2017/05/14

劇団SPACE☆TRIP 第12回公演 舞台『地球防衛レストラン~緊急事態のフルコース~』(2017/05/14) @ 学芸大学 千本桜ホール

劇団SPACE☆TRIP 第12回公演 舞台『地球防衛レストラン~緊急事態のフルコース~』を見に、学芸大学・千本桜ホールへ行ってきました。


どうだったか

[ 公演データ (URL) ]
地球防衛レストラン~緊急事態のフルコース~

■CAST
永友春菜 / 椎名香奈江 / 江里奈 / 星優姫 / 坂本実紅 / 山下真実 / 崎野萌 / 水野以津美 / 小名木美里 / 神崎晴香 / 松樹侑奈 / 関口ふで / 馬渡直子 / 葵叶望

■スタッフ:
作/演出: ゴブリン串田
照明: 赤本龍太
音響: 加藤一博
映像/チラシ: イイヨシカズキ
企画制作: 地球防衛R 実行委員会

■主催:
株式会社 M-SMILE
毎週日曜日 朝10時から「朝練」と呼ばれる定期公演を行っているノンシュガーのリーダー、松樹侑奈がこの舞台に出演するとのことで見に行ってきました。

公演本数はそれなりにあったのですが、タイミングが合うのが千秋楽公演だけだったので、その日に予約して行きました。公演終わりでex.星のオトメ歌劇団のリーダー 江里奈さんが言ってたのだが「劇団SPACE☆TRIPの旗揚げ公演からずっと出させてもらって、今回で12公演目。こんなに続くとは思ってもみなかった」について、自分も最初の公演を見に行ってから5年ぐらい経ち、巡り巡ってまたこのチームの芝居を観ることになるとは 面白いもんだなと思った。

色彩RECORDS / M-SMILE企画の演劇企画がこれだと認識しているのですが、ここのところは看板アイドルユニットと言えるSTARMARIEがライブ活動の方向性が変わり、地道にやっていたのが、ブシロードのバックアップがあったりで、自分が好きな小規模のものではなくなり、足が遠のいていた。色々繋がってくるものですね。

☆あらすじ☆
3017年5月。ゴールデンウイークも終わり。人々は連休ボケと現実と戦ってる最中、世の流れにも流されずマイペースで運営しているレストランがあった。それもそのはず、このレストランは全く人気の無いレストラン『JE SUIS JAPONAISE(ジュ・スュイ・ジャポネーズ)』。世の流れも何もなかった。人がほとんど入って来ないのだから…。

誰にもちゃんと命令出来ない新人ディレクトール。こだわりが強すぎてお客様にも怒ってしまうシェフ・ド・キュイジーヌ。知ったかぶりのメートル・ド・テル。辛い物が大好きなシェフ・パティシエ。日本酒しか愛せないソムリエ。やる気がありすぎて居酒屋みたいなノリになってしまうギャルソン…そんなまとまりのないレストランだったのです。

しかしこのレストランが奇跡を起こすそんなお話。

天変地異か?と思うほど地球は漆黒の闇に覆われる。何事かと世界は騒ぎ始めた。異変に不安が募り人々はテレビに釘づけになった。もちろん『JE SUIS JAPONAISE』も例外ではない。国会議事堂の上空に無数の未確認飛行物体… 一筋の光が降り立ち。そこから謎の美女が現れる。彼女は言う。第7の銀河系からやってきた。9つの銀河系を支配しそして新たに第10の銀河系…そうこの銀河を支配するのだと。

唯一の助かる方法―

彼女は非常にグルメなのだそうだ。彼女の指定したレストランで彼女の舌を納得できる料理を食べさせる事が出来るのなら見逃してやると。そう…お分かりいただけたと思うが… 指定されたのが、レストラン『JE SUIS JAPONAISE』なのだ!今まで完璧に外交をしてきた日本初の女性内閣、神田川総理大臣はこんな事が世界に知れ渡ってしまっては日本が攻撃の的になってしまう!穏便にここは始末しなければ!内閣は慌てて『JE SUIS JAPONAISE』に料理人たちを送るが、ディレクトールは頑固に受け付けない!先代オーナーとの約束があるのだ。

さて、どのような奇跡がレストランに舞い降りるのか?
それはご来店されたお客様だけが知る事。
監督はおなじみ?のゴブリン串田さんで、この劇に関してはアイドルキャストだけで固めたわけでもないベテラン女優の方が2名ほどおり(江里奈ちゃんもどっちかというとベテラン勢に入っちゃうのかな?)、その辺でふり幅の大きさがあって良かった。

“ゆうにゃ”以外で気になっていたのは、葵叶望(ex.TAKENOKO / ex.地球人)、先述の江里奈(ex.星のオトメ歌劇団)、椎名香奈江(ex.asfi)、水野以津美(ex.38mmなぐりーず)あたりでしょうか。

葵叶望(以降:うたのちゃん)に関しては、リハーサル段階で降板があったそうで、急遽代役でやることになったとのこと。いつも地球人(っていうアイドルユニット)の物販を眺めてチェキを撮るべきか悩んでたらグループから脱してしまったことで ずっと引っかかってた隠れファンの身としては、再び姿が見れるのは嬉しい知らせでした。見た感想としては、小柄だけど、かわいい&スタイルいいなーってとこでしょうか。地球人(というアイドルユニット)の時の衣装はゆったりとした衣装だったので、この感じはわかってなかったので、妙に高まりました!(笑)

38mmなぐりーずに関しては、ライブは数えるほどしか見れてなかったので興味は薄めではあったのですが、元々演劇系の人たちで作られたアイドルユニットだったこともあり、本来の姿(?)が見れるということで少し期待してたのですが、怪しい地球外生物・UFO研究家のような役を彼女が務めており、これがなかなか良かった。


グラビア方面でも活発に活動している椎名香奈江
椎名さんは、公演後に「江里奈さんの次にたぶん私が劇団SPACE☆TRIPの公演に回数出てると思うんですけど」とのことで、そういえば出てたなと思い出した。asfiで見てた時も、あまりasfi見なくなってる時期にいたイメージなので印象は強くなかったのですが、セクシーな地球侵略を企てる宇宙人の役で、おっぱいが大きかったです!

椎名さん演じる宇宙人と、彼女が仕えるボス宇宙人の登場シーンが冒頭に挟まってたが、UFOの襲来シーンがしょぼくて面白かった。そこらへんは椎名さんの演技が光ってた。

他にも、地球サイドの大臣役を関口ふでさん(ベテラン女優枠)がプリンを瞬間で丸飲みするというシーンがあり、食べてきた個数を数えながら頑張ってたのは笑った。

肝心?のゆうにゃの役はフードファイター役とのことで、レストランで出てくる食べ物をぺろっと平らげちゃうお客さんという、この演目・役柄だと“おちゃめさ”が求められる役だったのだが、彼女持前の明るさ・かわいらしさが前面に出てて良かった。結局ファンなので、何やっても褒めるとは思うのだけど(笑)。


今やグラビア筋では売れっ子となったex.SKETCHのメンバー、橋本梨菜らも在籍するsherbet。
グラビア系アイドルによるユニットsherbetのメンバーらしい星 優姫さんが演じる、運命がかかったレストランの頑固シェフ役に関しては、「演技初挑戦」という話の通りで、ちょっと他の人に比べると演技力は劣るかなという印象だった。

アイドル系のキャストが中心の芝居に関しては、こういう“初々しさ”や“未熟さ”も楽しめないとキツいよなーとは思った。(自分は、そういうのも含めてこっち系の芝居に臨んでるので、ありだとは思ってます!)ちなみに、スタマリ現場でよくお会いしてた某さんに会場で会ったので、何が目あてか尋ねたら、星さんだった。いろんなとこに行ってるんだなーと思いましたとさ。(何)




ワイドチェキこと、instax WIDE、カタログ見てみると撮影の距離が普通のチェキinstaxの廉価版機種の最短撮影推奨距離0.6mよりも遠い、0.9mとなっている(instax WIDE 300)ので、普通のチェキ機の要領で近づいて撮るとピンとがぼける可能性高そうですね。普通のチェキで良かったのにぃ・・・。
最後にただのぼやきになりますが、アイドル系演劇によくある「ブロマイド販売」「公演後の面会・面談」に関して、やはり高いですね・・・。ただ、アリスイン系の芝居に比べるとお得な面もあって、そこは良かった。

撮影済みワイドチェキの販売があり、2枚セットで1500円、当たり券が入ってると2ショットが撮れるというもので、運よく当たりが引けたので、ゆうにゃに芝居の感想を伝えに行けて良かったでした。(この時、めちゃめちゃお金なかったので、当たってホント良かったw)サインはそのチェキに入れてもらえないとなっていたので、のちのノンシュガー朝練に持って行って、そっちのサインの権利(これはこれで1000円分ぐらいかかってるけどw)を駆使してサインを入れてもらいました。

一緒に見に行ったノンシュガーメイト(?)の人が、「フードファイターだから 衣装についてるフードをかぶってもらった」と言って撮ってたチェキが非常に良かったので、ちょっと妬けた。


この記事に全く関係ないですが、富士フィルムが久しぶりに新作フィルムを発売ということでニュースになってたinstax SQUARE SQ10に関して、実物をお店で見たのですが、ワイドチェキ未満、チェキ以上の中途半端な大きさで、これまた管理に特別なファイルを用意しないと収まりが悪くなりそうで、普及せず消えていきそうな気がしております。撮影した写真を何枚もプリントできる機能が一つの売りだそうですが、その機能、instax miniのフィルムが使えるチェキプリンターでいいんじゃないかという点、カードサイズだからインスタント・アナログカメラの中で生き残ったのではないかと思ってるのでカードサイズじゃなくて微妙っていうのの2点から、全然個人的にありがたくないアイテムだなと思ってます。
肝心のワイドチェキは、撮影距離が近すぎたのか、若干ピンボケ&窓際で撮影したらしく、逆光気味で薄暗いもので、微妙でした。その辺もうちょっと試してから撮影してほしいなと思いました。

これもただのボヤキですが、ワイドチェキって通常のチェキの2倍のサイズがあるので、管理に困りますね。カードファイル買っても、2枚分使って入れたりしないとならないし。カードファイルの区切りを加工しないといけなくなっちゃうので困ったものです。肖像がでかい=嬉しさもでかいかと言ったら、そうでもないんだなってのをワイドチェキ撮影を経たのちに毎回思います。

話がとっちらかりましたが、公演自体はとても面白く、かつアドリブ要素が入ってるところもベテラン 江里奈ちゃんの機転&長年のゴブリン串田さんとの付き合いの長さから出てきたような“いじり”が入ったりで楽しい芝居でした。あと、会場が狭い&舞台セットが簡素だという点からも小規模劇場なりのチープさが活きた芝居で良かった(お値段も含めて)。女優“ゆうにゃ”の今後も楽しみです!