2012/02/25

桜組2期生 活動休止前 最終公演("ファイナル未遂"公演) @ 秋葉原 桜組専用劇場

桜組専用劇場での桜組二期生公演が終了、桜組自体も活動休止するとの噂を耳にしたので、最終公演となるこの日に秋葉原 桜組専用劇場へ行って来ました。




桜組劇場の短い歴史が幕を下ろす

2012/02/12、公式サイトに以下の文章が掲載されました。重要な部分は私が色変えたり太くしたりしてます。

桜組二期生活動一時休止のお知らせ
冠省

桜組は結成以来3年間が経過しました。
この度、諸般の事情から2012年2月末日を以って、万やむを得ず活動を「一時休止」することに成りました。

事情 その1
主力メンバー2名による移籍の問題です。
他のプロダクションに所属しておりますこの2人はキャピタルの専属になることは叶いませんでした。
今や桜組2期生の主力メンバーとなり頼りになる存在となって来ただけに残念です。
残りのメンバーだけではステージそのものが成立不可能なだけに惜しまれます。

その2
1期生、2期生を含めこの3年間で約5億円を費やしてきました。
事務所の家賃、人件費、スタジオ維持費、マイクロバス、専用劇場の建設、ダンスや歌の指導費や、作曲費、レコーディング、衣裳制作等々であります。
これらは全て回収困難であります。
毎週、行っているアキバ専用劇場のライブもお陰様にて毎回7~8割程度の入場者がありますがこれとても毎日これだけ動員出来れば万々歳ですが今はせいぜい週1の動員が限度です。

以上主力メンバー2名による移籍の問題と経営上の経済的問題が主な理由です。
依ってアキバライブを始めその活動を「一時休止」せざるを得なくなりました。又機会を観て再開をしたいと夢見ております。
メンバーやファン及び関係者の皆様にはご理解くださいますようお願い申し上げます。


2012年2月12日
株式会社 キャピタル・桜組
代表 西山 由之

劇場ができる以前から、忍者っていうコンセプトでステージ兼街宣カーを走らせたり、やけにお金かかってるなーと思ってたんですけど。で、劇場の中に入ってみて、意外にもしっかりした室内に驚いたり、楽曲のクオリティの高さ、衣装の豊富さにもびっくりしてたんですけど、そんなにお金かけてたんですか!ということに今回一番驚きました(笑)。

他プロダクション所属()のメンバーが桜組の活動に専念できず、契約期間の問題か知りませんが、それで終了ということも痛手である旨触れてますが、ちょいちょいと新メンバーを入れていたっぽい桜組なので、その分も補填するんじゃだめなのかなーとも素人ながら思うのですが、とりあえず、様々な問題から一時休止、と言うことになったみたいです。

2012年始に桜組専用劇場初立ち入りをしたわけですが、その濃さから余韻をずっと引きずってたので、まだしばらく見に行かなくても良いかとは思ってたのですが、活動休止(というか解散?)であの劇場がなくなってしまうのは惜しい、見納めしておかねば、ということで、お金に余裕がなくて苦労してる昨今ですが、なんとか捻出して行ってまいりました。

・・・ちなみにこれはアンカー所属の佐藤姉妹(愛香桃香)のことみたいです。



レポート

以下が時系列を追ったレポになります。


16時台 入場まで

自分の中の桜組劇場の記憶は新春公演のみ、ぼちぼち並んだけど「これが桜組の現状だろう」と思い込んでたので、とりあえず桜組専用劇場周辺のジャンク屋/安売り屋は結構面白いので、その辺をふらりと覗いてから列につけば良いかなと考えていたんですけど、現地を通ってみるとすでにものすごい人の数。

完全に想像を超えてました。

「これはふらふらしてる時間ない!」と思い、とりあえず列についたのですが、桜組劇場の隣の隣のビル1Fに入ってる"じゃんがららーめん"あたりまで列が伸びていたので、折り返して並ぶこととなっていた。

さすがに通りすがりの人たちも「何が起こってるんだろう?」と立ち止まって、忍者アイドルがステージを行うことを知らなさそうな人まで並んでみてる様子も見られて「いやいやいや」と思って見ていた。

意識の高いファンの方が入り口付近であれこれ用意しているのが見えたのですが、しばらくするとサイリウム(光る棒)を配布しはじめた。数色あり「好きな色取って良いですよ!」とのことなので、ももいろクローバー高城れに、ぱすぽ☆玉井杏奈を推してきた人間として紫を1本いただいた。袋に入りっぱなしだった。「アンコールで折ってください!」とのことだった。



さらに待っていると、桜組運営スタッフからA5サイズ(A4画用紙を二つに折ったもの)のパンフレットのようなものが配布された。

桜をイメージしたピンクの厚手の紙に日付、桜組のCDに書いてあったキャラクター(粗い)がプリントされており、中には桜組二期生たちによるメッセージが書かれてました。各自丸の中にメッセージ、それをレイアウトされたもので、手書き&手作り感あふれる卒業文集という雰囲気で、なんだか味わい深いものをもらったなと思った。

ちなみに印刷のインク、紙の地の色の問題か、ピンクだか赤で書かれた文字がとても見づらいことになっている。字の雰囲気が本当にばらばらで、桜組二期生が如何にバラエティに富んだメンバーで構成されていたかが、このパンフレットだけでもうっすらわかる気がする、そんなアイテムです。

裏面にはメンバーからのメッセージではなく、なんらかの詞らしきものが載っており、卒業ソングっぽいものが披露されるのだなーと予兆を感じていた。

なんだかレアなものをもらった気がしたので、すぐにしまった。

受け取ってからまもなく入場、たくさん居たので前回入った際にステージ前に置かれていた椅子はなしで、オールスタンディングとのことだった。2時間近くある公演をスタンディングで見るのはしんどいだろうと察しがついていたので、疲労との戦いをせねばならないことで、少し気が重かった。館内に入ったらできるだけもたれかかれる壁側を選ぼう、そう決めて入場した。

この日はさすがに新春公演ではないので、飴ちゃんのプレゼントはなかった。




17:00 前後 始まる前

17時スタートとのことだったのだが、ワイヤレスマイクの電源がONになっていたのか、それとも秋葉原を飛び交う様々な電波を受信機が拾ったのか、館内のスピーカーから雑音がちょいちょい流れるのが気になった(笑)。

楽屋の声も少々拾ってるようだったので、とりあえずマイクがONなのは間違いないなと思ったと同時に、切っておけよとも思った(笑)。(その辺はライブハウスよりもゆるいところですね)

17時を迎え、館内は超満員。ギュウギュウな状態だったが、ステージ側から見て客席最後部に立ったおかげで、自分の前が人の導線にもなってたのであまり圧迫感はなく見ることができそうだなと思った。

何か、円陣でも組んでるのか、気合を入れる掛け声がマイクを通しても、薄いカーテンの向こうからも聞こえ、「いよいよ出てくるか?」と思ったのだけども、そこから4分くらい出てこなかった(笑)。

時間は17:04ころ、いよいよSEが鳴り、最終ライブがスタートした。「最終ライブ、盛り上がって行きましょう!」と煽りもあり、どことなく緊張感の高さがうかがえた。


17:04 ライブスタート

セットリスト
  1. 津軽にござんす
  2. 緋ぼたん桜
    • MC1
  3. アキバのくのいち
  4. 運気上昇アキバの魔術です
  5. 忍法 愛のトラップ
  6. 空飛ぶ忍者
    • MC2(思い出コーナー)
  7. 忍者でござる
  8. 旋風忍者
  9. 魔法のじゅうたん
  10. アラブのくのいち
  11. 魔法のランプ
  12. 星降る夜はフラメンコ
  13. クリスティーナ・サンチェス
  14. くのいち闘牛士
    • MC3(会長登場)
  15. くのいちラブ
  16. キュンキュンくのいち
    • MC4(会長再登場)
  17. くのいち忍者隊
  18. 忍者体操
  19. 忍者のchachacha
    • MC5
  20. くのいち数え歌
  21. くのいちサッカー
    • アンコール
  22. くのいちサッカー
  23. 旋風忍者
  24. 大好きなあなたへ
冒頭は"女やくざシリーズ"からスタートだったので、ああ、以前見た時ともしかしたら、大体流れ一緒だな?と思って見始めたんですけど、だいたい一緒でした(笑)。

持ち曲をだいたいやりきってるであろうたっぷり内容だった前回と曲的には一緒なので、楽曲の解説は前回のレポートをご覧ください。

というわけで、この日あったMCの内容や雰囲気について詳細書いておきたいと思います。


17:10 MC1

まず最初のMC。

りのちゃん推しの元気の良い/声が大きいファンの方が今回も居たのですが(前回もとてもうるさかった)、さすがにファイナルと言うことで りの「静かに!シー!」と黙るように指示していた。「大切なことはりのがすべて教えてくれたよ!」と叫ぶも思いっきりスルーしていた(笑)。

最初舞台に立ってたのはりの、愛香、ゆあだったのですが、愛香ちゃんがファイナルの最初のMCだと言うのに話す内容を度忘れ、「なんだっけ・・・?」と微笑みを浮かべながらゆあちゃんにすがるものの、「人のMCまで覚えてないよ!w」とツッコミ。冒頭で感じた緊張感がうそだったかのように、相変わらずゆるい場面が見られて面白かった(笑)。


17:13 アキバのくのいちシリーズ

左が月美ちゃん、右は桃香ちゃん。睨みつけているようにも見えますが、桃香ちゃんがうつむく癖があるためにそう見えるだけです。
メイドさんの格好した"アキバのくのいち"シリーズでは、以前見た公演には出演してなかった、二期生の中でも新しいメンバーだと言う月美ちゃんblogが登場した。

足しげく通っていたわけではないのでこの日(ファイナルなのに)初めてお目にかかれたわけですが、これまた非常にビジュアルのレベルが高い子が居たもんだと驚いた。

前回見た際は「桃香ちゃん、若いのにすらっとしててスタイルも良くてかわいいなー」と思ったんですけど、桃香ちゃんともタイプの違ったかわいさ(月美ちゃんの方が世間でのウケは良さそうですね)があって、やっぱりフライヤーに載っていた「全員結構かわいい」は間違えではなかったことを確認した。

月美&さわこ(小6)&桃香(中1)トリオが終わったあとは、りの&愛香&ゆあの3人でのメイドに入れ替わってのステージだった。やはり背中には刀が備わっていた。


17:25? 空飛ぶ忍者

「サンキュー(サンキュー)サンキュー♪」箇所の模様。左から月美、桃香、ルミ、さわこ。
女やくざ→メイドと来て、この後(私的)桜組キラーチューン「空飛ぶ忍者」がいきなり来たので、少し驚いた。勝手に自分の中でチャート1位みたいにしている曲だったので、もうちょっと出し渋ってほしい気がしていたのだが、いずれにしても、以前とても驚いた、凝ったアレンジ&変化球過ぎるナンバーなので、今回もニヤニヤしながら楽しませてもらった。

しかしながら、以前見た後に同行した方が盤を入手、CDをお借りして音源だけ繰り返し聴いていたこともあって、ライブでやられたものが1番終わり→宇宙船の救助に成功 と言うショートバージョンに編集されていることにすぐに気がついた。

いきなり救助してしまうあたりも少し拍子抜けしたのだが、これはこれであっさりしてて良いなと思った。

前回は突然のことで冷静に見れてなかったのだが、改めて見てみると「ただいま、宇宙船の救助に成功」あたりの台詞も棒読みで"通信"感を出してるんだなーと気づいた。ちなみにこの時、この部分を担当していたのはルミちゃんだった。


17:30? MC2 思い出コーナー

左:ゆあ/右:月美
左:さわこ/右:左から りの、愛香、ゆあ
「空飛ぶ忍者」で宇宙人の救助に成功したあとはステージに全員出てきてのMCとなった。

最後ということでテンションの上がったお客さんからのコールが鳴り止まないのを「しー!静かに!」と静かにさせるりの。二期生の中でも最古参と言える彼女、この日は比較的リーダーシップを発揮していた。(と言うか りのファンが一番うるさかったので、りのちゃんが静かにさせざるを得なかったw)

2チームに分けてローテーションでステージをこなしている為に、MCも同時に行われることがなかったみたいですが、この日は特別にということで、全員で今までの思い出を振り返るコーナーとなった。

その前に自己紹介と言うことで、立ち位置左から順に名乗りを行って言ったのだが、中盤、りのちゃんが立ってる辺りでその流れを断ち切って勝手に話に持っていってた(笑)。以前見た際も、あまり空気読まずに自分のペースに持ち込む子だなと思ってたのですが、やっぱりそういう人なんだなと思った(笑)。

思い出の話では、ゆあ「私が入った時に、付きっきりでダンスを教えてくれたのが桃香で、とても感謝してる」、愛香「お泊り会やったよね~」、さわこ「私のデビュー日が(2011年)12月3日で、桃香ちゃんの誕生日だったのが思い出ですね」と言った回想が続き、短い期間だったろうけど、共に過ごしてきた時間にはたくさんの思い出が詰まってるんだなーと感じさせるもので、ほほえましかった。

ルミ「私のあだ名が"ルミがめ"なんですけど、ディアステージ出演前にMCの練習をしていて、"海の生き物で好きなもの"というお題で、『海亀が好き』と言ったら、なぜか亀に似てると言われるようになって」という、ニックネームの由来を語ってくれたりも、新参には嬉しい話だった。まあ、亀に似てるのは語感だけかなとは思うのですが・・・(笑)。

その他、ルミ「りのちゃんに初めて会った日のことをよく覚えてます」「最初会った時はキャピキャピだったんですよ~」と、現在の空気を断ち切る、マイペース、ずぼらそうな面が当時はなかった旨を語ったりもしていて面白かった。

その他、桃香「誕生日は思い出深い。ケーキやサイリウムを用意してくれて、とてもきれいだった」と言う話なども良い話だった。

このMCの時、秋葉原の路上を横切った石焼きいもの音声が聞こえた(笑)。中に居てそれが聴こえるってことは、公演中外には「あ゛ーーーー!萌っえー!」とか聴こえてるのかなと思うと、なんだかそれも面白いですね。


17:37 忍者でござる~旋風忍者


石焼いもの音が聞こえる中での回想MCが終わり、再び曲に戻りました。

曲はおなじみ?の「悪党やっつけろ!/われらは正義の忍者」と言ったフレーズが勧善懲悪アニメのテーマ感あふれる「忍者でござる」、「旋風忍者」でした。

曲と曲の間で転換を間違えて打ち合わせてる様も見られた(笑)。最終回だというのに、相変わらずのクオリティが逆に安心感を漂わせていた。

「旋風忍者」では曲名に合った印象の鋭いMixがキリッと入り、桜組現場のヲタの底力を感じた。全員が全員Mixを「ヨッシャイクゾー!」と言いはしないものの、少数精鋭、声を張り上げて綺麗に入れているので悪い気はしなかった。

ちなみに、サイリウム/光る棒を携えてきてる一派は写真に写した右手奥側の人たちだけで、撮影したい派の方がやや多い印象の客層でした。(あとはファイナルを見届けるために駆けつけたお客さん、と言うところでしょうか)


17:44 アラブのくのいちシリーズ


続いてアラブシリーズ。

3曲披露中、3曲とも出演していたのが愛香ちゃんだった。

「魔法のじゅうたん」「アラブのくのいち」は愛香、さわこ、ルミ、「魔法のランプ」は愛香、ゆあ、りののトリオだった。

小学校卒業を控えているさわこちゃんが相変わらずキビキビ動いていて、デビューから2ヶ月しか経ってないものの、素養がしっかりしてそうだなーと思い、小学生のダンスを楽しんだ。

以前見た際はアラブの頭に被るクーフィーヤは1人しか被ってなかったのだが、この日は全員が装着していた。なんですかね、前回は面倒だったのでしょうか。


17:53 スペインシリーズ


上から"ルミがめ"ことルミ、そして二期生最古参の"りの"。
続いて、特に凝ったアレンジが登場するスペインシリーズとなった。

お客さんのコールもただのヲタ芸の類から「オ・レッ!」と臨機応変に変わるのも意外に素晴らしいなと思いながら、壮大なアレンジの楽曲に耳を傾けていた。(スペインシリーズのみ音源かされてないので、気になる人はYouTubeでどうぞ。)

「星降る夜~」は桃香、ルミ、さわこ、他2曲はりの、ゆあ、愛香だった。やはり月美ちゃんはまだ新人と言うことで、スペインシリーズでの登場までは間に合わなかったのかなとも思わせる顔ぶれですね。

しかし、小学生のへそだし、ANNA☆Sの時も思ったのですが、目のやりどころに困りますね。逆にもう大人の りのちゃん、彼女のおなか周りに目を移してみると、あまり引き締まってない様がりのちゃんらしかった(笑)。


18:02 MC3(会長登場)


桜組が所属するキャピタルプロダクションの会長、西山由之氏


会長の突然の打診に戸惑うメンバーたち。


ステージ上で思わず相談を始めるメンバーたち。それを見守る西山会長。
スペインシリーズが終わったところで、桜組が所属するキャピタルプロダクションの会長にして、親会社ナックwikipediaの会長でもある西山由之氏がステージに登場。

顔や目を赤くし、感極まった様子で口を開きつつ西山会長「私、感動しました。この熱意、声援。この興奮を私は記録に残しておかねばならないと、そう感じました。なので、来週は記念に撮影会を行いましょう。どうですか?」と突然メンバーに話を振り始め、場内は混乱に包まれた(笑)。

楽屋でスタンバイしていたメンバーたちもステージに慌てて登場、続けて西山会長「私が感激して勝手に言ってるだけなので、後先のことは何も考えてませんが・・・どうですか?」と念押し(笑)。一人一人に予定が空いてるか聞き始めて、さすがにおかしかった(笑)。

「詳細はWebサイトで告知いたしますので・・・」と言いつつ、ちょこちょこ話し合ってるメンバーに「どうなったんですか?」とその場で決断を迫るような流れを作る西山会長(笑)。「いくらなんでも急すぎるだろ・・・」と思ってたところ、メンバー横一列から集合しての相談へ発展。"マジ相談"の図がおかしくてしかたなかった。そして背中にはぎらつく刀。

さすがに埒が明かないことを察したのか、相談を割るように佐藤姉妹のマネージャーが「すいません、うちの子たちなんですけど、来週3月3日は撮影会があるんで、無理ですねぇ」と申告、会長「じゃあ、3日以外てことですね!」と断行の様子だった。

メンバーから「最後の挨拶を考えてきてたんですけど・・・」の発言に対して会長「それは来週まで取っておきなさい、ね、○○ちゃん。」と説き伏せていた。

そんなこんなで、突然この日の公演がファイナルではなくなった(笑)

・・・一連の会長の文言について、一語一句記録したものではないので、要約して、会長のしゃべり口を脳内再生させて書き起こしたものなので、忠実ではありません。


18:17 再びメイドシリーズ

月美ちゃん

左から月美、ルミ、桃香、さわこ
波乱の15分が過ぎ、改めてステージへと戻った。

「くのいちラブ」は桃香、ルミ、さわこ、「キュンキュンくのいち」は月美、ルミ、さわこで演じられた。

月美ちゃんのメイド姿がとてもに似合っていてかわいかった。

それにしても、急にファイナルでなくなった後のステージだったので、なんだか妙な空気感だった気がする。(そりゃそうなりますよね・・・)


18:23 MC4

アキバのメイドシリーズを再度演じたあとはフリートークのコーナーとなった。

ルミ「びっくりしたけど、(次週の)予定をつけて出たいと思います!」と、追加公演についての意気込みを見せていた。

ここで再度会長が登壇(笑)、「そうです、最後の、とっておきの話は記録しておきたいので、次回にとっておきなさい」と念を押した。


18:26 銀忍者シリーズ

短いフリートークが終わり、続いて銀忍者シリーズ。

中国語フレーズからほわっと始まり(お客さんはケチャします)、かっこいいアップテンポのアレンジへと変わる「くのいち忍者隊」、そして陽気に忍者と踊ろう!と歌う「忍者体操」、タイトルからは想像がつかない、意外とスリリングで陽気さが感じられないマイナー調の「忍者のchachacha」はいずれも りの、ゆあ、愛香トリオで演じられた。


18:38 紫忍者シリーズ

"紫忍者"衣装を纏う さわこ(上)、"サッカー"サビ前「走れ!走ーれ 走ーれー!HEY!」箇所の片足立ち決めポーズ(左)、曲終わりの決めポーズ(右)
銀忍者が終わり、「(お客さんがいっぱいなので)奥に少し詰めてください」とメンバーから案内、館内はびっしりお客さんが詰まっていた。

ラスト2曲とのことで、少々溜めがあったのだが、「どうぞー!」とステージに居たメンバーが去った後に「あ、待って!」と楽屋の向こうのワイヤレスマイクが拾う音声がスピーカー越しに館内に響いた(笑)。この辺のオペレーションが粗いですね(笑)。

その後、まもなく桃香、ルミ、さわこの3人が登場、「くのいち数え歌」が演じられた。後半に進むにつれ、ハープ+ストリングスの豪華なアレンジがやっぱり素晴らしかった。しかしながら、この曲も音源かされていないものなので、惜しいなと思った。

ラストはおなじみ?の「くのいちサッカー」で締められた。ここでは月美ちゃんが参加、4人でのサッカーが本編のラストだった。

最後、クロージングの挨拶をしようとしてるところで、それをつぶす様に大声で入るアンコール(笑)。静粛にさせつつ、挨拶をして一旦ステージからメンバーが捌けた。


18:46 アンコール/エンディングを締めくくる新曲「大好きなあなたへ」


全員で決める片足ポーズはなかなかの迫力! そして全員で"サッカー"をやると、1列になるところでステージに収まりきらず、月見&さわこの新人二人がはみ出てるのが伺える。
ステージの照明が消え、楽屋側から煽りの影アナが入った。「これは・・・?サプライズに向けてのぉ・・・?」(多分言ってたのは りのちゃん)と口にしていたが、自分でサプライズとか言っちゃったら駄目だろ・・・と思った(笑)。

煽りが終わったところで、アンコールが入った。しかし、ステージ向かって右手側の"打つ派"のアンコールと、その他客のアンコールがさっぱり合わずで、館内が騒々しいことになってるだけだった(笑)。

改めて、AKB劇場やその他アイドル現場での「アンコール行くぞー!」と言う切り出しは重要なんだなとも思った。(アイドル以外のアンコールの場合、漠然と手拍子しか合わせないので声がばらばらになるっていうことはあまりないような印象ありますね)

消灯からおよそ2分、もう一度「くのいちサッカー」のイントロが鳴り響き、金刺繍の忍者衣装で登場したメンバーたち全員が並んで、再び"サッカー"が始まった。手にはそれぞれサイリウムを手にしていて、ファイナル(ではなくなりましたが)ならではのサプライズ感が感じれた。

「大好きなあなたへ」歌詞部分の拡大画像。
そのまま全員で「旋風忍者」も演じられ、最後に並んでいる時には配布されたパンフレットに書いてあった最後の新曲と思われる「大好きなあなたへ」が披露された。

作曲/編曲を担当する武井さんの入魂の桜組最後に贈る曲だったみたいで、シンプルなリズムマシンがゆったりリズムを刻む上にピアノのバッキング、ストリングスが優雅に飾った印象のもので、卒業/エンディングにふさわしい雰囲気があふれていた。この曲は上記のパンフレットを見ていただければわかるが、一切忍者/くのいちについて触れられてない純粋なお別れソングとなっていた。Frank Chickens「We are NINJA」みたいに「目潰し投げてドロンドロン」とかじゃなくて良かったです!)

これが1回きりの披露になるには惜しいなとは一瞬思ったものの、また次週?にやるっていう話だから、もう一度聴けるのかなとも思った。(結論から言えば、最終公演アゲインではこの曲は披露されなかった)

そんなこんなで、歌とダンスのステージがすべて終了。最終公演(仮)が終わった。




19:02 会長再登壇、作曲/編曲家 武井浩之氏とトーク

作曲/編曲を担当した武井浩之氏(左)
公演が終わり、以前もらったチラシにも書かれていた私物オークションが行われるとのことで、入札するつもりはないものの、その後に物販をやるとのことで、すでに相当疲れていたのでいち早く表に出たかったものの、見守ることとなった。

しばらく準備の為に時間が空いたのだが、5分くらいしたところで会長が三度目の登壇(笑)

マイクを握り、深々とお辞儀しつつ、公演に駆けつけたお客さんにお礼を口にしていた。「私の一存で来週に改めてやることになりましたが、(サイリウムを振っていた一派を指しながら)オタクの人たちも、また必ず来てくださいね。」とご指名していた(笑)。「また一流の"ヲタ芸"をお願いします。4日(日曜日)になるかもしれませんが、よろしくお願いします」と念を押した。

若いヲタ「来年まで続けようぜ!」と言ったところ、硬い表情で会長「メンバーが足りないんです。できれば続けたいですよ、それは・・・」 ヲタ「(新たに)探せよ!」とやや口の悪いツッコミに、無念さをにじませつつ続行が難しい旨を語っていた。

その後、会長「本日、作曲を全部やってくださった武井さんが来てくださってるので・・・」と武井浩之さんtwitterをステージに上げ、紹介していた。

突然の振りに戸惑いつつも、マイクを渡された武井さん「こんな、経団連 理事も務めるような方が『萌えっ♪萌えっ♪』と言う歌詞を書いてることに最初は驚きました」「忍者コンセプトのアイドルがこんなに(最終回で劇場を埋めることに)なるとは思いもしませんでした」と、想像以上の発展に驚いている様子だった。

再び会長にマイクが渡され、「まだまだ詞を書きたい」と意欲の衰えは一切ない旨をアピール、過去にさかのぼり「短歌集を出そうと、自ら出版社に持っていったことがありましたが却下されました」と語っていた。どんな詩集か若干気になりますね・・・。

「桜組を立ち上げた当初から武井さんと私、二人とも"之(ゆき)"が付きますので、"ユキユキ・コンビ"でやってきたわけですが」と、相変わらずユニークな語り口で創作について語っていた。


19:19 私物オークション開始

会長と武井さんによるトークに段落がついたところで、私服/非衣装に着替えたメンバーがオークション出品アイテムを手にステージに再登場。

タンクトップ+桜組Tシャツを加工したものを纏う ゆあちゃん以外は概ね私服という感じだったものの、りのちゃんだけ100%私服じゃない感じの服装で現れてずっこけた(笑)。

すでに開始から2時間以上経っていることもあり、オークションが滑らかに行われた。

以下が出品物と価格になります。


名前アイテム開始額落札額
りの皮製ブレスレット(イニシャル入り)800円30000円
桃香私物Tシャツ300円5000円
愛香レッスンで着用していたジャージ500円5000円
ゆあ 加工済み桜組Tシャツ
&洗ってないレッスン着下
500円5000円
ルミTOMMYバッグ・チョコレート500円5000円
さわこ 手作りTシャツ500円5500円
月美私物パーカー500円25000円

個人的にさわこちゃんが自らペイントしたと言う緑のTシャツがかっこいいなと思った。(The Stone Rosesの1st Albumのアートワークを思い出す、ペンキをランダムに飛ばしたようなデザイン)

出品物について一応補足をしておくと、レッスンで着用していたTシャツなんか、味わい深いアイテムだと思ったのだが、「洗ってない/練習の汗がしみこんだ」と補足した後に、ゆあちゃん本人&りの・桃香が嗅ぎ始めたのはやめてほしかった(笑)。

別段臭くはなかったようだが、アイドルらしからぬ行動を取りまくってて、見るに見かねて佐藤姉妹のマネージャーが「はい、ステージの上ですよ、しっかりしてくださいね!」とちょいちょい注意入れてるシーンが見られた(笑)。

月見ちゃん、りのちゃんのヲタの入札勢いの良さが顕著で、他はそんなに跳ね上がらなかった。


衣装オークション

続いて桜組の公演で使用されたオークションへと続いた。

衣装については、次週も最終公演アゲインを行うことがほとんど確定した状態だった為、お客さんから「それ売ったら来週できないんじゃないの?」とツッコミ、衣装オークション司会を担当していた眼鏡&スーツの男性スタッフが「紫(忍者)と金(忍者)はいっぱいあるんで、売っても平気です!」とあっさりした返事が返ってきた(笑)。

確かに、桜組二期生初期は人数がとにかく多かったので、現在所属しているメンバーの分だけ取っておいて、他を放出しても大丈夫なんだろうなと思った。

このスーツのスタッフが裁くオークションがやや面白かった(笑)。

開始価格は「ちゃんとパターンから作って仕立てたものなので、5000円からスタートします!」とのことで、そこからどんどん値段が上がって言ったのだが、序盤は紫1着目→10万円、金1着目→17万円と高値を連発、女性マネージャーも驚きつつ「みなさん、落ち着いてくださいね!」と注意を促すものの、紫2着目に至っては5千円→1万円→10万円→12万円→21万円→22万円→24万円と、少し間を開けながらどんどん高値を更新。ここでスーツのスタッフ「20万で止めておいて、じゃんけんにしない?w」「大丈夫?落ち着いてくださいね??」と念押し、高値を競い合ってたお客さんの片方の表情は崩れなかった。「お金で解決する?いっちゃう?」と問い返しにただうなづく入札者、結果として「25万円!」と出たところで一人が断念、結果として紫2着目は25万円で落札された。

この日、結局3着の衣装が出品され、刀やスペイン、メイドなどの数がない衣装のオークションは次週に持ち越しとなった。




そんなわけで、この日、最終公演だと思ってお金を捻出して見に行ったものの、結果として最終でなくなった為、入り口で配布されたサイリウムを折ることなく劇場を後にしました。

今回も物凄い疲労感と笑い、ツッコミどころに溢れた(特に会長!)重量級の内容でした。

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