Wearer(myspace)企画のイベント、"Last UNIQUE vol.1"が渋谷LUSH(blog)、HOMEにてあったので行って来ました。
出演
- LIVE (Lush side)
- Wearer(myspace)
- スクイズメン (From 神戸)(myspace)
- throwcurve(myspace)
- cumulonimbus(myspace)
- SCARLET(myspace)
- birds melt sky(myspace)
- イナメナイ(myspace)
- nicco(myspace)
- LIVE (HOME side)
- TLKY. (myspace)
- Lainy J Groove (From 京都)(myspace)
- RIDDIMATES(myspace)
- フレグマ(myspace)
- サーティーン(myspace)
- ユームラウト(myspace)
- DJ(myspace)
- DJ仁王JAZZ (Lush 田中勝)
- Shinichi Yokoyama(Low Pitch)
- 宮内健司 (cumulonimbus , Bucolic)
Wearer企画ってことになってますが、実質LUSHとの共同企画っていう感じの内容なんですかね。詳しくは聞いてませんがそんな印象です。
にしても、この薄い接点を凝縮したようなブッキングの妙! 出演者ではカムロニンバス、SCARLET、Wearer、イナメナイ、throwcurve、サーティーン、ユームラウトくらいしかみたことないんですけど、それぞれ接点があるところ、ないところってのはあるにせよ、みんながみんな接点が濃くない感じが良いですね。
そういうのを繋げる場所がライブハウスだと思いますし、身内、大学以外でのサークル乗りでライブハウスで公にイベントやってる人はこういう光景を見習うべきだと思います。(実際知ってる人でそういうノリが抜けない人が居るので、その人にこそ伝えたい)
ざっくりレポート
以前Wearerの対バンで渋谷LUSHにて見たことがあったので、初めてではなかったです。
昭和歌謡的な感じと日本のサイケデリックロック的なカラーを持った、ちょっとどろっとした質感のサウンドが一気に真夜中へと雰囲気を持っていきましたが、まだ15:40頃だったので違和感を感じました(笑)。
Vocalの女性がMCで「みんな最近楽しんでる?」みたいな話から、上京してきて淡々とした日々を過ごした云々の語りが始まって、余計に夜中の酒場のような雰囲気が漂ってました。
久しぶりに見るユームラウト。実質2回目と全然見れてないながら、その間Vocal&Guitarの西村くんとは色々なイベントで出くわしたり、一緒に二郎食べに行ったりと交友はあるので2回目な気がしないのですが、2回目なんですね。(あまり見にいけてなくてごめんね、西村くん!)
その、ライブ以外で会った時に「新曲のデモを作った」と言って聞かせてもらったものがかつてあったのですが、それらの曲も演奏してました。
個人的にあまり好きじゃない「歌い上げる系」とは相反する肩の力の抜けた丁寧な唄と繊細なサウンド、程よいロック感、ポップさがとても良かった!
あと、西村君の曲が実に良い。音源買おうと思ってたのだけども細かいお金がなかったので、あと、CDと平行でホットサンドマシンでホットサンドを焼いて売っていたのでCD買いそびれました。(しかもホットサンド代も払ってない・・・) 次回payしたいと思います!食い逃げしない為にblogに書いておきます。
しかし、ある意味でほんと理想的な編成でうらやましいです。ギターボーカル、ベース、鍵盤(オルガンやピアノの音が主)、ドラムっていう編成。
客側から西村くんを呼ぶ声があり、自身で「私が西村です!」なんて言いつつ、調子に乗った客が「西村!」「西村?」「西村なのか?」「阿佐ヶ谷?」などと謎の野次が飛び交い、アットホームと言うか、妙なノリが登場w
このライブハウスの名前はHOME。みんなが笑い合えるHOME、良いところです。
このblogではお馴染みのサーティーン。夏の蔵(デロッピードロッピー松田兄妹自宅の米蔵を改造して作られたミニスタジオで行われるライブ)でサーティーンの曲をEmotional Ticonで完コピしたりしたので、この夏は本当にサーティーンばかり聴いていた。(でもあまり見に行けてなかったんだけども)
何気にちょい久しぶりのサーティーン。見たらギタリストが1人増えてた(笑)。タカミが知ってる限りでも5~6人のギタリストがサポートで立っているサーティーン。サイドギターが変わりすぎw
3人バージョンで慣れてると3人でも良いんだけど、レコーディングされた音源なんか聴いてると、やっぱり重なってこその曲もありますね。ギターソロもちょろっと入ったりするしで。
今回のギタリストはTelecaster弾き。神宮はハジメさん(ex.on button down,スペースカンフーマン,Emileの)から「持って帰るのだるい」という理由でもらったFender MexicoのStratocasterを使っていて、Fenderの楽器2本と、バンドとしては結構普通なんだけどもサーティーンの光景としては珍しい妙な違和感を放つものだった。でもなんだかんだでStratocasterってオールマイティーだから、音も耳障りが良い。
最後に「川上くんが好きだと言ってくれた曲を川上くんに捧げます」と言ったのに、その瞬間は川上くんがHOMEに不在w あれはウソだったのだ、と言うような流れも踏まえて「カモメソング」が始まった頃にパーカー川上が登場して最前列でふらふらしていた。でも、この日の川上くんはばたばたと忙しそうだった。主催だもんね。
Bass白井くんが普段使っているWarwickの5弦Bassに対してすげえスタンダードなPresicion Bassを買ったと言う噂をうちのバンドメンバーから聞いたので質問したら「買ったけど使うシーンがない」と言っていた。5弦に鳴れて音作りしてると4弦に持ち直しのタイミングって計れなさそう・・・。
nicco。「にっこ」だと思ってたら「にこ」って読むらしい。こっこみたいに跳ねちゃうよね、C重なってると。
以前myspace主催の神聖かまってちゃんが出たイベントにて彼女は前座として出演していたらしいのだが見逃した。ステッカーを配っていたのを覚えてる。
会場内にはnicco Tシャツを来たファンが数名。そういう感じなのか・・・と、なんとなくわかった気がしていた。
唄はうまかった。ギター弾きながら歌うショートカットの女の子。
でもなぁ、周りはバックバンド、職業:ミュージシャンと言った感じのメンバーが固める。別に良いんだけど、うまいし悪くないんだけど、あんま面白くないのですぐHOME側に移った。
Wearer川上くんがドラムのpop鈴木(blog)さんは前野健太バンドのドラムだって耳打ちしてくれた。
映画「ライブテープ」も見たし、先日の東京BOREDOMでも"前野健太とDAVID BOWIEたち"見たし、それ以前にも前野さんのライブを見たことがあったのだけども、対バンしたことあるニ故の吉田さんくらいしか顔が実はわからなかったので、川上くんの耳打ちナイス。
フレグマはこの日、pop鈴木さんのblogによると鍵盤はサポートだそうで、基本はドラム、ベース、そしてギターボーカルの3人みたいですね。でもベース不在のトリオ編成での演奏でした。
唄を聴かせるバンド、と言った音楽性で、ユームラウトが出演した後の同じHOME側出演にぴったりな印象でした。(ユームラウトも唄が真ん中にあるバンドだし)
丁寧な印象のポップで聞き易いバンドだった。
この日、一緒に見に来てくれた人2人のうち1人は連絡先も知らないし、この日会ったのが2回目と浅い交流だったので、どういう趣味を持っているのかいまいち知らなかったのだけども、話によると浅井健一が好きだとのことで。
SCARLETを説明する場合に、彼女らを知らない人に説明してなんて言ったら見る意欲が多少沸くのかと思った時に、アルバム「Johnny hell」を出したあたりのツアーにSCARLETのBass林束紗さんがメンバーとして参加していて、PVにも出演している、と言うフレーズがあるんだけども、それを言ったら興味示してくれた。
ギター1、Bass1、ドラム編成なのに相変わらず薄さを感じない良いバンド演奏が聴けた。
何回か見ているのでだんだん「これは毎回やってるな?」という曲がわかってくるのも楽しい。
WearerとSCARLETも遠すぎない音楽性な気がするあたり(女性ベーシストが居る、男性ギターボーカルが居るって点も重なるし)も絶妙なブッキング。改めて良いブッキングだなーと思った。
スクイズメンは3年くらい前、トルネード竜巻をよく見に行ってる頃によく対バンしてたのかな、その辺。名前をよく聞いてたけど、何気に見たのは初めてだった。
頭の中でマーガレットズロースと混ざってたみたい。全然音楽性違うのに。
まろやかな声の男性ボーカルに、心地よさを感じる打ち込みを交えたポップミュージックが隙を見せない、と言った感じの音楽性だった。・・・と言って伝わるのかな。
声色、あと歌い方にちょっと抵抗があったけどサウンドは良かった。
ギターの方が、以前はジャズなのどで使われるボディのでかいギター使っていたのだけども、今回はStratocaster。見た目が以前のもので焼きついていたので違和感を感じたものの、相変わらずの踊れる、心地よく酔えるインストロックが炸裂。大変良かった。
しかし、これくらいの頃にもう相当酔っ払っていたので細かい記憶なし。
仕込みオケとちょっとずれたのか、ドラム宮内さんが苦笑いしながらも力強くシンクロ率を上げていく様子とかも面白かった。
何回もblogで書きたいけども、Special Othersとか好きな人だったら必ず好きになるようなサウンドのバンドなので、その辺好きな人はカムロニンバスをみてみて欲しいですね!
個人的ではあるが、この日、ビールをおごってくれると人に言われていたので、喜んで2杯だか3杯ほどおごってもらった。個人でも5杯はお金払って飲んだようなので泥酔していた。
途中、連れてきた2人が電車などの問題で帰るとのことで、宮益坂の下まで送ったあたりまでは結構覚えてるんだけど、Wearerのライブ、細かい部分がうろ覚え。
この日はラップトップ&鍵盤担当が真ん中に増えており、5人編成のWearerだった。
Bassのえいちゃん、ステージに上がる時にちゃんといつも衣装着てるのがとても良い。
しかしメガネっ子。頭の中にめがねばっかり焼きついてる。
イベントの最後ってこともあってみんな酔っ払ってる。ギターのせいだいくんがテキーラのショットをちみちみちと相当の量飲んでた。顔まっか。
しかし、何か演奏が崩壊することもなく、すごく良いムードで演奏が終わったことはよく覚えてる。
イベントが終わって
Wearerのライブ、何回か行ってるけどWearerでお客さんが30人来たみたいな風景は見たことがない。っつうか、知り合いのバンドのほとんどはだいたいそう。みんな無名なのである。
半メジャー、もしくは全国流通音源なんか出して、所謂"業界"から目をつけられたことで動員に結びつくようなプロモーションがされて、インディーながらライブハウスをいっぱいにするバンドもいるけども、出入り自由なスタッフパスなんか貼ってる人を出演者以外でうようよさせてるライブハウスなんて、ウソの盛り上がりな気がしてならない。
この日Wearerを中心に、恐らく渋谷LUSHのブッキング担当と意見を出し合いながら色々なバンドに声をかけて、結果こういう良い意味で脈絡のない、どこかしら繋がれる可能性を持った、接点の薄いバンドがひとつの企画にまとまり、2会場使って交互に出演させることで"やや長丁場"、かつ、たくさんの味が楽しめるイベントになったのではないかと思う。
良いイベントだった。もっと、偏った「シーン」がかきまざるようなイベントをやって欲しいですね。
余談ですが、写真は2010/09/27導入したてと言うデジタルの卓。質感は特に変化なし、気付きませんでした。PAブースが明るいから????と思って覗いたらデジタル卓に変わってた。ツイッターでつぶやいたらLUSH/HOMEのスタッフのタツさんが教えてくれました。
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