
20代中盤の華奢ギタリストたち大会。

highered-girlはロン毛なので仲間に入れません(笑)。



ふらっと表に出たら、談笑するやつら・・・。
対バンも見ようZE!

でもまぁ、出演してる側で全部見てると耳が疲れるのはあるんですよね。



お次がCreepy Pop。

Creepy Popは2回目にURGAに出た際に対バンしたのですが、その時も今回もそうだけども、曲が結構複雑なのか、どうもあまりメロディや楽曲がどんなだったかが思い出せません。

見てる時に大概疲れてる、っていう理由もあるかもしれませんが・・・。

なので、とりあえず機材載せておきます(笑)。

Telecaster Deluxeの彼ですが、リハは彼しか居ませんでした(笑)。
本番でメンバーそろってたけども。

足元はBOSS OD-3と思われるOver Drive、ProCo Turbo RAT、Mooger Fooger(Envelope Filterと思われる)、BOSSのDigital Delay(機種不明)、Guyatoneの真空管エフェクターが置いてあるようでした。

あれ?どっちの機材かわからなくなったわ(笑)。

あってるか。Over Driveの前にはBOSS OC-2 Octaver(日本製)、Guyatoneのと思われるコンプレッサーだかPhaserだか、BOSSのTU-2 Chromatic Tunerが置いてありますね。

このバンド、もうちょっとじっくり見てみないとだめですね。
まだ全容がいまいちわかってません。

とりあえずよくわかってること?は、後ろ向いて弾いてるベースの彼がいつも服装がちょっと独特で、こっち方面じゃない知り合いの知り合いっていう変な縁がある点です(笑)。
たまたま居合わせた時に「あー!久しぶり!」とか言ってるのは不可思議でしたが、世界の狭さを感じるばかりですね。

薄暗い中でライブやってるから写真がぶれまくってて、いまいち使える写真がないので写真は少なめ、です。



ラストがVWVW。

GROUNDCOVERは名前をよく見かけた割りにどういうバンドかは知らなかったんですけど、見てみてよくわかった。
かっこいい(笑)。

Vocal兼高円寺20000Vの店長っていう方がエフェクトかかりまくったマイクだけ握り、GROUNDCOVERのドラマーの方が高速なブラストビート?を叩き出して、すごい勢いで持ち時間の10分を駆け抜けてました(笑)。

そもそもタイムテーブル見てもリハなし、持ち時間10分でラストっていうのが異様だったので気にしてましたが(笑)、セッティングも異様でした。

左手からベースアンプ、ギターアンプ、ドラムス、ギターアンプがステージ前の方に設置されていて、ボーカル用エフェクターはステージの前(笑)。

エフェクターはだいたいBOSS製で、ひずみにはノイズではおなじみのMetal Zone、それにDSD(Digital Sampler / Delay)なんかも置いてありました。

反復させつつ、強烈なシャウトがギターアンプなどから駆け抜けてました。
一人でぶっ飛んだり、とか。20000Vとかでもうちょっとお客さん居たら、もみくちゃのモッシュとか起こるんだろうなーとか思いつつ、じっと見てました。
こういう音楽だったら暴れてるお客が居るくらいが面白いですね。

なにはともあれ、最後の最後に爽快なスピード感あるノイジーミュージックがさらっとやって終わる、これ良いですね。イベントとしてなんかこざっぱりと引き締まった印象でした。


以上、今もなおオルタネティブでカテゴライズしづらい人々のロックが溢れる新宿の夜でした!

2009/04/25

坦々麺 ふうりゅう @ 足立区梅島


東京都、足立区の梅島にある坦々麺と餃子の専門店、ふうりゅうに引越し手伝いの後の夕飯として行きました。

お昼にアイバンラーメンに行ったのに、夜もラーメンとは・・・って思わなくもないですが、夜はなんとラーメンではなくて、坦々麺なので、多分OKです。

このお店、梅島にあるライブハウスの「ゆーことぴあ」っていうところにライブを見に行った友人が、ライブ後に何か食べるか・・・とあたりを見回して、目に飛び込んだ駅前のふうりゅうに入ったことがきっかけで行くようになりました。

そのライブは自分は見に行かなかったので後日、その友人に会った際に「梅島に坦々麺のうまい店がある。あれを食べてしまうと他の坦々麺が坦々麺でないような気すらする」と言っていたのが印象的で、これは行かねばと思ってから行き始めたのでした。

味についてですが・・・。

写真を見ていただいてもわかるかもしれませんが、スープがとても濃厚です。
ゴマを炒るところから店主自ら行い、その他香辛料の調合、ラー油も自ら作る手の込みよう。
ラーメン屋と言うとチャーハン、中華スープなんかも用意して、おつまみ用にザーサイ用意して・・・みたいなお店が多いですが、ふうりゅうは坦々麺と餃子専門である旨を看板に書いており、坦々麺、あと普通のラーメンと餃子以外はありません。

で、専門と言っている故に、普通のラーメンを食べている人をほとんど見かけません。
(1度だけ見たことあるけど・・・)
おそらくお客さんのほとんどがこのお店の坦々麺を食べに来ているのではないか、と言った様子です。

食べ方が卓の壁部分に張ってあるのですが「スープと麺を同時に味わい、両方が同時に終わるように食べる」のがベストと書いてます。実践するとかなりおなかいっぱいになり、濃厚でしっかりした味の香辛料たちがぴりりと効いて結構汗も吹き出てきます。

麺は仕入れてるのかな? 袋から、坦々麺の濃厚なスープがよく絡みそうな太く縮れた麺を出して鍋に投入している姿が見えます。

餃子も食べたことありますが、とても肉厚でおいしいです。
餃子を押し出したチェーン店(て言うか王将)に比べると割高ではありますが、手の込んだ味が魅力です。

ひき肉、そして辛味噌のスープで、ラー油がとっぷり、みたいな坦々麺は巷に多いです。

でも、それだけじゃない奥深さ(七味なるもの)が感じられるものってなかなかなく、やはりふうりゅうの坦々麺はうまい、と言った(やや言葉足らずですね、でも食べればわかる!)そんな締めとしておこうと思います。

塩ラーメン全部のせ @ アイバンラーメン


外国人シェフのアイバンさんがラーメンに目覚めて開いたと言うアイバンラーメンに行ってきました。


そもそものきっかけは、やや近所に住む友人がラーメンの特集記事だかなんだかを見て気になり、食べに行ってみたところおいしくてリピートした、っていうところから始まります。

その友人がアイバンラーメンがある芦花公園駅から徒歩10分くらいの八幡山から引っ越すとのことで、引越し手伝いをすることとなったのです。そのついでに、アイバンがうまいから皆で食おう、引越しのギャラ代わりにおごるから!っていう誘いに乗ったわけです。

アイバンラーメンまで徒歩で10分超かかったかな。
結構遠かったんですけど、歩いていける距離。
やや雨が降っていてしんどかったのはあるんですけど、傘を差しつつ頑張って歩きました。

悪天候のせいか、特に並ばずにすんなり入れました。
お店前にて、アイバンさんのお出迎えを受けつつ3名です、と伝えて中へ。

頼んでからちょっと待って出てきました。




塩ラーメンにしてみました。
左右にメニューが書いてあって、左に塩、右に醤油が書いてあった。
左の方がお勧めなのかなと思って、塩にしてみた。

醤油だとどうしても醤油臭さが勝ってしまう、醤油を入れたらとりあえず和風な味になるかなって思って、塩にしてみました。

透き通ったスープ、やや浮いた背油的な概観。
でも飲んでみてもしつこさはそんな感じない、すーっとした味でした。



何がおいしかったって、麺。

自家製麺である旨書かれたTシャツを店員がまとっていて(アイバンさん以外に3人の若き従業員が居ました)、あぁ自家製麺なんだなーって思って食べてたんですけど、程よい味のついた自家製麺がとにかく飽きない。

友人の頼んだつけ麺とは麺の種類を変えているようでしたが、塩ラーメンは細い麺で、非常においしい。
スープ自体があまりしょっぱくないこともあって、麺がおいしくてするする行ける。

とは言ってもある程度はしょっぱかったけど。


オプションに頼んだロースト・トマト&チャーシュー飯。

商品名違うかもしれないけど(笑)、そんな感じのご飯。
焼いてあるグリルトマトがやさしく乗っかってる、ほぐしたチャーシューがしかれたご飯。
スライスした長ネギに黒胡椒とかが和えてあって、ご飯自体、もしくはかけてあるタレはほとんど味しなかった。
トマトの甘み、酸味をベースに薄い塩味のするチャーシューのジューシーさを楽しみながらほうばるご飯、っていう感じでしょうか。

これ、見てる限りでは来店者のほとんどが頼む人気サイドメニューみたいです。
誘ってくれたWなべくんも頼んでたのでかぶせるように頼みました(笑)。


総じて満足度の高いご飯でした。

日本人の好みをわかりつつも、外国人シェフならではの独自性も感じられる上品な仕上がり。

ラーメンごときが上品なんて!っていう視点もありそうですけど、
こういうラーメンも好きです。

おいしかった!アイバンさん!


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2009/04/24

Heartland@江古田Flying Teapot


ジャパノイズナイト」と称して、東京を中心にノイズ系アーティストを有名無名問わずに集めてイベントを主催する伊藤まくさんて方がいるのですが、知り合いがまくさんと仲良くなったそうで、「なんかやってくれ」とオファーがかかったとのことで、その延長でノイズデュオ Heartlandとして出演してきました。

内輪なので言いますが、半オーガナイズとして任せられた割に、その知り合いは結構テキトーだったので多々手を焼きましたが、そんな1日のレポートであります。

会場は江古田Flying Teapot
プログレ喫茶としてプログレファンの間ではおなじみ、かつ、ノイズ/即興系ミュージシャンが集うライブカフェとして東京ではおなじみの場所でした。


出演は伊藤まく+Natty(from VACUUM)、神沢敦子&鈴木峻&伊藤まく、異常奏者、Kazumin Acoustic Explosion(カズミン・アコースティック・エクスプロージョン)でした。

まくさんとカズミンさんが知り合ったことでこの日の方針が「フォーク的な歌もの」っていうのが決まったっぽいです。


まず最初が我々、Heartlandでした。

この日は個人的にHeartland、そしてカズミン・アコースティック・エクスプロージョンでの出演と2回やることがあったので機材が多過ぎて午前中から相当めいってましたが、トップバッター、しかもジャパノイズ周辺のお客さん&オーガナイザーが集ってるであろうってことで変な緊張感があったものの、さすがにライブ慣れしている自分もあったのでリラックスしてやりました。

機材としてはいつものエフェクターセットに圧電マイク、そしてRing Modulatorで気持ち悪い音出す用に相棒のエレキギター、Fender Japan Jazzmasterも持って行きました。

何をやったかはなんとも表現しづらいんですが、まぁ、頑張りました(笑)。

しかし、やはりカフェってことでライブハウスと違いアンプ直接の音だったことも含めて、うまいことサウンドが出ませんでした。

しかしながら、案外「面白かった」と言ってくださる方も居たようで、嬉しい限りです。
試行錯誤して、どんな環境でも自分たちだ!っていう音が出せるようにしていきたいものですね。

ちなみに写真はもちろんないので、あとでテキトーに二人で撮ったアー写でも載せておきます(笑)。
二人とも知り合って9年くらい経ちますが、だいぶ太りました(笑)。
Heartland、今後アー写はこれ使います(笑)。



2番目が異常奏者さん。

彼は上記の通り、半オーガナイズ担当したカズミンさんからのオファーで出演となった人です。

素顔を見た限りでは結構若そうな人で、FERNANDESのZO-3とその他をつなげ合わせた自作フレットレスギター(蛇口が2つにホースが1本ついてた)に、不気味に動いているミシンを用いてのアンビエント感漂う柔らかい癒しサウンドを1曲目として奏でてました(笑)。

バックグラウンドはKORGのELECTRIBEシリーズの何か(見た目で判断つかないので詳細は省きます)でオケを鳴らしつつ、心地よい音を各種エフェクターを駆使したサウンドで彩ってました。

ロン毛、黒服装、ガスマスク風の覆面、それに改造されまくった楽器群ともなると犯罪の匂いすら漂いますが、本人曰く「J-POPだ」とのことで、それが少しわかった気がしました。

2曲目?は打ち込まれたELECTRIBEからのシーケンスフレーズも打って変わってピコっとしたエレクトロポップに改造ミシンでの演奏でした。

これがかなりのポップさ!

2番バッターにして全部持っていった感がすでにありました(笑)。

これは欽ちゃんの仮装大賞で言う、番組の2番目でグランプリといわざるを得ないものがすでに現れたような感触(笑)。

改造ミシンはスイッチが多数取り付けられていて、スイッチを押すことで内蔵された音声が奏でられるものみたいで、ミシン本体の音はあまり生かされている感じではなかったですが(笑)、そのプラットフォームがミシンであることが面白いですね。
いわゆるサーキットベンディング(音声が仕組まれた回路を変なバイパス改造することで、不正な電流によって音声が気持ち悪い発音になって、それを不敵な笑顔でにんまりする系のダーティーな感じの世界・・・と言ったら誤解があるかもしれません)を施して、埋め込んでやってるみたいですね。

元々カズミンさんもサーキットベンディング系のイベントで見て、面白くて話しかけて知り合ったとか、そういうのっぽいです。

その他の話としては、CD-Rでダイソーののこぎりを使って演奏した音源を持ってきてました。
どこまでも裏をかきつつ、ポップさを放つ異常奏者さん。
彼の今後の活動も楽しそうです。



次がカズミンオーガナイズ部ラストを締めくくるKazumin Acoustic Explosionでした。

ここでも自分は出演していたので写真はありません。

写真を撮ることを生業としているカズミさんの呼びかけで以前このエクスプロージョンはやったんですが、調子に乗っての2回目、ってところでしょうか。

基本的に前回と同様の路線で、カズミさんが歌う、そしてサポートを押しかけられた周囲はテキトーに弾くっていうものでした。

前回のは彼女主催のパーティーでの演奏だったので、みんな酔っ払っているだろう・・・と思っていた部分もあり、遠慮なく呑みつつ、お客さんも呑みつつな日でしたが、今回は外のお招きを頂いた、ってこともあってしらふで頑張りました。

と言うか、この日は機材が多過ぎて車で現場に行っていたのでお酒は一切飲んでません。

サポートメンバーは純一くん(from マリコフ)、そしてヴァイオリンで臼井淳一さん、そして自分もJunってことで「Jun Trio」でサポートしました。

臼井さんは以前渋谷LUSHで対バンした際に接触し、打ち上げでカズミさんが話していて連絡先を交換していたとか、そんな縁で参加でした。

純一くんも、以前小山絵里奈と対バンした関内LazyBonesにて、終わった後に呑んでいて、居合わせたカズミさんが話しかけて知り合ったのがきっかけみたいです。

何にしても妙な薄い接点をつなげて出来上がった今回のこのグループ、不安だったので結構練習しました。
臼井さんは1曲ヴァイオリンで参加(Brian EnoのSt.Elmo's Fire)のみだったので、主に3人ででしたが、頑張りました。

曲目は上記のEnoの曲以外にKing Crimsonの「I talk to the wind」、Ultravoxの「Quiet Men」、Emerson,Lake&Palmer「Lucky Man」をやりました。

純一くんのピアノがフィーチャーされた「I talk to the wind」は、非常にピアノが良い雰囲気で、それを濁さぬようにシンセでそっとサポートしつつ、「Lucky Man」は自分はアコースティックギター&コーラスを担当(純一くんはオルガン)、Ultravoxの曲ではシンセベースを担当しました。(純一くんはギター)

Ultravoxにおいては、リズムマシンで練習していて、リズムマシンを使う予定で居たものの、当日あろうことか機材を自宅に忘れてきて、あせりながらもオールインワンシンセのYAMAHA EOS B900を純一くん用に持ってきていたことでフォローできました。(シーケンサーが内蔵されているのでリズム打ち込みができた&高校時代にずっといじってたので数分で操作方法を思い出して、とりあえずのリズム打ち込みができた)

機材てんこもりだったので機材を1点忘れた失態はありましたが、臨機応変に対応できたことは、個人的に自分に勲章をあげたいくらいです(笑)。

「Quiet Men」のキーボードソロに当たる部分はカズミさんにカズーを吹かせて対応。
彼女の歌が中心と言う前提があったのでだいぶやらせました。

「やらせた」と言う表現についてですが、あまりライブ経験がない割りにやりたがることもあったので(苦笑)、自分と、あと純一くんに淳一さんらでだいぶ指示して成り立ったわけです。

文句を言うときりはありませんが、内輪なので、直接本人に言うとして、四苦八苦の出演でしたが、まずまずうまくできた感じがしたので結果オーライってところでしょうか。

写真は出演していたのでないんですが、勝手に撮った純一くんとカズミさんの2shotを載せておきます。



お次が伊藤まく+Nattyデュオ。

まくさんはよく名前を見かけていたものの、直接お会いするのも、見るのも初めてだったのでどういう方がわかってませんでしたが、今回は(おそらく)珍しい弾き語りの場を設けてました。

普段はノイズイベントをを主催していることからノイズ系演奏が多いのでしょうが、元々はムーンライダースの鈴木恵一氏が主催する水族館レーベルのコンピ「陽気な若き博物館員たち」に参加しているCHILDRENと言うグループで歌ものをやっていたとのことで、その「歌」を響かせてました。

Nattyこと、なすこちゃんはmax/MSPを使って電子ノイズをささやかに流してました。
垂れ流しと言った具合で、コラボと言うよりは居合わせた感じだったので、もう少し何か有機的な絡みが見れたら面白かったかなーと思いつつも、リバーブ深めのフォークな歌をやったデュオでした。


ラストが神沢敦子&鈴木峻&伊藤まくトリオでした。

うちらが最初の出番ってことで、最後にリハやるものだと思ってたんですけど、うちらの後にこのトリオがリハやってました・・・・。困りました。

まぁ、困った話は置いておきましょう。

ボーカルっていうよりは言葉を投げつけるようなスタイルの神沢さんの怪しげなゴキゴキした踊り、そして爆裂な耳を劈くような音をリハや音出しでぶっ放していた鈴木さん、それにさっきは弾き語っていたけども本領発揮とも言える伊藤まくさんのギターノイズのトリオでした。

まくさんは弾き語り時に「今日はノイズは異常奏者さんとHeartlandさんでやりつくしていただいて・・・」なんて言っていたのだけども、最後に締めのデザートが用意されてました、っていう感じでしょうか。

狭いカフェ内に強烈な雑音が鳴り響いてました。
さまざまな支度もあって疲れていたので、この時は表から聴いてました。

ノイズシーンだなー、と思いました。

ラストは神沢さんが昇天してました。

2~30、いや、40分くらい叫んでたかしら。
結構長い時間やっていました。




異常・・・じゃなくて、以上、そんなこんなの1日でした。

お誘いくださったまくさん&カズミさん、ありがとうございました。