2014/12/21

ガールズカンパニー The Final 〜解散なの!?倒産なの!?Which?Which?〜 (2014/12/21) @ 浅草六区ゆめまち劇場

「ガールズカンパニー The Final 〜解散なの!?倒産なの!?Which?Which?〜」に行ってきました。場所は浅草六区 ゆめまち劇場でした。


ゆめまち劇場

元々コシダカシアターという会場だったところがリニューアルだかなんだかで「ゆめまち劇場」になったようで、今回初めて行きました。

エレベーターで会場のあるフロアに上がるようになってたのだが、1Fにチケットセンターが設置され、そこで会計を済ませてから上層階に上った。予約などしていなかったし、前売りチケットも買ってなかったのだが、前売り/当日の区分はなさそうだったので行って見た。

余談だが、この日は友人の絵画展示のクロージングパーティーみたいなものがあったのだが、解散ライブを取ってしまった。Sorry~!


ガールズカンパニー





「カンパニー型アイドルユニット」といった触れ込みだったのだが、そもそも「カンパニー型」とは?という感じだったのだが、コンセプトはさておき、舞台がよければそれに越したことはないじゃない!という感じで、2014年の頭~春頃に初めて見たのだが、それから点々とみては、お姉さん(20代~20代半ばぐらい?)集団で、ビジネススーツ風のいでたちで、それをバッと脱いでセクシーにも舞うというのがなかなか良かった。

セクシーというと「乳が揺れてナンボ」みたいに思ってる人もいるかと思うのだが、どちらかというと細いメンバーが多いので、谷間がどうのこうのという魅力はあまりなかったかなと思うのだが、何はともあれパフォーマンスが良かった。

この日見て改めて実感したのだが、三宅あさ実さんのボーカルが力強くも伸びがあって、ほんと良かった。

あと、ハーフの菅原ブリタニーのキャラクターも面白かった。本人曰く「三歳児みたいなもの」とのことだが、「鬼殺し三秒チャージ」とか言ってるのも面白かった。

話それてきた、一旦仕切りなおして、本編の感想をざっと下記に。

解散ライブ

タイトルが「解散なの!?倒産なの!?Which?Which?」と、少々くだけた印象で、あまりずしんと重くさせずに、最後まで楽しんでもらおうと言う心意気を感じたのだが、常連ファンと思われる方の姿を見ていると(サイリウム配布などしていたので、この方は常連さんだろうという認識)、やはり寂しさを隠せない様子だった。

イベント開始前からアナウンスがあったのだが、「カメラ、携帯電話等による撮影は…」という、よくあるコンサート前の注意に関して、機材の名前を一式言ったところで「撮影可能」である旨を強調して言っていたのには笑った。

ガールズカンパニー、以前から感じていたのだが、好きで2010~2011年頃にちょいちょい足を運んだSDN48の劇場公演の雰囲気に似ていて、特にこの開演前の影アナも、AKB48 or SDN48の劇場公演前のそれを思わせる印象だった。実際、プロデューサーさんがどういう趣味の方かまでは通ってないので見えてこなかったのだが、もしかしたらその辺がお好きで、自分のプロデュースするユニットにも反映させたりしたのかなーと思うところです。

ガルカンコスプレをした女性ファンがいたり(後でツイッターで見ていた限りでは、最後だからとガルカンコスプレで臨んだ方だったみたい)、こんなにファン居たのか!と思わせるほどで、広々としたゆめまち劇場はそこそこ埋まっていた。キツキツでなかったのが幸いで、比較的舞台前の方でパフォーマンスを見ることができたのは大変満足している。

曲は全部でファンによるWアンコール含めて21曲(1曲とカウントしてよいのかよくわからないのも含めてw)をやり、2時間30分弱におよぶ内容だった。前述の通り、ダンス&ボーカルも堪能できたし、彼女たちのエンターテインメント性が発揮された小芝居なんかも挟みつつで、笑いあり、涙ありの充実の公演だった。

彼女ら、同様のデザインのCDが2種リリースされており、Pink盤とBlack盤があった。Pinkはガーリーな、アイドルらしいポップな内容で、Blackはクール&セクシー&ロックと言う内容。1枚に6曲の計12曲、そしてその後に出たシングル2曲+音源化されてない?曲が数曲とレパートリーは活動年数(2年超)なりに豊富にあり、それらが全て堪能できたのは行って良かったなと思います。

その中で、本編6曲目「桜カレンダー」(Pink盤収録)の時に江頭2:50を彷彿とさせる黒タイツにハゲヅラ装着でメンバー全員登場したり、アンコールの1曲目には“髭ダンス”のテーマを流しながら、マシュマロ投げからの口キャッチパフォーマンスを挟んだり、ちょいちょい“ふざけた”感じのが挟まるのが面白かったのだが、先述の常連ファンの方は若干呆れた顔してるのも印象深かった(笑)。

序盤では、解散?倒産?に関する記者会見と言うコーナーがあり、2014年騒がせた人の代表格と言えそうな野々村元県議の号泣記者会見の真似を織り込んだりと酷かった(笑)。記者の声(アフレコ)に応える形だったのだが、その中に「松戸ミラノ(抜けたメンバー)は来ないんですか!」などと言った、既にグループを離れたメンバーの名前でもって現メンバーをいじるような内容もあって、面白かった。

あと、個人的に特筆しておきたいのが、楽曲提供を多くこなしていた“木曜さん”と言う方の喋りが面白かった点。20曲中の18曲ほどを手がけたと本人が鍵盤弾き語り&三宅ソロ前に語っていたのだが、「残りの2曲が良い曲ですね!」とへりくだって言ってたのが面白かった。あまりウケを狙おうとせずに面白いこと言える人ってほんと素敵だなと思いました。しかし、木曜さんの曲も、所謂K-POP的なEDMっぽいものから、キャッチーなポップソングまで幅広く作られており、どれも良かったです。

その他、思い出すこととしては、本編にて三宅「明日から売り物にならないからね!」と、物販を配布しまくってるコーナーがあって面白かった。比較的メンバーと顔見知りであろう、前列に居た人にだいたい吸収されてしまったのが羨ましかったのだが、まあ、その辺は奉仕されるほどのファンでもない自分は指をくわえて見てるしかないのかなという感じだった。


この日、人に確認してみたら「CD持ってないから買っておいて!」と言うのがちらほらあったので、最後のシングル「ひみつのキッス」を複数買ったり、アルバムを自分用に買いなおしたり(以前人に頼まれて買ってきてたので、音だけデータで持っていたのだが、盤が手元になかったので買いなおした)して、特典券を沢山もらったのだが、終演が遅かったこともあり、特典会は諦めて帰路についた。

常連でもない人間が最後に「お疲れ様でした!楽しかったです!」というに、どんな面下げてよいのかもわからなかったのと、そんなに思いいれも正直なかったのだが、楽しかった旨は刻んでおきたいと思い、改めて文字に書いてみました。メンバーが見るかはわかりませんが。

この日のライブで2階ほど演じられた彼女らのキラーチューンといえそうな「ひみつのキッス」について、TRASH-UP!! vol.21の私が書かせていただいている連載の記事に載せてみたので、良かったら本誌も手に取って見てくださいませ(宣伝)。

Deeper Girls Thousand Edition Vol.2 (2014/12/21) @ ikebukuro Dot

「Deeper Girls Thousand Edition Vol.2」というイベントに行ってきました。場所はikebukuro Dot。


興味深いラインナップ

1130 JellyBeans
1145 De☆Ful
1200 マーメイドル
1215 CAMIYU☆
1230 峰尾こずえ
1245 doMebaby
1300 リリックホリック歌劇団
1325 物販
右記のラインナップでした。

一番見たかったのがCAMIYU☆blog

この日以前にも渋谷DESEOあたりに出演したのを見てたのだが、どことも被らないアプローチが面白かったので足を運んだ。

Jelly Beansの途中に現地に着いたのだが、栃木県さくら市のアイドルだが、栃木ということもあり、フットワーク軽く都内に現われるなーといった感じ。CDに入ってて気に入っていた「SMILE AGAIN」という曲をやってたのが良かった。最後に「シスターコンプレックス」と言う、姉妹2組編成のユニットならでは?の曲を歌ってたのだが、どういう曲だか忘れてしまった。

続いてDe☆Ful。振り仮名がないと読めない名前ってどうなの?と思うのですが、「ディライトフル」と読むそうで、「☆」は「ライト(Light)」に当たるらしい。ピカーン光る星と言う連想を挟まないといけない。

曲はラウド系ロックみたいなSEで登場してから「初恋サイダー」(Buono!)からスタート。見る気力が一気に萎える(笑)。MCを挟んで「はじめてのキスは夢の中で」(といった感じのタイトル)という曲と「De☆ful Story」(という感じのタイトル)というオリジナルらしき曲を2曲やっていた。どちらも重いロック系サウンドで、運営の趣味がそっち系なのかなーといった印象。好みではないので、テキトーに見ていた。ライブ終わりはSEが流れ、名乗りなどなくスルッと舞台から去っていった。

続いてマーメイドル。これ、初見だったのですが、大変良かったです。

人魚を思わせるうろこっぽい模様が書かれたスパッツ(片足だけ)がマーメイド感を出してて、衣装が凝ってた。ちなみにそういう水際のイメージなのか、裸足でパフォーマンスしていた。

曲はなんて言ったら伝わるのかずっと考えてるのだが、前田敦子のAKB48でのソロ曲「渚のチェリーガール」みたいな感じと言ったら一部の人に伝わるだろうか。

曲名は「Party Party」なる曲(前述のそれ)と「Don't stop my dream」なるオリジナル2曲で、間のMCではずっとBGMに潮騒が流れててウケた(笑)。ずっとさーーん・・・さーーん・・・って波の音。面白かったので物販を終演後見に行ったのだが、チェキか写真かしかなかった。3人編成で、特に好み!っていう子がいなかったので、写真3人分入ったものを購入した。(1000円だっけな?)サイン入れてくれるのかと思ったが、そのまま渡されてガクッと来た(笑)。しかし、直筆のコメントが書かれたステッカー(ライブハウスのバックステージパスみたいな質の紙ではないもの)を配布していて、それを3人分いただいたので良しとしました。でも写真、サインぐらい入れて欲しかったなー。音源はこの時点では売ってなかった。

続いてCAMIYU☆

ピアニカで構成されたほんわかしたSEで入場。曲は2曲しかなかったのだが、綿密に練られたMCを挟んで、息憑く暇のないステージを展開していて、この日も面白かった。

曲は「全力!笑顔!宣言!」(同運営が以前手がけていたPock∞tのレパートリー引継ぎ)と「チャンスは無限大」と言う曲の2曲。「チャンス~」はCD-Rで売っていて繰り返し聴いていたのだが、テクノポップナンバーで結構気に入ってます。が、本人たちの音程が取れてないので、メロディがどう歌ってるのか結構謎な1曲(笑)。そういうほころび、未熟さ、拙さっていうのは良いですね~。うまくなっていく過程を見るのも面白いし、そういうところにNew Wave的な魅力を見出しても面白いし。ジュニア/キッズボーカルの筋として見るのも面白そうです。

物販にも足を運んだのだが、2回目で、運営さんは覚えてたみたいだけども、運営の方が「この方のお名前は?」とメンバーに問い、「えーっと・・・○○さん・・・?」と記憶力テストタイムになっていた。「2回目なんで覚えてなくて良いですよ!」とさえぎって、改めて名乗って、物販に挑んだ。言わなければならないこと、言うべきことなど、指導を受けながら物販をやっている様が面白いのだが、本人たち的には楽しめているのか、ちょっと心配になりますね。チェキ撮影をして、「さいころの目当て対決」をしないか?と言われたので、やってみることにした。結果として負け、小さいカゴから飴を一ついただけることになったのだが、「じゃあ、乾燥剤いただこうかな?」とボケたら、自分の前に物販に言ってたSさん(よく一緒に呑んでる人で、この日も現場被ってた)と同じボケをやってしまったらしく、服装までボーダーシャツで被ってたので、偉い笑われてしまった。色々変な偶然が重なって楽しい時間となった(笑)。

ちなみに、以前CD-Rを購入した際には付属していなかった歌詞カードをこの日受け取った。余談だが、CD-Rは言えばシールなどでデコってくれるらしい。何も言わないと特にそういうのはないっぽいので、その辺のばらつきは小学生のきまぐれ、ということにしておこう。

続いて峰尾こずえ。スパイスシスターズのメンバーで、通称“こずりん”。声優志望の人で、ライブハウスに「お兄ちゃんを探しに来た」という話をする子である。以前見た時にCDを買っておいたのだが、武蔵小山にカレー屋を構えるThe かれー王プロデュースのユニットということで、「気がつけば武蔵小山」という曲をやっているのが彼女。

クリスマス前なのでサンタ風の衣装で登場し、「Fantastic future」(田村ゆかり)、「気がつけば武蔵小山 EURO mix」の2曲を披露。途中、前方に居た人に“おにいちゃん”役を命じ、じっと目を見つめられて「お兄ちゃん♪」と語りかけられていた。あれ、恥ずかしいから自分はおにいちゃん役やりたくないなーと思いながら見てます(笑)。

終演後物販、Theかれー王(武蔵小山の時のツリー着ぐるみまとって登場)がいたのだが、ツリー着ぐるみの下に着ていた白い全身タイツみたいなもの+普段着みたいなテキトーな格好で立ってて面白かった。書籍「長野県あるある」が置いてあったのだが、こずりんが関わってるという話だった。書籍が置いてあるとなんか、面白いですね。武蔵小山の歌歌ってるのに長野県だし(笑)。

次がdo me baby。セットリストに聖闘士星矢の曲として知られる「ペガサス幻想」を取り入れてから圧倒的に面白くなってきた彼女たち。春頃からじわじわと楽しんでたのだが、もはやファンになったと言えるぐらいな感じに至りました。ので、この日はdo me baby指名で入場しました。

1曲目から早速「ペガサス幻想」が炸裂。ikebukuro Dotの照明技術の粋!と言えそうなかっこいいライティングで物凄いかっこいいことになってて面白かった(笑)。do me babyはダンスがめっちゃうまいとか、歌がうまい!と言うユニットではないのだが、3人で繰り出すゆっくりとした動きに彼女たちらしさが感じられ
、それが要所要所にちりばめらているのも良い。この点について、「ヌルッとした動き」と表現したら、メンバーの萌乃ちゃんが「やだそれ!」と拒絶されたので、良い表現を考えてるのだが、悪く聞こえないように魅力を言い当てることの難しさを実感するこのごろです。とにかく、doMebabyのそういうところが好きなのです。

MCでは安定の真矢いじりを展開しつつ、「dMbのテーマ(仮)」「悪くはないよ!キライじゃないよ!むしろコレだよね!」の3曲で終了。「dMbのテーマ」は春頃の目黒区花見イベントに出演した頃とか既にやっていたので親しみもあるのだが、比較的新しい、2ndシングル「悪くはないよ!~」に関しては見るのもそんない回数を重ねてなかったのだが、Europeの「The Final Countdown」を髣髴とさせるミドルテンポのロックナンバーなのだが、妙にさっぱりとしたこの曲の結末に向けたじんわりとした盛り上がりが結構クセになるものです。この、直感で「イイ!」と来ないのだが 彼女たちのキャラクタ、パフォーマンス、楽曲の魅力については、また改めて言葉を探しながら考えていきたいものです。彼女たちの次なる展開に期待しております!

最後がリリックホリック歌劇団。流通しているCD「STARGAZER」も出していたりと用意がいい印象のユニット。他の日にじっくり見て知ったのだが、一応“ビジュアル系アイドル”を名乗っているそうで、そういう雰囲気の楽曲をやっているグループだったのだが、メンバーが3人中2人と欠けていたこともあり、本来の姿が見えてこなかった。本人たちも「初めて二人でやったけど、至らないところだらけだったね」と去り際のMCで言っていた。うーん、ザッツライブアイドル・・・。


そんなわけで、doMebabyとCAMIYU☆が面白かったのと、マーメイドルが新発見でしたという日でしたとさ。