ゆらゆら帝国、FRICTION、8 1/2のライブが渋谷のSHIBUYA-AXであったので行ってきました。
企画は「NYLON 100% &高円寺UFO CLUB」となっていて、渋谷にあったニューウェーブ、テクノポップのアーティストが集ったライブカフェ「NYLON 100%」から30周年みたいのを記念して昨年(2008年)代官山UNITでそれっぽいイベントをやっていたようなのですが、その延長にあるイベントだったみたいですね。
まさに「当時活動していた」だけで伝説となっていたパンクバンド、8 1/2(ハッカニブンノイチ)に、時代を超越したオーソドックスさとヘンテコさとサイケ感が心地よいゆらゆら帝国、そして中村達也(ex.Blanky Jet City・wikipedia)を迎えて復活し、新音源リリースも果たして現在ノリに乗ってるFRICTION、この3組が一同に見れるっていう濃い1日でした。
前座として、FRICTIONに在籍していて黄金時代を築いた日本のパンク・ギタリストの代名詞と言える恒松正敏の息子、CDR(恒松光・myspace・Label)、FRICTIONのレック、チコヒゲが在籍していたパフォーマンス集団「〇△□」に居たらしい渡辺カント作郎(あんまりその辺の歴史は辿ってないのでうろ覚えです)、関西が誇るリアルノーウェーブ&酔っ払いのオシリペンペンズ(myspace)らがメインフロア外でパフォーマンスしていたっぽいですね。
ペンペンズはこの前見たばかりでお腹いっぱいなのでスルーしました(笑)。
その他も見ようかどうしようかってところでしたが、具合が微妙だったのと(URGAで呑みすぎた&午前中練習があった)、チケが1枚余ってしまっていて引き取り手を捜していたこともあって前座はすべて見ませんでした。
待っている間にデジタルカメラを拾ったのですが、持ち主っぽい人が不明だったので警察に帰りに届けておいたのでした。(RICOHのデジタルカメラでした。落とした人は警察へ!)
結局余った1枚は「ありとも」ネットワークを駆使して連絡2本目にして引き取り手が決まり(シェパード放し飼いのMONDENくん)、ただの紙切れにならずに済んだのでめでたしでした。
あと、待ってる間に同じくシェパード放し飼いの長州力(ちから)くん(ex.レシーバーズポンポンヘッド)ともすれ違い、「UFO CLUBは仲良いのでTシャツ売りの手伝いです!」なんて言ってました。いやー、会うところでは会うもんですねー。
その他、オワリカラ(myspace)のヒョウリくん、Creepy pop(myspace)のサコくん、ガガキライズ(myspace)の吉澤ラッキーメンくんらにすれ違いました。世の中狭いですねー!
あと一度Emotional Ticonのライブに来てくれた知り合いの知り合いにも会いました(笑)。
最初が8 1/2。
もう50手前の良いおじさんたちなのですが、やはり元祖パンク世代。
かっこいいおじさまたちでした。
8 1/2の音源は持っていて(最近再発売されたのですが、それ以前に入手してました)、元々ハルメンズ経由で辿って持っていたこともあって、正直な話あんまり聞いてませんでした。
上野耕路さんの、ゲルニカ(戸川純とのデュオ)における異様かつ高等な作曲能力が大好きだったのでそこから辿ったものの、やはりゲルニカが異様だったのか、8 1/2においてはフロントマンの久保田真吾さん(彼のblog)の存在がでかいですね。
年齢的にはやはり良い歳ながらも鍛え上げられた見事な肉体と、オールバックで後ろで結んだ髪に、パンクロック経由の表現力、じゃりっとしたかすれた声などなど、やっぱり存在感が違いますね。
上野さんとのデュオ、「捏造と贋作」名義のCDは案外聞いていたのですが、そのジャケでも鍛え上げられた肉体がジャケに載っていてかっこいいですね。(異様だけどw)
泉水さんのドラムってのも、その後戸川純とヤプーズをやっていたこともあって見れて嬉しかったです。
が、個人的な感想ですが、8 1/2ってバンドは狭いカフェでライブをやっていたりしたバンド。そういう規模で見た時の迫力ってAXくらいでかいハコだとちょっと広すぎるのではないかなと思ったのでした。
パンクバンドって楽曲うんぬんよりライブありきだと思うので、いつか高円寺UFO CLUBなんかでやって欲しいですね!
具合が悪かったこともあり休み休み見ていたので気が散漫で正直そんなに覚えてないのですが、2008年の復活から今に続いていることを喜ばしく思うのでした。
次がFRICTION。
中村達也ドラム、いつか見る機会を設けたいと思ってたのですが、まさかFRICTIONとなって活動するとは思ってなかったので、FRICTIONの復活&中村達也ドラムっていう1粒で2度おいしいな状態で、少しワクワクして臨みました。
現在のFRICTIONはベース&ドラムのデュオで、Bass&Vocalのレックがエフェクターを駆使してベース1本ながら多彩なプレイをしつつ、濃厚にドラムと絡み合いつつの演奏だと言うことを記事で読んだことがあったのですが、実際見に行く機会がなくて今回初となったわけなのですが、形態がどうあれフリクションはフリクションであることを強く感じたかっこいいロックンロールでした。
が、別にツネマツ、チコヒゲ在籍時の所謂黄金時代と言われたトリオの音に固執するつもりもないんですけど、やはりギターが居ないと単調さが出てしまうので、長時間見てると疲れますね。
元がパンクバンドと言えど、常にパンク的姿勢で野心的に変身していってるバンドなので、アレンジがめまぐるしく時代ごとに違うなんてのがざらなんですけど、ジャムりながら長々と演奏する傾向もあるので、その点では少し退屈には感じました。(体調良くなかったことも手伝って尚そう感じたのかもしれません)
しかしながら、「フリクション」が活動していること、これも8 1/2と一緒で嬉しいですね!
過去に固執することなく、しかしながらどうあってもフリクションを感じるような音楽をこれからも続けて欲しい次第です。
今度は小さいライブハウスで見たいですねー。
新大久保EARTHDOMでやってた時に見に行けば良かったなぁ。
ラストがゆらゆら帝国。
ゆら帝、物凄く良かった!
以前、新木場STUDIO COASTでやった「空洞です」のレコ発を見に行ったことがあったのですが、その頃さっぱりゆら帝好きじゃなかったのに誘われたから行ったんですけど、COASTの音が悪かったこともあってか、あまり楽しめなかったのでした。
それに比べ、ここ最近の自分の中でゆら帝が、結構お気に入りになってきたっていうことと、ライブの始まりが物凄くどろりとした気持ち悪い始まり方だったことも加味して、非常に素晴らしい冒頭でした。
途中から具合悪いので外で休んでたのですが、最初の15~20分でも十分良かったと思える良さでしたね。
SGによるトリッキーなぱらぱらした単音リフも心地よいんですけど、もちろんファズギターも良いんだけど(やっぱり物凄くうまいので見ていて上がる!)、冒頭の歌&ベース&ドラムだけっていう気持ち悪さ、その後のエコーの深くかかったハーモニカの演奏も実に良かった。
後の方でマラカス破壊とかしてたそうで、その辺も見たかったなぁ。
具合良くしておかないとだめですね!!!
帰りは海峡で巨大なからあげ食べました。
うまかった!
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