TIFで出会ったUMAに会いに行く
TIF2012、今年はチケットを買わずに無料で立ちいれるエリアをうろうろした程度で、2011年ほど楽しまなかったわけですが、UMAがずっと気になってました。(UMAとの出会い @ TIF2012についてはこちら)
浦安と妙典にダンススクールがあり、そこの子たちで選抜されたらしいUMA。果たしてどんな実力を持っているのか、これは百聞は一見にしかず。見るしかないと予定を見ておりました。
所謂「ご当地アイドル」と言っても、県や市の公認ユニットにでもならないと観光関連のイベント、お祭りには呼ばれづらい側面があるなとは思ってたのですが、ダンスコンテストで好結果を残したりと実績が0ではないあたりが強く働いたのか、ちょいちょい千葉県のイベントに呼ばれている模様で、この日は「自転車安全利用キャンペーン」にお呼ばれとのことだった。
あらかじめの告知によると「チャリンコエンジェルス始動!」と書いてあった。これは気になりすぎる、行こう、そう決めてこの日に臨みました。
私が住んでいるのは東京23区の南側、大田区。そこから浦安までは結構な距離がある。電車で行くと往復で結構な電車賃がかかる。車で行って良い距離だったのだけども、ガソリン代がもったいない。そうなると、やはりこの夏頑張って漕ぎまくったチャリンコを使うしかない。
遠いかもしれないが、とりあえずチャリンコエンジェルスって言ってるわけだし、チャリンコ漕いで行こうと決心して臨んだ。
この夏、色々動いてわかったことだが、とりあえず大田区から浦安方面へは湾岸道路が最短、そこに速やかに乗るにはレインボーブリッジを通るのが一番良いとのことで、風と日差しにめげずに頑張って進んだ。(レインボーブリッジを自転車で渡る記事についてはこちら)
台場が終着点だったら大したこと無いのだが、問題は台場→葛西→浦安だった。湾岸道路の交通量と、大型車の多さがとにかくおっかなかった。おっかないので歩道側を渡ろうとすると、橋が終わったところでぐるぐる廻って橋の下に降ろされる箇所があったり、なかなか苦戦した。あと、川を渡る為の橋に乗っかるところも大変だった。荒川の川幅の広さを痛感したのだった。
舞浜あたり、ディズニーランドを右手に見ながら自転車を漕ぐことになるなんて、小さい頃の自分は信じだれただろうか。大人になってもするもんじゃないですが、なんだか良い経験になった。およそ25kmの道を100分ほどかけて、なんとか新浦安に到着。浦安の地理に長けてないので到着直前で迷ったりもしたのだが、妙な達成感があって良かった。
14:00 安全運転に関する講座
到着した時にやってたのは、「スタントマンによる自転車事故再現」だった。
ニケツ、傘差し運転など、色々再現していた。
これがメインなのだが、まだ見ぬUMAの姿を探すぐらいしかすることがなかったのでうろうろして時間を潰した。
新浦安、駅前に行くまでも何もなかったのだが、駅周辺はダイエーがあったので、安く飲料が調達できたのは有難かった。コーラがおいしかった。
少しすると、声をかけておいた知り合いが現れたので、軽く話しながらUMAの出番を待った。
続いてスタントをやっていた側とは逆側で児童合唱が始まった。UMA予備軍の子たちだと思ってたのだが、全然関係がなかった。
しばらくすると、UMAと思われる子たちが楽屋テントへと移動する様子が見え、ああ、そろそろかと構えた。
14:22 チャリンコエンジェルス
冒頭はSEで登場。真ん中の子がマイクにて「ご通行中の皆様、こんにちわ!私たち!“チャリンコ エンジェルス”♪」と唱え、頭に付いた髪飾りに組み込まれた自転車のベルを「リンリンッ♪」と鳴らしだした(笑)。この展開は想像してなかったのでとても笑ってしまった(笑)。
片腕、片足には車輪をイメージしたパーツが付けられ、横向きになり右手でグリップ+ベルを持ち、左手車輪は真っ直ぐ伸ばして構え、彼女たち自身が自転車になってるのが感動的だった。何かをPRする為にその歌を歌うグループは居れど(りんご娘、はちきんガールズなど)、そのものになってるグループは初めて見た(笑)。
挨拶と名乗りから、そのまま位置につき、1曲目「We are チャリンコエンジェルス」を披露。冒頭からスリリングなイントロに乗せて、とにかく放置自転車をすべきでない旨のメッセージが畳み掛けるのだが、歌が始まるとカラオケのガイドメロディのようなほんわかした音色にあわせて少女たちが歌いだした。ダンスの動きはキレキレでさすがだったのだが、ボーカルがあまりうまくない辺りの落差がなんだか良かった(笑)。
そのほか、曲中に自転車に関するマナーを盛り込んだ台詞パートがあったりと、このキャンペーンの為に作られたと言うだけあって、メッセージ性が高くて良かった。「放置プレイを 許さなーい!」「安全にプレイするなら 許して あ・げ・る♪」と言うあたりも、小~中学生グループが言うキュートさで良い感じに手ごたえがあった。(大人がためて言うと、妙なセクシーさが出て安全運転どころではなくなっちゃいますからね!)
事前にチェックしていたUMAの映像で聴いた「絆」なる曲が結構気に行っていたので、それが聴きたかったのだが、この日はその曲はやらなかった。
2曲目はマジックテープで固定された車輪をべりべりとはずしてからの「境川」へ。
浦安に流れる川の名前で、まったりした浦安ライフをモチーフにしたライトなラブソングといったところだろうか。
これらは後で登場する浦安のシンガーソングライター 洋一郎(blog・twitter)と言う方が提供した曲とのことだった。
都内のライブハウスでライブを重ねてるアイドルに比べると緩いMCでほっこりした。たどたどしくも笑顔が輝いてて良かった。告知として、2012/10/08に第1回ファンミーティングがあるとの話をしていた。「ファンミーティング」と言う響きに、初見の自分が行けるのかと言うハードルを感じたのだが、まだまだファンが多いわけでもないので、その辺は気楽に足を運べたら思い描いた。(結果として行きました。レポートは後日)
着替えが終わったとのことでMC交代。続いて登場はぱっと見で気になってたMizu&Ayana。色白で、顎がしっかりしててMizuちゃんが良いなと思って見ていた。着替え後は白を基調としたボーダーを取り入れた衣装で、グループ名にちなんだマリンルックと言う感じだった。
あやな&みづコンビではテイチクからリリースされた「次世代アイドル革命!!」(特設サイト)に参加した話をしていた。その次に披露された曲への繋ぎと言う感じだったのだが、「4649票集まると配信シングルとして個別にデビューできる!」みたいな話題を出していた。自分のそばで見ていたおばあさんが「頑張れー」みたいな感じのことを言っていたのだが、頑張っても4649票(2000円のCD1枚で1票)が1アーティストに投じられるなんて無理な企画だなと思っていたので、テイチクのこの企画は本当に酷い話だなと改めて思ったのだが、その個別配信デビューはどうでも良いとして、流通音源に参加するユニットの曲が入り、パッケージされて世に出回るっていうのは、その活動をしてる上では良い経験になるんだろうなーと、少女たちのキラキラした表情を見ながら思った。
そのコンピ収録「潮風スタートライン」の見所と言う話題になり「ダンサーチックに歌うところ」と言っていた
。前に見た2曲はチャリンコマナーキーピングオペレーション戦隊のテーマと言う雰囲気でコミカルかつかっこよくと言う雰囲気、そして浦安一市民のピースフルな雰囲気と言うところだったので、ダンススクールで鍛えあげた本領が次で見れるのか!と期待に胸を膨らませた。
。
サンプル音源がWebにアップされていたので、一応予習済みだったのだが、それまでの2曲、そしてそれ以前からのレパートリー(こちらもYouTubeで予習しておいた)「絆」「全開ガール」とは質の異なる曲で、やはり違和感を感じたのだが、期待していた通りの“かっこいいUMA”が見られて大変満足だった。
しかしながら、ボーカルの未熟さが良くも悪くもUMAらしく、そこも微笑ましかった。
「潮風~」が終わり、MCへ。簡単な告知(やはりテイチクコンピの話とファンミーティングの話題)、そして楽曲提供を担った洋一郎氏を交えたトークコーナーとなった。促されてそれぞれ自己紹介、あらかじめ誰が誰とまでは覚えては来なかったので、ゆっくり自己紹介して欲しかったものだが、こういう時の咄嗟の自己紹介はだいたいが駆け足だったりするので、メモを取りながら気になる子だけチェックした。癖毛で、髪の毛がくるくるしてる、おでこを出した良い表情の子がよいなと思ってたのだが、その子は「ほのか」ちゃんと言う名前だった。
しかしながら、現在12~14歳ぐらいの小~中学生を中心としたユニットなので、下手したら親が自分と同じ歳と言うのもありえるなと思ったのだが、平成生まれ以降に多い当て字で読みづらい/洋風な響きの名前が意外と居ない印象なのは良かった。
特にまとまりのないMCコーナーになってしまっていたのだが(笑)、洋一郎「僕の曲も(テイチクの流通盤みたいに)CDになったら嬉しいから、UMA頑張れ」ぐらいな話をし始めたのは笑った(笑)。それUMAに言っても仕方ないだろと思った。他に「僕の提供曲はどうだったかな?」と言う話題になったのだが、「歌がうまくないので、歌をもっと頑張りたい」とメンバー中半分ぐらいがそう言ってたのも素直でかわいかった(笑)。
微妙に距離感のある洋一郎&UMAの話が終わり、UMAのステージは終了となった。
15:11~16:45 洋一郎オンステージ/BMXパフォーマンス など
UMAライブ終了後、千葉県の形をモチーフにしたご当地ゆるキャラのチーバくん型反射素材キーホルダーを配布していたので、もらいつつ、ライブの感想をUMAメンバーに簡単に告げた。そして、何しろ勝手な達成感があったもので「今日東京から自転車で来ました!」とアピってしまったのだが、「ちゃんとブレーキは効きますか?」「夜はライトつけてますか?」と自転車安全利用について問われた(笑)。「もちろんだよ!」と返答しつつ、ちゃんとキャンペーンこなしてて温かな気持ちになった。
そんなこんなで洋一郎ソロステージはまるでみなかった(笑)。
続いて警察の話もスルー(笑)。続いて行われたのがBMXパフォーマンスコーナーで、車道走っては行けない系の競技用自転車を使ったパフォーマンスを安全利用キャンペーンにねじ込んでいるあたりのズレ具合が面白くて、これは見ようと構えていた(笑)。
最初は障害物をジャンプで越えると言うパフォーマンスだったのだが、障害物の数が増え、ジャンプ台が設置され、だんだんと派手になり、終盤は人を寝かせて、それを越えると言う内容になっていった。全然安全じゃないパフォーマンスを安全運転キャンペーンで見れて、謎の手ごたえを感じた。結果としてパフォーマンスは全て無事成功したものの、万が一の事故があったら二度とチャリンコエンジェルスが見れないのではないか、と思ったら、こんなことやるべきではないなと思った。そして、よくこの企画が通って実現するに至ったなと感心した。
時間の都合で、最初に見たようなまったり感はなく、「チャリンコエンジェルス」とMCにて告知、「境川」をやる程度だったのだが、終わってからUMAファンがアンコールし始めた。
衣装を着替えるわけにも行かず、改めて車輪を装着するわけにもいかずと言うことで、最後に「境川」再演となり終わったのだが、「全開ガール」「絆」あたりを持ってきてくれたら良かったのになと思ったものの、その辺のフレキシブルさがないのは場慣れしてないのかなと言う印象だった。逆を言えば、衣装による縛りが出来てる状態でアンコール入れる側も問題だなと思った。通常のアイドルの公演ではなく、安全利用キャンペーンでのライブなので、アイドルイベントで決まりきった流れを用いるのも愚かだなと思ったので、なんだか心地よいものではなかった。
自分は新参者なので、自分より前からUMA見てるファンに難を感じるのもおこがましいのだが、例えば何にでも「よっしゃ行くぞー!」と声を入れたりすることもそうなのだが、TPOに沿った応援が出来ると言うのも場の雰囲気を作る上で大事で、お客さんに任された仕事なのではなかろうか、とも思った。(そもそも客側に任される仕事なんていうものは存在しないのだが)よく「盛り上げる」のが役目と勘違いしている人もいそうなのがアイドル観覧客だと思うのだが、楽しいから「盛り上がる」のであって、「地味だから盛り上げる」のが必ずしも応援/場の作り方の正しさとは思えないあたりは、感想に交えて記しておきたいところです。
しかし、愚痴は増えましたが、屋外で伸びやかに、そして時にスリリングにかっこよくダンスをキメられるUMAのパフォーマンスが本拠地 浦安で堪能できてとても楽しい1日でした。
余談だが、川崎純情小町☆を溝の口で見た時もそうだったし、代々木公園ではちきんガールズを見た時もそうだったのだが、撮影フリーのイベントになると、カメコが多いですね。自分もメモ程度に撮影しているので人のこと言えたものではないのですが、撮影好きの人がかわいい子をキレイに撮る為のイベントではないので、三脚の壁はやはり邪魔だなと思った。
しかしながら、東京のライブハウスなどで活動するライブアイドルとは少し違った「関東のご当地アイドル」と言うものが、川崎純情小町☆にUMAの2例程度しか見れてないのだが、地元に根付いた活動をしていくと言うのも興味深いので、その辺見ていくのも、熱を増すライブアイドルブームとは少し違って面白いなーと感じる、そんなイベントでした。
あと、これも余談なのだが、夏休み明けの小~中学生と言うことで、みんな程よく日焼けしてた(笑)。以前、和歌山のFam×Funを見たら、太陽の日差しがきついところでイベントやりまくってるからこんがり焼けてると言う話を小耳に挟んでいたのだが、彼女たちにもそういう気配があって、ああ若いって良いなと思った(笑)。
あと、最後に個人的な話しになってしまいますが、貧乏すぎてお金があまりなかったので、2時間無料でロックが掛かる駐輪場に自転車を止めたものの、2時間ギリギリで自転車を一回出すかなと考えていたのだが、人と立ち話していたらギリギリ2時間越えてしまい、100円払うことになったのは痛かった(笑)。利用者として払って当然なのだが、仮に無一文で自転車漕いできたら、自分はどうしてたのだろうと戦慄した。この日、実際1000円も所持金がなく、電車で帰るのも厳しく、改めて無銭でアイドル見に行くことの厳しさを知った。ほしいアイテムが出てきたらサクッと買えるぐらいの予算は持って歩くべきだ、と言うつもりだったが、家まで帰れる電車賃も持ってないと危ないのだなと痛感した。
なので、無銭カレンダーの管理をしておりますが、無銭でアイドルイベント行くのはもしもの場合に危ないので、お金は持っていきましょう(笑)。
0 件のコメント:
コメントを投稿