2017/07/18

ゴブリン串田プロデュース公演 「源's egg」(2017/07/18) @ 下北沢 小劇場楽園

ゴブリン串田プロデュース公演 「源's egg」(げんずえっぐ)を見に、下北沢 小劇場 楽園 (東京都世田谷区北沢2-10-18 B1)へ行ってきました。

どうだったか

ノンシュガー 松樹侑奈(以降:ゆうにゃ) 出演とのことで行ってきました。お金が厳しかったので迷ってたのですが、丁度平日都合が良かったので行ってきました。

にしても、なんでこんなにお金ないんだ?って思ったんですけど、税金の支払いと、勢い余ってギター買ったせい(といっても3万しないぐらいのものですが)だなって答えに行きつきました。自業自得っちゃ自業自得。税金の支払いつらい。

[ データ ]
2017/07/18 (火) ~ 2017/07/23 (日)
スタッフ
脚本 ゴブリン串田
演出 ゴブリン串田
舞台監督 内山清人(サマカト)
音響   星知輝
照明   相原衣里
美術   岡田竜二
チラシ  今井夕輝

[ 出演 ]
椎名香奈江 / 猪股彩佳 / 木村俊之 / 斉藤有希 / 杉山裕紀 / 清水智未 / 235 / 松樹侑奈 / 熊谷藍(源) / 藤守祥子(源) / 中村ゆうすけ(平) / 永友春菜(平)

[ 説明 ]
って言うか、今は昔みたいな感じなんだけど
マロら若い公家らはヒマしてん時どんな事してるっつーかなんつーか
そんな話をおじゃりながら、いとをかしくやりたいみたいな?
歌会とかお茶会のまにまに恋したりするにける?うん。そんな話
源平時代のギャル系の若者たちを描いた今昔の青春群像劇!
いと男女逆転おじゃる系コメディをかし!
( 参考:corich 紹介文より )
ゆうにゃが前回出演した「地球防衛レストラン」に続いてのゴブリン串田プロデュース作品への出演でした。ライブ活動するアイドルをここ7年見ている関係で演劇に足を運ぶ→ゴブさん舞台が多いなと我ながら思うとこです。

自分が見てるゴブさん劇で、だいたいの入れられる「演者の素が見えるアドリブパート」は今回も楽しめました。ゆうにゃ vs ゴブさんのフリースタイルRapバトルみたいなものがそれで、他の回は見に行ってないのでわからないですが、「ゆうにゃ目あて」で足を運んだ身としては良い機会でした。

話が前後しますが、今回の芝居、かつて上演された時代劇風の芝居をベースにして書き上げた作品とのことで、その芝居は観てないのですが、平安貴族×ギャル文化×Rapバトルといった感じのコメディ作品でした。

他の芝居の感想でも書いたのですが、女性アイドルだけで作り上げる芝居にはない、男性役者がいることでのレンジの広さ(声的な意味だけでもそうだし、その他の意味も込めて)が良かったでした。特に、男性が女性を演じることで「オネエ」的なものに、女性が男性を演じることで「男装女子」的なものになることで出来上がる雰囲気は異様で良かった。


グラビア方面でも活動していた椎名香奈江さん
主人公ポジションだった、ゴブさん舞台ではおなじみになりつつある? 椎名香奈江 演じる源輝輝(ミナモトノテルテル/源氏の若者・末端の面倒くさがり・非モテキャラ)とヒロインポジションだった杉山裕紀 演じる紅式部(クレナイシキブ/役名から察せられる感じのキャラ/なかなか女装が似合ってた)のシーンが物語としては要だったと思うのだが、X(X Japan)「紅」の引用がある箇所があった。個人的にXが大好きなので、劇中に「紅」流されるとTOSHIのボーカルの良さとか考えてしまうので、著名で誰もが知ってる曲を「ネタ」として使っただけだとは思うけど、劇に対する集中力が切れてしまったので、個人的に全然良くなかったでした。あと、そのくだりがちょっと長かったのも微妙だった。

レキシ「きらきら武士 feat. Deyonna」
「歴史・時代劇風のもの」に使うにはピッタリだなと改めて。
あと、レキシの楽曲を使ったダンスパートもあったのだけども、そこで改めてレキシ楽曲のアプローチもこの芝居の本に影響与えてるんかなーと思ったら、わかりやすいっちゃわかりやすいんだけど、新鮮味で言ったら下がるかなとも思ってしまった。(ここでも「レキシは面白いなあ」が勝ってしまうと、この作品ならではの個性が自分の中で勝ち上がらない、という意味で)

テレビ番組はさっぱり見ないので、見た人の感想からしか察せられてないのだけども、昨今のRapバトルブームも用いてるようで、そういう描写と時代演劇の融合みたいな点は時節柄が出てて良かったのかもしれないですね。

「地球防衛レストラン」の方がチープさが面白さに繋がってて個人的に好きでしたが、男装のゆうにゃの芝居が楽しめたのはファンとしては良かったかなという感じでした。あと、彼女も言っていたけど、ダブルキャストの芝居でシングルキャストがもらえたのが良かったというとこでしょうか。ダブルの芝居だと、2回見ないと、実際誰がダブルなのかってわかりづらいとこですが…(しかも、今回の芝居は他の演者の名前と顔があまり一致してないので、余計にわからない)。ゴブさん舞台に限らずで、シングルキャストもらえるぐらいにステップアップしていってほしいなと、ファンとして思うところです!ふぁいと!ゆうにゃ。

あと、個人的にこの芝居で気にしていたのが、橘あるひ (twitter)の演技でした。彼女、歌う方のライブ活動もしばしばやってますが、演劇方面での活動の方が量的には多い印象で、今回ようやく芝居が見れたという感じでした。感想は「普段喋ってるそのまんまが芝居に生きてる」感じでした。逆を言えば、ゴブさんが彼女の「やわらかな喋り方・キャラクタ」をうまく生かしてるのかなというとこでした。普通に喋ってる様見てるだけでも、なんか面白い(別にウケ狙ってるわけではないので、勝手に笑うのも少し失礼ではあるけど)あるひのキャラクタが、この物語では「源氏の若者にアマい将軍」として生きていて、芝居が始まる前の設定を読んでるだけでニヤリとしてしまった。先述の源輝輝に対して「お小遣いあげようかっ?」と語りかけるシーンが何度かあったのだけども、そのすぐにお小遣いあげちゃう将軍っていうキャラ設定も良かった。

終演後のチェキ会、ゆうにゃにも行ったのだけども、せっかくなのであるひにも行ってきたのですが、相変わらずチェキで写ってる部分をハートで囲んでたので「毎回囲むよねー」と言ったら「これしか芸がないんだよっ、ごめんねぇっ」と言ってて面白かったけど 少し申し訳なくもなってしまった。何をやらせても彼女らしらが出るんだろうなと、改めて橘あるひに触れられた芝居だったなという感じでした。

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