場所は新横浜の横浜アリーナの建物1Fにある小ホール、サンフォニックスホールでした。
THE ポッシボーを見に行くきっかけ
2010年2月6日の徒然日記「最近買ってきたCD紹介」、2010年1月20日「北神未海 with MM学園合唱部「元気になれっ!」発売記念ミニライブ&握手会 @ 渋谷タワーレコード」でも書いたTHE ポッシボー。
ハロー!プロジェクト(wikipedia)の系譜に居ながらもハロプロを卒業、現在はNICE GIRL!プロジェクト(wikipedia・以降NGP)なるハロプロとは別のつんく関係の部隊に所属になってる彼女たち。
以前も「NGPて盛り上がってるの?」と言う疑問を胸に抱き、現場を覗いてくると言うのを敢行しましたが、今回はCDを買い集め、好きな曲を見つけた"もうちょっと好きになった状態"でTHEポッシボー単独ライブに行ってみました。(メンバーの名前、顔も全部一致するレベルまで至りました)
で、本当のことを言うと同じNGPのグループでもキャナァーリ倶楽部(wikipedia)の方が好きなので(楽曲、歌、顔ぶれ共に比較して)、この翌日のキャナ側に行きたかったのですが、自分のライブと予定が被ってしまったので泣く泣く諦め、THEポッシボーを見に行くことに腹を括りました。
チケットがない状態で挑む
この日、夜中24時頃からノイズイベントに出演予定があったのと、昼に渡り廊下走り隊(wikipedia)の「アッカンベー橋」発売記念イベントが後楽園ラクーアであったので「その他は特に予定ない」と思っていたのですが、お彼岸の為に急遽墓参りへ行くこととなり、お昼の渡り廊下は諦めました。
前日か当日か忘れましたが「明日キャナあるんだよなぁ・・・」とぼんやり思っていたら「なんと20日はポッシもあるのか!」とWebで情報を見つけ、どうしようかなと迷ってました。
墓参り次第だな・・・と思っていたものの、墓参り帰りに途中で車を降ろしてもらえばお昼公演に間に合うと察しがついた時点で横浜付近で車を下ろしてもらいました。
さて、ここまでは良いとして、まず当日券があるのかが問題。
夜公演は少なくともWebによると売り切れとのこと。
昼は若干出す予定だが未定との記述があったので、だめ元で現地に向かいました。
会場前につくと人の行列。アイドルイベントらしいお客さんの顔ぶれが見えました。
THEポッシボーのオフィシャルTシャツと思われる「P」と書かれたTシャツを身に着けている人が何人も居ました。だいたいの人は青い封筒からチケットを取り出しており、どうやらファンクラブに入っている模様でした。
チケットを持っている人たちがすべて入ってから当日券の人が中に入れました。
前売り3500円、当日3800円、ドリンク代別で計4300円。
ノリで行くにはあまりにハードルの高い価格(笑)。いやいや、その分のショウを見せてもらえれば4000円なんてCDアルバム1枚、シングルCD1枚我慢したものだと思えば安いものです。
ましてやWebに「握手会あり」との表記。ライブも見れて握手も出来るなら妥当だ! そう思って中へと臨みました。
物販コーナーにはこの日のライブ「ファイナルチャレンジライブ」バージョンの写真、NGPメンバー出演の劇「つんく♂THEATER スターはつらいよ」のDVD、先日発売された岡田ロビン翔子の写真集「ロビンの証拠」、"チャレンジライブ"Tシャツなどが売られてました。
ちょっと眺めたんですけど、グッズ集めはキリがない&お金かかって仕方ない、Tシャツのデザインが個人的にいまいちだったので諦めて会場内に入りました。
ライブ本編
まずはセットリストから。
- おおきに。道端から(すっぽんファミリーガリッシュのカバー・wikipedia)
- 和食美人
- 旅の真ん中
- MC(メンバー紹介、研究生とっきーがNGP昇格)
- サマーソングメドレー
- 夏のトロピカル娘。
- TAWAWA 夏ビキニ
- 金魚すくいと花火大会
- 夏のトロピカル娘。
- ヤングDAYS!
- MC(ピーチの新キャッチフレーズ考えるコーナー)
- めちゃモテ I LOVE YOU
- MC(テレビ番組「音の素」再現寸劇)
- やべ~なべ~な 圧力ベ~ナ~(新曲)
- MC(ピーチによる圧力鍋の話)
- いじわるCrazy Love
- サヨウナラなんて
- Family~旅立ちの朝~
- Happy 15
- 愛して GIVE ME
- 幸せの形
- ラブメッセージ!
セットリストを載せたところで「うわ、何この神セトリ!?」とか「うわー、この曲やったんだ・・・行けば良かった」って思う人はあまりいない気がしますが、頑張ってメモしたので載せてみました。
会場に入ってからのことも一応書きますが、封筒からチケットを出していたファンクラブ会員と思われる濃いファン層によって既にムードは出来上がってました。前は張り付き派、後ろは飛び跳ねたり踊ったりする派、中間ゾーンが空いてたので、中間点で見てました。が、みんなでかいのであんまり見えなかったです。(ステージもそんなに高くないし)
さて、場内アナウンスが止み、客側照明が消灯してスタートしました。
1曲目「ドンドコドコドコ・・・まいど!ドンドコドコドコ・・・よっしゃ!」の掛け声で始まる祭りムード満点の「おおきに。道端から」でスタート。こんな曲知らねえ(笑)。
それもそのはず、この曲はYOSAKOIソーラン祭り(wikipedia)用につんくが楽曲提供したらしいシングルのカップリングにあたる曲だそうです。そんなの知らねえよ(笑)。
と思って、帰宅後調べたのですが、これ、2005年前後のハロプロのコンサートでも何回か披露してるらしいですね。つんくの私趣味丸出しです!
アイドルの「かわいさ」がまったくないこの祭囃子で男らしくスタート。暗雲を感じましたが、祭囃子は人の心を無意識に持ち上げるビートですからね。会場は温まっていきました。
バックダンサーにはNGPが誇る天才少女、"えり~な"こと橋口恵莉奈(wikipedia)、その他に時東ぁみ(wikipedia)の次に眼鏡っ子としてオーディションで選出されたピーチ(23歳)、NGP研究生のしおりん、とっきー、マリーナが居ました。
ポッシが5人、バックが5人で計10人も居ると祭囃子でもにぎやかですね。
いずれにしてもこの時点でもう、えり~なのことしか見えてませんでした(←ただのえり~なファン・・・)
1曲目でさっぱり知らない曲が来たので勉強不足だったか・・・と思ってましたが、そんな曲のカバーじゃ知らなくても仕方ないですね。細かいシングルカップリング以外はだいたいフォローしてるつもりだったので意表突かれました。
そんな自分に耳なじみ良い2曲目は「和食美人」。シングル「HAPPY 15」のカップリングながら爽快なロックナンバーで、歌詞の内容が相変わらず(ポッシに多い)"日本の食文化系"なので良いとは言いがたいんですけど、ライブで盛り上がる曲だなーと思いつつ観賞しました。
3曲目、またわからない。これはもう勉強不足以外の何者でもないですね。でも良い曲だなと思ったので歌詞の一部をメモしておいたのですが、調べてみたところ「夏のトロピカル娘。」のカップリング「旅の真ん中」でした。これはかなりポッシの今まで聴いた曲中でも良い出来ですよ。これはぜひ手に入れたい・・・が、今まで新品でもこのCD見たことないので、果たして手に入るのでしょうか。中古、新品くまなく探したいと思います。
4曲目を前にMCコーナーでNGPに新メンバーが加わったと言う紹介がありました。
これが小学1年生の子とか居てびっくりしました。小1の子はめっちゃ小さいので見えなかったのですが、後ろの方までお披露目ってことで、ちょい姉さんな(20歳over)新メンバーがその子を持ち上げたのですが、衣装がめくれて思いっきりパンチラしてました。良いのか!?(笑)
残念ながらロリコンではないのでさっぱり嬉しくなかったのでしたが、新メンバーの幼さにびっくりしつつ、NGPに新メンバーが加わって、その後研修の成果が出たらNGPに繰り上げになるんだろうけど、果たしてNGPの子が多くの人に楽しみ、喜びを届けるパフォーマンスをやれる場所、時が今後来るのでしょうか。ハロプロより規模が小さいNGP、どうなっていくのか気になるところです。
とは言え、ハロプロの子が比較的テレビでてるのに対して、NGPの子も出てないわけじゃなくて、"おがまな"がめちゃモテ委員長、あっきゃんが深夜番組だけどカード学園に、などなど、ぼちぼちメディアに出てはいるんで、良いんですかね。
そして電撃発表として、研究生のとっきーが研究生卒業、NGP正規メンバーに昇格と言う発表がポッシメンバーからされました。
この時!!!事件が起きました。
ステージのみんなが触れてなかったけど、隣に居た同じく研究生のしおりんが暗い顔で涙を流し始めました。(隣に居たえり~なだけちょっと心配してたけど)
どう見ても「私はまだ卒業できない」と言った悔しさの涙でした。いやー、こういうシーンを見ることになるとは・・・。
しおりんよ、佐保明梨(wikipedia)を見習え!
同時期にハロプロエッグに居た真野恵里菜(wikipedia)にソロデビューを先越され(真野ちゃんはエッグ2期で、佐保は1期らしい)、同じくしゅごキャラエッグ!に選抜を受けた前田憂佳(wikipedia)、和田彩花(wikipedia)、福田花音(wikipedia)にスマイレージ(wikipedia)としてのデビューで先越され、未だにエッグ所属ながら、やや選抜メンバーの身と言う、このいまいちな位置に居続けて今年でエッグ6年目の彼女を!
でも調べてみたら、とっきーは現在18歳で2009年12月にお披露目だったみたいですね。こりゃしおりん悔しいわ(笑)。しおりんは2007年からで15歳。まだまだですよ。佐保を見習おう!
そんな流れの後にとっきーから一言、とマイクを渡されたものの、急な発表過ぎてアドリブの利かない様子がありました。でも「頑張ります!」と決意を口にし、しおりんの悔しさが止まないまま次の曲へと流れました。
4曲目は"サマーソングメドレー"と称して、夏のテーマがある曲をざっくりやりました。春なのに・・・。
しかしカントリーと言うか、懐メロと言うか、つんくがポッシボーの作品解説で「大きなテーマは「青春甘ずっぱPOP」と題してやってまいりました。 そしてリスペクトポイントとして、キャンディーズのカバーを中心にパフォーマンスしてまいりました。 過去のビデオやパフォーマンスを解読することによって、当時の日本のJ-POPの質の高さを再認識し、そして、メンバーたちも わかりやすい見本として、それを自分のスキルにしていったように思います。」と言ったように(ソース:つんく♂オフィシャルウェブサイト内「THE ポッシボー」中の「ALBUM ①Be Possibll」箇所)、その香りがする作品群だなーと思いました。
ほんとつんくの私趣味ですね・・・。ちょっとは面白いとは思うんだけど、どうなんだろう。成功には結びついてはないですよね。
まぁ、色んなグループがつんくファミリーにも居るので、こういうアプローチするグループ居ても良いような気がしないでもないですが、固定グループでそういうカラーつけない方がポッシのメンバーにも良かったんじゃないかなと思いますけどねぇ・・・。どうなんでしょう。
サマーソングメドレーが終わり、出てきたのがTHEポッシボーの実質デビュー曲である「ヤングDAY!」。この曲、最初のシングル(インディーズ扱い)、1stミニアルバム、ベストアルバムと3回リリースされてるみたいですが、やっぱりポッシをざっくり聴いてみると、ポッシと言えばこれっていうような印象もありますね。(歌詞にも「make it possible!」って出てくるし)
会場の一体感(フリコピー)も相当高かったですが、ポッシの映像さっぱり見たことなかったので「ぽえー」っと思ってみてました。
例の「ポッシボー!」のところで「P」を作るポーズなんか、みんなやってましたね。
ここで衣装チェンジがあるのか、サポーターたちが残ってポッシメンバーははけました。
サポーターっ子たちの衣装がMM学園になってて、軽くテンション上がりました(笑)。
やっぱMM学園から入ってるに等しいので良いですね、MM制服。
しかし、さっき激烈暗い顔してたしおりんの表情は相変わらず冴えない。
そんな中喋りが達者なピーチ(23歳)が司会進行してまして、「私の新キャッチフレーズを考えて!」と言うコーナーへ。
10代のアイドルが多い中、20歳超はやはりおばさん扱い。
容赦ない口撃、「がさがさピーチです!」(byえり~な)「よぼよぼピーチです!」(byしおりん)は笑った。そんなに実際よぼよぼじゃないですけどね。
それらが落ち着いてからやった曲は「めちゃモテI LOVE YOU」!
えり~ながせっかく居るので「ドキッ!こういうのが恋なの?」やって欲しかったけど、この辺はNGPの持ち曲と言えるMM学園曲で臨んだみたいですね。
MM学園のリードボーカル扱いの小川真奈(キャナァーリ倶楽部(wikipedia)のエース)の代わりはえり~なが務めました。えり~なのサビ前の「めちゃモテー!」が聴けて大変満足しました!
しかし、会場的にはキャナ派よりもポッシ派が多かったのか、いまいち盛り上がってませんでした。(先日見たMM学園イベントでのそれの方が盛り上がってましたね)
NGP周辺のファンて「もうNGPだったらOK」っていうものかと思ってたんですけど、やっぱ元ハロプロエッグでもありキャナよりもキャリアが長い、正統なハロプロの血を引くポッシの方がひいきされてるんですかね。
こればっかりはキャナ側のライブを見てみないとわからないですね。気になる。
「めちゃモテI LOVE YOU」が終わり、衣装チェンジして帰ってきた"あっきゃん"こと、秋山ゆりか(wikipedia)。アナウンサー的な固い口調で語りだし、ポッシメンバーによる寸劇が始まりました。
この後に披露した新曲「やべ~なべ~な 圧力ベ~ナ~」誕生秘話と言える寸劇で、テレビ番組「音の素」の再現として藤井隆、椿鬼奴、つんくをそれぞれが演じ(細かい配役忘れた!)、"もろりん"こと諸塚香奈実(wikipedia)がポッシメンバーのパネル全員分を背負ってポッシボー役で登場。これは面白かった(笑)。文化祭っぽいクオリティながら、手作り感も笑える雰囲気でした。
結局のところ、圧力鍋を使ったレシピ紹介などを行ってる番組に即したテーマソングをとつんくにオーダーが入り、つんくが「圧力鍋・・・圧力べーな・・・やべーなべーな 圧力べーな!」と名づけたっていう話でした。ひっどいネーミングだ!(笑)さすがつんくとも言えるけど・・・。
曲はまぁまぁ面白かったです。圧力かかってる風のフリがあって、それが印象的。
圧力鍋の歌が終わったところでピーチ登場、圧力鍋に関する料理の話を展開してました。
どうしてポッシボー周辺は食に関する歌が多いんですかねぇ・・・。
その後は歌で後半戦締まりました。
やっぱ「HAPPY 15」、盛り上がりますね。
最初聴いた時はBerryz工房の「友情 純情 Oh青春」の焼き直し曲じゃねえか、とか思ってたんですけど、いやでも似ててもなんでもこういうアッパーな曲は必ず1曲はやっぱり必要ですよ。
あと、「Family~旅立ちの朝~」のカップリングに当たる「サヨウナラなんて」、この曲はあまり認識してなかったのですが、改めて聴くとしっかり出来てる曲ですね。つんく節全開でどことなく聞き覚えある印象の曲ですけどね。
ラスト前は「愛してGIVE ME」、これは知らなかったのですが、「幸せの形」はわかりました。この曲改めて聴くとサビのメロディは良いですね。Aメロの歌詞とか相変わらずどうかなーって言う部分もあるのですが・・・。
ラスト、締めが「ラブメッセージ!」。
THEポッシボーがパフォーマンスとして行ってたらしい「リアル・エアバンド(あてぶり)」が登場するのかと思ったら、ありませんでした。
もうあれはMM学園でしか見られないんですかね。せっかくだから(元祖?)リアル・エアバンドのポッシのそれを見てみたかったんですが。
しかしこれもアッパーな、Berryz工房で言うところの「友情 純情 Oh 青春」系曲なので盛り上がりますね。
ライブイベント終了、そして・・・
ポッシボーの曲に微妙な曲が多い、とは言ったり言われたりはすれど、彼女たちのハロプロ上がりのパフォーマンスは高得点、決してつまらないことはなかったイベントで、急に遊びに行って当日券を買った身だから出費は痛かったですが、なかなか満足して帰れそうだ、と思ってました。
で、Webに書いてあった「握手会あり」にちょっと期待してたんですが(えり~なと握手したかった!)、結局「握手券をお持ちの方は~」なんていうアナウンスが流れているものの、握手券の入手方法がどこにも書いてませんでした。
物販で何か買ったら握手券もらえるのかなとも思ったんですけど、そもそも何も提示してない時点で不親切だなーと思って、気持ちがねじれてきたので帰りました。
ちなみにWebには「会場でお確かめください」みたいなことが書いてあった気がします。
全員握手しても超でかい会場じゃないから良いんじゃないかとは思ったんですけど、アイドル本人と握手できることは易く見ちゃだめですね。とても尊いことですし。
でも条件が見えないのは切なかった・・・。えり~な・・・。
そんなわけで、長くなりましたが、だいたいこんなイベントでした。
Web検索してみると夜公演に行かれた方の記事を見つけました。夜にはなんとえり~な「ドキッ!こういうのが恋なの?」をやったみたいじゃないですか!!!!!
ずるい!!!!!!
もう、今年の目標は確定です。「生で『ドキッ!こういうのが恋なの?』を聴くこと」です!
次回は4300円も払いたくないので前もってチケット押さえておこうと思います。
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