2017/07/15

姫君のスパークリング ワンマンライブ「ChaoSparkling vol.FINAL ~姫スパ解散舞踏会~」(2017/07/15) @ 渋谷TSUTAYA O-Crest

姫君のスパークリング ワンマンライブ「ChaoSparkling vol.FINAL ~姫スパ解散舞踏会~」を見に渋谷TSUTAYA O-Crestへ行ってきました。


姫君のスーパクリングを雑に振り返ろう


2016/03/15のライブで配布されていた姫君のスパークリング 最初のフライヤー。色味が薄いけど、うちのスキャナーの性能の問題じゃなくて、そもそも薄い。
2016/03/13に5人組としてデビューし、2016/08/01には2人編成として再スタートを切った姫君のスパークリング。その頃夢中で見ていたJeanne Mariaの出番の前枠だったので、たまたまデビューステージを見ていたことや、プロデューサー“マツコP”さんが以前手掛けていた しゅしゅどーるを見ることがしばしばあったことなどから、ちょいちょい接点があり気にしていたユニットでしたが、このたび解散発表となり、音源をまとめたアルバムも出すとのことで、解散ライブに足を運びました。

このライブの感想はあとにして、自分なりにまず振り返ってみようと思います。

最初の頃の編成だと、フロアに降りてきて駆け巡るメンバーがいたりして、飛び道具的で面白いなという記憶があるのと、姫設定でドレスっぽい恰好して出てきたこともあり「ロリータアイドルmeltiaや 髭男爵 山田ルイ53世プロデュースのアイドルユニット まどもあ54世と被るな…」と思った記憶があります。MCも一応“姫たち”感があったものの、最初から裸足だった記憶があり、ドレスアップされた様と不釣り合いで「変なの出てきたなー」と思った。同Pによる前ユニット しゅしゅどーるも「正当派」というよりは、ものすごくクセの強いユニットだったなと思ってたので、このクセの強さが彼のプロデュースなのかなと捉えていた。

当初フロアに降りてきて駆け巡ってたメンバーは意外とあっさり抜けてしまい、気が付いたら2人体制での活動の日々が増えて行った印象でした。

物販でチェキ撮りに行くほどの熱心さが沸いてくることはないものの、セリフの練習をしてきつつも二人の陽気さで強引につないでいく印象のステージは結構好きで、対バンで被ったら見ておこうぐらいな気持ちでいつも臨んでました。だもんで、指名予約入場は1回しかしたことがなく、今回のワンマンライブの価格帯2種に関して「ぎりぎりスパ族」という感じで入場できました。

ちなみに、以前予約入場した時、特典が「くじが引ける」とのことで、引いたのですが、「タイキック」と書かれており、杉本美沙輝ちゃんに蹴りを入れてもらったのですが、普通に痛かったので、あまりいい思い出ではありません(笑)。こういう、特典がある時は写メ1枚無料とかの方が記録にもなって全然嬉しいものです(涙)。

ライブの感想

[ データ ]
2017/07/15
姫君のスパークリング ワンマンライブ
「ChaoSparkling vol.FINAL ~姫スパ解散舞踏会~」

@ 渋谷TSUTAYA O-Crest

OPEN 09:30 / START 10:00

000円 スパ族料金(姫スパ予約来場経験者)
500円 一般料金(姫スパ見たことがある人)
初見入場NG

  1. お願い!シンデレラ(アイドルマスター)
  2. 夜明けBrand new day(ベイビーレイズ)
    • MC
  3. 姫君は今日、旅に出る
  4. Weakest Braver
  5. マジカルカラー
  6. フリーダム少女快進撃
    • MC
  7. パーフェクトなチラリズム
  8. 凡才ガール
  9. パリピサマサマー
  10. パリピサマサマー
    • MC
  11. 冗談じゃないよ(まねきケチャ)
    • MC
  12. アイドルとオタク(2016ver)
  13. ユリコイ乙女
    • MC
  14. 旅立ちの日に(合唱曲)
    • MC
  15. noisyなdays
    • アンコール
    • VTR
  16. secret base ~君がくれたもの~(ZONE)
    • MC
  17. アイドルとオタク(2016ver)
  18. フリーダム少女快進撃
    • MC
  19. ユリコイ乙女
  20. パリピサマサマー
    • MC(記念撮影)
  21. noisyなdays
値段設定のところに「初見は入場お断り」「見たことある人は1coin 500円 + 1drink」「姫スパ予約入場したことがある“スパ族”は無料+1drink」とあるように、思い入れのない人が見てもイマイチ楽しめない点があるような、アットホームな内容のワンマンライブだったかなという印象でした。

あまり内輪ノリが公然と展開されるケースは好きじゃないんですが、そこまで内輪感があるわけでもなかったので、良い公演だったなと思ってます。

どんな雰囲気だったか、序盤から少し触れて行こうと思います。

この日、お昼の時間帯でHAMIDASYSTEMのミニアルバムリリースイベントが同じ渋谷のDESEO mini with VILLAGE VANGUARDにて行われる予定で、O-Crest終わってから自転車でスルッと246沿いに坂を下れば早い!と思ってたので、自転車で渋谷に向かう予定だったものの、自転車が諸事情でなかったので、あきらめて電車で渋谷に向かいました。気合入れて暑い中自転車漕ごうと思ってたのに肩透かしを食らった朝でした。

百軒店側を通ってO-Crestへ向かったのですが、「スパ族」の人と思われる人たちが会場周辺にたくさんおり、いざ階段を昇ったら、開場待ちの人が1名しかいませんでした(笑)。O-Crestへの階段、暑いので、そこで待機しててもしんどいから下で待機してたのか、なんらかの支度をしていたのかは不明でした、そこでも変な肩透かしがあった。

もう人が中に入ってるのかと思い、たばこをふかして開演に備えていたマツコPさんがそこに居たので「今どうなってるんすか?」とたずねたりしたが、やはりまだ開場もしてない状態だった。


開場時点ではごっそり売られていた(というか誰も入場してなかったから、そりゃあるわって感じだけど)アルバムたち。結局完売したのでしょうか?
開場し、早速この日の目玉?のアルバムを購入。事前アナウンスで「90枚製作予定だったが4枚失敗したので86枚限定となります」と言われていた通り、1枚ずつ手書きのジャケット(サイン・題字のみのシンプルなもの)で、遊び心が入ったものもあったので、人の分込みで2枚購入した(1人2枚まで、とされていた)。ちなみに、直前で追加したそうで、111枚まで作ったとのことでした。

会場のスタッフが入口付近へ開場した旨告げに行くまで全然人が上がってこずだったものの、徐々に埋まっていき、窮屈すぎることもなく、スカスカなこともなくという良い感じの入り具合でイベントはスタートした気がします。

よくやっていた「お願い!シンデレラ」からスタート。最後のライブだからと言って妙な演出があるわけでもない感じでスタートし、振り返りながらマイペースに進行する辺りも含めて「普段通り」の印象だった。

「パリピサマサマー」に関して「主催で披露してから毎回ライブでやってるから、聴き飽きてる人もいるかもしれないけど」と触れつつ「新曲やるって言ってるのに全然集まってくれなかった」といった愚痴をこぼしたりしていた。

自分の見てた姫君のスパークリング、例えば2017/01/08の吉祥寺CLUB SEATAでの公演(この日もJeanne maria目当てで足を運んでいた)に関して、物販にてCD「noisyなdays / ユリコイ乙女」を購入したのだけども、それ以外2~3人しかおらずで、決して賑わってるわけではない印象だった。常連はそれぐらいで、たまにくるお客さんの合計が今回集まったお客さんたちだったのかなという感じがした。(自分もそんな感じですが…)

そんなわけで、最近見てなかったので「パリピサマサマー」に全然馴染みがないながら、計3回もやってくれたので思い出の曲になりました(笑)。

個人的に、音源購入してから繰り返し聴いて、ライブだとどんな動き・振付があったかなーと確認したくなったら見に行くということをよくやっていることもあり、「noisyなdays」「ユリコイ乙女」が印象に強いのですが、デビューステージからやっていた「姫君は今日、旅に出る」を久しぶりに聴いて懐かしいなと思いました。だんだん姫設定がなくなったものの、最後まで物販・特典会・握手会の呼称が「謁見(えっけん)」だったのも貫き通してて良かったなと思うとこです。

途中途中で、「カバー(冗談じゃないよ)の方が声出てたけど、みんなどこのオタクなん?」「YouTubeにもパリピサマサマーの動画上がってるけど見た?」→反応薄い→「なんで今日来てるんやろ?この人たち」とお客さんをいつもの調子で小馬鹿にしつつも、終盤では麻奈月「スパ族ってこんなにいたんだね」 美沙輝「スパ族が誰だかわかんない(涙)。なんでスパ族になったの~(号泣)」と集まりの良さに嬉しそうにしていたのは良かった。(実はこの“小馬鹿にした”感じが少し苦手でした。彼女たちなりの武装・防備&愛情表現なのかなというのはわかってはいたけども)

14曲目「旅立ちの日に」は卒業式の定番ソングで、当初「ネタでやろう」というつもりだったそうだが、会場に集まったファンの人たちとの合唱に二人とも号泣していて、別の曲で使ったコールを促す段ボールで顔を覆うも、段ボールに「無理!」って書いてあったのが妙にハマってておかしかった。ちなみに、全然「旅立ちの日に」を歌った記憶がないので、みんなよく歌詞覚えてるなーと思ったのだが、調べて見たら91年に生まれ、98年ぐらいから広まった曲とのことで、たぶん生涯で1回、後輩たちが自分らが卒業して送られる側の時に聴いただけだからあんま知らないんだなと思いました。(年齢的にあまり触れてこなかった)

「secret base」のカバーについて、麻奈月「10年後の8月っていうフレーズが出てくる/私たち二人組として8月にスタートしてるから、丁度いいかなと思って」と触れていた。「10年後にまたやれたらいいね」と言った話について「10年後、スパ族、誰か死んでるんじゃない?」と出ていたが、本当に誰かしら死んでそうだなと思って、ちょっと笑えなかった。「じゃあ10年は無理か。1年後かな?」と挙がってたが、1年とか2年に1回とかは結構、他のアイドルユニットでもある復活のパターンなので、やれるうちに1回ぐらい集まって~ってのはいいんじゃないかなとは思いました。忘れる前に、誰かが死ぬ前に・・・。



開演前にファンの方が配布していた紙。紙質がいいなと思ったら、カラープリントをメンバーに見せるという前提だったようで、気合の入ったファン有志の企画だなと思った。
終盤MCで「(2016年)8月に炎上とかあったし」と振り返ってる箇所は面白かった。ベイビーレイズのカバーをやっていることから、ベイビーレイズ現場で問題になった「サイリウム投げはやめてくれ」という件について「うちでは投げていいですよ!」と運営が言ったことから燃えた件あったなーと思い出した。それ以外にも「水風船をライブで投げて会場びしょびしょにして、スタッフさんがめちゃくちゃ怒られてた」と言った話も出てた。

あと、この公演で印象的だったのが、アンコール明け、いつものピコピコした入場SEでTシャツ&デニム短パンの恰好で二人が登場した後に流された「スパ族大全」なるファン製作の映像。次々名前と一言コメントが流されたのだけども、全然「ここのアイドル現場の常連さん」を認識してなかったので、へーって感じで見てたのだけども、こういう映像が流されたのはBiSのりなはむ卒業ライブ以来6年ぶりな気がしたので、なんだか懐かしい気もした。あまり好きでない内輪ノリの気配もあるにはあったけども、そもそもホームなノリになることは予見できた公演なのと、メンバーが言っていた「姫スパのことバカにしながらも、みんな楽しそうな顔してた」感じが良い雰囲気に繋がってたので、そんなに嫌な感じもしなかった。

用意されていたスクリーンについて、麻奈月「リハーサルの時に気づいて『これは触れてはいけないやつだ』と思って黙ってたのに、コイツ(美沙輝)が『これなんですか?』て聞きやがった!」と言ってたのが面白かった。

あと、それに付随して良かったのが、開演前に配布された紙。ファンからメンバーへのメッセージをみんなで掲げようというもので、手作り感があってとても良かった。大事に紙は持ち帰りました。

最後らへんではマツコPさんも卓ブースで号泣してて、メンバーからいじられるシーンもあったり、涙あり笑顔ありスベりありの集大成だったのでは、という感じで、良い公演でした。


その他 色々(アルバムの感想 等)


メンバーのイメージカラー、橙と紫を基調とした花がHAMIDASYSTEMから送られていた。

姫君のスパークリング ベスト盤と言える「姫スパのすべて」。曲を並べて聴いてみると「マジカルカラー」は同Pによる前ユニット“しゅしゅどーる”の歌詞だなーって感じがして色味が違うのも興味深い。
HAMIDASYSTEMのリリースイベントは、こちらの決まってたケツの時間と、向うの開演時間が被っていたこともあり、間に合わないつもりで臨んだのだが、2曲ぐらいライブが見れて良かった。共演の機会も多かったHAMIDASYSTEMからも花が届いていたO-Crestからの徒歩移動は汗だくになった。7月なのに暑すぎる2017年でした。5年ぐらい前はもっと涼しかったし、10年前ももっと涼しかった気がするし、20年前なんて7月はまだまだ快適だった気がする。10年後とかやばそうですね。

最後に、流れがめちゃくちゃですが、アルバム「姫スパのすべて」について感想を書いておきますが、この公演ギリギリまで編集や録音をしていたようで(ツイッター見る限りでは)、よくも悪くも粗削りな内容でした。が、プレスされた「noisyなdays / ユリコイ乙女」のボーカルの音程補正をかっちりいれた感じがあまり好きでなかったので、比較的ライブで聴かれた歌声に近いものがCD-Rになって残ったのはとても良いなと思ってます。「売り物にするならキチっと仕上げる」のが通例になってはいるものの、インディー/ライブアイドルのそれらしさは「うますぎない」「雑味がある」「仕上がり過ぎてない風合いが味になってる」ところだと思ってるので、最高の1枚なんじゃないかと思ってます。あと、オリジナル曲がどれも個性がある&ポップな点もいいですね。

しゅしゅどーるのカバー「マジカルカラー」が個人的に好きだったので、それの姫スパ版が入手できたというのも良かったです!

ざっとどんな作家陣だったかも最後に書いておきます。

姫君は今日、旅に出る作詞:まつこP / 作・編曲:うみ野勝久
noisyなdays作詞:まつこP / 作・編曲:天沢ひろまさ
マジカルカラー作詞:まつこP / 作・編曲:非公開
ユリコイ乙女作詞・作曲・編曲:TORIENA
フリーダム少女快進撃作詞:まつこP / 作曲:あっこP / 編曲:末廣光生
アイドルとヲタク(2016ver)作詞:まつこP / 作曲:あっこP / 編曲:末廣光生
Weakest Braver作詞:まつこP / 作曲:天沢ひろまさ / 編曲:末廣光生
パーフェクトなチラリズム作詞:まつこP / 作曲:あっこP / 編曲:梅干茶漬け
凡才ガール作詞:まつこP / 作・編曲:黒魔
パリピサマサマー作詞:まつこP / 作曲・編曲:TORIENA

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